そもそも私のクラシックコンサート事始めはといいますと・・。

 

私がパーヴォの存在を知ったのは、約3年くらい前。2016年のころでした。

 

その前から、ちょこちょこと、歌舞伎鑑賞の合間に

クラシックコンサートには行っていたのですが、

大きなきっかけとなったのはパーヴォのおかげです。

 

私のFacebookのお友達で、Sさんという方がいらっしゃいました。

彼はとある大手銀行の重役さんまで務められた方でしたが、

歌舞伎もお好き、能もお好き、そしてクラシックが大のお好きという

大変な趣味人でいらっしゃいました。

 

彼のそれぞれの鑑賞レポートを聴いているだけでもうっとりとするし、

すばらしい筆致で、見事なレポートをFBで毎回発表されており、

私はいつも大変勉強になっていました。

そして、「Sさんのように、クラシックコンサートにもいって

私も素敵なレポートを書いてみたいな♪」

と、漠然と憧れをもっていました。

 

そこで、NHK交響楽団のページを拝見するようになったら、

あら?知らない方が首席指揮者として登場されているではありませんか!

それが、パーヴォとの最初の出会いでした。

 

 

どんな演奏をされるのか、さっぱりわからないけれど、

パーヴォの優しく穏やかな風貌に魅せられ、

いつかこの方のコンサートに行ってみたい、と憧れを抱くようになり、

しょっちゅう「いいね」クリックをしていました。

 

すると、チャンスがめぐってきました。

2016年9月8日、NHKホールで、

マーラーの交響曲第8番「一千人の交響曲」を

N響創立90周年を記念して、

パーヴォが指揮されるというのです!

大好きな曲だし、一度も生で聴いたことがないのでぜひ行きたいと思い、

行くことにしたのでした。

 

東宝時代のお友達とも待ち合わせて、一緒に見ることができたのも

うれしかった!

そして、お席はNHKホールの3階の一番後ろの隅っこの席でしたが、

大迫力でそれはそれは感動的で衝撃的なマーラーでした!

すっかり私はクラシックの魅力に取りつかれたし、

パーヴォ・ヤルヴィという人のすばらしさを知ることができたのでした。

 

帰宅してから夢中で書いたのが、こちらの感想です。

 

http://blog.livedoor.jp/ryo_ktrg/archives/52166673.html

 

すると、すごい奇蹟がおきました!

このブログの記事をご覧になったと思われる、

パーヴォが、なんと私の(ブログと連動していた)ツイッターを

followしてくださったのでした!

 

私は、雲の上の人であるパーヴォからのフォローで

すっかり舞い上がってしまって、

嬉しさのあまり、パーヴォのために、

ブログを英訳したり、彼のことをブログで書くようになりました。

するとパーヴォがどんどん「いいね」クリックをしてくださるではありませんか(^_-)-☆

 

すっかり意気に感じた私は、ブラームス交響曲第2番とともに、こちらのCDを買いました。

それがこれです。

 

シューマンの交響曲第3番と第1番のCDでした。

演奏はドイツカンマーフィルブレーメン。

 

これらのCDを聴くようになってから、不思議なことが次々と起き始めました。

まず、私はスポーツクラブにもろくに行けないほど、

周りの音に敏感すぎて、動けない人間でした。

16年前から患っている、大病のせいでした。

 

スポーツクラブでの音がこわくて、

ウォーキングすらできなかったのです。

もちろん、渋谷の街などもこわくて歩けませんでした。

とっても限られたところしか、歩けなかったのです。

 

ところが、パーヴォのこのシューマンのCDを聴き始めたら、

おちついてウォーキングができるようになりました!

 

シューマンの交響曲第3番「ライン」というのは、こういう曲です。

Schumann: Symphony No.3 in E flat major - P. Järvi / NHK Symphony Orchestra

(2005年7月)

https://www.youtube.com/watch?v=PEuM0c5U5W8

 

大変に流麗で穏やかで美しい旋律に、

私のこころはすっかり癒されました。

シューマンの曲は「トロイメライ」くらいしか知らなかったのですが、

彼が大変にすぐれ交響曲の作曲家であることを初めて知りました。

 

そして、シューマンもまた病をかかえながら、

作曲活動をしていたことも、初めて知りました。

わたしと同じ、病気でした。

わたしは、16年前に罹患したこの病気のことで、

本当に、本当に、かなしくつらいおもいをしてきていました。

 

でも、シューマンのこの美しい調べを聴いて、

わたしは生きる希望を見出したのです。

「この病気をしていても、すぐれた芸術を愛する心があれば、

きっと私は元気になれるし、シューマンみたいに

人々を感動させることができるにちがいないわ!」

 

パーヴォがみせてくださった音楽の奇蹟は、

私に生きる勇気と希望、大きな励ましを与えることになったのです!

 

わたしは、幾度も幾度も、このシューマンの交響曲第3番をききました。

街をあるくときには、パーヴォのCDが欠かせなくなりました。

パーヴォは、いつしか、私にとってなくてはならない存在になっていったのです。

 

そして、運命の2019年6月25日、30日を迎え、

初めてサイン会でパーヴォに会ったのでした!

 

パーヴォは、最高で、真摯で、誠実で、優しくて、

ちょっとお茶目で、抜群にイケメンで、とにかくりりしくて、かっこよくて・・・。

まさに私の理想の男性だったのです!

 

 

わたしは、すっかりパーヴォ・ヤルヴィさんに恋する、一人の女となったのでした。

 

それから、私の運命が、

大きく、大きく、変わっていったのでした!

 

そして、いま、こうしてみなさまに

パーヴォとクラシックの魅力をお伝えすることができ、

幸せです!

 

2017年6月30日、「きょうの君はとってもゴージャスだから、一緒に写真を撮ろう!」

と言ってくださったパーヴォの優しさに、感謝です!