昔から、ピアノの練習のために友達付き合いをかなり制限しなければならず、辛い思いも沢山してきました。
ですが、これからは同じ境遇の人達ばかり。ずっとピアノを続けてきた者同士、きっと上手くやっていけるはず🌟
同志社女子大学の音楽学科に入学したばかりの私は、希望に胸を膨らませていました✨
ところが実際はどうでしょう?
週末は友達とコンサートに出掛け、適度に遊びながら、私よりもレベルの高い曲を短期間で弾きこなしていくピアノ科の同期達🎹
やはり、自分はどうしようもなく出来が悪かったのだと落ち込みました😩
彼女達との付き合いのために、一時的に練習時間が減った時期もありましたが、それでやっていけるはずがありません💦
私は次第に距離を置くようになりました😔
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私は既に平日は5時間、休日は12時間ほど練習をしていたため、更に睡眠時間を削って練習時間を増やしました😰
それでも、初めての実技試験の結果は残念なものでした💧一体何が起こっているのでしょうか?
私は「どんなに練習してもできない可哀想な自分」に安心してしまっていました。誰よりも練習していれば、とりあえず責められることはなかったからです😮💨
一見真面目な人が陥りがちな罠だと思いますが、私には、自分で何とかしようとしたり、自分で考えようとしたりする姿勢が足りませんでした😓
「どうすればできるようになるんだろう?」それ以降、むやみやたらに練習時間を増やすのではなく、起きている限り常に考え続けることに徹しました🔁
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「量をこなす練習」から「考える練習」にシフトした私ですが、結果はすぐには出ませんでした。
いざピアノの試験になると、先生方の視線が気になり、身体が強張り音がコントロールできなくなってしまったのです🌀
2回生の試験では、前年の点数と同じまま、1点も上がりませんでした😢
珍しく誰もいない京田辺キャンパス
右側が音楽学科のある頌啓館
大学にいる間も1人で頭から煙が出るほど考え続け、話し掛けられても気付かないほど考え続けました💭
当時私に無視されたと感じた方がおられたら申し訳なく思いますが、あの時は本当に一杯一杯でした💦
当時母は私の練習にあまり口を出さなくなりましたが、おそらく「考える暇があるなら弾けばいいのに」と思っていたことでしょう。そのため、家でも常に冷戦状態でした❄️
また駄目でも、師匠はきっと慰めてくれる。でも、これ以上結果が出せないのなら、もう自分に生きている資格はない。
これで成績が上がらなかったら、もう家に帰らずに消えてしまおう。そこまで思い詰めて臨んだ3回生の実技試験。
「また駄目だった」と途中まで思いましたが、ラスト3分間、自分の演奏に没頭することができました。この時の試験で、初めて成績が上がりました↗️
そう、3点上がったのです。