恋するあなたを応援する、素敵なクラシック音楽をご紹介してまいります♡NHK交響楽団 首席指揮者、パーヴォ・ヤルヴィさんのこともたくさん書いていきますね♡
〇パーヴォ・ヤルヴィさん&NHK交響楽団 最新CD発売中!
マーラー交響曲第6番「悲劇的」
〇パーヴォ・ヤルヴィさん指揮 フランクフルト放送交響楽団 ハンス・ロット 交響曲第1番
2月NHK交響楽団定期演奏会Aプログラムにて演奏!CD発売中!
〇 パーヴォ・ヤルヴィさん指揮 シンシナティ管弦楽団 演奏
ラフマニノフ交響曲第2番 CD発売中!
2020年2月24日、ロンドンにてNHK交響楽団とともに演奏予定!
みなさま、こんばんは!桂木嶺です。実は突然ですが、ご案内があります。こちらの「恋に効く、クラシック。」ですが、ブログを全面リニューアルし、下記アドレスへ移転いたします。なので、今後はそちらをごらんいただけると幸いです。新しいアドレスは、https://ameblo.jp/julietlove1228となります!タイトルは、ちょっとだけ変えて(笑)「恋に効く、クラシック♪」となっております。今後とも、よろしくごひいきのほど、お願い申し上げます!
今日は、千駄ヶ谷の国立能楽堂と、上野の国立博物館に行きました♪それぞれステキな展示をしていて、心が癒されました♪特に能楽堂は、信長の書簡が展示されていて、とても興味深いものでした。 能狂言は、じつはわからないことだらけですが、こちらも大変造詣奥が深そうな世界。しっかり勉強したいですね国立博物館も、天皇・皇后両陛下のあゆみをきちんとおさえていて、素晴らしい展示でした。両陛下の、外国訪問を通しての文化交流を密に重ねてきた過程に深い感銘を覚えました。今日から東京・春・音楽祭も始まります。こちらはそのオープニングセレモニーです。まずは今宵、マロさんたちのコンサートを拝聴しますので、楽しみです!芸術を堪能する1日になりました
そもそも私のクラシックコンサート事始めはといいますと・・。私がパーヴォの存在を知ったのは、約3年くらい前。2016年のころでした。その前から、ちょこちょこと、歌舞伎鑑賞の合間にクラシックコンサートには行っていたのですが、大きなきっかけとなったのはパーヴォのおかげです。私のFacebookのお友達で、Sさんという方がいらっしゃいました。彼はとある大手銀行の重役さんまで務められた方でしたが、歌舞伎もお好き、能もお好き、そしてクラシックが大のお好きという大変な趣味人でいらっしゃいました。彼のそれぞれの鑑賞レポートを聴いているだけでもうっとりとするし、すばらしい筆致で、見事なレポートをFBで毎回発表されており、私はいつも大変勉強になっていました。そして、「Sさんのように、クラシックコンサートにもいって私も素敵なレポートを書いてみたいな♪」と、漠然と憧れをもっていました。そこで、NHK交響楽団のページを拝見するようになったら、あら?知らない方が首席指揮者として登場されているではありませんか!それが、パーヴォとの最初の出会いでした。どんな演奏をされるのか、さっぱりわからないけれど、パーヴォの優しく穏やかな風貌に魅せられ、いつかこの方のコンサートに行ってみたい、と憧れを抱くようになり、しょっちゅう「いいね」クリックをしていました。すると、チャンスがめぐってきました。2016年9月8日、NHKホールで、マーラーの交響曲第8番「一千人の交響曲」をN響創立90周年を記念して、パーヴォが指揮されるというのです!大好きな曲だし、一度も生で聴いたことがないのでぜひ行きたいと思い、行くことにしたのでした。東宝時代のお友達とも待ち合わせて、一緒に見ることができたのもうれしかった!そして、お席はNHKホールの3階の一番後ろの隅っこの席でしたが、大迫力でそれはそれは感動的で衝撃的なマーラーでした!すっかり私はクラシックの魅力に取りつかれたし、パーヴォ・ヤルヴィという人のすばらしさを知ることができたのでした。帰宅してから夢中で書いたのが、こちらの感想です。http://blog.livedoor.jp/ryo_ktrg/archives/52166673.htmlすると、すごい奇蹟がおきました!このブログの記事をご覧になったと思われる、パーヴォが、なんと私の(ブログと連動していた)ツイッターをfollowしてくださったのでした!私は、雲の上の人であるパーヴォからのフォローですっかり舞い上がってしまって、嬉しさのあまり、パーヴォのために、ブログを英訳したり、彼のことをブログで書くようになりました。するとパーヴォがどんどん「いいね」クリックをしてくださるではありませんか(^_-)-☆すっかり意気に感じた私は、ブラームス交響曲第2番とともに、こちらのCDを買いました。それがこれです。シューマンの交響曲第3番と第1番のCDでした。演奏はドイツカンマーフィルブレーメン。これらのCDを聴くようになってから、不思議なことが次々と起き始めました。まず、私はスポーツクラブにもろくに行けないほど、周りの音に敏感すぎて、動けない人間でした。16年前から患っている、大病のせいでした。スポーツクラブでの音がこわくて、ウォーキングすらできなかったのです。もちろん、渋谷の街などもこわくて歩けませんでした。とっても限られたところしか、歩けなかったのです。ところが、パーヴォのこのシューマンのCDを聴き始めたら、おちついてウォーキングができるようになりました!シューマンの交響曲第3番「ライン」というのは、こういう曲です。Schumann: Symphony No.3 in E flat major - P. Järvi / NHK Symphony Orchestra(2005年7月)https://www.youtube.com/watch?v=PEuM0c5U5W8大変に流麗で穏やかで美しい旋律に、私のこころはすっかり癒されました。シューマンの曲は「トロイメライ」くらいしか知らなかったのですが、彼が大変にすぐれ交響曲の作曲家であることを初めて知りました。そして、シューマンもまた病をかかえながら、作曲活動をしていたことも、初めて知りました。わたしと同じ、病気でした。わたしは、16年前に罹患したこの病気のことで、本当に、本当に、かなしくつらいおもいをしてきていました。でも、シューマンのこの美しい調べを聴いて、わたしは生きる希望を見出したのです。「この病気をしていても、すぐれた芸術を愛する心があれば、きっと私は元気になれるし、シューマンみたいに人々を感動させることができるにちがいないわ!」パーヴォがみせてくださった音楽の奇蹟は、私に生きる勇気と希望、大きな励ましを与えることになったのです!わたしは、幾度も幾度も、このシューマンの交響曲第3番をききました。街をあるくときには、パーヴォのCDが欠かせなくなりました。パーヴォは、いつしか、私にとってなくてはならない存在になっていったのです。そして、運命の2019年6月25日、30日を迎え、初めてサイン会でパーヴォに会ったのでした!パーヴォは、最高で、真摯で、誠実で、優しくて、ちょっとお茶目で、抜群にイケメンで、とにかくりりしくて、かっこよくて・・・。まさに私の理想の男性だったのです!わたしは、すっかりパーヴォ・ヤルヴィさんに恋する、一人の女となったのでした。それから、私の運命が、大きく、大きく、変わっていったのでした!そして、いま、こうしてみなさまにパーヴォとクラシックの魅力をお伝えすることができ、幸せです!2017年6月30日、「きょうの君はとってもゴージャスだから、一緒に写真を撮ろう!」と言ってくださったパーヴォの優しさに、感謝です!
ウンウンうなって、この数週間、この新しいブログの方向性を考えていたのですが、Twitterのレイアウトが全面的に変わったので、つらつら書き綴っているうちに、思いつきました\(^o^)/いろいろなクラシックのブログやご紹介ページは数あれど、かなりみなさん専門的だし、正直かなり難しいし、とっつきにくい・・というのが私の読ませていただいた印象でした。実際会場にいっても、オジサマや男性の方が多くて、わたしのような女子は借りてきた猫状態で・・、ほんと、ナマイキいってスミマセン!でも、まだクラシックコンサート歴2年半にも満たない私が、並みいるクラシックの達人にかなうとすれば、それは「クラシックを聴くと、恋したくなる」という女子パワーにほかなりません私がすっかり、NHK交響楽団の首席指揮者、パーヴォ・ヤルヴィさんに恋してしまったように、うら若き女子のみなさんも、クラシックを聴くと、誰かにとっても恋したくなるのではないかとおもったのです※これが私が、生まれて初めて、パーヴォのCDを買った記念すべき一枚。ブラームスの交響曲第2番です。とってもロマンティックで、愛情あふれる名盤です。昨年10月、ベルリン・フィルでもパーヴォが指揮されたのですが、鳥肌が立つほど素晴らしくて、甘美で美しい旋律で、私のハートを射抜いてくれたのでしたそこで、タイトルを変えました!「翼をひろげて~桂木嶺のスピリチュアル・ライフ~」改め・・・「恋に効く、クラシック。」です!毎回ではないですが、時々、「きょうの、恋に効くクラシック」と題して、ステキなクラシックの音楽をご紹介し、その魅力を女子のみなさん(もちろん恋する男子の方もどうぞ♡)に知っていただき、どんどんたくさんの方に、クラシックコンサートに足をお運び頂きたいなと思った次第です。とりあえず、記念すべき第1回を何にするか、思案して、新装リニューアルのご挨拶とさせていただきます(^^)/(たぶん、このブラームス交響曲第2番になると思いますが^^)新装オープン、「恋に効く、クラシック。」どうぞよろしくごひいきくださいね!
きょうは、近所のスーパーからもらってきた、段ボール箱に、自分の荷物をつめて、荷造りをしました。2時間ほどですぐに荷造りは終了し、あとはのんびりすごしています。うれしかったのは、母が「これらはもう使わないから、チコちゃんが使いなさい」と言って、ステキなブランドもののバッグをくれたことです。私、自分ではとても買えないくらいのステキなバッグの数々なので、大切に使いたいと思います。母に感謝したいです。ケーブルテレビも、いろいろ予算を組んでみて、スカパー!がいちばんいまお得なキャンペーンをやっているので、そこに決めました。明日、家電屋さんに行って申し込んできます。クラシカ・ジャパンもこれで見られるし、うれしいなぁ♡明日は一日予定が空いたので、歌舞伎座の幕見と、マロさんたちのN響有志のコンサートにいってこれそうですね。楽しみ楽しみ♡いろいろ力を尽くしてくれた、両親に心から感謝したいです♡
パーヴォのツイッターをいま拝見することができました。日本に思いを寄せてくださっていて、ありがたいことですね。やさしいパーヴォの気持ちと、日本への愛情がいたいほど伝わって、涙がでました。東日本大震災に触れておられるので、私もその時の思い出を勇気をふるって、お話してみたいと思います。もう8年もたつなんて信じられないですね。私はそのころは、まだ前の夫と結婚しており、パーヴォのことはもちろん知る由もなく、横浜市の妙蓮寺というところに住んでいました。2011年3月11日14時46分は、ちょうど横浜駅の美容院で、ヘアカラーをしてもらっていました。なんだかずいぶん私、めまいがするなぁ・・・と思っていたら、大震災だったのでした。カラーをしてもらっていましたから、髪の毛にはカラー剤がびっしり。美容師さんも、自分たちになにがおきたのかさっぱり把握できず・・。幸い、比較的新しくできた大きなビルの中だったので、耐震構造がしっかりしており、特に大事にはいたらず。ただ、場内はみな大パニックになりました。私は、前の会社(東宝)で、総務部広報室にいましたので、こういうときの防災知識は一応ありました。大きなビルだと大体防災センターというのがあって、そこから、災害の際は具体的に避難指示がでますので、私はそのときは落ち着いて、みんなに声掛けして、指示が出るのを待ちました。美容師さんはその間に、わたしの髪の毛を洗ってくれまして、(幸い断水も停電もありませんでした)髪をドライヤーで乾かしてくれて、私は帰宅準備をそれぞれ始めました。30分ほどして、ビルの防災センターから具体的な帰宅指示がでましたので、とりあえず横浜駅に向かいましたが、電車は完全にストップ。道という道が車と人でごった返して、大変な騒ぎになりました。しかたなく、横浜駅から妙蓮寺の自宅まで歩いて帰りました。余震があって、怖かったですが、みんなで励ましあいながら、進んでいきました。途中の道で、喫茶店が店を開けてくれて、徒歩帰宅する人たちにコーヒーをふるまってくれたので、ちょっと一息つきながら、帰りました。帰宅すると、マンションはおかげさまで、なにも倒れているものはなく、無事でした。ガスも水道も無事でした。でも、怖かったのは、それからでした。とにかくテレビもラジオもずっと地震のことばかり。前の夫や両親に連絡をとりたくても、電話がまったくつながらない。メールもほとんどつながりません。お隣の部屋の方に助けを求めたのですが、誰もいません。大変孤独な状況だったわけです。そして、こういうときに限って、当時患っていた病気の症状が出て、大パニックに陥ってしまったのです。一人で彼の帰りを待っていたのですが、23時半ごろになって、ようやく夫から連絡があり、「いま、レンタカーを借りて、会社の仲間たちを車にのせて送ってるところだから、心配しないで寝なさい」といわれて・・。前の夫が帰宅したのは、深夜0時半すぎでした。「道がとにかく混みすぎていて、動かないんだよ。まいったよ」と言われて、わーん、となきました。とにかく、無事でよかった!と涙しました。翌日は土曜日。当時通っていたクリニックの日でした。前の夫が付き添ってくれまして、銀座に当時あったクリニックに通ったのですが、なにしろ街中が静まり返っていて、異様な光景でした。銀座がこんなに静まり返っているのは、初めて見ました。カラスたちだけが、ずっとごみをあさっていて、ぞっとする光景でした。クリニックも当然、お休みでした。しかたなく、前の夫と新橋でようやく開いていたお蕎麦屋さんでランチをたべて、帰宅したのを覚えています。テレビはもう恐ろしくて見られませんでした。もともとその病気でテレビはあまり見られなかった上に、テレビは狂ったように、東北の惨状と、津波について伝えていたので、もう地獄絵図を見ているようでした。しかたなく、ずっとベッドにもぐって、薬を飲んでこんこんとねむっていました。ほんとうに、悪夢のような数日間だったように思います。思い出すと、トラウマのように、凍り付いた横浜の風景と、さむざむとした銀座の風景を思い出す私です。でも、東北はもっと大変で・・。あれから、東北はまったくいっていません。正直いって、こわいんです。ぞっとするような「冷気」が漂っているのではないかと思うからです。というのも、1995年、阪神・淡路大震災の直後に、前の夫と、西宮から宝塚を旅したことがあって、その時、そのあたりだけ、ものすごい冷気が走ったんですよね。ああ、人がたくさん死んだってこういうことなんだな・・と気づかされた瞬間でした。私は人一倍、霊感が強いので、人がたくさん亡くなったところにいくと、わーっといろいろな「思い」が聞こえてくるんですね。ほんとは、そういう「声」も、ちゃんと聞けなくちゃいけないのでしょうけれど、自分の心のバランスがどうなるのか自信がもてなくて・・・。広島に行ったのも、30代後半になってようやくです。そのときも、広島駅に着いたら、パーッと突然、大きくてふしぎな「ものもらい」が一瞬できて、出張先の呉市に着いたとたんに、その「ものもらい」が治ったんです。だから、パーヴォがきょう言ってくださったみたいに、ちゃんと3・11の時も慰霊の言葉を言うべきだったのでしょうけれど・・こわくて、言えなかったです。自分に聞こえてくる「声なき声」に耳を傾けるのが、怖いのです。でも、パーヴォがいまはこの音楽とともに、側にいてくれるので、勇気をふるって、鎮魂の祈りを捧げますね。8年後のいま。私は、ひとりで自活をすべく、前の夫とも別れ、就職をあらためて決めて、住むところも決めて、パーヴォへの想いを秘めながら、ブラームス交響曲第2番やパーヴォの音楽に支えられ、とても元気にすごしています。いつか勇気をふるって、東北に眠る、「声なき声」にも耳を傾け、鎮魂の祈りをささげたいです・・。勇気が、いつかできたら。パーヴォ、どうかそのとき、いっしょに来てくれるとうれしいです・・・。パーヴォ、どうか、いつも私を助けて。側にいて。
めまぐるしく季節は動いていきますが、新しい生活が18日から始まるので、一応家計の試算をしてみました。収入は、やはりアルバイト生活ですので、決して楽ではありませんね・・。かなり、倹約節制をしなくてはならないようです。食事も自炊でがんばりたいですし、貯金もしたいし。でも、一人で暮らせるので、クラシックを勉強する時間は十分にとれるメリットがあります。コンサートはそうしょっちゅうはいけなくなりそうですが、たとえば、テレビをNHK-BSと、スカパー!に入って、クラシカ・ジャパンに加入を申し込んでみようかと考えています。また、9月からはN響の定期会員の席種をもっと安くして、パーヴォのコンサートだけ、前のほうの席で聴けるようにやりくりするなど、工夫をこらしてみようと思います。土日は、食料品を近くの安い商店街などで買いだしにいき、作り置きでたくさん料理をつくっておいて、お昼はお弁当で済ませるようにして。お茶もペットボトルではなくて、水筒をもっていって、夜も自炊ですが、すぐに食べられるようにしたいと思います。で、東京文化会館の音楽資料室で、たくさん過去の名盤や名演奏のDVDを試聴して、楽譜を読みながら勉強できればいいなと思います。パーヴォのCDだけ、きちんと買いたいですけど、いまN響さんのCDだけしかサイン会の対象ではないので、どうするかですね。サイン会は・・まぁ、やっぱり行かないで置くのが礼儀でしょうけれど、どうしてもパーヴォに感想をいいたくなるかもしれないので、その時用に、CD代の3300円だけいつも握りしめておきます(笑)(できれば、N響さんだけでなく、ドイツカンマーフィルや、フランクフルト時代のCDもサイン会の対象にしてくださると大変助かるのですが・・・ご検討くださいませんか?^^)仕事のストレスがたまったら、実家に帰ってたのしくおしゃべりを聴いてもらえればいいわけですしね(^_-)-☆こういう形でクラシック音楽を勉強するのも働きながらするとなると、無理なく続けられるのではないかと思うのですね。やってみなくちゃわからないですけど、がんばります!クラシカ・ジャパンは、スカパーでの視聴が月3000円と、ちょっと料金はお高いですが、世界中のオーケストラのコンサートが聴けたり、クラシック豆知識がわかるし、NHK-BSに申し込めば、早朝のクラシック倶楽部を楽しみながら出勤の準備をすればいいわけですし、しばらくは上手に、テレビを活用しようと思っています。あ、図書館が近くにあるかどうか、調べなくちゃ!ここでクラシックのCDやDVDが借りられれば、いうことなしですよね。(たぶん大丈夫だと思いますけど)観劇のほうは、歌舞伎はしばらく吉右衛門さんの舞台だけ、一幕見でみる、ということになりそうですね。それでもきっと1800円くらいしてしまうけど、他の役者さんには申し訳ないですが、しばらくそういう形で頑張ろうと思います。とにかく自立できるって素晴らしいです♡自由に使えるお金があるのもありがたいですね!両親に相談してみたら、大賛成してくれて、父も「チコもずいぶんしっかり考えているなぁ!パパも安心したよ」と破顔一笑。母も、「よく考えたわ、チコちゃん!あとは体を壊さないように、無理なく、疲れをためないようにね」と気遣ってくれるのがうれしいです。新しい生活、堅実に、一歩一歩着実に、まずは新しい家と職場でなじめるように、がんばります!
たった今ですが、中学・高校時代の同級生から、かなしい連絡がありました。6年間クラスの担任だった恩師・K先生が、病のために亡くなられたという訃報でした。来週お通夜とお葬式があります。もうすぐ春というのに、大変かなしいお知らせで、悄然としています。K先生は、歴史の先生で、主に世界史で大変ユニークかつ、熱血な授業をされていました。高校の最後の授業では、「戦争とはなぜ起きるのか」ということについて、熱い意見をぶつけられ、素晴らしい一言居士でもありました。「戦争とは、無知と偏見から起きるのです。だから、君たちは決して、あらゆる物事に対して、無知であってはならないし、偏見をもってはならない。それが最終的には恐ろしい戦争につながるのです」と、先生は語気をつよめて熱く語っておられたのを、昨日のように思い出します。私が高校2年のとき、中学・高校の生徒会の会長をしたときに、いちばんご相談にのってくださったのも、生徒会の顧問でいらした、K先生でした。毎週生徒会長は、なんらかのスピーチをしなくてはならず、胃の痛い思いをしていたのですが、いつも励ましてくださり、大変感謝しています。生徒会総会の運営についていろいろご助言いただき、また、文化祭の開催についても、学校新聞の発行に際しても、いつも貴重なアドバイスをしていただいたのが、K先生でした。いつも生徒会が、民主的な運営をできるように、心がけてくださったので、大変感謝しています。ユーモラスな一面もおもちでした。同じ歴史のH先生と大変仲良しで、いつも冗談ばかり二人でおっしゃっておられました。(H先生もすでに鬼籍に入っておられます)あんまり二人の掛け合いが面白いので、女子校の先輩が、坂本龍一さんのNHK-FMのラジオ番組に、先生方のネタを投稿し、坂本さんが「大変たのしい先生たちですね!(^_-)-☆」とご紹介くださったこともあったくらい、ユニークな先生でした。天国でH先生とかけあい漫才をしながら、歴史について熱く語りあっておられるかもしれませんね。心より、ご冥福をお祈りいたします。魂よ、安かれ。R.I.P.
たびたびの投稿、すみません(^_-)-☆きょうは一日のんびり家ですごせてよかったなぁ・・・・。父も母も穏やかにすごしています。あともうちょっとで、こののんびりした生活もおしまいかと思うと、やっぱりちょっとさみしいですね(^_-)-☆春がもうすぐそこまで来ているので、ブログのデザインを、「ベルフラワー」という形に変えてみました。スズランですね。わたし、スズランって大好きなのです。うれしいです!新しいお部屋も、当初はピンクと白だけでまとめようと思っていましたが、ちょっと考えをあらためて、薄いパープルと、ピンク、そして、スカイブルーを基調にまとめてみることしました。全体にちょっとパステル調の、淡い感じのお部屋ですね。やさしい色合いになってよかったなと思っています。ブログ、ちょっと読みやすくなったかな?楽しみにこれからもおまちくださいね(^_-)-☆
きょうは、お芝居をみるのをお休みにして、お引越しの準備をしています。まず、近所のスーパーで段ボール箱を頂いて、荷造りの準備。ちょっとしたお洋服やタオル、トランクなどだけなので、あまり荷物は多くならずにすみそうです。それから、電気・水道・ガス・郵便の手続きを終えて、ほっとしています。実はいちばん肝心なNHKなのですが、これから入るうちが衛星アンテナがついていないので、そのアンテナをどうするか、ケーブルテレビに申し込むとアンテナも設置してもらえるのか、料金的には、NHKBSだけ申し込んだほうが安いのか・・・など総合的にしらべております。やっぱり肝心のパーヴォとNHK交響楽団の映像が見られなかったら意味がないですものね(^_-)-☆テレビは、実はオリオン電機というところの「極音(きわね)」というシリーズの液晶テレビを買いました。オリオン電機さんを私はまったく知らなかったのですが、福井の老舗の電機メーカーで、オーディオ関係では有名だそうですね。詳しくはこちらから♪http://www.orion-electric.co.jp/jp/tv_product/kiwane/「極音」シリーズは、中でも大変同社が大変力を入れている自信作だそうで、私のように、クラシック音楽や歌舞伎などのライブを楽しみたいと、思っている人間にとっては、音が大変すばらしく、画像もクリアで、まさに夢のような液晶テレビだそうです。お値段的にも大変オトクに買えまして、なかなかいい買い物ができたなぁと思っています(^_-)-☆いまからとても楽しみです!!(^^)/
おはようございます!いま、大変なことがわかって、私と父はひっくり返りそうになっています!きのうパスタランチでお友達になった女性ですが、インターネットで調べてみたら、東京都庁では知らない人がいないくらい、とてもつなく優秀で有名で立派な女性キャリアウーマンだということが判明しました!しかも、いまは都庁を定年退職されて、日本赤十字社の要職もなさっておられる方なんです!ビックリしすぎて、父と二人、言葉も出ません・・・。そんなバリバリのキャリアウーマンだったにもかかわらず、ちっとも偉ぶらず、やさしくて、穏やかで、ユーモアもたっぷりで、しかも芸術方面も大変造詣が深くてとにかくあふれんばかりの教養人でした!しかも主婦としてもしっかり活躍!彼女の趣味はイタリア語で、合唱ではソプラノを30年以上なさっておられるとか天は二物を与えるといいますが、彼女はとにかくすごすぎです!彼女はN響定期会員でもあったそうです。彼女はヴォルフガング・サヴァリッシュさんの大ファンだったそうで、そのころに、定期会員だったとか。「パーヴォ・ヤルヴィさんってどんな方なの?彼は素敵な方なのかしら?」とおっしゃるので、私が、パーヴォとの出会いのいきさつ(もちろん、私がパーヴォに夢中だという話は割愛させていただきました^^)を簡単に話したら、大変彼女は感激されました!「まあ、素敵!あなたに音楽療法を施されたのね、パーヴォさんは彼は本当にすばらしい方なのね!でも、そんなすばらしい方に、あなたの評論を認めてくださるなんて、あなたの評論も拝読したいわ。きっとすばらしい文章なのね!(^_-)-☆パーヴォさんに出会えてあなたの運命がかわった、とあなたはおっしゃるけど、あなたがそれだけ天分をおもちなのよ」と言ってくださって!!!なんて彼女はすばらしい、やさしい人なんでしょう!私はうれしくて、彼女にパーヴォの魅力をとうとうと語ってしまって、エストニアにいった話も、ベルリン、台北、ルクセンブルク、バートキッシンゲンまでパーヴォを追いかけていった話までしてしまって・・・。かりにAさんとしておきますが、Aさんは大変興味深くきいてくださって、「素敵ね!エストニアはまだいったことがないのね。ぜひこんどいってみたいわ」と言ってくださって、大感激!しかもAさんは、「チコちゃんってとっても品があって、育ちがとてもよくていらっしゃるのね。どこにおすまいなの?お父様やお母様はどんな方なのかしら?」と聞いてくださって!私はかろうじて、「調布です・・・」と答えるのに必死(笑)この話をしたら、うちの父はすっかり恐縮してしまい・・・(笑)父は「お前、まさかAさんに、『父は調布の都営住宅に住んでいます。タクシーの運転手をしていました』なんていってないだろうな?」というので、私は「言わなかったけど・・・そのうちあっという間にばれてしまいそう(笑)」と私が申しましたら、父が「チコ、『実るほど頭が下がる稲穂かな』だぞ。そのAさんの謙虚さと、かしこさとを、お前はよく勉強させていただくのだぞ」と、申しまして・・大変ありがたく感じているようです。わたし・・・なんだか自分の性格があまりに無邪気すぎて、空恐ろしくなります。日本赤十字社のそんなに偉いAさんの前で、私、なーんにも知らずに、「私、中学1年生のころ、いまの天皇陛下と美智子皇后さまの前でハレルヤコーラスを歌ったのです(^_-)-☆プチ自慢です」なんて嬉々として語ってしまって・・・はずかしいわどうしましょう?!日本赤十字社の集まりでAさんがわたしのことをお話になったら!Aさんは食事のあと、すっかりご機嫌になりました。なんとそこのお店のスタッフの方がランチがおわったあと、わざわざAさんと私に挨拶に見えて、「お味はご満足いただけましたか?相席をお願いして申し訳ありませんでした」といらしたのです!しかし、Aさんは大変感激したように「いえいえ、とってもうれしかったわ!こんなすばらしい方と一緒にランチができて、私は光栄だし、きょうこれからお友達に会うのだけど、みんなにチコちゃんのことが自慢できるわ!」と言ってくださって、私は天にものぼる心地がしました!!お店の方は、「ならんでお二人で座ってらっしゃるときから、なんだかとっても仲良しになれそうな気がしたので、実は相席をお願いしたのですよ♪あなた方が仲良くなられて、私どももうれしいです!」とおっしゃって!私は私で無邪気に「この街で最初のお友達がAさんだなんて、光栄です!」と言ったら、Aさんが「ぜひまた近いうちにお会いしましょうね、チコちゃん♪」と言ってくださり、大感激!パーヴォ!!みーんな、あなたのおかげです!あなたのたゆまない愛情と、すばらしいクラシック音楽の力です!やっぱり、日本って、やっぱりすごいし、素晴らしい国ですね!だって、わたしがイギリスに高校時代留学したときには、「え?将来君はマスコミに就職したいって?イギリスではそれは無理だよ。タクシーの運転手の子供はタクシーの運転手になるしかない国さ、イギリスは」と、ずいぶん笑われたものでした。が、日本は、タクシーの運転手の娘の私は、映画会社に入り、退職後は国の機関で働くことができ、しかも日本赤十字社の偉い方と食事ができる国なんですもの!その父は、一連の顛末をきいて、大変うれしそうに、「一生勉強が大切だな、チコ。お前もこの街でしっかりみなさんにかわいがっていただいて、頑張るんだぞ」と励ましてくれました。父の苦労に報いるためにも、がんばりたいですし、Aさんの優しさ、温かさと私にビッグチャンスをくださったパーヴォ、すべての出会いに感謝したいです!
お引越しの前段階として、調布市役所に、住民票をとりに、夕方行ってまいりました。夕方の市役所はてんてこ舞いでしたが、それでも親切に対応してくださいました。「実は18日から世田谷区に引っ越したいのですが」と私が言いましたら、市役所の方が「ではもう転出届も出せますので、すぐに対応します」といってくださいましたので、大変助かりました。てきぱきと転出届、そして、国民健康保険などの各種届も滞りなく済みました。そして、いろいろと何かとお世話になった、福祉課のスタッフの女性たち、SさんとHさんにご挨拶に行きました。いろいろ家族のことや、私自身の生活のことで相談に乗っていただいていたので、ずっと心配してくださっていたお二人でした。私が「おかげさまで18日から世田谷区に転居し、4月1日から〇〇〇〇〇でアルバイトとして勤務します。いままでお世話になりました。ありがとうございました」と申し上げたら、SさんとHさんの顔がパーッと明るくなって、「よかったですね!チコさん!」と大変喜んでくださいました。「いちばんいい結果になりましたね。お父様もお母様も安心されたのでは?」と気遣ってくださり、うれしかったですね!「私たちは話を聞いただけで、特になにもサービスはしていませんよ」とご謙遜されていましたが、おふたりの優しさに触れられて、親切な対応をいつもしていただいていたので、ほんとうに励まされました。調布で、彼女たちに出会えただけでもうれしかったなぁ!心から、彼女たちとの出会いに感謝です!話は前後しますが、幼稚園以来、ずっと一緒だった幼馴染の同級生・Oさんにも先日引っ越しと就職の挨拶をしに行きました。父も初めて紹介しました。Oさんは和菓子屋さんをご家族と営んでいますが、いろいろと、いつも私が実家に立ち寄るたびにおしゃべりをさせてもらって、お母様とともに、明るい笑顔で励ましてくれたのでした。「よかったね!チコちゃん!」とピッカピカの笑顔で祝福してくれて、本当にうれしかった!もう半世紀近い付き合いになりますが、性格も顔も、小さいときのまんまのふたり。スクスクそだって、いまだにたのしくお付き合いが続いているのは嬉しい限りです。「新しい街でもがんばってね!ちゃんと調布にもかえってきてね!」と送り出してくれました。父にも紹介できてほんとにうれしいです。父がときどき、彼女の家の和菓子を食べてくれるといいなと思います。調布は、私が12歳まで育った町で、学校は高校まで通いましたので、大変思い入れのある街です。街では、私の出身校のちいさな後輩たちが、黒いランドセルを背負って通学していますし、スクールバスもよく走り回っています。私が通っていたころは、あまり知名度のなかった学校でしたが、いまはおかげさまで、「〇〇学園に通っていました」というと、みなさん、わかっていただけるようになってきたので、ほんとによかったなと思いますね。第2の人生で、あらためて人間としての生き方を学ばせてくれた調布と、心優しいひとたちに感謝して、新天地に旅立ちたいですね!
きょうの晩ごはんは、父がカレーを作ってくれました「チコちゃんがこの家にいるのも、あともうちょっとだからね」と奮闘してくれまして、ありがたいことこの上ないですいまとなっては、陰に日向に、この数カ月、いえ、新しい街に引っ越すまでの私を、作り上げ、育ててくれた両親に、本当に感謝したいですね新しく友達になった女性に、「チコちゃんって、とっても育ちがいい方なのね。感心したわ。どういうご両親なのかしら?どちらにお住まいなの?」ときかれ、かなり照れくさかった私です。でも、そう初めて会う方がおっしゃってくださるということは、けっして裕福ではなかったにせよ、それだけ両親の愛情を、私はやっぱりなんだかんだとスクスク受けて、そういう意味では何不自由なく育ってきたのだなとありがたく思うのでした。今月は、鑑賞予定だったコンサート・観劇等をほとんどとりやめ、残りの日を引っ越し作業と両親と一緒にいる時間にちゃんとあてようと思います。こんなに親子水入らずですごせたことに、感謝したいですし、とっても心が折れていた自分をいつも励まし、叱咤してくれたのは、父と母ですし、心から感謝したいですね引っ越しの費用も、家具や家電の購入にかかる費用の一切も全部負担してくれ、貯金をコツコツしてくれていた、両親の親心に感謝したいですし、かれらの想いに報いるためにも、しっかりと新しい街での暮らしや、新しい職場での仕事を、きっちりとこなして頑張ろうと決意しました。幸い、街全体がとてもあたたかで、几帳面で、美しく、かつ礼儀正しく、コミュニケーション能力の大変高い街なので、自分の性格にはすごくあってますね。クラシック音楽が好きな方も多いので、あまり実はストレスを感じないですみそう。とても静かな街でもあるし、ようやく安住の地をみつけた思いです。意外に、街のみなさんを観察してみると、お買い物は、上手にちょっと離れた近隣の商店街を利用してかしこく買い物をしていたりして、けっしてバブリーではなく、堅実に家計をやりくりしながら暮らしていて、大変好感がもてますね。家計をつましくやりくりしている分、趣味をきちんとみなさん、もっていらして、上手にお仲間をつくりながら、それぞれの自分の人生を楽しんでいらっしゃる、ポジティブシンキングな方が多いと痛感します。だから私のような人間でも、すぐに受け入れてくださる心の広さと温かさをお持ちなのだと感じました。日本っていまとても不景気だし、けっして好況ではないですが、この街の人たちの暮らしぶりをみていると、日々の暮らしを心豊かにするためのヒントをそれぞれがもっていらっしゃるように思います。みな、つましく暮らす部分はきちんと節約し、働くべきところはめいっぱい働き、勉強はつねに怠らず(これはすごく感じました!)、家族やお友達とたのしく語らう時間は大切にするという、心のゆとりをもっていらっしゃるようにお見受けしました。引っ越ししてから、荷物は多くなく、すぐに片付けられると思うので、私も質素倹約につとめ、ご近所のみなさまにかわいがってもらいつつ、生活の知恵を上手にお借りしながら、たのしく新天地で暮らしたいです新しい職場の準備も勉強もちゃんとしたいし、ごあいさつ状も作らなくてはならないし、やるべきことはたくさんありますね。まずは明日からは荷造りと、電気・水道・ガス・NHK(はい、ちゃんとやっぱり受信料ははらいます^^パーヴォとNHK交響楽団さんのためですから^^)と、やるべきことを進めて、着実に、第一歩をかためたいと思います。母が横でスヤスヤ安心したように眠っています。母に、今回のことでいちばん心配をかけましたので、新しい街で、幸せをつかんで、がんばりたいですね
今日はついに新しいお部屋の契約完了!不動産屋さんもとても嬉しそう♪「早くあなた、引っ越していらっしゃい」と優しく声をかけて下さいます。桜並木があるので、桜が咲いたら是非、両親を呼びたいですね!大家さんにもご挨拶に伺いました。とても穏やかで、親切な方でした。安心して、いろいろご相談できそうですね♪ご近所の方々も、優しくて品のよい方々ばかり。とても静かで優しい気持ちになれる、ステキな街ですね!改めて、とても気に入りました♪嬉しくて、その地元でパスタランチをいただこうと思っていたら、相席になった女性が、実に知的で好奇心溢れ、気品のある方で、すっかり意気投合しました♪なんだかその方と親友になれそうな予感がします!今まで、私、友達が少ないなぁ…と思っていたのですが、今まで話題が合うお友達が少なかっただけなのですね。もっと早くこの街に引っ越してくればよかったなぁ!これからはたくさんの、心優しい、地元のお友達ができるといいなと思います♪引っ越す費用や家具一切の費用をだしてくれた両親に感謝ですね!両親も大喜びです!
きのうは、すごく怒ってしまった私。一夜たっても怒りがおさまらず、というより、かなしみがこらえきれず、家具屋さんに行って、きのうパーヴォと決めてきた家具などの一切を全部取り換えて、購入しました。でも、おかげさまで、私が本当に住みたかった、品のよい、でもかわいらしい、穏やかな雰囲気のあるお部屋のレイアウトになり、予算的にもうまくはまり、買い物もよく考えられてよかったなと思います。帰宅して、母に報告すると、母はおもむろにこう言い出しました。「あのね、チコちゃん。あれからママも考えてみたのだけど、巨大掲示板にあなたのことを書きたてていたのは、パーヴォじゃないんじゃないかな」わたしはビックリして、「あら、どうして?」と尋ねました。すると母が穏やかに言いました。「だって、パーヴォはあなたのために必死で音楽療法に取り組んでくれたのでしょ。ベルリンの演奏だって、ルクセンブルクの演奏だって、エストニアでだって、台北でだって、あなたが彼の演奏を聴きに行くと、いつも一生懸命あなたのほうを見て、演奏してくれたのでしょ。東京でだって、あなたがきてくれて、うれしいに決まってるし、幸せだし、なにしろ、あなたがブログやTwitterでパーヴォのことを怒ってしまったら、全然なにもアップしてないのでしょ。・・つまり、彼は大ショックをうけてるのよ。」「NHK交響楽団だって、一生懸命あなたのために親切にしてくれたのでしょ。気を使ってくれたのでしょ。ねぇ、チコちゃん、気づいてちょうだい。そろいもそろって、世界的にも通用している、教養のある人たちが、あなたのために尽くしてるのよ?あなたがちゃんといつもがんばって、クラシックを勉強しようとしてるからなのよ?それに、彼らがそんな掲示板でへんな書きこみするような品性の持ち主かしら?彼らはもっといそがしいのじゃない?もっとヒマで、退屈をもてあましていて、お金もそこそこあって、ネットでしょっちゅうあなたのことを見ていて、でもあなたにめちゃくちゃ嫉妬してる人物・・・ママは思い当たるわよ」わたしが「そうなのかな?だとしたら誰?パーヴォのファンのひとたち?」母は間髪入れずにいいました。「いいえ、違うわ・・・”もこちゃん”よ」私が「もこちゃん?お友達の?」母は「もこちゃんってほんとにお友達といえるの?彼女が近づいてきたのは一年くらい前?ねぇ、彼女が近づいてきたら、なんだかあなたのまわりの様子が怪しくなったでしょ。それに、彼女の話をきけばきくほど、おかしいし怪しいわ。ほんとに彼女、スーパーアイドルとお付き合いしてるの?」私はうつむきました。「たぶん・・・彼女の妄想だと思うの。だって、彼女、お風呂にも全然入らないし、身なりに構わないし・・お部屋もけっして綺麗じゃなくて暗くて、じめじめした部屋だったわ。スーパーアイドルなんか遊びにくるわけないような感じだった。」母は「そうでしょうね、多分そうだとおもってたわ」私は続けました。「彼女のお話もなんだかつじつまが合ってるようで、合わないんだもの。それに、『天下のパーヴォ・ヤルヴィと付き合いたいなら、億ションぐらい買わせろ』だの『パーヴォのようなセレブと付き合うのなら、あなたももっと贅沢を覚えなきゃ』とか、なんか言ってることがとても変だった」母がいいました。「おかしいでしょ、そういう感覚?パーヴォがそういうことを言い出すわがままな女性を本気で好きになると思う?あなたは全然違うひとでしょ?あなたはもっと堅実だし、倹約するでしょ?美的センスだってあるし、いつも清潔感あふれるスタイルをしてるわよ?つまり、あなたのほうがずっと常識的なのよ。だから、パーヴォはあなたのいうことを信頼してるの。だから、いつもあなたのほうを見て、指揮をしてくれてるのよ」私はお礼をいいました。「巨大掲示板に私のことを書き散らかしてるのは、実はパーヴォじゃないってこと?スタッフの人でもなく、はるちん(前の夫)でもなく?もこちゃんだっていうの?」母は、ため息をつきました。「そう、おそらくね。彼女、自分がスーパーアイドルと付き合ってるって妄想にとらわれてるひとでしょ。ちょっとストーカーまがいのこともしてるんでしょ。つまり、その人、頭がちょっとおかしいのよ。だから信じられないほど、あなたがうらやましくてしょうがないの。あなたはパーヴォと実際写真も撮っているし、幾度も会話しているし、サインだってたくさんもらってるでしょ。でも、もこちゃんは、その憧れのアイドルに近づけないばかりか、話もできなくて、しかも、ジャニーズ事務所からは要注意人物とされているんでしょ?いわゆる、”アブナイひと”なの、その人は。だから、一日中暇をもてあましてるから巨大掲示板にも書きこみができるし、一日中あなたのことをネットで追い回してるの」私は仰天しました。「私のストーカーをしてたひとは、男じゃなくて女の人である、もこちゃんだっていうの?」母は冷静にいいました。「男のふりして書き込みできるくらいはするんでしょうね。だって彼女、自称・作詞家なんでしょ。それに、警察でいわれたのでしょ?『ストーカー犯は、自らの姿を、追い回してる本人の前に表したがります』と。もこちゃんは再びあなたの前にあらわれたでしょ。そしたら、またおかしくなったでしょう、様子が?」私はあっとちいさく叫びました。「あっ、そうか。わぁ、こわいね、だとしたら。彼女なら私の携帯もメールアドレスも知ってるわ」母は苦笑いしました。「チコちゃんは人がいいからね。誰でも信じてしまうのね。でも、ちょっとでも『あっ、この人のいってること、おかしいな』と思ったら、これからはすぐにその人に近づきになるのはやめなさい。もこちゃんには、もう金輪際、連絡をとってはダメよ」私は「わかったわ。ごめんね、ママ。心配かけてしまって」母はニコニコとしました。「心配なのは、パーヴォとN響のみなさんよ。パーヴォなんか、きっとショックで寝込んでるわよ(笑) だから、早くブログで、ママのいったことをアップしてあげなさいね。パーヴォもきっとホッとするだろうし、N響の人たちだって安心するわ。あなたの元気な写真をアップしてあげて、パーヴォが遠い異国の地で頑張ってるのだから、あなたが励ましてあげなくちゃ。後でパーヴォにメールをちゃんと送ってあげるのよ」というわけで、母と選んで、この写真をアップしました。これは、私がきのうの億ションの見学で、パーヴォのハンス・ロット交響曲第1番をききながら、うれしくてうっとりしてるところです(^_-)-☆東京のすばらしい眺望に、パーヴォのハンス・ロットが信じられないほど、よく似合っていて・・第3楽章など、それはそれはすばらしい至福の瞬間でした!母にこの写真を見せたら、母がニコニコして、「ねぇ、あなたほんとにパーヴォのことが好きなのね。ビックリするほど幸せそうな顔をしてるわよ♡ごちそうさま」私は照れ臭くなったけど、やっぱり自分の気持ちに正直になろうと思います。うん、やっぱり、パーヴォを信じて、ついていってみようと思います(^_-)-☆!「ママ、わたし、あとでパーヴォにお詫びのメール出してみるね!」そう私が母にいうと、母はニッコリしました。「パーヴォも喜ぶわよ、きっと!ママはね、パーヴォとあなたの一緒に映ってる写真をみて、ピンときたの!とってもお似合いよ、あなたたちは!」私はぽっと頬を赤らめました。「お似合いだなんて、ママ。てれくさいわ」(何度もこの写真をだしてしまってごめんなさいね)母はため息をつきました。「もこちゃんはこういう好きなアイドルとのツーショットの写真なんかもちろん撮らせてもらえないし、あなたが異常にうらやましくて、嫉妬にくるってしまったのね。かわいそうだけど」私も「そうね。もこちゃんも、不幸なひとなのね」と、ちょっと彼女に同情しました。それに、と母は続けました。「チコちゃん、あなたは誰も手も借りないで、こんな素敵な場所の近くへ引っ越せるのよ? あなた自身が勝ち取った努力以外なにものでもないのよ。もっと自信をもってね。そして、いつかこの地で、パーヴォと一緒に暮らせるといいわね」これは私の家のお近くにあるおうちの花々で、とても美しいです。こんなお花を私も新しい家でそだててみたいな、と思います。ビックリするほど静かでおだやかな街なんです、こんど引っ越す街は!タクシーの運転手さんに、「実は〇〇の街に来週引っ越すんですよ」とお話したら、「あっ、そしたら指揮者の〇〇さんがお住まいでいらっしゃいますよ。よく街を歩いておられますし、タクシーも利用してくださいます(^_-)-☆」とにこやかに教えてくださいました。母がそれを聴いてニコニコしました。「ね?もこちゃんや巨大掲示板の人たちが逆立ちしたって、そんなところへ住めないわ。でも、あなたはそこへ住めるの。なぜなら、あなたはそれだけ凄い努力をかさねてきたからなの。だから、不動産屋さんは、あなたに会うなり、即OKをだしてくださったのよ」「就職先だってそう。巨大掲示板で、あなたが障害者枠での採用じゃないかって勝手に書いてた人たちがいたそうね。でも、全然違う、きちんとした通常の雇用での採用でしょ?でもって、・・(ま、このくらいは正解発表していいでしょうね)採用されたのは、いわゆるれっきとした、国の機関でしょ?つまり、そこの就職先の方々が、あなたをきちんと、まっとうな人だと認めたの。太鼓判を押してるのよ。自信をもっとたくさんもって、これからの人生をあゆんでちょうだいね、チコちゃん♪」私は母に、その新しく住む街にある、中華料理屋さんでいただいた、ランチの写真をみせました。「こういうランチをやってるの。ビックリするほどおいしいし、車いす対応もばっちりできてる街なの。だから、ママもパパも案内してあげられるわ。この店だけでなく、桜が咲くころにはビックリするほど美しい街並みになってるわよ」母は大変喜びました。「ママもますます元気がでてきたわ!あなたの住んでる街、かならず桜の季節にみにいくわね(^_-)-☆おいしい店をみつけておいて。パパとママにごちそうしてちょうだいね」私はニッコリしました。「もちろんよ!」母はこうもいいました。「パーヴォも、いつかこの街にいらっしゃい、といってごらんなさい。エストニアには、こういう街はないでしょうから、きっと喜ぶわよ。毎日だって遊びに来ちゃうかもよ(^_-)-☆一緒に住みたい、って言いだすかもよ(´∀`*)」私は嬉しくなりました。ほんとうに、早くそういう日がくるといいな、と思いました。母はいいました。「パーヴォとのことや、ブログのことで、いろいろこれからもあなたに横やりを入れてくる人たちが現れるかもしれないけど、ママはパーヴォの事も応援してるし、あなたのブログもなにしろ抜群に楽しいの。だから、絶対にやめちゃダメだし、パーヴォのことも、絶対に信じてあげるのよ。めげちゃだめよ。がんばってね!」母の何よりもうれしいプレゼントの言葉に、私は本当に幸せになりました。パーヴォ、ほんとに怒ってしまって、ごめんなさい!みなさま、クラシックのファンのみなさま、怒ってしまってごめんなさい!これからは、ちゃんと自分の道を信じるし、でも、上手に気分転換もさせてくださいね。ときどき、テイラー・スウィフトや、アリアナ・グランデも聴かせてくださいね(^_-)-☆ステキな夜が過ぎていきました♪
きのうは、新しいおうちの、管理会社への申込書を記入に、不動産屋さんに行きました。街並みはやはりおだやかで、すっかり私はなじんでいい感じ。父からも「早めに引っ越せるのなら、3月18日くらいに引っ越してみたらどうかな」といってもらい、ことはずいぶん急ピッチで進んでいます。ちなみに、住む街のヒントはひとつだけ・・・(^_-)-☆ 東京都世田谷区です♪ハイ、人生初の世田谷区民になれそうあとは、一切、ヒ・ミ・ツ とさせていただきますねそのあとは、家具屋さんと家電屋さんに行って、新居用の家具と家電をみてまいりました。両親がなんと家具と家電をプレゼントしてくれるというので、ありがたいですねいろいろかわいらしい家具を選ぶことができ、一応見積書をもらってきました。お部屋が「白」のイメージなので、「白」と淡い「ピンク」を基調にして、やさしい感じのお部屋にしてみましたベッドも買っていいよ、ということなので、マットレスもふかふかで、まくらもやわらかで、掛布団もフワフワのベッドにしてみました。執筆用のデスクですが、ダイニング用食卓と共用にすることにしました。こうすると広々と使えそうだし、たのしく執筆活動も家計簿もつけられそう。4月から始まる、新しいお仕事の勉強もはかどりそうです。うれしいなぁ 夢がひろがりますさみしくなるのは(さんざんいままでケンカしたけど)、父の毎朝つくってくれる朝ごはんがたべられなくなること父のしいたけの醤油煮は、それはそれはおいしいのです。父にそう申しましたら、「チコちゃんが、自分で頑張って作ればいいんだよ」と申します。でも、父もちょっぴりさみしそう母はとってもさみしがってますね。「せっかくチコちゃんのたのしいおしゃべりがきけて、たのしいブログがよめたのにお手洗いだって、チコちゃんに介助してもらうと、とってもやさしくしてくれるから助かっていたのに、さみしくなるわぁ~」でも、いつかはちゃんと巣立たなくちゃだめですよね、いい年なんですもの。わたし、ちゃんとりっぱに独立して、両親のためにも、ぜったいに幸せになりますね家具を見た後は、赤坂のサントリーホールに行きました。読響とカンブルランさんの演奏を聴きにいったのですが、さすがにくたびれてしまったせいか、ずっとすやすや居眠りしてしまって・・・・大失敗「あーあ、なんだかなぁ・・肝心の音楽評論ができなかったわ」とおもいながらとぼとぼと帰宅への道を歩んでいたら、なんと、サスペンダーおじさんこと、Mさんとばったり遭遇したのでした私が「あー、Mさーん(^^)/ こんばんわ!」とお声掛けしたら、Mさんは「おおっ、君もきてたのか」と明るくお話してくださいました私はMさんにぼやきました。「きょう、カンブルランさんの指揮を聴いて、わたしずっと居眠りしちゃったんですよ面目ないです。Mさんにおしかりをうけてしまいそうです」といったのです。すると、Mさんは眼鏡の奥の優しい目で、「フフフ、きょうの演奏は、ちょっと心地よすぎたね(笑)」というではありませんかMさんも眠たかったのかな?Mさんは、都内某所にお住まいで、いつもコンサートをはしごされていますが、一応事前にいろいろ資料をお読みになったり、CDを聴いたり、DVDを見たりなどしてクラシック音楽鑑賞にのぞまれるとか。だからいつも開演ぎりぎりにお見えになるんですね。事情がようやくわかりました。でも、それだけ勉強されているので、Mさんのお話には、いつも感心しますし、勉強になることばかりですね!そう私がMさんに申し上げたら、Mさんはとたんに相好を崩して、「いやいや、君もがんばってるじゃないか。これからもがんばれよ」と励ましてくださって!素顔はとってもシャイでやさしい、サスペンダーおじさんこと、Mさんなのでした。みなさまも、どうぞ彼に話しかけてみてください。ステキなお話がいっぱいうかがえますよなんだかとてもうれしい気持ちになって、Mさんと別れて、帰途についたのでしたやっぱり、クラシックの輪はすばらしいですね
ただいま、パーヴォのハンス・ロット交響曲第1番を聴いています。なんど聴いても、すがすがしくて、さわやかな感動と明日への希望を感じさせてくれる名盤ですね!はやく先日の「クラシック音楽館」での放送をしてくれないかと、心待ちにしています!さて、きょうはお部屋探しの続きで、とある沿線の不動産屋さんをかたっぱしからあたっていました。しかし、いまは3月上旬ということで、どこもお部屋が退去前でなかなか見せてもらえません。希望条件をだしても「3月下旬にならないと、お部屋がみせられなくて・・・ごめんなさい」と断られるばかり😢もう途方にくれて、実家に帰ろうと思ったのですが、そこでふと、「あ、この駅の不動産屋さんはあたってなかったなぁ・・ダメ元だけど、一応行ってみよう」と思い立ち、駅を降りて、おまわりさんに道を尋ね、とある小さな不動産屋さんにトコトコといったのでした。すると、とてもベテランと思しきの、ご年配の優しそうなご主人と奥様がにこやかに出迎えてくださいました。「あらら、君、なんだかくたびれた顔をしているね。どうしたの」と優しくきいてくださったので、私が「実はどこの不動産屋さんも全然だめで、なかなか思うような物件を見ることができなかったのです。それで途方に暮れまして、最後の手段でここにきました。ダメ元なんですけれどね」と正直にいいましたら、ご主人が「どんな条件なの?」とおっしゃるので、「家賃が管理費込みで〇〇円で、2階以上のアパートないしマンションをさがしていて、お部屋は大体一人暮らし用でして・・・」といいましたら、ご主人がにっこり笑って、「それなら君にピッタリのお部屋があるよ。これはどう?」と見せてくださったのが、お値段もリーズナブル、かつお部屋の希望条件もぴったり、駅からも近く、大変静かで穏やかな街の中に位置するお部屋の資料をみせてくださったので、私はビックリ!!!「いいんですか?きょう内見させていただいても?」と私が尋ねると、ご主人は「いいよ。もうなんだか、(君に)半分決まったようなものだね(笑)」と笑顔で答えられ、「君、お仕事は?」と尋ねられました。そこで私が「クラシック音楽と歌舞伎の批評を書いていますが、まぁまだまだなかなか収入が得られない状況でして、4月1日から〇〇〇〇〇でアルバイトとして勤務することになりました。それでこの沿線を探していまして」と手短に話し、私の名刺をお渡しし、「けっして怪しいものではありません。私こういうプロフィールの人間です」と申し上げましたら、ご主人がじーっと私の顔と、名刺の裏のプロフィールを見比べて、「そうか。君はたいした勉強家なんだね!」とおっしゃってくださって、私は大変ほっとしました。というわけで、さっそく、ご主人とその街をそぞろ歩きながら、物件のあるところに行きました。もう白梅が咲き誇っていて、心がとても休まりましたし、意外に実はとても、この街にいて、ほっとしている自分に気づきました。もちろん、仕事で幾度も訪れた街ですし、勝手は知ったる場所でしたが、いざ住むとなると、意外に知らないことだらけであることに気づきました。お部屋を案内されて、そこを見たとたん、私は体の中を電流が走りました。白一色で彩られた、贅沢ではないですが、美しく使われてきたお部屋に、大変満足しました。そんなに最新のスタイルではないですが、いたるところに、いままで住んできた方々の愛着が感じられる、そんなお部屋でした。窓からはやはり、前のおうちで咲かせている花々が優しく出迎えてくれて、私は意を決しました。「私、この街に住むために、いろいろ苦労を重ねてきたんだわ!この部屋から、新しい世界が始まるんだわ!」と、心浮き立つ思いでした。「父にも了解をもらいますが、ぜひこの部屋に住みたいです」そう、私はご主人に申し上げました。美しい家並みがずっと続く中、ご主人はにこやかに、「桜の咲く季節には引っ越してこられるといい。桜が咲くとそれは見事なのでね。ご両親も遊びにきてもらって、くつろがれるといいでしょうね」といってくださいました。「ほかの不動産屋さんにずっと君が断られ続けたのは、君がこの街に来るように、ご縁を(神様が)つくってくださったんだろうね。なぜって、この街に君はぴったりな人ですよ。私はこの街で不動産屋を45年やってるからわかるけど、この街に合う人間と合わない人間と二通りいる。で、君は、もう店に入ってきたときから、この街の住人にふさわしいと思ったからね。ぜひお声掛けをしたかったんですよ」と言ってくださり、私は感激するやら涙ぐむやら・・。申込書にサインをし、新しい職場の採用通知書をコピーしていただき、身分証明書を見ていただいて、初期費用のお見積りを出していただくことにしました。父に電話し、いまいる場所を告げると、父は仰天しました。「なんでそんなところにいるんだ?豪邸でも買おうっていうのか!?」私は、「いいえ、もちろん賃貸でお部屋をかりるのよ。とてもお手頃でいい物件がみつかったの」報告し、値段をいったら、父は電話の向こうで「そりゃよかった。ラッキーだったなぁ!初期費用はどのくらいなの?」 ご主人が、「では資料をつくるので、それをお父様に見ていただいたら」と手短にいうと、父は「じゃ、お前が帰ってくるのを待つから、早く帰ってらっしゃい。ママも心配してるから」といって電話を切りました。ご主人は「しっかりがんばって働いて、いい批評を書いて、この街に住み続けてくださいね!」と励ましてくださり、私は大変感謝しながら、店を後にしました。帰宅して父に初期費用の見積もりをみせると、父はふぅむ、と息をついて、「まぁいいよ。落ち着いて住めるいい場所だから、お前も安心して、仕事と執筆に取り組めるね。治安もいいだろうし、大丈夫だろう」と安心したようでした。母は手放しの喜びようで、「チコちゃんは、やっぱりそういう街に住むべきだと、ママはおもってたわ。あなたにぴったりよ」と嬉しそうに、お部屋の資料をうっとりと眺めていました。「駅前に大きなビルがあるから、ママもパパも桜の咲くころになったら遊びにきてもらって、そこでおいしいレストランに入ろうね。車いす対応も最新のビルだからもちろんしてくれるし、街は綺麗だし、きっと楽しめるわよ」と私がいうと、母はうんうん、と大きくうなずいて、「チコちゃんが小さいころ、よくママ、チコちゃんを連れにこの駅に来たけれど、まさか自分の娘がこの街に住むことになろうとはね・・・よくやったわ、チコちゃん(^_-)-☆」と喜んでくれました。パーヴォには、これから報告のメールを入れますね(^_-)-☆パーヴォには、わたしの住む街の正解発表をお伝えします。パーヴォ、ビックリされるだろうなぁ(^_-)-☆でも、パーヴォはこの街のなんたるかは、あまりご存知ないかもしれないけれど・・。いつか、パーヴォもこの街に住んでくださるとうれしいなぁ♡さっそくこの街の本屋さんに入ってみたら、うれしい発見がありました。なんとエストニアの画家の方々のミニ展覧会をしていたのです!そこのご主人に、私が興奮気味に「昨年8月、実はエストニアのタリンに行ってきたばかりなんですよ!」と言いましたら、ご主人が「僕も9月に行きましたよ!老後はエストニアに住もうと決めてるくらい、僕、エストニアが好きなんです」とおっしゃられて、なんだかすごいご縁を感じてしまいました!近くにCDショップがあって、「パーヴォ・ヤルヴィさんのCDはありますか?」と尋ねたら、店員の女性が「ああ一枚だけならあります。どんな方ですか?」と聴かれたので、私がお店にあった、パーヴォの「マーラー交響曲第6番<悲劇的>」のジャケットを見せたら、店員さんがポッと顔を赤らめて、「まぁ素敵な方!とってもダンディですね。まるで映画俳優さんみたいだわ」とおっしゃったので「これから、彼はますます大スターになられますよ。ぜひたくさんCDを置いてあげてください」と私がいいましたら、「もちろんです!チェックしてみますね(^_-)-☆」と店員さんも笑顔。不動産屋さんへの道を教えてくださったおまわりさんにもご挨拶して、「私、この街に住めることになりました!」と言ったら、「それはよかった!おまちしていますよ♪」と笑顔で挨拶をしてくださいました。こんな優しいおまわりさんたちだったら、きっと安心して、穏やかに暮らせるに違いありません。ウキウキと、晴れ晴れと、心浮き立つおもいでした。住む人たちがみんなとても品があり、やさしく、おだやかで、気遣いのこまやかな方々ばかり。「あなたをこの街に歓迎しますよ!」と、みんなに言われて、すっかりハッピーな、わたしです!!!ただいまハンス・ロットの交響曲第1番の、第4楽章の壮大なフィナーレを聴いています!ハンス・ロットは絶対に気がくるっていたはずがありません!きっと人生でいちばん幸せな瞬間をかみしめて、この曲を作ったに違いありません!こんなすばらしいメロディー、天からふってきたら、そりゃ幸せにきまっています!私もとっても幸せです!!ありがとう、みんな!
このほど、おかげさまでアルバイト先も無事に決まり、本格的にお部屋探しを始めてみました。とはいえ、アルバイトなので、名義人は親になってしまうのですが、当の親が「早く独立してくれ」と申しますので、なんとか飲みこんでもらえるでしょうね。お家賃的には、なんとか都内のアパートかマンションでいい物件が探せそう当初、代々木公園駅周辺でさがそう、と思っていたのですけれど、なんとこの辺りは、安倍首相のお住まいがあるそうで(だから最近のNHKって、安倍さん寄りな報道が多いんですね(笑)ご近所だから、さすがに叩けないってことなんでしょうね)そういう超VIPが住んでいるとなると、警備も厳しいし、もれなくいろいろな輩の人たちがやってきそうなので、ここはパスすることに(笑)お部屋は大体20から25㎡くらいで考えていて、日当たりがよくて、風通しもよくて、バス・トイレ別で、おいしいパスタ屋さんと喫茶店があって、郵便局が近くにあって、100円ショップも安いスーパーもあるところ、NHKホールとサントリーホールと職場から30~40分以内で電車でいけるところ、というところでさがしております。いろいろ検索すると出てくるので、なんとかなりそうですねありがたいのは、今度の部屋探しは、アルバイト先の名前を出すと、みなさん「あっわかりました。内定通知書はいりません」と言ってくださることですねみなさま、「いったいチコはどこに就職がきまったんだろう」とお思いだと思いますが、ネームバリュー的には、誰もが知ってる(と思うんですけど、でも興味のない方は全然しらないかも)かなり大メジャーなところ、ということだけヒントをだしておきます(笑)実際にお引越しをするのは、ゴールデンウィーク以降になりそうですが、それまでいろいろ物件情報をしっておくといいかなと。夢はいろいろふくらみますただの金食い虫の居候だった私ですが、父も母も、4月1日から新生活を迎える私をめいっぱい応援してくれるようでうれしいですことに、父には感謝です。けっして裕福ではないわが家の家計から、いろいろ私の援助をしてくれているので、ほんとにありがたくて。父のためにも、がんばろうと思います母は、今回のアルバイト先は大喜びです!「チコちゃんにぴったりの職場だわいっぱいたのしくいろいろなことを吸収しなさいね」といつも励ましてくれて、うれしいですともあれ、浮き立つ春にむけて、かつらぎ家ではやさしさあふれる日々がつづきそうです
Twitterからの再録、リライトで失礼します。きょうは国立劇場小劇場の「元禄忠臣蔵」と「積恋雪関扉(関の扉)」を見てきました。結論からいうと、国立劇場の充実ぶりを示す、画期的な公演となりました!傑作誕生!国立劇場小劇場の「積恋雪関扉~関の扉」。菊之助の関兵衛、梅枝の小町、墨染が傑出した出来映えである。ことに、菊之助はまさに蠱惑的かつ悪魔的な魅力を発揮、新境地を開拓した。梅枝は独自の小町と墨染像を現出。21世紀の新しくも古典味溢れた、清新な女形の魅力を発散させて、観客を魅了した。梅枝の女形としての可能性は、正に無限大であるといえよう。ことに梅枝は、江戸歌舞伎の香り豊かな、それでいて現代性溢れた魅力溢れる婉然とした女形像を、この小町と墨染で描き尽くし、画期的な「関の扉」となった。萬太郎の少将宗貞も端正かつ、力強さを感じさせる力演。菊之助、梅枝と並んでの、「関の扉」成功の立役者として、大いに舞台成果に貢献した。常磐津連中の好演も見逃せない。兼太夫、文字兵衛のコンビは鉄壁であり、艶やかな男女のいとなみを、ひめやかに描き尽くす。菊之助や梅枝とのコンビネーションも絶品で、舞踊劇の傑作としての「関の扉」の魅力を演じきったのはお手柄。ともすれば、仲蔵以来の、古怪な魅力ばかり強調されてきた「関の扉」であるが、菊之助、梅枝、萬太郎による、古今東西の洋を超えた、男女の官能的な交情と、太古日本の原始的なシャーマニズムと激しいパッションを、爆発させつつ融合させた傑作として、この国立劇場小劇場の「関の扉」は、長く語り伝えられるであろう。特筆すべきは、菊之助の関兵衛の関兵衛の徹底した役作りである。その造形は父・菊五郎の不遜さ、岳父・吉右衛門の威風堂々たる偉丈夫ぶりの再現にとどまらない、さらに二代目松緑の線の太さ、伝説的ともいうべき、ますらおぶりを、鮮やかに再現して見せたのである。菊五郎劇団の伝統に留まらない、菊之助の斬新なチャレンジ精神を応援したい。国立劇場の実験精神は、ますますもって盛んであり、大いに今後も注目したい。(了)
2016年09月09日神の奇跡が降臨した!NHK交響楽団 マーラー「一千人の交響曲」感想私はクラシックも好きだが、論評できるほどの知識も鑑賞回数もない。しかし、今回の9月8日(木)にNHKホールにて演奏された、N響創立90周年記念演奏会・マーラー作曲交響曲第8番「一千人の交響曲」は、クラシックのひとつのエポックメーキングな出来事として記憶されるであろう。まず、2015年9月から首席指揮者に就任した、パーヴォ・ヤルヴィの指揮によるマーラーの意欲的な演奏であること、そして、その中でも最高傑作と言われ、そして演奏が大変難しい「一千人~」にN響がチャレンジしたということ、また、そしてチケットが完売という大変なムーブメントを引き起こしたことに、日本のクラシック界の現代の大きな成熟を見る思いだ。まず、圧倒的なその大編成に瞠目する。指揮・パーヴォ・ヤルヴィを筆頭に、8人のソリストたちと、新国立劇場・栗友会の合唱団、NHK東京児童合唱団、そしてピアノ・オルガン・パイプオルガンまで勢ぞろいしたNHK交響楽団でゆうに600人は超えるかというメンバーに、この楽曲のもつ威容を感じ取ることができる。そして、まさにこの楽曲の最初のクライマックスともいうべき第1部の「来たれ、創造主である聖霊よ」の大合唱とファンファーレに熱いものがこみ上げ、落涙する。まさに「いつくしみの大聖年」にふさわしい名唱である。第1部はラテン語で歌われ、創造主への畏敬の念と、賛美、そして平和への祈りが高らかに歌われる。繰り返し第1旋律が歌われ、第1部の最後の“Gloria Patri Domino (父なる主に栄光あれ)“に象徴されるような、マーラーの当時の境地をうかがえる、この交響曲の大きなテーマが鳴り響き、まさに「神の奇跡が降臨した」というにふさわしいドラマティックな展開となる。また第2部の「ファウスト」の終幕の場は、ドイツ語で歌われ、弦楽器のピチカートでひめやかにさらに深遠なテーマが語られていく。少年たち(実際には少女たちだが)の合唱と、天使たち、そして、マリア崇拝の博士(テノールのミヒャエル・シャーデの高音が素晴らしい)、法悦の教父、瞑想の教父、さまざまな立場にある女たち(ソプラノのエリン・ウォールが絶唱)の、永遠の愛、永遠の命、そして、聖母マリアへの思いが交錯する。最後にすべての合唱と演奏による大団円で、“永遠に女性的なるものが私たちを引き上げる”と歌われ、歓喜のうちに終わり、大きな感動が怒濤のごとく押し寄せるのである。指揮のヤルヴィは、この巨大なテーマをもつマーラーの交響曲に果敢に挑み、的確かつドラマティックな指揮を試み、成功した。また、その指揮にNHK交響楽団もよく応え、90周年にふさわしい成果を見せた。マーラーの思念的変遷と愛の完成を導き出した第8番の演奏は、日本においても、新たなマーラーへの評価の高まりを再認識させるにふさわしい名演奏となった。ふかい感銘のうちに帰途についた秋の夜であった。(了)※こちらは、私が初めて、パーヴォさんの指揮に触れたときの感激を表した、初めての音楽評論です。ライブドアさんで「桂木嶺の GO TO THE THEATER!!」というブログを立ち上げ、お世話になっていました。そのときに、掲載したものです。つたない評論ではありますが、必死に、パーヴォさんの意図する、マーラーの巨大な世界観と格闘しつつ、最大級の興奮と感動を、どう伝えようか、必死に推敲して書いた記憶があります。こちらの評論がきっかけとなって、パーヴォさんからTwitterをフォロ―していただくことができ、大変感激したのを改めて懐かしく思い出しました。やはり人生の岐路で迷ったときは、この必死で書いた批評と、「初心忘るべからず」の気持ちで臨むことが大切だと思っています。私にとって、なによりも大切な思い出・・それがこのパーヴォさんの「一千人の交響曲」ですね!