高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba -21ページ目

円山公園探鳥会

7月10日、札幌円山公園で行われた日本野鳥の会札幌支部の探鳥会に参加しました。



9日は雨でしたので開催されるか心配していたのですが、雨は止み、それ程暑くない絶好の探鳥日和でした。



北海道の中心で政策をさけぶ-野鳥の会2


探鳥会もこれで3回目になりますので、札幌の野鳥にはかなり詳しくなってきました。



最初にみんなの前に現れてくれたのは、おしどりの親子で、そこかしこから「かわいい~~」という歓声があがっていました。



公園には野鳥以外にも、エゾリスやシマリスもいて、かわいい姿を見せてくれていました。



このような会に参加して思うのは、参加されている子どもさんがかなり目ざといのですね。「○○があそこにいるよ」などと、しょっちゅう指摘してくれていました。



私は、フクロウを見てみたいと思っているのですが、時期的にちょっと遅いようでした。



このような会に一人で参加するのは最初はちょっと躊躇したのですが、一人で参加されていらっしゃる方も多いです。

野鳥に興味がある方、是非、参加して下さいね。




北海道の中心で政策をさけぶ-野鳥の会


札幌では第一日曜日に西岡水源地で、第二日曜日に円山公園で探鳥会を開催しています(9:00~12:00まで)



本日観察できた鳥

 マガモ・トビ・アカゲラ・コゲラ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ヤブサメ・キビタキ・シジュウカラ・ハシブトガラ・ヒガラ・ヤマガラ・ゴジュウカラ・アオジ・カワラヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・オシドリ・アオバト(22種)

今日会のお呈茶

7月7日、札幌グランドホテルにて行われた、札幌今日会のお呈茶のお手伝いをしました。



今日会とは、裏千家において、茶道を通じて地域文化と振興の高揚に寄与することを目的に結成されたものです。



この会のお手伝いをすると、特典としてお家元と一緒に写真を撮れるということで、いつもは髪を自分でアップさせていくのに、今回は気合いを入れて美容院でセットしてもらいました(笑)。



北海道の中心で政策をさけぶ-今日会3



お家元は、かなり気楽にお道具の話とか、先日の北海道神宮の献茶式で雨が降らなくてよかったなど話をしていらっしゃいました。



お席はお家元の「無事」という軸がかかり、主茶碗は先代の大樋長左衛門によるものでした。お菓子は七夕にちなんで、梶の葉の上に、「またたき」というくずのおまんじゅうを載せていました。



最後にお家元を囲んで写真を撮ったのですが、お家元、思ったよりも背が高いことを発見しました(笑)。




 

男性の介護者

今日は、札幌市中央区で「札幌介護付き高齢者住宅 ウェルネス中島」を管理・経営している小番さんにお会いしました。



小番さんは、親族を介護をするために仕事を辞め、介護をしながら働ける仕事をということで、介護付き高齢者住宅ウェルネスの管理・経営を始めたそうです。



現在ではこのウェルネス中島を拠点に、男性介護者の会などを主宰したりと、幅広く活躍されています。



今まで家庭内介護といえば女性の仕事というイメージでしたが、近年では男性が主に介護に携わる家庭も多くなってきています。



その場合、なんといっても仕事との両立を図るのが大変です。また、両立できず仕事を辞めた場合でも、慣れない家事などに戸惑うことが多く、虐待などが生じる場合も多いようです。



近年は、子育てに対しては社会で子育てをしようという風潮が出てきましたが、介護については、まだまだ社会的な理解が少ないようです。働きながらの場合は、会社や同僚の理解が必要ですし、仕事を辞めた場合は、孤立しがちな介護者の相談役も必要でしょう。



知恵を出しながら、助け合って生きていくということが本当に大事ですよね。



小番さんのお話を伺って痛感したのは、現在は情報化社会なのに、大きな問題(DVで困っている・障がいのある子が産まれた・親族の介護が必要になった等)にぶつかったような場合、実際にはどうしたらよいかなど、必要な情報を得ることがなかなか大変だということです。



もっと、情報をコーディネートして、情報が、必要なときに、必要な人に行き渡るような仕組み作りが必要なのかもしれません。



          おまけ・・男女共同参画センターでは、男性のための悩み相談もやっています。

北海道の中心で政策をさけぶ-男性のための悩み相談
     



ブレインウェイブ法

半年ぐらい前にお会いしたことがある、札幌豊平区の森さん宅へ、さくらちゃんの機能訓練のお手伝いをしに行ってきました。



さくらちゃんは現在小学校5年生ですが、低酸素出産のため脳性運動障害があります。



森さん宅では、その心身の成長を助けるため、ボランティアさんの手を借りながら、英国のブレインウェイブ法というリハビリのプログラムを行っています。



このプログラム、訓練には2~3人の手が必要です。



さて、今日伺ったところ、ボランティアの方3名と、さくらちゃんの同級生2人がいらっしゃいました。



さくらちゃんの足を動かしたりするのを手伝ったりするのですが、タイタニック2分とか、ハードル2分など決められています。



北海道の中心で政策をさけぶ-ハードル
              お父さん手作りのハードル

時間は1時間弱ですが、初めての私は普段動かさない筋肉を動かしたためか、少し息があがりました。



このブレインウェイブ法によって、歩くことなど絶対にできないと思われていたにもかかわらず、さくらちゃんは現在、歩くことができます。



このブレインウェイブ法、理念がとっても素晴らしいのですね。障がいがある子どもさんのためだけに機能訓練があるのではなく、ボランティアさんを巻き込むことで子どもさんを見守る親御さんの肉体的・精神的負担を軽くし、そして、そのボランティアさんと共に人の輪を作り、その人の輪が、地域に住む人達に優しさを広げ、誰にでも住みやすい町へと変えていくという理念です。



豊平区近くにお住いで興味がある方、是非、さくらちゃんに会いに来てみて下さいね。



さくらヘルプのホームページ
http://homepage3.nifty.com/hako513/  


ブレインウェイブ法を知りたい方はこちら(ハートピー)

 http://www.geocities.jp/heartpea707/index-h.html

地デジ難民

「アナログ放送終了まであと○○日?」という質問に簡単に答えられる人は、私と同じ地デジ難民予備軍かもしれません。



6月末まではテレビ画面の上下に「早く地デジ対応にしましょう」というようなお知らせだけだったのですが、ついに画面左下に大きく「アナログ放送終了まで○○日」という文字が張り付くようになりました。



重い腰を上げざるをえないのですが、私は電化製品に関しては壊れるまで使う派ですので、愛着のある「厚型テレビ」がもったいなくて仕方がありません。本来ならば、まだまだ使えるはずですので。



ただ、この厚型テレビ、購入するときには近い将来買い換えなどが必要になることが判って購入したのですから、自業自得ともいえるのですが。



さて、地デジに移行するメリットとして、アナログ放送に比べて画質や音質がよいこと、天気予報などを文字で見られること、テレビ局が行うクイズやアンケートに回答を送るなど双方向通信の機能があることなどが挙げられています。



しかし、私はテレビの画質などにこだわりませんし、テレビ局のアンケートなどに参加したいとも思いません。



まあ、唯一許せる理由としては、現在電波帯が満杯状態なので、その満杯状態を解消し、携帯端末向けに音楽や電子書籍を配信したりする新たなビジネスの可能性を開くということ位でしょう。



総務省によりますと、6月24日時点の推計で未対応は約34万世帯だそうです。つまり、99%超の世帯がすでに対応を済ませているとのことです。



新しいテレビに買い換えなくても、チューナーを購入することで対応は可能です。



ただ、そうはいってもお金がかかることは間違いがありません。



現在、貧困問題がクローズアップされていますが、地デジ対応ができるとは皆さん、案外お金持ちなのかもしれません(そうか、私が貧困層の一員なのか・・・)。



 追伸:完全移行後、どれだけテレビメーカーや電気屋さんが儲かったのか、国民が便利になったと実感できるか検証が必要でしょうね。

男性の社会参加

・・・先日のブログ、「単身世帯の急増」の続きです・・・



6月29日、江別大麻の先生のお宅にお茶の稽古に行ってきました。



行の行台子のお稽古でしたが、いつまでも覚えられず四苦八苦でした。



お稽古が終わった後、社中の皆さんと年齢の話になりました。お二人が81歳だとのこと、80歳を超えてのお稽古、大したものだと感心しました。



さて、話題が昨日の「単身世帯の急増」に戻りますが、現在の単身高齢者は、女性でも男性でも配偶者がいた方が多く、子どもさんがいらっしゃる方が大半です。ですから、子どもさんが近くに住んでいなくても、いざというときには子どもを頼ることができます。



しかし、2030年の単身世帯の将来推計では、高齢男女や中高年男性で単身世帯が増え、特に50代と60代の男性の4人に1人が単身世帯になるとみられています(未婚の増加による)『単身急増社会の衝撃』(藤森克彦、日本経済新聞出版社、2010年)から)。



北海道の中心で政策をさけぶ-単身急増社会の衝撃



未婚の単身者が高齢者になりますと、現在の高齢者と異なり子どもがいないことになりますので、今の高齢者の単身世帯よりも難しい問題が多くなるでしょう。



先日も述べましたが、特に、介護保険の充実や高齢者住宅の整備などが必要になってくるでしょう。



2030年の将来推計で興味深いのは、男性の未婚者が女性の未婚者よりも多いということです(前述による)。これは、男性が女性よりも多く産まれることや、男性は自分より若い人と結婚することが多いが、少子化の関係で、年々お相手となる女性が少なくなるからだそうです。



男性の単身者は、仕事がある場合はそれに打ち込み、会社を通じて社会との接点を有することができますが、リタイア後は社会との接点を持つのが難しく、社会的に孤立化しやすいという問題点があります。



私の経験上、ボランティアなどの社会参加活動をしているのは、圧倒的に女性が多いような気がします。ただ、趣味の集まりになりますと、男性が活躍されることも多くなるようです。



例えば、私が参加している会を挙げると、先に述べましたお茶の会は女性が圧倒的に多いのですが、西区ホタルの会はほとんどが男性ですし、野鳥の会は男女半々ぐらいですが、メインで活動されていらっしゃる方は男性が多いようです。



これは、女性は素人でも気のあった仲間とおしゃべりをすることに意義を見いだすのに対し、男性は、自己の興味のあるものを追求したり、追求してきたことを人に教えたりすることに意義を見いだしやすいからかもしれません。



男性の社会参加の必要性はよくいわれますが、町内会(これも女性が大半)に一人で参加するのは難しいと思いますので、趣味を通じた仲間との交流からが一番しやすいのではないのでしょうか。



男性は趣味に凝る人が多いので、趣味にはまるとお金がかかったりしてしまい世の奥様方には不評かもしれませんが(単身者の場合はこれは関係ないか)、将来のことを考えると、男性が仕事とは別に趣味を極めることがこれからの男性の社会参加の鍵になるかもしれません。


単身世帯の急増

本日の新聞(北海道新聞・朝日新聞)に、総世帯数に占める単身世帯の割合が3割を突破し、夫婦・子ども世帯を上回ったという記事が掲載されていました(2010年国勢調査1%抽出速報)。前回の調査(2005年)に比べて、9.9%増だそうです。



これは、高齢者の一人暮らしの増加だけではなく、若年層を中心に未婚者が増えていることによります。



私は一人暮らしですので、この単身世帯に含まれているのですが、老後の不安をいつも抱えています。



何年か前に『おひとりさまの老後』(上野千鶴子、法研、平成19年)という本がはやりました。



北海道の中心で政策をさけぶ-おひとりさまの老後



この本は、既婚者でも女性は長生きだから夫に先立たれる可能性が高く、結局はおひとりさまになるので、独身者でも人との繋がりを大切にして生きていけばよいのだという明るいメッセージを伝えていましたので、私は少し安心した覚えがあります。



ただ、この本では、かなりリッチな独身女性を想定しているせいか、若者の非正規労働者の増加により、低所得者層の単身世帯が増えている現状を鑑みると、少し違和感を感じざるを得ません。



高齢単身世帯にとって一番関心があるのは、自分が要介護になったときのことでしょう。



介護保険制度の導入は、介護の社会化が目的でした。しかし、配偶者も子どももいない高齢単身者ですと、重度の障がいがあった場合、自宅にいて、介護サービスを受けるだけで暮らすことはなかなか難しいでしょう。



自助を求めるにしても限度がありますので、結局は、高齢者住宅などの整備を促進し、介護保険を充実させることが必要になってきます。



その際には、税や社会保険料を上げざるをえなくなるでしょう。単身者の自己責任であるといえるかもしれませんが、単身世帯が夫婦・子ども世帯を上回ったということは、単身世帯が標準世帯といえることになったともいえます。



夫婦・子ども世帯も、いつかは単身世帯になる可能性があります。皆が暮らしやすい社会にするには、避けて通れない議論でしょう。


 


国民投票制度

先日イタリアで、原子力発電の再開についての国民投票があったことは記憶に新しいかと思います。



この国政レベルの国民投票制度、日本でも導入することができるかは昔から議論があります。



この点、国政レベルでは、日本国憲法は間接民主制を原則としているため、憲法に明文規定がある以外の直接民主制の一つである国民投票制などは認められないと解されています。



ただ、法的拘束力がないものならば許されるとも解されています。



郵政選挙の結果で分かるとおり、日本人は、かなり雰囲気に流されやすい民族であることは否めず、憲法に明文規定のない直接民主制を安易に導入するのは危険性があるかもしれません。



しかし、通常、国会議員を選ぶとき、論点が沢山あって、一つの論点で候補者を選ぶことはあまりありません(郵政選挙は別だったかもしれませんが)。加えて、候補者を選ぶと、政策というよりも、候補者を知っているとか、同じ学校を出たとか、イケメンだとか、政策とは関係ない観点から選ばれてしまいます。



ですから、日本のこれからを左右するような論点は、国民投票で国民が意思表示をする方法を認める方がよいような気がします。



法的効果はないとしても、事実上の政治的な効果はありますので、十分国民の意見が政治に反映されるでしょう。特に、原子力をどうするのかは、国民投票で決するのが妥当なのかもしれません。



国民投票となると、あれかこれかの二者択一になりますので、極端な結果がでる可能性もあります。ただ、国民投票の前に充分な議論をすれば、理性的な判断が必ずやできるのだと思います。それには皆が政治問題について、議論を重ねることが本当に重要なのではないでしょうか。





おまけ・・・ノートパソコンでマウスを使わずにいたら、左手の人差し指を使いすぎて調子が悪くなってしまいました。そこで、マウスを使うことにしたのですが、マウスパットが行方不明。泣く泣く新しいマウスパットを購入しました。とってもかわいいのですが、使い心地は、どうだろう??。


北海道の中心で政策をさけぶ-マウスパット





  




北の大地ですごす夏休み

知人からの紹介で、「北の大地ですごす夏休み ~みどりの風に吹かれてみようよ~」という事業(札幌YWCAや東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌 むすびば などの共催)に参加することになりました。



福島県在住の親子を放射能汚染の不安がない札幌に迎えて、心と体をリフレッシュしてもらおうという試みです。



2011年8月2日~11日(9泊10日 含移動日 2日)に福島県在住の親子20名が札幌を訪れます。



その際、親子さんと一緒に動物園などを案内したり、子どもさんの勉強をみてあげる学生ボランティアを募集しています(1日でも可)。



まだ、詳細は決まっていませんが、円山動物園や、滝野すずらん丘陵公園や大通公園などに行く予定です。



興味がある方、下記のメールアドレス宛にご連絡をお願いします。


greenwind2011@hotmail.co.jp (市原宛)


http://greenwind2011.blog.shinobi.jp/  (ぶろぐです)

若者を見殺しにする国?

少し前になりますが、「頑張れない人にも再分配を」という刺激的なタイトルの主張が新聞に掲載されていました(朝日新聞2011年2月3日付)。



社会には、頑張れない人や頑張ってもどうにもならない人がいるが、それは就職時の経済状況などありとあらゆる要因によるものであるから、その負担は社会全体で共有するべきものであるとの主張です。



この記事は、何年か前に「『丸山真男』をひっぱたきたい-31歳、フリーター。希望は、戦争。」(論座、2007年1月号)を執筆した赤木智弘さんによるもので、この論考が掲載されている、『若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か』(赤木智弘、双風舎、2007)と同じ思い、すなわち、世代間格差が大きすぎるという赤木さんの(=若者の)思いによって書かれているようでした。



高度成長期にぬくぬくと生きてきた人たちは、年をとってからも充実した高齢者福祉を受けることができるのに、就職氷河期でまともに就職できず、フリーターなどで暮らさざるを得ない若者達は職業訓練の機会が与えられるだけで、何ら政治の恩恵を受けていないという思いです。



それらの思いが、もっとも社会を流動化させる戦争に向かわせるんだという主張は、分からない訳ではありません。



高齢者から若者への所得移転をはかり、若者が結婚して子どもを持てるような賃金を得ることができるような社会にしていかなければならないのでしょう。



少し本題からははずれるかもしれませんが、おもしろい指摘だったのは、人間には、強者の男性と強者の女性、弱者の男性と弱者の女性がいるという指摘です(この強者、弱者は経済的な観点からのものです)。



通常、男性は女性を養っていくという心意気がなければ結婚はできないのだから、男女平等を主張する以上、強者の女性にも社会的責任上、弱者の男性を養っていく気概があるべきであるとの指摘です。



これは、全くその通りとしかいいようがないのですが、強者の女性が多くないことを考えると、弱者どうしでもなんとかやっていけるだけの所得を得ることができるような社会を作っていかなければならないのでしょう。