立花山の登山を兼ねた観察会、報告の最終回です。
大きくなったヤマフジ、蔓と同じで上に向かって右巻の模様が木肌に見える
オオバノハチジョウシダ(大葉の八丈羊歯)、羽片の先端は尾状になる
最下羽片の下向き第1小羽片は羽状になる。
カゴノキ(鹿子の木)

カゴノキ(右)
葉は互生。枝の上部に集まってつく。。先端は鈍く、基部広いくさび形、
ふちは全縁。薄い革質で、表面には光沢がある。裏面は灰白色、
左は、バリバリノキ

成長したバリバリノキ

ヤブソテツ(藪蘇鉄) 、和名は、藪に自生が見られ、姿がソテツに似ていることから。
羽片の先端に鋸歯がある。
フモトシダ(麓羊歯)、山麓のやや乾いた林下に生じることから。
羽片の基部が少し張り出す。
マサキ、鋸歯があり、茎が緑
ムラサキケマンの葉、葉は2〜3回羽状に細かく裂ける。
上部の葉は葉柄が短い、下部の葉は長い葉柄がある。
チシャノキ、樹皮は灰褐色。縦に浅く割れ、小さな鱗片になってはがれ落ちる
立花山山頂
山頂のタブノキ

混芽(葉芽+花芽)が大きい
イヌガヤ、手で握っても痛くない
半常緑のキダチニンドウ(木立忍冬)ではないかと、詳しい方に教えていただきました。
この3枚の写真のみからの判断です。すごすぎる!
ちなみに、ネットで見ても、このような写真は出てきませんでしたので、
5月の花や12月の黒い実を見て、確認したいと思います。

こちらは、半常緑のキダチニンドウに近い仲間の、
常緑のニンドウ(スイカズラ)です。こちらも、葉は対生で、何となく似ていますね。
クスドイゲ、ハリネズミの古語「クサフ」に、
棘の九州地方の方言「イゲ」が組み合わさって、
「クサフノイゲ」から「クスドイゲ」に転訛

葉は互生し、革質で、長さ4-8cmの卵形-長楕円形、縁には鋸歯があります
幹からも非常に鋭くて大きな刺が多く出ている。
おそらく哺乳動物などからの食害を避ける為に発達したのだろう。
ネザサ(根笹)、西日本の山野に広く群生する小型の竹で、
年を経たものは高さ3メートルほどになります。
ネザサの名前の通り、地下茎は強く、地中を横に走り繁茂します。
枝が1節から多数出るのが特徴。
ミミズバイ(蚯蚓灰)葉は細長いだ円形、革質で表面は濃緑色で光沢がある
葉の上の方が、一番幅が広い
左がバリバリノキ、右がミミズバイ
午前10時にスタートした観察会。何と終了は午後5時過ぎ。
充実した一日でした!
おまけです。
おととい、知人から送られてきた写真です。どちらも立花山。
ミツマタのツボミ
キジョランの葉を食べる、アサギマダラの幼虫
冬の藤 己の力 スクと立ち
龍朗