当時、日本ほど音楽教育が進んでいなかったタイで、ピアノを誰に教わるかが大きな課題でした🎹
紆余曲折を経て、母が伴奏をしていた日本人会コーラス部のメンバーからのご紹介を受け、ロシア人ピアニスト・エルヴィラ先生に教わることになりました❣️
エルヴィラ先生は、日本では誰もが習うものだと思っていたバイエルやツェルニーなどの教本は使わず、私のために毎回素敵な曲を選んでくださいました。そのため、誰が教本の何巻何番まで進んだなどと気にすることがなくなりました✨
また、音楽性を重視して毎回歌うように教えてくださるので、コンプレックスを持たずに学ぶことができました。私には、「日本のピアノ教室を変えたい」という気持ちが芽生えました❗️
レッスンは通訳なしの英語で受けていました🔤私は英語を習ったことがなく、先生の言葉が全く分かりませんでした。ですが、先生の歌い方や身振り手振りを参考に練習しているうちに、私の音楽は変わっていきました✨
そして6年生の時、先生の勧めでバンコク国際ショパンコンペティションに出場しました🎹
そのコンペティションは4年に1度開催され、タイに2年間以上在住経験がないと出場できないため、私は絶妙なタイミングで参加できたことになります✨
そのコンクールは、ショパンの作品を中心に1人約30分間演奏するというものでした。曲のレベルは違えど、音大の卒業試験と同じ演奏時間でした!
私にとって大変大きな挑戦でしたが、2位とノクターン賞を受賞することができました🥈🏅
受賞式の写真に
審査員で本家のショパン国際ピアノコンクール受賞者
バラバラ・ヘッセ=ブコフスカ先生がおられます✨
国際色豊かな先生方の心を動かすことができ、「音楽は国境を越える」ということを肌で実感した時でした🌏
その頃学校ではいじめに遭っていましたが、学校の外でこのような経験ができたことは、私にとって大きな財産となりました😊
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