おはようございます。
お元気さんで! (^O^)
先日、祖父の墓参のため、北九州は福岡・小倉、そして、その南部に位置します豊津という街に行ってきました。
小倉は、我が祖父から母の幼少期まで住んだ街。
そして、豊津は我が祖父が生まれ育った街です。
上は小倉城、下は豊津の国分寺
我が実家の街へは、少なくとも盆・暮れには帰りますが、この祖父のふるさとにはなかなか簡単には行けないのが実情です。
それもあってか、毎回行く度にDNAが揺り動かされる感じがして、改めて先祖が生きてくださった事に感謝する機会になってます。
今回も、なにか良い時間をいただいたと感じて帰ったツアーでした。
それでは、今日もよろしくお願いします。
いろいろなクライアントさんと接しさせてもらってて、最近でこそちょっと減ってはきました、それでもたまに見受けられる商品戦略があります。
それは、
できるだけ多くの好みのお客さんを
カバーしようと、数多くのアイテムを
揃えすぎる事
です。
例えば、仮にポテトチップスだったりしましょう。
「〇〇味」 とかって感じで、いろいろバリエーションを展開できますよね。
「うちはこの味ができる」、「うちでは、この味もあの味も用意できる」、「この味があるんだったら、あの味もアイテムに加えてもいいよね」・・・・・・・
自社のキャパを大いに活用しながら、できるかぎりの種類を生み出そうとする考え方です・・・・・・・が、ここで
ちょっと待った!
です。
消費者の立場になった時のあなたの感覚で、ある程度ご理解いただけると思いますが、
「揃え過ぎ」 は
“選びにくさ" を生み出し、
最悪、買ってもらう機会まで
逸してしまう
という事があるんです。
ここに、実際の実験結果があります。
ある店先で、ジャムの販売について、2種類の商品バリエーションで集客と購買のマーケティングテストを行いました。
まず、 “24種類" のバリエーションで販売を行った場合、
来店客で試食した人の割合は 60% でした。
対して、もう一パターン目の “6種類" での販売では、
来店客で試食した人の割合、40% でした。
この結果を見て、 「なぁーんだ。やっぱり数を揃えた方がいいじゃないかー!」 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、では、ここから購入に至った人の割合はと言うと・・・・・・
24種類展開の場合・・・・3%
6種類展開の場合・・・・30%
という結果になったのです。
24種類展開の場合、売り場が賑やかしくも見えるため、一定の興味を引く力はあります。
でも、実際に 「何を購入するの?」 となると、数が多くて迷うし、迷う事に煩わしさが出てきて、結果、 「ま、今回はいいっかー・・・」 と購入にたどり着かなかった、という事です。
逆に、6種類だと、ホント、シンプルに一言にまとめますが、
「わかりやすい!」 という事で、短時間のうちに、
「じゃぁ、これを」
という流れに導きやすい、という事です。
実際、自分でイメージしてみても解りますよね。
ジャムで、
いちご・オレンジ・りんご・ゆず・いちじく・グレープフルーツ・梅・ブルーベリー・さくらんぼ・フルーツトマト・マンゴー・洋梨・キウイ・レモン・あんず・ラズベリー・白桃・メロン
と、ずらーっと品揃えされている中でどれかを買うのと、
いちご・オレンジ・りんご・マンゴー・あんず
という品揃えの中で選ぶのとでは、どちらに心的ストレスがあるかをイメージしてみたら・・・・・・ね。
この実験のように、
アイテムを揃え過ぎると
かえって逆効果になる
という事が起きます。
何事もほどほどに、って感じでしょうか。
こういったところでも、「消費者目線」 を意識する事が大事ですね。
それでは、今日はこの辺で。
あなたにとって、良い一日を!!!