北の大地ですごす夏休み 2(円山動物園等)
8月5日、北の大地プロジェクト(放射能汚染のせいで、元気に夏休みを過ごせない親子(福島県在住の方々)を北海道に招待して、おもいっきり遊んでもらい、心身ともにリフレッシュしてもらおうというもの)にて円山動物園と大倉山ジャンプ場に行きました。
円山動物園は、参加人数が多かったため、3つの班に分かれて散策しました。私が担当した班の子どもは、皆おとなしく、どこかに勝手に行ってしまうことはなかったので、大変助かりました。
最近産まれたばかりのゆきひょうの子は、いつもは母親にまとわりついてばかりで、とってもかわいいのですが、今日はお昼寝タイムにあたったようで、かわいく動く姿は見られませんでした。
子どももたちの一番人気は、最近できた両生類・爬虫類館だったようです。
パンサーカメレオン
かえるやへびなどは「きもち悪い~~」といいそうだったのに、みな興味津々で、カエルなどがどこに潜んでいるのか一生懸命探していました。
この両生類・爬虫類館、とってもきれいに水草などがレイアウトされていますので、熱帯魚マニアにもたまらないものでしょう。
みどりニシキヘビ
大倉山ジャンプ場では、学生さんが夏のジャンプの練習をしているのを見ることができました。うまくジャンプすると子ども達の声援が飛びますので、学生さん達は少してれていたようでした。
札幌ウィンターミュージアムにて
6日は、中島公園の夏祭りに参加したり、ジンギスカンを食べたりする予定です。
高校野球
私の母校である県立静岡高校が8年ぶり(夏22回目)に夏の甲子園出場を果たしました。
故郷から離れていますと、母校の活躍はうれしいものです。
7日に習志野高校と対戦です。ただ、地デジ難民の私はテレビをみて応援することは残念ながらできませんが・・・
温暖な静岡と気候の厳しい北海道、正反対の気候ですが、北海道大学には、多くの静岡人が入学しています。北海道は静岡人にとって憧れなのですね。
ただ、札幌にきて静岡出身者とは一度も会ったことがありません。今度、静岡出身者を探して会でも開催してみようかな(それにはフェイスブックで探した方が早いのかも)。
青少年のための科学の祭典小樽大会
8月3日、小樽市総合博物館本館にて、青少年のための科学の祭典小樽大会が開催されました。
この大会は、子どもに科学実験や工作の楽しさを学んでもらい、将来日本を背負っていく科学者を育てるのが目的です。
サイエンストークショー
私は「空飛ぶロケット」の担当です。この空飛ぶロケットは紙コップに輪ゴムを引っかけてもう一つの紙コップを飛ばす簡単な仕組みのものですが、子どもにはたいそうおもしろいらしく、毎回盛況です。
その他のブースでは、勾玉づくりや鉄粉を使った簡単花火の実験など、興味深い実験がたくさん行われていました。
これらの実験は大人も楽しめるため、保護者の方が喜んでいるように見える場合もあります。私も色々参加してみたいのですが、子ども対象なので悔しい思いをしています(笑)。
子どもは、子ども同士か母親と来る場合が多いのですが、両親揃って子どもと一緒に来る場合もあります。
初めは父親の参加を、「イクメンか、よい風潮だ」と思っていたのですが、注意をしてみていると、お父さんとお母さんが一緒にくる場合、かなりの確率で子どもの作業を親がとってしまい、子どもを置き去りにしています。
横から見ていると、「この子なら、もうはさみを使えるんだから、一人でやらせろよ~~」と思ったりもするのですが、そうはなかなか言えないのですね。
子どもがよろよろと時間がかかっても、後ろで辛抱強く待っていられるか、子どもの成長にとって、かなり影響がある気がします(どうして両親揃ってくる場合は子どもを待てないのでしょう?研究課題ですね(笑))。
そうそう、本日開催された小樽総合博物館には、明治18年(1885)竣工の現存するわが国最古の機関車庫があります。鉄道マニアにはたまりません。
「北の大地ですごす夏休み」スタート
8月2日、私が参加しているプログラム、「北の大地ですごす夏休み」が始まりました。
このプログラムは、放射能汚染のせいで、元気に夏休みを過ごせない親子(福島県在住の方々)を北海道に招待して、おもいっきり遊んでもらい、心身ともにリフレッシュしてもらおうというものです。
このプログラム、ほんの一握りの人しか招待できませんので、もっと福島県全体を考えた活動をするべきではないかと考えた時期もありました。
ただ、本日のウェルカムパーティーで、「今まで踏んだり蹴ったりだったのに、このプログラムに当選し、宝くじにあたったみたいだった。本当によかった」といってくれた参加者の方がいらっしゃいました。
本来ならば、国が福島県などで一定期間の疎開などを希望している人全員を、援助しなければいけないはずです。
ただ、現在それはなかなか難しいのでしょう。自分ができる範囲で「地震・津波に加えて放射能汚染」という踏んだり蹴ったりの人たちに少しでも安らぎを提供できればと思っています。
随時、プログラムの内容などを紹介したいと思います。
日本地域政策学会 2日目
今日は、日本地域施策学会・北海道大会の2日目でした。
公開特別講演会として、弁理士の吉田芳春さんが「地域蘇生! 大震災から蘇った錦鯉の里 その奇跡と支援の奇跡」という演題で講演されました。
2004年の新潟県中越地震災害によって、旧山古志村の錦鯉が大打撃を受けたことは、テレビで大きく取り上げられましたので、覚えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
この山古志村(現在は長岡市)の錦鯉の里を復活させるために吉田さん達が色々と努力され、ハワイのオワフ島に養殖地を設けるなど小さな村の産業が海外展開されるまでになったのですね。
吉田さんのお話を聞くと、地域再生では、中心となって頑張ってくれる人の存在がとても大きいと感じました。
吉田さんは、御自身の経験から、地域再生などは「よそ者」でなければできないとおしゃっていました。私は、「できない」とまではいえないとは思うのですが、やはり「よそ者」的な発想は本当に大事ですよね。
道産子は、北海道を愛するが故に、今の北海道をあまり変える必要性を認めていないような気がします。「よそ者」的な見方をすると、もうちょっとここを変えたら、大分よくなるのに、と思うことが多くあります。「よそ者的見方」をこれからも発信する必要性は高いのでしょう。
最後になりますが、この学会で、多くの人と知り合うことができ、とても有意義な大会でした。
来年は水戸で開催されるとのこと、私も発表者の一人に手を挙げようかと思っています。
日本地域政策学会
7月30日、北海商科大学において、日本地域政策学会の第10回記念全国研究【北海道】大会が行われました。
大会テーマは、「食・農をめぐる今日的課題と地域政策への提言」で、まさに北海道にふさわしい大会テーマです。
30日は、研究者の個別報告・研究発表と、公開シンポジウム・実践リレー講話ということで、北海道農政部食の安全推進局農産振興課長の木村秀雄さんと、食工房ミイロ代表の高井瑞枝さん、(株)ベジフル・デザイン代表取締役の若林富士女さんが講話をされました。
今回の大会は、私の専門である環境関係のお話はなかったのですが、色々、学ぶことができました。
夜には懇親会が行われ、昼間、発表等を聞きながら疑問に思っていたことをざっくばらんに聞くことができ、大変勉強になりました。
いろいろためになるお話を伺ったので、時間があるときに紹介をしたいと思います。
五天山公園ホタルコンサート&ホタル観賞会
7月23日、札幌市西区の五天山公園にて、「ホタルコンサート&ホタル観賞会」が開催されました(西区ホタルの会協力)。
先週の左股川緑地帯の生息地で行われる予定だったホタル観賞会は雨で中止になってしまったのでhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10956844414.html 、昨日(23日)は雨が降らないよう、天気予報を祈るような気持ちで見ていました。
少し風が強く、かつ寒かったので、絶好のホタル日和とはいきませんでしたが(風が強かったり寒かったりするとホタルはなかなか飛ばないのです)、天気はよかったため、観賞する人間にとっては参加しやすい日になりました。
ボーイスカウトさんも見学にいらっしゃいました
午後7時、南米アンデスの音楽を演奏するロス・カルロスのコンサートで幕が開きました。
南米の歌といえばあの「コンドルは飛んでいく」が有名ですが、それ以外にも、現地の歌を多く紹介され、アルマジロの甲羅で作ったチャランゴという楽器の説明などもあり、わきあいあいとしたコンサートでした。
8時からはいよいよホタルの観賞会です。
暗くなるのが皆さん待ちきれないようで、まだ少し明るいうちから、「ホタル、どこにいます?」と聞かれてしまい、「いや、まだ明るいので、もう少し待って下さい」といいつつ、「ホタルさん、出てきて下さい~~」と心の中でホタルに呼びかけていました。
ホタルの会の皆さんの心がホタルに通じたのか、20匹ぐらいは出たようです。
ただ、少し寒いせいか、大きく飛んだのは2~3匹で、ほとんどのホタルは、蕗の葉の下にいることが多かったです。
参加者は、子どもさん連れの方がほとんどで、皆さん、子どもさんにホタルを見せようと思われていらっしゃっているようでしたが、子どもさんよりも、大人の方の方がホタルを喜んでみていました。
ホタルの乱舞を期待していたお客さんがいらっしゃったらどうしようかと思っていたのですが、皆さん、1匹でも光っていると喜んでくれ、本当によかったです。
ホタル観賞会 2
7月16日(土)に左股川緑地帯のホタル生息地で行われる予定だったホタル観賞会(西区ホタルの会主催)は、雨のため中止になってしまいました。
ただ、中止とは知らずに何人かは見に来るのではないかということで、急遽、会員の一人が自宅で飼育しているホタルを五天山公園環境学習館に持ってきて、そこで見てもらうことになりました。
60センチ×60センチ×30センチ位の箱の中に、約70匹あまりのホタルが飼育されています。
私はちらほら光る自然のホタルは見たことがありますが、ホタルが一カ所に集められているのを間近で見たことはありませんでしたので、プラネタリウムのように光る様子に大層驚きました(ホタルの光で字が読めます)。
オスは自分の強さをアピールするかの如く光りながら飛び、下にじっとしているメスを見定めてアタックします。ただ、成虫となるのはメスよりもオスの方が早いようで、現在、まだメスがあまり成虫になっておらず、オスが光るのは骨折り損らしいのですが、たくさんライバルがいるせいか、ものすごい力強さで光っていました。
左股川の自然の生息地には、西区のホタルを幼虫の段階で放流しているのですが、それでもホタルは減少を続けているようです。
はっきりとした原因は不明だとのことですが、わき水が減ったことが原因の一つではないかとのことです。
自然保護で難しいのは、ある地点だけを保護したとしても、別のところで工事や宅地の開発があったりすると、わき水が枯れたりなどして、ダメージを受けるということです。
日頃思っているよりも、地球は一つというか、地域は繋がっていて、人の営みが自然界に多くの影響を与えています。ある所だけ自然を残して、あとは開発するという人間勝手な行動は、なかなか自然には通用しないのでしょう。
ホタル鑑賞会
明日(7月17日土曜日)、札幌西区五天山公園にて、第三回生き物発見隊&ホタル観賞会が開かれます(西区ホタルの会主催)。
6月18日のブログhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10927342258.html に書きましたが、あのとき放流したホタルの幼虫が、既に成虫になってちらほら光を放っています。
ホタルが飛び違うのが見えるかは、天気次第でしょうか?
晴れることを祈っています。
ホタルといえば、和泉式部の
物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる
という歌が好きなんですね。
まあ、たくさんの人が参加されるでしょうから、この歌のような、幻想的な(ちょっと怖い?)イメージではないでしょうが。
第三回生き物発見隊
五天山公園にいるトンボの大調査
7月16日(土) 13:00~15:00
先着20名
ホタル鑑賞会
日時 7月16日(土) 19:30分集合(小雨決行)
集合 五天山公園「環境学週間」前の広場
北の大地プロジェクト
先日のブログhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10937513863.html でも書きましたが、現在、福島県在住の親子を約10日間ほど札幌に招いてリフレッシュしてもらおうという企画に参加しています。
私は、北大関係者ということで、学生ボランティア担当となっています。
7月10日、最初のボランティア参加希望者を集めてのミーティングがありました。
何人参加してくれるか不安だったのですが、ビラを快く撒かせて下さった北大の先生方のお力か、14人も参加してくれました。
最初に自己紹介と、なぜこのボランティアに応募したのかということを一言ずつ話してもらいました。
私の予想としては、被災者の方々のために、何かできることをしたいということで参加されるのかと思っていたのですが、多くの人が、子どもと遊ぶのが好きだからということでした。
皆さん、色々なボランティア活動に参加されていらっしゃるようで、運営スタッフだけでは思いつかないようなアイディアをバンバンだしてくれました。
多くの人が関わることで、より充実したプログラムになっていきそうです。
学生時代にボランティア活動に参加している人は、きっと働きだしてからもボランティアなどの社会活動に参加されていくことと思います。善意の連鎖がもっともっと続けばよいですよね。