髄膜腫
「つい最近、脳腫瘍になっちゃって」なんて話を切り出すと、漏れなくその場の空気が凍る。
他方、より正確に説明するために「髄膜腫」というワードを出すと、今度は
「つい最近、脳腫瘍になっちゃって」なんて話を切り出すと、漏れなくその場の空気が凍る。
他方、より正確に説明するために「髄膜腫」というワードを出すと、今度は
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
本ブログは、2023年7月髄膜腫(脳腫瘍)発覚→9月開頭手術・入院の体験記、そして、退院後の生活を綴ったものになります。
「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
少しでもお役に立てれば幸いです。
12月4日(月)、ご無沙汰していたMRI検査を受け、その30~40分後くらいに受けた主治医の診察。
今回のMRI画像と以前のMRI画像を交互に見せてもらいながら、経過と現状について説明を受ける。
その内容は概ね以下のとおり。
・耳の後ろにある「錐体骨」のところを見ると、左の方は、以前の術後の画像だと白くなっており、髄液が貯留していた。
・これに対し、今回のMRIでは、黒く映っており、ちゃんと骨に空洞があることが分かる。
・だから、耳閉感や耳鳴りが改善できたことが裏付けできた。
・次に、腫瘍(髄膜腫)の方を見る。
・血管を巻き込んでいた部分や上の部分は、敢えて残した。
・無理して摘出しようとすると出血がひどくなりリスクがあったから。
・今回撮ったMRI画像の白い部分がそれ(といっても通常MRIだから薄っすら見える程度)。
・とはいえ、発生母地の部分は全部摘出した。
・だから、経験的には、残腫瘍については、このまま大きくならないか、あるいは、小さくなっていくのではないかと思っているが、今後も経過を診る必要がある。
・今後は半年~1年単位で定期的に検査をして経過を観察しましょう。
ここらへんのことは開頭手術後~髄液漏閉鎖手術前の時に言われたこと(以下の引用参照)と重複していたが、ポジティブな内容も話してくれて非常に嬉しかった。
そんな説明を受けた後、「その他についてはいかがですか?」と聞かれたので、「些細なことなんですけど」と前置きをして、例の10円ハゲ部分を見せた。
自宅近くの皮膚科に通院していて、飲み薬と塗り薬で治療していて心配はいらないと思う旨も併せて説明したものの、主治医的には「そうですか。。」とちょっと沈んだようなトーンでの返答。
確かに、人のハゲを見せられて明るいテンションで返答するようなサイコパスは先ずいないだろう。
けども、あまりにも沈んだ様子だったので、そっちの方が心配になり
「治療して髪も生えつつありますし!」
「普段は周りの髪に隠れてますし!」
「それに命には関わらないんで大丈夫ですよ!」( ´∀`)bグッ!
とフォローしたり、
「それよか次の検査は半年後ですかね?」( ´∀`)bグッ!
と話題を変えたりと、気を遣う脳腫瘍患者のりんりん氏。
すると「そうですね!次回は6月で予約押さえちゃいましょう!!」
とすかさずいつものハキハキした感じで返答する主治医。
あんな沈んだテンションからよくもまあこんなに明るいテンションに切り替われるな。
と心の中でつっこむ。
やっぱり医者(特に脳外科医)は、この人含めて少しサイコパスなのかもしれない(もちろん褒め言葉)。
そんなわけで、次回のMRI検査は6月に。今度は造影剤を使うので、昼食は抜きだそうだ。
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
本ブログは、2023年7月髄膜腫(脳腫瘍)発覚→9月開頭手術・入院の体験記、そして、退院後の生活を綴ったものになります。
「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
少しでもお役に立てれば幸いです。
2023年12月4日、この日は退院後はじめてのMRI検査&脳神経外科の外来受診。
髄膜腫の開頭手術をしたのが9月8日なので、手術後約3か月になろうとしていた。
本来なら、術後は半年後くらいに初めてのMRI検査&外来がスタンダードらしい。
だが、自分の場合、開頭手術後に髄液漏が生じ、再手術したり、再手術後も左耳の耳閉感があったりという状態だった。
なので、抜鈎時(ちなみにそんな経緯もあったため自分は外来で抜鈎した)、主治医から「耳の様子を見る意味でも、年内に一回検査&受診を」と言われたので、このタイミングでの退院後はじめてのMRI検査となった。
ちなみに、その時の話は↓のとおり。
前同日午後4時、病院に到着し、受付を済ませる。
本日の進行予定は、MRI検査→それに基づき医師から説明
ということなので、先ずは検査室へ。
今回は外来患者用のMRI検査室ということで、部屋も技師の方も入院中のそれとは異なる。
とはいえ、ペラッペラの検査着とよく冷やされている室内は共通。かなり肌寒い。
検査開始前に、技師の方から「本日は造影剤は使わないので、20~25分くらいで検査終了の予定です」とのこと。
事前に説明を受けていたので知ってはいたが、やはり造影MRIとは違って
・数時間前からの断食断水がない(造影剤を使うと人によっては気持ち悪くなって色々とこみあげてしまうことがあるらしいので、それの予防のためとのこと)
・点滴の針を刺す必要がない(痛くない。嬉しい)。
・時間がちょっと短い(造影MRIのときは筒の中に入っている時間が30~40分となり、点滴したりの時間も含め検査全体の時間が1時間弱はかかる)
ので嬉しい。
そうは言ってもMRIの筒の中はやはりうるさい。今年は何回も体験したが、検査中は「すぐ隣で道路工事でもやっているんですか?」と疑いたくなるほどの轟音。。。
とはいえ、、、
「頭を切開して、頭蓋骨をカッターで切って外して、脳を何時間も露出して、みたいなことに比べれば、リスクないやん」とか
「髄液漏の手術をした後の寝たきりだった1週間に比べれば、全然、短い!!!」とか
かつて自分が体験した怖い&しんどいあの時に比べて取るに足りないほど些細な事。。。
当然、良性とはいえ脳腫瘍なんて患うに越したことはない!!
けれども、振り返ってみれば、あの時の辛い体験は間違いなく自分の精神的な部分を強くしてくれたのだと思う。
手に入れたのは、鋼の精神か。
いや、あのとてつもないしんどさを考えたら、より固くより強いチタンくらいの精神を手に入れたくらいでなければ、自分の中では計算が合わない。
プラスマイナスゼロ以上にするためにも、「チタン並みの精神、ゲットしたぜ!」(燃)と言えるくらいじゃないとな。
「これからはチタン並みに剛強な心を売り出していこう」とそう誓った。
話は変わるが、「チタン」と話していてふと思い至ったのは、開頭手術時に頭蓋骨に取り付けられたチタンプレートのこと。
チタンの融点は約1800℃(グーグル先生によれば1667℃でした)。
火葬の温度は1000℃くらいなので、火葬後も残るはず。
焼骨を取り上げてくれる予定の人には「骨に混じってチタンとか金属片が残ると思うから、それも良しなにしてください」と事前に言っておかねば。
そんな風に考えを巡らせながら、とにかくうるさいMRI検査を乗り越え、16時30分頃には脳神経外科のあるフロアへ。
周囲を見渡せば、患者さんの数はほどほど。でも、やっぱり「脳」に関する病気のことで来ている人がほとんどなのだろう、重めの雰囲気の待合室。
20~30分くらいして自分の番となり、診察室へいざ入室!
久しぶりにお目見えした主治医の顔は、何か疲れている!!!
自分の退院時もかなり疲労感あふれる表情をしていたが、今日も今日とてお疲れのご様子だ!!!
前日当直だったのか、12月になり脳疾患の急患が増加し始めて多忙になったのか、分からないけど、とても疲れた顔をしてらっしゃる。。。
そんな主治医は「りんりんさん、お久しぶりです」とあいさつもそこそこに、先程撮ったMRI画像を一枚一枚チェックしていく。
しばらく(といっても10~15秒くらい)、診察室内に主治医のマウスのクリック音のみが響く。
続いた沈黙を破って主治医が一言。
主治医「いいですね!問題なさそうです!」
りんりん「よかったぁ、、、」(*´Д`)=3ハァ・・・
安堵したものの、すぐさま主治医の絶妙なタメのせいで不必要な緊張を強いられるこの感覚に既視感を覚える。
懐かしい感じだけれど。。。
18日間寝泊まりしたけれど。。。
やっぱり病院は馴れん!!
娘氏がお昼寝から起きてくる時間なので、主治医とのやり取りはまた改めて。
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
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「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
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お久しぶりです。
そして、みなさま、、、
明けましておめでとうございます。
前回のブログの投稿(11月6日)から約2か月。
間が空いてしまいました。
年も明けてしまいました。
その理由は、単に復帰後のした後の仕事が忙しかったためであって、体調不良とかそういう理由ではないです。
もう少し詳しく説明(言い訳)すると、11月は業務量自体はそこまでではなかったものの復帰したててで体調がそこそこだったことから自分個人にとってはぼちぼち忙しく、12月は体調はほぼ手術前の通りに戻ったものの毎年のことながら業務量が「年末だぜ!!」って感じでわんぱくな感じに増加してしまい会社全体としても自分個人としても忙しかったからということになります。
いずれにせよ、冒頭に声を大きくして伝えたいことは3つ!
・無事に健康に生活しています☆彡
・その分、仕事・家事・育児もやってます☆彡
・だからブログも投稿頻度が落ちちゃいます(テヘペロ)、でも月1~2くらいでもいいから今後もコンスタントに投稿したい。。。そんな私のことをどうかよろしくお願いします、嫌いにならないでください、愛してください。。。
以上のとおり新年の抱負に代わる所信表明をしたところで、退院後45日目(手術後約2か月目)以降のことを投稿していきたい。
2023年7月 髄膜腫発見
8月 検査入院(アンギオ)
9月上旬 開頭手術(髄膜腫摘出)
9月中旬 再手術(髄液漏)
9月下旬 退院
10月下旬 職場復帰
11月初頭 円形脱毛症発覚(現在も治療中)
12月初頭 退院後2回目の脳外科外来(退院後初のMRI)
12月全体 複数回に渡る年を忘れる会への参加
12月末 家族旅行(娘氏にとって2回目の旅行)
2024年1月 新年←今ココ
11月6日(月)、2か月前の今日入院した。思い返すとこの間の時間の流れは早かったような、長かったような、、、。
不思議な感覚だ。
自分のブログを読み返してみれば、初めての入院で色んな出来事が新鮮なのか、入院初日の出来事をつらつらと書きしたためつつ、これからの手術や治療に対する恐怖を記していた。
手術後に起きる痛み、
独特のしんどさ(喉の渇きとか)、
色々なハプニング(ICUで隣の人が瀕死の状態になっているのを聞く羽目になったりとか)、
術後の髄液漏が原因での再手術など、
これから待ち受ける困難などまったく予想できなかったあの日。。。
懐かしい。
とはいえ、乗り切ってしまえばなんてことはない!!
人間、喉元過ぎれば熱さを忘れる!!
といったマインドで気合と根性で仕事にバリバリ復帰していったのが11月のこと。
入院後、そして、その2日後に受けた開頭手術後から数えて3か月目だった。
※注:手術後●か月目と言うときは、9月8日に開頭手術を受けたので
2023年9月・・・手術後0か月目
同年10月・・・手術後1か月目
同年11月・・・手術後2か月目
同年12月・・・手術後3か月目
ということで書いていきます。
そして、手術後3か月目にあたる2023年12月、退院後はじめてのMRI検査を受けたのだけれど、娘氏が起きてきてしまったので、そのお話はまた次回。
大変ご無沙汰しております。
取り急ぎ生存報告です。概要は次のとおり。
元気に生きています。
仕事が忙しいです。
先日検査してきました(経過良好!)
円形脱毛症も治ってきました(髪生えてきた!)
仕事がベリーベリー忙しいです(ル―みたい!)
でも仕事が落ち着いたら、年内に前回以降の話を書くんだ(フラグ!)
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
本ブログは、2023年7月髄膜腫(脳腫瘍)発覚→9月開頭手術・入院の体験記、そして、退院後の生活を綴ったものになります。
「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
少しでもお役に立てれば幸いです。
2023年7月 髄膜腫発見
8月 検査入院(アンギオ)
9月上旬 開頭手術(髄膜腫摘出)
9月中旬 再手術(髄液漏)
9月下旬 退院
10月下旬 職場復帰
11月初頭 円形脱毛症発覚←今ここ
髄膜腫(脳腫瘍)からスタートしてまさかの円形脱毛症ルート突入うぅぅ!!
退院後41日目は11月2日(木)。その割には暑い!!
出張先まで直行直帰な1日だったので「わが社では例外的にまだクールビズOKなんすよ、今年に限って」のような顔で半袖で用務先へと出張。
それでも歩くだけで汗が出てくる。11月とは思えぬ暑さよ。
その翌日からは3連休!
地域の秋祭り2つに2歳の娘氏とともに参加。
翌日3日(金・祝日)になり、朝食後、娘氏に「今日はパパとママとお祭りにいくよ」と伝えると、
既に靴下と靴を装着する娘氏。
いや、まだ7時30分ですよ?やる気スイッチが入った時の速さは光のごとく。
とはいえ、涼しくなることを見込んで予定されていたはずなのに、この三連休もこの暑さ!!
自分も娘氏も体調崩さないように気を付けなければ。。。
さて、11月1日~11月5日と皮膚科で貰った塗り薬と飲み薬の効果について確認する為、写真を撮る。
「まぁ、そんな早々と効果なんて出るわけない」と思っていたが、、、
( ,,`・ω・´)ンンン?
黒い点々がある!!
黒ゴマよりも小さいな点だが、いくつか黒い点々があり、成長の兆しが見られる!!
退院前の9月20日ころから有ったこのハゲ。。。
それまで全く毛の生えてくる気配が無かったのに、皮膚科に行って薬を飲む&塗ることで効果が早くも現れるとは!!
そして、この時、思ったこと
「『髄膜腫の手術と関係ないことかも』と思っても、素人=自分では判断せず、プロ=主治医に相談してみるべし」
円形脱毛症もそうだけど、治療が遅れることで治りにくくなる(場合によっては治らなくなってしまう)症状もある。そんな時に素人考えで決めつけてしまうのは良くない事なのだと、改めて痛感した3連休となりました。
これからもがんばれ毛根!
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
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「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
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形成外科の先生に雑談がてら「お腹の傷は良くなっても、頭に出来たハゲはよくならんですよ、ハハハ」と伝えると、「それ円形脱毛症!皮膚科へGO!」と言われた。
形成外科の先生(ハキハキした女性。おばさんとかおばさまというよりはオバチャンという感じ)いわく、
・円形脱毛症は皮膚科で見てもらうべし
・飲み薬と塗り薬で治療するべし
・早く見てもらうべし(早く治療を開始した方が治りがよい。反対に治療開始が遅くなるとハゲが広がったり治りにくくなったりするリスクがあるとのこと)
ということで、出来るならその日のうちに皮膚科を受診するよう強く勧められた。
ちなみに「このハゲ、入院中(腰椎ドレナージ中)~退院前には既にあったんですが」と説明したら、
「入院・手術のストレスのせいだね!そりゃ、あれだけの期間入院して、しかも、髄液漏のせいで退院も延びたりして、結構なストレスだったでしょー!!」
とのこと。
そこら辺のオバチャン同士の井戸端会議街角でのガールズトークのようなテンションで言われてしまう。
確かに、ストレスは感じていたし、タイミング的にも原因は手術・入院しかなさそう。
髄膜腫、ほぼほぼ良性腫瘍で摘出できればなんとかなるか!
・・・・・・と思いきや、髄液漏になったり、円形脱毛症も引き起こしたり、一筋縄ではいかない。
以上の経緯から皮膚科へ行くことに。
ただ、形成外科(そして手術をしてくれた脳神経外科)のある総合病院には皮膚科もあるにはあるものの、家からは若干遠く(要自転車)、診察までの待ち時間も結構かかりそう(大きな病院あるある)ということで、自宅近所のいつもお世話になっている皮膚科をチョイス。
医者の好き嫌い・合う合わないというのはあると思うが、そこの医師は
・とにかく判断が早い
・病気の原因と治療法の説明が論理的かつエビデンス(パンフレットなども適宜使う)で分かりやすい
・反面、あまり患者の心に寄り沿うタイプではない
・あと、患者がいらん話をし始めるとピシャッと一蹴する(でも子どもには優しい)
といったタイプだった。
加えて冗談が好きだ。
以前、2歳の娘氏の身体に赤い湿疹のようなものが出来た時にも受診したのだが、患部を見て0.5秒で
「こりゃダニだ」
「薬出しときますので、こうやって塗ってください」(実演で先生自身が娘氏にぬりぬり)
「可愛い娘には悪い虫が寄ってくる、ってね!お父さんも心配になっちゃうでしょ!HAHAHA!」
てな感じで診療が進む(通常運転)
とにかく、自分的には早い・的確・近所ということで親子ともども良くお世話になっている。
形成外科の受診と会計が終わり、その皮膚科のクリニックへ到着したのは16時50分。
娘氏の保育園のお迎えが迫っているので早めにしんさつしてほしいなあと思いつつ受付を済ませると3分後には診察室へ呼ばれる。
会計待ちの患者さん含めて自分以外に6組の患者さんがいたのに、驚きの早さである。
先生「こんにちは!今日はどうしたの?」
自分「今日は頭が(髪をかき上げハゲを見せる)」
先生「円形脱毛症だね!塗り薬と飲み薬出します」
先生「あと液体窒素を吹きかけます」
なんと!それは想定外!
しかし、補助の看護師さんは既に液体窒素が入っていると思われる酸素ボンベのようなものを手にして横に立っている。
ハゲの部分に液体窒素を5~6秒ほど吹きかけられる。冷たいが耐えられないほどではない。
先生「説明すると、円形脱毛症は自己免疫細胞の異常が原因と言われています」(パンフレットを開きながら説明)
先生「自己免疫細胞が自分の毛根を誤って攻撃してはげるというメカニズム」
先生「なので、それへの対処と発毛促進のための薬を出します。30日分くらい出すから」
先生「あと、発毛促進のため液体窒素も使います」(今日の分は今やったとおり。事後説明か)
先生「頭の一部が局所的に冷たいと『なんかおかしいな』と身体が反応して、そこの部分の血行が促進され、発毛が促される仕組みです。週1くらいで液体窒素の治療はできるといいから来院して」
先生「だいじょうぶ!治るから!HAHAHA!」
という一連の説明を受ける。
診療時間はトータルで多分3分もかかってない。
(引用元は↓)
・・・ただ、もらったパンフレットを見ると、治るまで「早い人で半年ほど」といった説明もあったり。。。
気長に治療を続けるしかないらしい。
髄膜腫の腫瘍は概ね取れたってのに、万事良しとはなかなかいかないものだ。
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
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「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
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10月30日(月)、退院後37日目となる。
手術のあとの症状や傷の状態はさておき、先週の職場復帰の力加減を間違えてこじらせた風邪の症状の方がつらい。特に喉と咳がひどい。
・・・今気が付いたが、その時のブログ↑のカバー画像が、その1つ前のものと被っている。誤って重複して使用してしまったようだ。恥ずかしい。時間のある時に訂正しよう。
さて、この日は、ほかの社会人の例にならい、出勤。
もう社会復帰したからね。月曜日からちゃんと働かないと。
とはいえ、まだ喉がガラガラな状態。
職場に到着し
「おはようございます」
というと
「え、喉大丈夫ですか!?声変ですよ?」
と心配される始末。
同じ部署の仲間はなんて優しいんだ!
それに対して、優しくないのは、外の部署の方々。
仕事柄、内部の他の部署の人々と会議・打合せ・プロジェクトの進行を担当することが多いのだが、こっちの体調もお構いなしに全力投球してきやがる。
容赦なし。
体調の調子が良いときなら全く問題ないのだが、正直、今それをやられるのはしんどい。
とはいえ、こちらもプロフェッショナル(意識的な意味で)。
全力投球されたら全力返球をする。
・・・結果、月曜日から水曜日までの3日間で、体調は良くなるどころか更に悪くなる始末。
11月1日(水)、退院後40日目。
日中は仕事をこなしたのち、左脇腹の傷の診察のため形成外科の外来へ。
形成外科の外来もこれで5回目だろうか?
退院後の脳外科の外来がまだ1回なのに、なぜか形成外科の方が受診回数で断トツトップだ。
医師の先生も気さくで、何でも相談できる。
医師「こんにちは!傷はどうかな?」
自分「傷はだいぶ良くなって、ほぼ塞がってきてます」
医師「(傷を見る)本当だ!こりゃほっといても近いうちに治るね!」
と言われつつ、2日に1回くらいは綿棒を使って出来る範囲で傷の内部の掃除をするようにとの指導を受けた。で、それに続き、
自分「傷は良くなってるんですけど、頭のこれは全く良くなりません(笑い)」
医師「え!それ円形脱毛症だよ!早く皮膚科に行きなさい!」
自分「( ゚д゚)ポカーン」
退院後40日目にして新事実発覚。
開頭手術時の頭の固定の際に出来たと思っていた傷は、傷跡ではなくて円形脱毛症。。。
髄膜腫の治療、なかなか一筋縄にはいかないぃぃ。。。
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
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「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
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10月28日(土)。退院してからは35日目。
創部(頭)のしびれや感覚が鈍い感じはあるものの、日々ちょっとずつ良くなってはいるように思う。
それよか、復帰後の力加減を間違えてこじらせた風邪(主に喉と咳)の方が辛い。
社会復帰のギアの入れ方、徐々に!!と頭では思っていたものの、難しいね。
土曜日は、娘氏のリクエストもあり、公園へ。
朝8時前から近所の公園に行ったり、午後は初めて行く公園にチャレンジしたり。
初めての公園は、少しだけ距離があることのほか、利用者層の年齢がやや高い(娘氏2歳に対し、利用者のボリューム層は幼稚園~小学校低・中学年)ことから、ちょっと敷居の高さを感じていたが、楽しく遊べた様子の娘氏。
特に、急傾斜の滑り台が気に入ったようで、午後5時30分くらいまで何回も滑って遊んでた。
パワフルや
てゆうか、夕飯の準備ぃぃ。。。
10月29日(日)。退院してから36日目。
最近の娘氏は、何故かミッフィーちゃんの洋服にはまっている。
パジャマは一着あるものの、昼用、夜用ともに基本的に我が家には無い。
そして、近場のショップ(西松屋など)にも、取扱いがあんまり無い。
ということで、電車に乗ってショッピングセンターの中にある赤ちゃん本舗へ。
・・・・・・が、ここにも無い!!
仕方が無いので、妻氏がネットショッピングで何着か購入してくれる方針に。
お昼ご飯はそのショッピングセンターのフードコートで食す。
娘氏の最近のブームは、煮干し出汁の中華そば。
2歳の割には渋めのチョイスで面白い。
(写真は撮り忘れたので食べログ↓から引用)
お子様用ラーメン(5~6歳用といった感じ)があり、麺を完食する娘氏。
この調子で大きくなってほしいものだ。
~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
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「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
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10月25日(水)、退院後32日目となった。
本日は9月初旬以降、髄膜腫の治療のため休んでいた仕事への復帰初日。
不安とか楽しみとかの感情より、なんとも言い難い緊張感を感じる。
左頭部のしびれや疼き、左耳の耳閉感といったものは、あまり感じない。
自分の体調も自分の復職を応援してくれているのだろうか(あるいは、緊張のせいか)。
朝のラッシュの電車に乗ったのは久しぶり。
こんなに長時間電車内で立ちっぱなしなのも久しぶり。
職場に到着する頃には若干の疲労感。
それでも、今までのリハビリ生活で体力を快復できるようウォーキングを重点的に実施してきただけあって、全然へっちゃらだ。
が、へっちゃら過ぎたのか、若干の日焼けすらしている健康的な肌色のせいか、職場の同僚・上司と久しぶりに会ったというのに、なぜかみんな心配してくれない。
第一声はスタンダードに「おー!久しぶり!」←わかる。
二言目には「なんかめちゃくちゃ元気そうじゃん?」←そ、そんなにですか?
で本題は「そういえば、この案件なんだけど」←いきなりそこそこヘビーな内容の話!
仕事はいつだってガチ。徐々にとかいう考えは甘え(なのか!?)。
というか、自分的にはかなり重大な病気(髄膜腫という脳腫瘍の一種)で、開頭手術というリスクの高い手術(なんならその後の髄液漏閉鎖のための再手術)も受けてきたってのに、思いやりあふれる労わりの言葉が乏しい。
もっとこう「りんりんさん病み上がりがから支えてあげなきゃ」とか「仕事はちょっとずつでいいんでゆっくり慣れていきましょう」みたいなものはない。フルスロットル。
同年代や後輩にいたっては、
「りんりんさん、お久しぶりっすw」
「なんか元気そうっすねww」
「早速なんですけど、この案件でお話がwww」
なぜ笑う。
そんなこんなで負荷重めの社会復帰リハビリに勤しんでいたところ、トラブル発生。
午後は出張することに(県内だけど)。
出張先から直帰でき、結果的に定時退社時と同じくらいの時間で帰宅できたのは良かった。
が、、、疲れた。
身体的・体力的にも疲れたが、それ以上に仕事の話をするときに使う頭の回転みたいなものが落ちているのを実感する。
今までは妻氏とのおふざけトークや娘氏との赤ちゃん会話では使ってこなかった「知性」みたいなものをベースにした説明・会話の能力が錆びついている。
復帰初日は、トータルで見て疲労困憊だった。
そのせいもあってか、その日の夜、久方ぶりに頭部の傷のところが「ズキン!」と4~5回ほど痛んだ。退院後、痺れこそあれ、そうした明確な痛みを感じたのは久々だった。
おそるべし職場復帰初日
10月26日(木)、退院後33日目。
この日は前々から決まっていたプライベートの用事の為、年休を取得。
が、朝から喉の調子がおかしい。正確にいえば、昨日の夜からおかしい。
そして、咳が出る。痰も絡む。鼻水も、、、。
これらの事情を総合的に考慮した結果、一つの仮説が立った。
「もしや風邪?」
原因は明白。
昨日の復帰初日で無理をしたのが祟ったのだ。
とくにおじさん先輩方との会議が喉に強く影響した。
そういえば、退院後しばらくしてリハビリをし始めたときも、無理して歩きまくり風邪でダウンしていた。
カムバックする
→調子に乗って無理をする
→無理が祟って体調を崩す
という定型パターン。
今思えば、子どものころから変わらんな。はは。
この日はプライベートの用事もそこそこに切り上げ、夜は風邪薬を飲んで大人しく就寝。
しかし、翌日も治らない、むしろ、喉や声だけみればかなり悪化している。
ということで連チャンで年休を取得し、仕事を休んだ。
休みの連絡を職場に入れると、上司からは「仕事のことは気にせず、体調整えてから復帰して」とのこと。
ですよね!!すいません!!
1日出勤して2日休む。
まるで1歩進んで2歩下がるかのようになってしまった。