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~髄膜腫(脳腫瘍)が発覚した2023年夏~
本ブログは、2023年7月髄膜腫(脳腫瘍)発覚→9月開頭手術・入院の体験記、そして、退院後の生活を綴ったものになります。
「髄膜腫になったけど、どうしよう!?」
「そもそも、髄膜腫って何だ!?」
「検査、入院、手術はどうなる!?」
「退院後の生活が不安だ。。。」
と感じる人が多いかと思います。
自分も同じでした。
そんな人に向けて、「少しでも参考になれば」と思い、治療経過をなるべくリアルタイムで記録し情報発信したり、退院後の経過を綴ったりするため、本ブログを始めました。
これから闘病を控える方が、本ブログを読んで追体験して不安を緩和したり、
少しでもお役に立てれば幸いです。
退院後32日目
10月25日(水)、退院後32日目となった。
本日は9月初旬以降、髄膜腫の治療のため休んでいた仕事への復帰初日。
不安とか楽しみとかの感情より、なんとも言い難い緊張感を感じる。
左頭部のしびれや疼き、左耳の耳閉感といったものは、あまり感じない。
自分の体調も自分の復職を応援してくれているのだろうか(あるいは、緊張のせいか)。
朝のラッシュの電車に乗ったのは久しぶり。
こんなに長時間電車内で立ちっぱなしなのも久しぶり。
職場に到着する頃には若干の疲労感。
それでも、今までのリハビリ生活で体力を快復できるようウォーキングを重点的に実施してきただけあって、全然へっちゃらだ。
が、へっちゃら過ぎたのか、若干の日焼けすらしている健康的な肌色のせいか、職場の同僚・上司と久しぶりに会ったというのに、なぜかみんな心配してくれない。
第一声はスタンダードに「おー!久しぶり!」←わかる。
二言目には「なんかめちゃくちゃ元気そうじゃん?」←そ、そんなにですか?
で本題は「そういえば、この案件なんだけど」←いきなりそこそこヘビーな内容の話!
仕事はいつだってガチ。徐々にとかいう考えは甘え(なのか!?)。
というか、自分的にはかなり重大な病気(髄膜腫という脳腫瘍の一種)で、開頭手術というリスクの高い手術(なんならその後の髄液漏閉鎖のための再手術)も受けてきたってのに、思いやりあふれる労わりの言葉が乏しい。
もっとこう「りんりんさん病み上がりがから支えてあげなきゃ」とか「仕事はちょっとずつでいいんでゆっくり慣れていきましょう」みたいなものはない。フルスロットル。
同年代や後輩にいたっては、
「りんりんさん、お久しぶりっすw」
「なんか元気そうっすねww」
「早速なんですけど、この案件でお話がwww」
なぜ笑う。
そんなこんなで負荷重めの社会復帰リハビリに勤しんでいたところ、トラブル発生。
午後は出張することに(県内だけど)。
出張先から直帰でき、結果的に定時退社時と同じくらいの時間で帰宅できたのは良かった。
が、、、疲れた。
身体的・体力的にも疲れたが、それ以上に仕事の話をするときに使う頭の回転みたいなものが落ちているのを実感する。
今までは妻氏とのおふざけトークや娘氏との赤ちゃん会話では使ってこなかった「知性」みたいなものをベースにした説明・会話の能力が錆びついている。
復帰初日は、トータルで見て疲労困憊だった。
そのせいもあってか、その日の夜、久方ぶりに頭部の傷のところが「ズキン!」と4~5回ほど痛んだ。退院後、痺れこそあれ、そうした明確な痛みを感じたのは久々だった。
おそるべし職場復帰初日
退院後33日目~34日目
10月26日(木)、退院後33日目。
この日は前々から決まっていたプライベートの用事の為、年休を取得。
が、朝から喉の調子がおかしい。正確にいえば、昨日の夜からおかしい。
そして、咳が出る。痰も絡む。鼻水も、、、。
これらの事情を総合的に考慮した結果、一つの仮説が立った。
「もしや風邪?」
原因は明白。
昨日の復帰初日で無理をしたのが祟ったのだ。
とくにおじさん先輩方との会議が喉に強く影響した。
そういえば、退院後しばらくしてリハビリをし始めたときも、無理して歩きまくり風邪でダウンしていた。
カムバックする
→調子に乗って無理をする
→無理が祟って体調を崩す
という定型パターン。
今思えば、子どものころから変わらんな。はは。
この日はプライベートの用事もそこそこに切り上げ、夜は風邪薬を飲んで大人しく就寝。
しかし、翌日も治らない、むしろ、喉や声だけみればかなり悪化している。
ということで連チャンで年休を取得し、仕事を休んだ。
休みの連絡を職場に入れると、上司からは「仕事のことは気にせず、体調整えてから復帰して」とのこと。
ですよね!!すいません!!
1日出勤して2日休む。
まるで1歩進んで2歩下がるかのようになってしまった。