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宝塚発達心理ラボのラボ子です。
いきなりですが、
母親の価値は何で決まるのでしょうか。
息子さん3人全員を灘中→灘高→東大理Ⅲに入れた浜学園の某お母様は、受験界では超カリスマ的存在です。講演会はいつも満席、本を出せば飛ぶように売れます。日本だけではなく翻訳されて世界でも読まれています。
息子さんや娘さんを医学部に入れたお母様もこれまた世の母の羨望の的です。受験での勝者は、ある意味人生での勝者でもあるからです。
勉強でなくても同じです。子どもがスポーツで活躍したら、これまた親は鼻高々です。
つまり子どもが優秀であれば、その母は偉大な親として扱われます。世の中の風潮はそんな感じです。
では、逆パターンばどうでしょうか。
子どもがひきこもったり、子どもにハンディがあったりする場合です。まずうらやましいとは思ってはもらえないでしょう。むしろ親は責められることすらあります。
育て方が悪かったからひきこもったんだ・・とか、うちの家系のせいではない・・とかね。
「子どもが将来ひきこもらないために」というテーマは、多くの人が興味を持つと思います。しかし実際に目の前にすでにひきこもった子どもがいる家庭にとっては、このテーマは追い詰められる気分になるそうです。これは「障害児を産まないために」のようなテーマでも同じでしょう。
熾烈な競争から降りることで壊れそうな自分を守ったり、その競争に最初から乗れない人たちは一定数います。その生き方や存在を全否定せず、いまそこにいてくれることを大切にできる社会になればいいなと思います。
そしてその子らを支えている親たちの頑張りも評価される世の中であればいいなと願います。
(今度の日曜日が、「第1回大人のひきこもり女子会 in 宝塚」ですが、これはひきこもっている人に社会復帰してもらうための集まりではありません。ありのままのそのままの今のあなたと楽しくおしゃべりしたい・・・。ただのそんなティータイムです。
でもそんなティータイムに遠方からでもお申込みがあるということは、いかにそういう場がこれまでなかったかということでもあるのです。細く長く続けたいと思います。)