春木屋 郡山分店【1月31日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

春木屋 郡山分店【1月31日まで】@新横浜ラーメン博物館

世界初のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から始動。

 

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過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになり、並行して2022年11月7日より1994年新横浜ラーメン博物館の創業店が3カ月間のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度"94年組"」もスタート。

 

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あの銘店をもう一度ここまで出店した店。

 

第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」

 

第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」

 

第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」

 

第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」

 

第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」

 

第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」

 

第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」

 

第8弾 2022年11月25日~12月15日「大砲ラーメン」

 

第9弾 2022年11月26日~2023年1月9日「八戸麺道 大陸」

 

第10弾 2023年1月10日~1月30日「谷口食堂」

 

第11弾 2023年1月31日~2月20日「麺の坊 砦」

 

第12弾 2023年2月21日~3月13日「やよいそば」

 

第13弾 2023年3月14日~4月3日「元祖 名島亭」

 

第14弾 2023年4月4日~4月24日「新・函館ラーメン マメさん」

 

第15弾 2023年4月25日~5月15日「支那そばや」

 

第16弾 2023年5月16日~6月5日「IKEMEN HOLLYWOOD」

 

第17弾 2023年6月6日~6月26日「カーザ ルカ -CASA LUCA-」

 

第18弾 2023年6月27日~7月17日「らぁ麺 むらまさ」

 

第19弾 2023年7月18日~8月7日「新福菜館」

 

第20弾 2023年8月8日~8月28日「YUJI RAMEN」

 

第21弾 2023年8月29日~9月18日「ふくちゃんラーメン」

 

第22弾 2023年9月19日~10月2日「魁龍 博多本店」

 

第23弾 2023年10月3日~10月30日「かもめ食堂」

 

第24弾 2023年10月31日~11月20日「蜂屋」

 

第25弾 2023年11月21日~12月11日「けやき」

 

第26弾 2023年12月12日~2024年1月10日「無垢ツヴァイテ」

 

現在第27弾として出店中なのが「春木屋 郡山分店」

 

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春木屋 郡山分店は昭和24年創業「春木屋 荻窪本店」から独立した店舗になります。

 

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東京のラーメン店ではレジェンド中の大レジェンドで、東京醤油ラーメン・荻窪ラーメンとして昔から長年知られ荻窪にある老舗人気店春木屋 荻窪本店ではなく、春木屋 郡山分店が出店。

 

 

1994年11月1日オープンし今年創業30周年を迎える春木屋 郡山分店。

 

 

東京ラーメン礎の地荻窪でも1番の知名度を誇り確固たる地位を築き上げ、現在も多大なる影響を与えてる東京荻窪中華そば春木屋 荻窪本店は今年創業75周年を迎え、東京のラーメン店でもトップ中のトップの老舗。

 

 

創業者の今村五男氏は「中国レストラン春木家(閉店)」を経営していた兄の今村国治氏を頼って戦前に上京し戦争時中、五男氏も兵役についたものの体格が小さかったことから厚木にあった兵舎で食事を作る担当になり終戦後、設備投資や当時蕎麦粉が手に入りづらかったこともあり鍋釜があればラーメン店ができるということで現在本店がある場所にて屋台を構えたのが始まり。

 

 

順調にお客さんがつき人気店となって1949年に店舗を構え、五男氏は昭和63年に現役を引退するまで厨房に立ち常日頃から味の研究を重ね時代の変化と共にベースの味は変えずお客様に分からないよう少しずつ味を変え毎日欠かさず朝食前に1杯ラーメンを食べ、いつしか「春木屋理論」と言われるように。

 

 

ちなみに昭和6創業で同じ荻窪にある「春木家本店」は元々蕎麦店で、創業者同士が親戚に当たる遠縁。

 

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昭和61年暮れに来年卒業を迎えようとする高校生が父親と春木屋を訪れ、その高校生の名は現春木屋郡山分店社長の手塚英幸氏。

 

 

腕一本で家族を不自由させない職人の姿に感銘を受けた手塚氏は進学せず職人の世界に入ることを決心したそうで、18歳の冬に何気なく買った本に掲載されてい創業者の言葉がまさに手塚氏が志していた職人のあり方だったとか。

 


当時の春木屋は弟子を取る制度がなかったそうですが手塚氏の情熱に押され春木屋の歴史の中で始めて外部からの人間を弟子にして入る事に。

 


その後2番弟子として高橋充氏と3番弟子として兄の影響を受けた弟の手塚雅典氏も弟子入りし、同じ志を持つ若き3人は三羽ガラスと呼ばれていたそう。

 

 

春木屋も1994年のラー博開業時から出店の声がけをしていたそうですが出店は叶わず、その後も幾度となく本店を訪れたある日独立した1番弟子の手塚が手伝うのであればという条件の元ラー博が誕生してから10年後の2004年1月にとうとう出店が決まったとか。



レギュラー出店してた当時は東京荻窪中華そば 春木屋の屋号で事実上春木屋 本店としての出店でしたが任されてたのが三羽ガラスの1番弟子手塚氏だったこともあり、今回は春木屋 郡山分店として出店。

 

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ラー博には東京荻窪中華そば 春木屋として2004年1月15日~2011年3月13日まで出店し何故か本店には行かず、やっと一昨年念願の春木屋 本店に訪れました。

 

 

現在春木屋 本店は三代目店主の今村隆宏氏となり、直営店として1994年オープン「春木屋 吉祥寺店」、2022年3月15日「ラゾーナ川崎プラザ」1F ダイニング・セレクションフード・コートに「荻窪中華そば 春木屋 ラゾーナ川崎店」があります。

 

 

春木屋 郡山分店のラーメンは本店同様鶏ガラベースに煮干しを効かせ、独特の自家製麺を使用。

 

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2週間前の17時50分頃に到着すると待ち時間0分でしたが、店内外の席も含め半分以上の席は埋まってた。

 

 

なお、訪問時「すみれ1994」も待ち時間0分だった。

 

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出店してるスペースは「大安食堂1994」の跡地。

 

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暖簾は本店と同じ色合いで郡山分店の暖簾かな?

 

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券売機。

 

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全メニューは、味付玉子入中華そば レギュラー1200円、ミニ880円・中華そば レギュラー1000円、ミニ680円・切落しチャーシューメン レギュラー(数量限定)1300円・ビール500円・煮玉子200円・30周年記念メモリアルトレーディングカード1枚50円。

 

 

訪問時、中華そばと数量限定切落しチャーシューメンのみでしたが23日から1日50食限定ワンタンメンが販売開始。

 

 

あの銘店をもう一度の店舗に行くと30周年記念メモリアルトレーディングカードを5枚買ってます。

 

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卓上調味料はGABANホワイトペッパーシルバーパウダー・GABANブラックペッパーシルバー・酢。

 

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注文したのは「中華そば レギュラー」¥1000

 

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デフォルト中華そば レギュラーを。

 

 

ルックスは本店に近く油の層が厚めの醤油色がしっかりしてるスープですがチャーシューと海苔が異なりますね。

 

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スープは清湯醤油味。

 

 

ラゾーナ川崎店も結構味わいが違いましたが郡山分店も本店とは結構違い、本店同様鶏ガラベースに数種類の野菜を使用してると思われ出汁自体は軽めでライト。

 

 

煮干し出汁も使用してるけどほとんど知覚できない位の薄っすら感じとれる程度でしたが冷めてくると風味が立ってきましたね。

 

 

本店よりも油の量が多かったがオイリーすぎることはなかったし、油効果により層の厚さが出てる印象でした。

 

 

醤油ダレは創業以来継ぎ足してきたものになるそうで、なかなかコクが強く塩味も適度にあり後半にかけてグイグイとレンゲが止まらない感じになっていきましたね。

 

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麺は自家製の中太縮れ。

 

 

本店もだったが手もみを加えた自家製麺は他店では食べれないと言ってもよく、数種類の小麦とかん水から練り上げその日の天気や気候や湿度に合わせて水と小麦粉の量を調整して作り、独特な風味とコシのある食感。

 

 

スープの持ち上げもよく、春木屋の麺は個人的に結構好きですね。

 

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具はチャーシュー2枚・メンマ・海苔・刻みネギ。

 

 

チャーシューは薄切りのバラロールで、1枚はスジの部分が残るほど硬かった…

 

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春木屋の中華そばとしては1年以上食べてなかったし、郡山分店の中華そばを食べれたし満足度はありました。

 

 

春木屋 郡山分店は今月までの出店ですので気になる方は是非。

 

 

次に出店する店も行きますよ。

 

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