RYUS NOODLE BAR【3月3日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

RYUS NOODLE BAR【3月3日まで】@新横浜ラーメン博物館

世界初のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から始動。

 

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過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになり、並行して2022年11月7日より1994年新横浜ラーメン博物館の創業店が3カ月間のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度"94年組"」もスタート。

 

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あの銘店をもう一度ここまで出店した店。

 

第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」

 

第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」

 

第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」

 

第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」

 

第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」

 

第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」

 

第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」

 

第8弾 2022年11月25日~12月15日「大砲ラーメン」

 

第9弾 2022年11月26日~2023年1月9日「八戸麺道 大陸」

 

第10弾 2023年1月10日~1月30日「谷口食堂」

 

第11弾 2023年1月31日~2月20日「麺の坊 砦」

 

第12弾 2023年2月21日~3月13日「やよいそば」

 

第13弾 2023年3月14日~4月3日「元祖 名島亭」

 

第14弾 2023年4月4日~4月24日「新・函館ラーメン マメさん」

 

第15弾 2023年4月25日~5月15日「支那そばや」

 

第16弾 2023年5月16日~6月5日「IKEMEN HOLLYWOOD」

 

第17弾 2023年6月6日~6月26日「カーザ ルカ -CASA LUCA-」

 

第18弾 2023年6月27日~7月17日「らぁ麺 むらまさ」

 

第19弾 2023年7月18日~8月7日「新福菜館」

 

第20弾 2023年8月8日~8月28日「YUJI RAMEN」

 

第21弾 2023年8月29日~9月18日「ふくちゃんラーメン」

 

第22弾 2023年9月19日~10月2日「魁龍 博多本店」

 

第23弾 2023年10月3日~10月30日「かもめ食堂」

 

第24弾 2023年10月31日~11月20日「蜂屋」

 

第25弾 2023年11月21日~12月11日「けやき」

 

第26弾 2023年12月12日~2024年1月10日「無垢ツヴァイテ」

 

第27弾 2024年1月11日~2024年1月31日「春木屋 郡山分店」

 

現在第28弾として出店中なのが「RYUS NOODLE BAR」

 

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RYUS NOODLE BARはカナダ・トロントにある海外のラーメン店になります。

 

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新横浜ラーメン博物館は2013年から日本に店がなく海外で独自の進化を遂げたラーメン店を紹介する「逆輸入ラーメン」をスタート。

 

 

逆輸入ラーメン第1弾は2013年4月24日~2014年6月1日まで出店し、あの銘店をもう一度でも去年約9年ぶりに出店したアメリカ・ハリウッドの「IKEMEN HOLLYWOOD」で、その後3店舗海外の店が出店してRYUS NOODLE BARは第5弾として出店。

 

 

ロシアに次いで2番目に大きい国土カナダの中でトロントは最も人口が多い都市となり、ラーメン店は150軒前後あるそうです。

 

 

カナダのラーメンの特徴は日本やアメリカからの進出が多く、バンクーバーやトロントで成功した店が地方都市に進出する傾向があり、ラーメン店のスタイルはNYや欧州のレストラン形式とは違い日本に近いファストフード形式になるそう。

 


カナダで最初のラーメン店は1989年に日本からバンクーバーに進出した「えぞ菊」と言われ、当時は日本のバブル絶頂期だったこともあり日本人企業の駐在員や旅行者がターゲット。

 

 

そんなカナダのラーメン事情が大きく変わったのが2010年旭川に本店を構える「山頭火」がバンクーバーに進出した頃だそうで、アメリカでは既にニューヨークやロサンゼルスを中心にラーメンブームが起こり始めていた。

 

 

RYUS NOODLE BAR店主髙橋隆一郎氏は、日本の飲食店で6年間働いた後2009年カナダ・バンクーバーへ留学し、バンクーバーの飲食店で働き永住権を獲得。

 

 

2013年に独立したのを機にトロントへ移住し、RYUS NOODLE BARを開業。

 


髙橋氏が目指すラーメンは、本格的な日本のラーメンとカナダ人が好む味覚の融合だそうで人種のモザイクであるトロントでは様々な食文化が存在し、味の嗜好性は北米特有のバーベキューソースなどに代表される甘味や辛味などの味覚がはっきりしたものが好まれるんだとか。

 


店主曰く甘味は特にカナダ人に愛されている味覚ですが単純に砂糖などで甘さを出すのではなく野菜を中心とした食材が持つ甘味を最大限に生かし、カナダ人の味覚に馴染むように研究を重ね日本人が食べても美味しいと思える味わいを目指したとのこと。

 


カナダの国旗にも描かれているメイプルのようにカナダの料理は比較的甘い味付けが多いのが特徴で、トロントは様々な宗教や思想を持った人々が住んでいるためスープに使う動物系素材には豚を使わず鶏メインで作ってます。

 

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RYUS NOODLE BARの正式屋号は麺や颯 RYUS NOODLE BAR」になるそうで、2018年10月17日~2021年6月20日まで出店してたので半分近くがコロナ禍の時期でした。

 

 

本格的な日本のラーメンとカナダ人が好み味覚が融合した唯一無二のカナディアン鶏白湯ラーメン提供。

 

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10日前の14時10分頃に待ち時間0分でした。

 

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出店してるスペースは「無垢ツヴァイテ」の跡地。

 

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暖簾にRYUS NOODLE BAR 麺や颯と書かれていた。

 

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券売機。

 

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全メニューは、鶏白湯ラーメン レギュラー1000円、ミニ680円・煮玉子入り鶏白湯ラーメン レギュラー1200円、ミニ880円・コーン&メープルバター鶏白湯ラーメン レギュラー1300円、ミニ980円・鶏白湯ラーメン 全部のせ レギュラー1500円・メープルバター(1個)150円、(2個)200円・切落しチャーシュー(数量限定)200円・コーン150円・煮玉子200円・トリュフオイル200円・ビール500円・30周年記念メモリアルトレーディングカード1枚50円。

 

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鶏白湯ラーメンとトッピングによるバリエーションで、トッピングに☆の形をしたメープルバターがあるところは甘い味付けが多いカナダの店らしいですね。

 

 

2月14日から11日間1日100食限定で西京味噌薫る鶏白湯味噌ラーメン1100円を販売し、好評につき300食を追加して販売しましたが2月23日で完売したそうです。

 

 

2月27日~3月3日まで1日100食限定で鶏白湯醤油ラーメン1100円を販売し、明日から最終出店3日まで1日25食限定でA5黒毛和牛鶏白湯醤油ラーメン2000円を販売。

 

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あの銘店をもう一度の店舗に行くと30周年記念メモリアルトレーディングカードを5枚買ってます。

 

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卓上調味料はGABANホワイトペッパーシルバーパウダー。

 

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注文したのは「鶏白湯ラーメン レギュラー」¥1000+「メープルバター(1個)」¥150

 

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鶏白湯ラーメン レギュラーとメープルバター(1個)を。

 

 

ルックスは味方によっては豚骨スープのような色合いをした白い鶏白湯スープに日本の鶏白湯では珍しいデフォルトで胡麻が入ってます。

 

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スープは中濃鶏白湯。

 

 

ホォ~、これは独自性高めの日本では味わえない鶏白湯ですね。

 

 

出汁は良質な鶏と野菜を長時間弱火で煮込み一晩熟成させ、翌日一気に強火で炊き上げ白湯に仕上げて完成させるそう。

 

 

長時間かけて抽出した鶏の旨味と野菜ポタージュの甘味に凝縮した魚介ダシを合わせた鶏白湯で、予想してた以上に鶏白湯は濃密な旨味が出てましたが口当たりはサラッとして重たさやクセは全くないですね。

 

 

最大の特徴と言ってもいいのが野菜から出た甘味で、確かに砂糖などのストレートな甘味とはまた異なり鶏白湯のボディがしっかりと下支えしてるからか嫌な甘さには仕上がってませんね。

 

 

魚介要素はほとんど分からずタレは塩と思われコクも十分あるし、日本では味わえない独自性に富んだカナディアン鶏白湯。

 

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麺は全粒粉入り中細ストレート。

 

 

全粒粉独特の風味は全く感じさせずツルッとした麺肌に程よい食感がスープとの相性良いですね。

 

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具はチャーシュー・メンマ・白キクラゲ・水菜・胡麻・レモンゼスト。

 

 

軽く炙られた一口サイズの豚バラチャーシューは薄切りでトロトロに柔らかく香ばしさも適度に残ります。

 

 

白キクラゲのコリッとした食感と胡麻の風味もよく馴染んでました。

 

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後半メープルバターを投入すると小さいのに味が相当変わると言ってもいいほど別のスープに変身し、乳製品みたいなまろやかさと鶏白湯スープも甘めなので更に甘味の主張が強くなり入れたほうがより好み。

 

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オリジナリティー高い甘味ある鶏白湯ラーメンで美味しいと思いました。

 

 

鶏白湯好きなら日本では味わえないし食べておいたほうがいいかと。

 

 

次に出店する店も超楽しみにしてましたが、あの銘店をもう一度ラストの店になります。

 

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