男性の介護者
今日は、札幌市中央区で「札幌介護付き高齢者住宅 ウェルネス中島」を管理・経営している小番さんにお会いしました。
小番さんは、親族を介護をするために仕事を辞め、介護をしながら働ける仕事をということで、介護付き高齢者住宅ウェルネスの管理・経営を始めたそうです。
現在ではこのウェルネス中島を拠点に、男性介護者の会などを主宰したりと、幅広く活躍されています。
今まで家庭内介護といえば女性の仕事というイメージでしたが、近年では男性が主に介護に携わる家庭も多くなってきています。
その場合、なんといっても仕事との両立を図るのが大変です。また、両立できず仕事を辞めた場合でも、慣れない家事などに戸惑うことが多く、虐待などが生じる場合も多いようです。
近年は、子育てに対しては社会で子育てをしようという風潮が出てきましたが、介護については、まだまだ社会的な理解が少ないようです。働きながらの場合は、会社や同僚の理解が必要ですし、仕事を辞めた場合は、孤立しがちな介護者の相談役も必要でしょう。
知恵を出しながら、助け合って生きていくということが本当に大事ですよね。
小番さんのお話を伺って痛感したのは、現在は情報化社会なのに、大きな問題(DVで困っている・障がいのある子が産まれた・親族の介護が必要になった等)にぶつかったような場合、実際にはどうしたらよいかなど、必要な情報を得ることがなかなか大変だということです。
もっと、情報をコーディネートして、情報が、必要なときに、必要な人に行き渡るような仕組み作りが必要なのかもしれません。
おまけ・・男女共同参画センターでは、男性のための悩み相談もやっています。