やよいそば【3月13日まで】@新横浜ラーメン博物館
世界初のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から開始。
過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになります。
あの銘店をもう一度ここまで出店した店。
第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」
第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」
第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」
第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」
第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」
第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」
第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」
第8弾 2022年11月25日~12月15日「大砲ラーメン」
第9弾 2022年11月26日~2023年1月9日「八戸麺道 大陸」
第10弾 2023年1月10日~1月30日「谷口食堂」
第11弾 2023年1月31日~2月20日「麺の坊 砦」
現在第12弾として出店中なのが「やよいそば」
岐阜県高山市に根付くご当地麺「飛騨中華そば」の老舗となり、一般的には認知度が低いと思われる知る人ぞ知るご当地ラーメンの飛騨中華そばですが「高山ラーメン」とも言われてます。
その飛騨中華そばで2番目に古い老舗が昭和23年創業やよいそば。
飛騨中華そば(高山ラーメン)は80年以上の歴史があり、元祖は昭和13年創業で約10年前に現地で食べた「まさごそば」。
まさごそば創業者の坂口時宗氏が高級料亭の板前として東京・芝浦での料理修行中、職場で一緒だった中国人が作る麺料理を見て中華麺の打ち方を学び、地元に戻って屋台を引き商売を行ったのが始まりと言われてます。
飛騨高山で、そばと注文すると中華そばが出てきて蕎麦を頼む場合は日本蕎麦又は生蕎麦と呼ばなければ伝わらないエリアとしても知られてます。
高山市は蕎麦の歴史も古いようですが店舗数は中華そば店のほうが圧倒的に多く、専門店だけで約30軒、食堂やドライブインなども含めたら100軒近くあるそうで地元の人も中華そばを常食してます。
ラー博には1996年10月5日~1997年3月15日の約5ヶ月間出店してましたが未食で、現地に行った時もやよいそばは行けず。
やよいそばも含めた飛騨中華そばの特徴は、なんと!寸胴の中でスープとタレを合わせて煮込んで完成させるのです。
一般的には丼の中でスープとタレを合わせるのが普通ですが、寸胴の中で合わせてしまうという。
全国のご当地ラーメンでもこのように作り上げるラーメンはなく、高山ラーメンを食べるのは現地で食べて以来約10年ぶりになりました。
ちなみに飛騨高山では年越しに日本蕎麦でなくラーメンを食べる習慣があるそうで、厳密にいうと年越しではなく年を迎えてからラーメンを食べる模様。
4日前の17時25分頃に到着すると並びはなく席に着けたが、コンスタントに客は入ってましたね。
出店してるスペースは「谷口食堂」の跡地。
券売機トップはラーメン・期間限定メニューの2つ画面が。
券売機。
全メニューは、煮玉子入り中華そば レギュラー1000円、大盛1150円・中華そば レギュラー900円、大盛1050円・ミニ650円・飛騨ネギ中華そば レギュラー1100円、大盛1250円・チャーシューめん レギュラー1200円、大盛1350円・ミニ850円・煮玉子150円・薬味ねぎ250円・炊き込みご飯350円・30周年記念メモリアルトレーディングカード50円。
本店にもある中華そば、煮玉子入り中華そば、飛騨ネギ中華そば、チャーシューめん4種類。
平日オープンから売切れまで、休日15時から売切れまでの1日50食限定期間限定メニューは、焼き飛騨ねぎ中華そば レギュラー1200円、大盛1350円。
卓上調味料は酢・GABANホワイトペッパーシルバーパウダー・一味唐辛子。
注文したのは「中華そば レギュラー」¥900+「炊き込みご飯」¥350
基本の中華そばと炊き込みご飯を。
やよいそば 本店は未食で高山ラーメンを食べるのも久しぶりなので現地で食べた時と細かくは比べられないけど、スープの色合いは飛騨中華そばっぽい濃いめの醤油色。
銀の受け皿にのせられて提供。
スープは濃口清湯醤油味。
鶏ガラベースに野菜などと鰹節等の節類を合わせ更に出汁を引き出したスープに醤油などで味付けして丸二日以上煮込んで完成させるそうですが、現地で食べた感想は蕎麦つゆっぽい味わいで濃口醤油も酸味がやや出た油分少なめの和風あっさり醤油スープという印象だったけど、ん~ハッキリ言ってしまうと出汁の旨味は弱くタレも見た目よりコクが控えめだった。
口内に味が残らないと表現したくなるほど弱いスープで、高山ラーメンはこんな感じではなかったはずなので厨房設備など関係があるんだろうか。
提供時レンゲが無くスタッフに言うと普通に忘れられてたようで、調理してた男性にホールの女性が注意されてましたね。
麺は自家製の平打ち細縮れ。
本店から取り寄せる低加水の平打ち縮れ麺を使用し、チープな感じのモッサリした食感で独特です。
具はチャーシュー2枚・メンマ・刻み白ネギ。
チャーシューは少し薄切りのバラで普通。
炊込みご飯はシンプルなタイプで普通に美味しい。
いずれまた高山に行き飛騨中華そばを食べ歩きたいです。
やよいそばの次に入る店にも行く予定。