大砲ラーメン【12月15日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

大砲ラーメン【12月15日まで】@新横浜ラーメン博物館

世界最大のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を7月1日から開始。

 

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過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになります。

 

 

あの銘店をもう一度ここまで出店した店。

 

第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」

 

第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」

 

第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」

 

第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」

 

第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」

 

第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」

 

第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」

 

第8弾として2022年11月25日~12月15日まで出店したのが「大砲ラーメン」

 

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福岡県久留米市に本店を構える大砲ラーメンは豚骨ラーメン発祥の地とも言われてる久留米では無論全国の久留米ラーメン店の中でも1番有名で知名度あるのは間違いない久留米ラーメンの超名店大砲ラーメンが2009年12月19日~2013年1月14日以来となる約10年ぶりに再出店。

 

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昭和12年創業九州豚骨ラーメンの元祖「南京千両」には及びませんが大砲ラーメンは戦後昭和28年創業と70年近い歴史がある老舗レジェンドでもあり、久留米の明治通り沿いに屋台からスタートしたのが始まり。

 

 

創業者は香月 昇氏で屋号の大砲ラーメンは昇氏が家を飛び出したら最後二度と戻らない鉄砲玉のような人だったことから鉄砲では小さい、でっかく大砲にと命名されたそう。

 

 

現在の店主は二代目 香月 均史氏で昭和51年先代夫婦が突然同時に倒れ家業を継ぐことを決意したとか。

 

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「大砲を食べずして豚骨ラーメンを語るなかれ」とまで言われる久留米ラーメンの雄大砲ラーメンの代名詞と言えば、久留米ラーメン店も含め本場九州の豚骨ラーメン店で製法を導入してる店が多い「呼び戻しスープ」を最初に始めた店になります。

 

 

呼び戻しスープとはスープ釜を空にすることなく別の釜で炊いた新鮮なスープを毎日少しずつ継ぎ足しながら煮込み続けてる技法で、大砲ラーメンは屋台で創業して以来半世紀以上もの間呼び戻しスープを続け空にしてこなかったスープ釜があるそうです。

 

 

毎日その釜の熟したスープに別の釜で作った新しいスープを少しずつ継ぎ足すことにより深いコクと旨みを出すというもので、先代が試行錯誤の末に生み出しこの技法は単純に継ぎ足すだけではなく季節や日によって調合が異なるため高い技術を要するとか。

 

 

ちなみに呼び戻しスープの名は二代目が命名。

 

 

2014年7月には福岡県・佐賀県を対象とした「ミシュランガイド福岡・佐賀2014 特別版」において、大砲ラーメンは本店と長門石店がビブグルマン受賞の快挙を達成。

 

 

伝説の呼び戻しスープは世界からも認められることに。

 

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約3年間ラー博に出店してた時は「通算3度」食べに行き、その後本店にも行って食べたけどどちらも印象が異なり今回のラー博復活店はどうか。

 

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再出店してたスペースは10月30日で卒業した福岡県の有名人気豚骨ラーメン店「八ちゃんラーメン 新横浜ラーメン博物館店(閉店)」の跡地で、あの銘店をもう一度がスタートしてからこのスペースが初出店の店になります。

 

 

現在も本店含めて同じメニューが提供されてるので食べることができます。

 

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手前にある黄色のネオン看板があの銘店をもう一度に変更されてました。

 

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再出店して間もない日の19時頃に到着するとタイミングがよかったのか並びなく、すぐ席に案内された。

 

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本店などと同じ〇が描かれた有名な暖簾も掛けられてましたね。

 

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店頭に当店は調理に時間を要するため、他店より提供までにお時間をいただいておりますと掲示。

 

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店内に先代が写ったポスターが掲示されてた。

 

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券売機。

 

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全メニューは、昔ラーメン レギュラー900円、ミニ680円・昔チャーシューメン レギュラー1050円・ラーメン レギュラー850円、ミニ650円・チャーシューメン レギュラー1000円・煮玉子150円・替え玉150円・30周年記念メモリアルトレーディングカード50円。

 

 

大砲ラーメンの豚骨ラーメンは、屋台時代こってり系呼び戻しスープの昔ラーメンと定番まろやか系呼び戻しスープのラーメンの2種類。

 

 

昔ラーメンとラーメンは大盛りがなく、各チャーシューメンはレギュラーのみ。

 

 

ここまでのあの銘店をもう一度の店舗では初の替え玉が用意され、麺の茹で加減はバリ・カタ・普通・やわから選択可能。

 

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卓上調味料はGABANホワイトペッパー・紅しょうが・胡麻・おろしニンニク。

 

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注文したのは「昔ラーメン レギュラー(バリ)」¥900+「替玉(普通)」¥150

 

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大砲ラーメンは昔ラーメンとラーメンを食べに行くと決めてたので今回は昔ラーメンをバリで。

 

 

本店で食べた時とラー博に出店してた時と比べるとスープの色が茶濁で、デフォルトで煮玉子が半分のせられてるのも大砲ラーメンの特徴です。

 

 

スープは濃厚豚骨塩味。


いやぁ〜美味〜い☆


本店で食べた時と約3年出店してた時ともやはり印象が若干異なりましたが大砲ラーメンのスープは他の食材を一切使用せず豚骨100%の豚骨出汁。

 

 

豚頭とゲン骨を髄の旨味が出るまで強火で濁らせながら炊き続けそこに継ぎ足し仕込み通称呼び戻しを用いた製法で作られる豚骨スープになります。

 


実に濃密で旨味が強く骨の髄まで溶け込んだ濃厚な豚骨なんだけど意外にも口当たりは重くなく非常に食べやすいです。


タレは醤油かと思いきや基本塩になるようで、塩と醤油をブレンドしてるような気もしたがどうなんだろう?


いずれにせよ濃密な豚骨出汁にかき消されることなくコクが立ってましたね。

 

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昔ラーメンは豚脂をラードで揚げたカリカリが入り、これをスープに馴染ませると油分が増されコッテリ感がグッと強くなってどっしりした味わいに。

 

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麺は自家製の細ストレート。

 

 

自社製麺所製麺工房にて国産小麦を独自にブレンドした大砲ラーメン専用粉で作られる低加水細麺を使用し、バリで頼んだので芯が残るコリっとした歯ごたえの硬質な食感。

 

 

啜り心地も良くスープとの相性が抜群の好みな麺でした。

 

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具はチャーシュー2枚・メンマ・味玉半分・海苔・小口切り青ネギ。

 

 

チャーシューは薄くスライスされたバラロールで旨味は詰まり十分美味しい。

 

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替玉は普通で頼み流石にバリに比べたら柔らかいが、最近は替玉をする時普通で頼むことが多くこのソフトな食感も個人的に好きだし硬くなくてもスープとの相性は良いですね。

 

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替玉を頼むと一緒にラーメンダレも出されるので加えればコクが増し、最後まで美味しく頂けた。

 

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今の時代でも首都圏でも濃厚な豚骨ラーメンに括られるのは確かで、今まで食べた大砲ラーメンの中では1番好みだったかも。

 

 

カリカリが入ってなくてもきっと満足度高いと確信し、11日後に再訪してきました。

 

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