■建部の小学生全員が歌い、演奏する音楽会に満場の拍手。 2016年11月12日発信
「おかやま教育の日」の今日、建部町文化センター大ホール前には朝から大勢の町民が列を作った。 お目当てはわが子、わが孫が出演する「建部町小学校音楽会」。 建部の3校で開催するこの催し、生徒数が減少した数年前から行われているが、こうして一堂に会して見ると こんなに多くの子どもが建部にいたのかと驚かされてしまう。開演後、席を埋め尽くした父兄の数の多さも同様だ。
プログラムは生徒代表の開会の言葉に始まり「ありがとうの花」を全員で合唱。 つづいて、各校の歌と演奏に入った。
福小は1・2年生が「うちゅう人に会えたら」を合唱。お揃いの手袋をしての出場。 3~6年生は松任谷由美の「春よ来い」を合唱。美しいハーモニー(特に高音部の伸びがきれい)が披露された。
竹小の合唱は「ウン パッパ」。2本の動く竹竿の間を児童が飛び跳ねながらの楽しい歌に観客も思わず顔がほころんでいた。 合奏は「宇宙戦艦ヤマト」先生もアコーディオンを受け持ち、力の入った演奏だった。
建小1・2年は「ハッピーチルドレン」を合唱。息のあった歌声を響かせた。 3~6年生はテレビでもおなじみ千住明作曲「風林火山」を合奏。難しいメロディーにもかかわらず実に見事に楽器を演奏し、 先生、生徒の並々ならぬ練習の跡がうかがえた。
最後に、竹枝小学校、竹井校長が音楽の教科書に書かれている文を引用し、閉会の言葉を述べた。
「音楽は何もないところから、何かを創りあげることです。みなさんはそれを今日、やりとげました。 そして、音楽は人に思いを伝えるものです。深く人とつながることをこれからも大事にしてください」