高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba -22ページ目

北海道人の印象アップ

北海道では、観光産業が一つの大きな基盤産業となっています。



観光客が望むのは、①珍しい風景、②おいしい食事、③快適な宿泊施設、④地元の人との暖かいふれあいというところでしょうか。



今日は、④の「地元の人とのふれあい」とまではいきませんが、観光客が接する北海道人の印象アップについて書きたいと思います。



札幌は自動ドアが少なく、押して開けるドアが多いような気がするので特に感じるのでしょうが、北海道人は、ドアを開けるときに後ろを振り返り、続く人がいれば少しドアを持っていてあげるということをしない人が残念ながら多いような気がするのです。



知り合いの場合はしているようですが、一人の場合は振り返らず、自分だけ通り抜けてしまいます。これは、ちょっと印象を悪くする光景です。



道産子さん、ドアを開けて通り抜けるときは、後ろの人のためにちょっとドアを持ってあげましょう。そうすれば、北海道人の点数がアップするのは間違いないような気がします。

北海道神宮献茶式

6月23日、北海道神宮にて裏千家お家元による献茶式が行われ、私が所属している札幌第2支部の北斗青年部もお手伝いで参加しました(私は受付とプラカード持ち担当)。



北海道の中心で政策をさけぶ-献茶会場



坐忘斎お家元の御献茶は10時からなのですが、集合はなんと朝の6時45分でした。



なぜ、そんな早くに集合なのかといいますと、お茶をされる人は皆さんとっても早起きだからです。なんと7時には最初のお客さんがいらっしゃいました。



坐忘斎お家元の御献茶は、受付が終わった後に拝見することができましたが、あまりに遠かったため、所作などはほとんど分からなかったです。残念・・・。



境内には、外国からの観光客の方々が沢山いらっしゃいました。震災の影響で北海道観光は激減しているとのことでしたが、少しは客足が戻ってきているようです。



式には、平日にもかかわらず500人強の人が参加して下さいました。準備はとても大変だったのですが、皆さん、とっても楽しく過ごして頂けたようで、本当によかったです。


フォーラムin札幌時計台

6月22日、藻谷浩介氏を招いて、フォーラムin札幌時計台が開催されました。



藻谷氏は、『デフレの正体-経済は「人工の波」で動く』(角川書店、2010年)の著者として大変有名です。



藻谷氏は講演で、人口減少社会が到来する以上、経済は拡大することはないとし、その現実を受け入れた上で、これからどうするか皆で考えなければならないと主張されていました。



その一案として藻谷氏は、「○○なら日本製」というような高品質なブランドを外国に売り、賃金を上げ、内需を拡大していくことを積極的に推し進めるべきであると提案されていました。



ブランド化という点では、土地がまだまだあり、冷涼で、ヨーロッパ的な風景がある北海道は他の地域に比べて有利な位置にあります。



私はよく札幌駅のどさんこプラザに行くのですが、そこでは北海道の農家の方々が色々試行錯誤して作ったチーズ等が売られています。



個々の農家さんは努力されていらっしゃるのでしょうが、小規模で国内で販売しているにすぎず、外国に打って出ることはあまりしていないようです。ですから、海外ではあまりブランドとして確立されていません。



ブランドの先進国ともいえるヨーロッパのブランドは、確かに質がよいのかもしれませんが、多くはイメージによっています。北海道の観光も、映画のイメージによる所が多いようですので、ブランドには、何らかのしかけ、きっかけが必要なのかもしれません。



農産物の加工品のブランド以外にも、冷涼な気候や雪国での知恵を生かしたブランドなどが作れればよいのですが。





土田英順チャリティーコンサート

今日は、札幌YWCAにて開催された、土田英順チャリティーコンサートのお手伝いをしました(CDの販売のお手伝いとお花の贈呈)。




北海道の中心で政策をさけぶ-会場にて


土田英順氏は、日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任し、現在でも幅広い活躍をされている、一流のチェロ奏者です。



今回のコンサートは入場料1000円で、施設代などの必要費以外は東日本大震災の義援金として被災地に送られます。



アヴェ・マリアや白鳥などクラシックの名曲から、マイウェイなどポップスの名曲まで、親しみやすい選曲で、チェロの優しい音色が心に響きました。



私はピアノとフルートを習っていましたが、全くものになりませんでした。それは、音符通りに弾くことだけに力を入れていたため、心を込めて弾くということが全く出来なかったからです。人生経験を積んでからの方が、演奏家としては素晴らしい演奏ができるのかもしれませんね。私も今の方が、少しはましに弾けるかもしれません。久しぶりにピアノを弾いてみたくなりました。



大震災のためのチャリティーが多くの場所で開催されています。震災直後には、何もしなくても義援金は多く集まるでしょう。しかし、被災地外では、日が経つにつれ、人々は日常生活に戻っていき、被災者の人たちのことを忘れがちになり、義援金の集まりも悪くなります。



被災者支援は息長く継続する必要があります。自分も楽しみ、かつそれが被災者の方々の助けになるチャリティーコンサートなどの試み、とてもよいことではないでしょうか。



是非皆さん、チャリティーコンサートなどに足を運んで下さいね。



父の日によせて

私の父親は70歳を超えますが、父の日のプレゼントにツール・ド・フランスで選手がかぶっているようなヘルメットが欲しいとリクエストするような、まだまだ元気な父親です。私ぐらいの年になりますと、親が元気でいてくれることは本当にありがたいことです。



父の日は父親に感謝する日だとは思うのですが、「父親よもっと頑張って」ということを今日は書きたいと思います。



以前、しんぐるまざーず・ふぉーらむから、「母子家庭の仕事とくらし③」を送って頂きました。



その中に、離婚・非婚の人で子どもの養育費の取り決めをしている人は63.9%、取り決めた人の内、養育費が定期的・不定期でも、何らかの形で支払われている人は62.1%だというアンケート結果がありました。そのうち、昨年度1年間に支払われた養育費の額の平均は46万円、中央値は36万円だそうです(2010実施。283通の有効回答)。



月平均では、3.8万円の養育費となります。約4万円では、食費、被服費、教育費など全く足りません。



父親側にも新しい家庭があったりと、色々事情があるかとは思います。しかし、子どもの貧困は、その子の将来に大きな影響を与えます。



離婚調停のときなどに母親が安易に安い養育費で妥協しないように、実際に必要な養育費などを周知するようなサポートを充実させていかなければなりませんが、声を大にして「父親の務めを果たして」といいたいですね。


生き物発見隊&ホタル幼虫放流会

今日は、札幌五天山公園にて、第2回生き物発見隊&ホタル幼虫放流会が開催されました(西区ホタルの会主催)。



午前中は、陸上昆虫を中心に観察しました。あまり天気がよくなかったので、ちょうちょやトンボなどがあまり出てこず、ダンゴムシや羽虫などを採っている子が多かったです。バッタもまだ大変小さかったです。



北海道の中心で政策をさけぶ-とんぼ




バッタが出たといえば、次はカマキリと思っていたのですが、北海道にはカマキリがほとんどいないとのことでした。



北海道の中心で政策をさけぶ-生き物発見隊



私も久しぶりに捕虫網を振り回して蝶を捕ろうと頑張ったのですが、取れたのは蛾でした。残念。






午後にはホタルの幼虫の放流会が行われました。



北海道の中心で政策をさけぶ-ホタルの幼虫放流



約1ヶ月後には成虫になるようで、7月16日にはホタルの鑑賞会も開かれます。



私がホタルを含めて虫が好きなのは、小さい頃に周りに多くの虫がいる環境で育ったおかげだと思っています。小さい頃の環境は、大きくなってからもその人の生き方に大きな影響を及ぼします。ホタルの幼虫を川に放流した子ども達は、必ずや大きくなっても、ホタル好きで、そしてそれらの生物が生存できる環境の大切さを思いやることができることでしょう。



子どもをお持ちの皆さん、是非、このような機会に、子供さんと一緒に参加して下さいね。


静岡茶騒動・2

ある日の高橋家の会話(おもしろいオチがある訳ではありません。あしからず)



私:「静岡茶、飲んでる?」


母:「毎日飲んでるよ。」


私:「基準値以上のセシウムが検出されたってね。新聞に出てたよ。」


母:「セシウム入りのお茶を飲んだらどうなるだろう?」


私:「ガンなどになる可能性が高くなるんじゃないの?」


母:「いつ頃のことだろう?」


私:「う~~ん、10年か20年か30年後じゃない?」


母:「そうだよねえ。とすると私は生きていないんじゃない?だから、まあいいかと思ってさあ。」


私:「・・・」


母:「それにお茶は飲むときにお湯で薄めるから濃度は下がるってよ。」


私:「濃度は下がっても、体に入る放射性物質の量は変わらないでしょう。」


母:「・・・」




静岡市にある茶工場が生産した一番茶の製茶から国の基準を超える放射性セシウムが検出されたと報道されました(朝日新聞2011.6.10)。



このブログでも以前、静岡茶の問題について書きましたがhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10913249828.html 、静岡県の隣の神奈川県でも放射性物質が検出されたのですから、静岡県でも検出される可能性は高かったわけで、当然の結果ともいえるかと思います。



一連の騒動で問題だと思ったのは、①静岡県の姿勢と②濃度規制と③世代間の考え方の違いです。



ます、①の静岡県の姿勢ですが、「安全だ」「安全だ」を繰り返して、できる限り検査を回避して出荷自粛などを避けようとしています。



特に問題なのは、自主検査で国の基準を超える放射性物質が検出されたとホームページで公表しようとした業者に、県が公表を控えるように求めていたことです(同新聞2011.6.10)。



情報は公開してその判断は国民に任せる、情報を公開した後に私の親のように摂取するという判断をすることはあってもよいのでしょう。ただ、情報を隠すことだけは断じてないように、皆で見張って行かなくてはなりませんよね。



次に②の濃度規制の問題です。通常、排出規制などは、濃度によって決められます。つまり、水で薄めてしまえば、基準値をクリアーすることができるのですね。



静岡県は、荒茶や製茶段階で基準値を超えても、実際に飲む段階ではお湯で薄まり、濃度が下がるので、安全だと繰り返していました。排出規制だましと同様に、お茶は飲むときにお湯で薄めますので、飲むときは基準値以下という言い方がまかり通りやすいのですね。



お茶の飲み方は一様ではありません。最悪の状態を仮定して規制することが求められているのではないでしょうか。



最後に、③の世代間の考え方の違いですが、私の親のように、「まあ、自分は高齢だから飲んでもいいや」と考える人が結構いるのではないかということです。知事も生産者も、ある程度高齢の場合、自分のこととして考えられないのかもしれません。自分の子や孫のことだと思って真剣に考える必要があるのではないでしょうか。


おまけ・・何年か前にライラックまつりで購入したライラックが少し前に花をつけました。小さな植木鉢で育てているため、全然大きくならないのですが、毎年かわいい花をつけてくれています。




北海道の中心で政策をさけぶ-ライラック


予防原則と風評被害

私は大学生のときに国際法を勉強していましたが、そのとき「予防原則」という言葉は習いませんでしたし、加えて、「環境法」という授業自体ありませんでした。



しかし、近年、国際法、特に国際環境法の分野では「予防原則」はかなり重要なものと理解されています。私が大学院でついた先生が、予防原則について研究をされていらっしゃいましたので、私はこの分野は特に関心があります。



この「予防原則」とは、読んで字の如くですが、重大または回復不能な損害が発生するおそれがある場合に、完全な科学的根拠がなくても、環境の悪化を予防すべきであるという考え方です。



これは、厳密な科学的証拠が得られるのを待っていては、回復不可能な損害が発生し、手遅れになることを防止するためのために主張されたのです。



現在、「風評被害」を防ごうという論調が新聞紙上などでよく見られます。100%安全な物を安全でないと喧伝し、その結果、物が売れないのは完全な風評被害ですが、安全か安全か分からないようなものを避けることは「風評被害」ではありませんよね。「予防原則」に則った行動ともいえます。



生産者の方が、「風評被害」を被っていると言うと、皆さん、何か応援したくなりますよね。しかし、政治家が「風評被害」「風評被害」というとき、本当に「風評被害」なのか、グレーのものを白といいくるめようとしていないか、立ち止まって考えて欲しいのです。そして、是非、「予防原則」という重要な原則を思い出して欲しいものです。





おまけ・・先日、西岡水源地にてどんぐりから二葉が出ている様子を見ることができました。これが立派な木になるにはどの位かかるだろうかと思うと、感慨深いものがあります。



北海道の中心で政策をさけぶ-しいの実


点心勉強会

今日は、私が所属している裏千家淡交会札幌第2支部北斗青年部の総務委員会主催の点心(簡単なお弁当)勉強会が札幌エルプラザにて開催されました。




北海道の中心で政策をさけぶ-点心勉強会


この勉強会は、今年の8月に行われる、学生と北嶺青年部との合同茶会へ向けての準備のために行われたものです。



8月に開催される合同茶会は、約250名ほど参加される大きな茶会ですので、青年部としては、一番準備が大変な行事となっています。北斗青年部は今年、点心を受け持ちます。



少ない経費と人数で、自ら点心を作って振るまいますので、かなり準備が大変です。



お茶は季節感を大事にしますので、その時期にあったテーマを設定し、それにあった食材を選んで皆さんにお出しします。



点心を食べる間、皆さん、点心のお話が主になりますので、かなり気合いを入れねばなりません。



昔の青年部は、皆さんお料理が上手だったそうですが、いまは皆さん独自の調理法をするようで(私を含めて)、まとめるのがかなり大変です(笑)。


戦略的エネルギーシフト

昨日、「戦略的エネルギーシフト」と題して、飯田哲也を招いての「フォーラムin 札幌時計台」が開催されました。



6月8日のブログhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10917539661.html に書きましたが、「東電の計画停電は政治的な宣伝」という北海道新聞の記事(2011.6.2)を拝見してから、飯田哲也氏のお話を伺うのを楽しみにしておりました。



フォーラムでは、①計画停電などしなくても電力は充分に足りること、②自然エネルギーについては、供給が安定しない等、問題点が多く指摘されているが、他のエネルギーを組み合わせることで十分安定供給ができることなどの説明がありました。



今は皆、感じていると思いますが、日本でも、人間の手に負えないようなエネルギーから早く撤退し、持続可能で自然に優しい、自然エネルギーにシフトしていくべきなのでしょう。



そして、自然エネルギーにシフトした未来は、原子力がない場合の社会として喧伝されているような、暗く、我慢するようなものではなく、もっと明るい未来であることを政治家は話さなければなりません。



ただ、現在、世界は自然エネルギーにシフトし、その中で、日本はかなり立ち後れてしまっています。2005年には太陽光発電は世界の47%のシェアを誇っていたのに、2009年には12%に下がってきてしまいました。

これからの時代は、環境の時代であって、自然エネルギー産業において、世界を引っ張っていくことが日本の望むべき姿でしょう。



太陽光や風力発電で巻き返すことも大事ですし、それ以外の新たなエネルギーの開発を目指すことも大事です。これは、これからの日本の政治家や科学者や未来の子どもの教育にかかっているのでしょう。



皆で、日本のエネルギー政策をどうするのか、考えなければいけませんよね。