世の中には、目に見えないものがたくさんあります。
例えば「空気」。
私たちは空気の中に居て、呼吸して、生きています。
とても大切なものですが、見えません。
他にも考えると
「電波」も見えませんね。
電磁波の一種で空間を伝わる電気エネルギーの波ですが、
テレビやラジオ、スマートフォンなどに、電波が使われています。
今や、電波は私たちの生活になくてはならないものとなっています。
それから、「心」も見えません。
心は何かを定義することは難しいですが、
人の行動を決める感情や思考を処理しているところ、という感じですね。
こう考えると、見えないものはたくさんあって、
それらは、私たちが生きていくうえで、
とても大切なものだということが分かります。
子育てにおいては、
「子どもの心を育む」というフレーズを
よく耳にします。
では、子どもの心が順調に育まれているか、
どのように分かるのでしょうか。
ケガをすれば、出血し分かります。
風邪をひけば、熱が上がり分かります。
成績はテストの点数を見れば分かります。
5段の跳び箱が飛べたとか、
ピアノでトルコ行進曲が弾けたとか、
その場で分かりますね。
ですが、心の成長はどうでしょうか。
目には見えません。
触れない、聞こえない、香らない、もちろん味わうこともできません。
また、ケガや風邪のように、
何か問題があっても、直ぐには分かりにくいと思います。
子どもの心が順調に育っているか、どうか、
親御さんは不安になることもあるでしょう。
私の好きな本に
サン・テグジュペリの「星の王子さま」があります。
その中に、「かんじんなことは目に見えないんだよ」という言葉が出てきます。
王子さまはキツネに、
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ」と教えられます。
私たちは、
子どもが、跳び箱が飛べた、
テストで良い点数を取ってきた、など、
とかく目に見えるモノで一喜一憂しがちです。
ですが、見えるモノは、
跳び箱が6段になると跳べない、
苦手な教科になると点数は下がった、など、状況が変わると
一喜の喜びは、
一憂の憂鬱になってしまいます。
私たちが見なければならないのは、
跳び箱やピアノを何度も練習をした「努力」です。
「跳べるようになりたい」
「弾けるようになりたい」という
「意欲」や「情熱」です。
「努力」や「意欲」や「情熱」は
状況が変わっても存在し続けます。
そして、それらを見るのは親の「心」です。
子どもが、
「頑張ってるな」「すごく意欲を持って練習している」
「体操が好きなんだ」「音楽に興味を持っているのね」と
親の心で感じるものです。
その心での受け止めが
子どもへの愛情とも言えるでしょう。
子どもの心の成長は、親の愛情が大きく影響します。
そしてこの愛情も見えません。
ですが、
愛情は、
子どもの頑張っている様子を認めたり、
できた時の喜びや、
失敗したときの残念さを共有することで、
相手に伝わります。
また、子どもをハグしたり、
「大好きだよ」と言葉をかけることで伝わります。
そして、毎日食事を作ったり、
暖かい睡眠場所を用意したり、
日々のお世話の中で、感じることができます。
同じ様に
子どもの心の成長も、
日常の生活の中で、分かってくることがあるでしょう。
下記記事より、
子どもの心の成長などの目に見えないものの確かめ方を
更に詳しく記しました。
子どもの「心の根っこ」は育っている?見えない心の成長の確かめ方
家庭教育協会「子育ち親育ち」代表
田宮由美










































