国民投票制度
先日イタリアで、原子力発電の再開についての国民投票があったことは記憶に新しいかと思います。
この国政レベルの国民投票制度、日本でも導入することができるかは昔から議論があります。
この点、国政レベルでは、日本国憲法は間接民主制を原則としているため、憲法に明文規定がある以外の直接民主制の一つである国民投票制などは認められないと解されています。
ただ、法的拘束力がないものならば許されるとも解されています。
郵政選挙の結果で分かるとおり、日本人は、かなり雰囲気に流されやすい民族であることは否めず、憲法に明文規定のない直接民主制を安易に導入するのは危険性があるかもしれません。
しかし、通常、国会議員を選ぶとき、論点が沢山あって、一つの論点で候補者を選ぶことはあまりありません(郵政選挙は別だったかもしれませんが)。加えて、候補者を選ぶと、政策というよりも、候補者を知っているとか、同じ学校を出たとか、イケメンだとか、政策とは関係ない観点から選ばれてしまいます。
ですから、日本のこれからを左右するような論点は、国民投票で国民が意思表示をする方法を認める方がよいような気がします。
法的効果はないとしても、事実上の政治的な効果はありますので、十分国民の意見が政治に反映されるでしょう。特に、原子力をどうするのかは、国民投票で決するのが妥当なのかもしれません。
国民投票となると、あれかこれかの二者択一になりますので、極端な結果がでる可能性もあります。ただ、国民投票の前に充分な議論をすれば、理性的な判断が必ずやできるのだと思います。それには皆が政治問題について、議論を重ねることが本当に重要なのではないでしょうか。
おまけ・・・ノートパソコンでマウスを使わずにいたら、左手の人差し指を使いすぎて調子が悪くなってしまいました。そこで、マウスを使うことにしたのですが、マウスパットが行方不明。泣く泣く新しいマウスパットを購入しました。とってもかわいいのですが、使い心地は、どうだろう??。