初めて、三国ヶ丘で毎月第一土曜日に行われている観察会に参加しました。
九州歴史資料館駐車場に集合です。
まず、見せてもらったのはハリエンジュの葉にできた、タマバエの虫こぶ。
葉の縁の丸まっている部分です。タマバエ科のハリエンジュハベリマキタマバエという幼虫が寄生する、
「ハリエンジュハベリマキフシ」という虫こぶです
チガヤ(茅)、毎回言っていますが「チガヤの分かる男になりたい!」
ジシバリ、別名イワニガナ
オニタビラコ
クズの葉にできた、クズノチビタマムシの食痕
クズノチビタマムシ
スズメノヤリ、大名行列の毛槍になぞらえて
ノアザミかな?
オヘビイチゴ、根元の葉が5枚
ヘビイチゴの実
ヘビイチゴの花
子持ち万年草、むかごで増える
スイバに、ハバチの幼虫
エゴノキの花、実にはサポニンという毒がある
クヌギ、タマバチが産卵した葉と、産卵していない健康な葉
クヌギに、オトシブミの揺卵
ブナ科に付く、オオワラジカイガラムシの雌、1cm前後となる、大型のカイガラムシ。
小判型で、自らが分泌したロウ物質により、白い粉をまぶしたように見える。
雄は雌とまったく異なった形態で、黒ずんだ翅がある。
モリチャバネゴキブリ
ベニタケの仲間
クヌギにサトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)
右の羽の大部分を失っているヒメウラナミジャノメ
トウバナ
ジョウカイボン
トゲミノキツネノボタン、果実に毛がある
クロヒカゲ
キバナニワゼキショウ
せっかく小郡まで来たので、お昼は地元の有名店、
「そば処 武蔵 小郡店」の「武蔵セット」980円
最後に、美味しいおそばでおなか一杯になり、
満足してお店を出た後に見つけた花です。
イソトマ、ギリシア語で「等しい切片」という意味で、
筒状の花の先端が同じような大きさで裂けることによります。
日本には昭和38年頃に入ってきたのが最初です
見えぬよう 体の向きを 変へる蝶
龍朗
まずは「筥崎神苑花庭園」
ユリが見事でした。
30品種約5000株で6月一杯が見ごろだそうです。
スカシユリなど
ヘメロカリス、一日花でデイリリーとも呼ばれる
紫陽花もきれいでした。
アナベル、薄緑から白に変わるテマリ咲き
三河千鳥
ハナイカダには実が付いていました
そして、ホトトギスも咲いていました
ホトトギスの開花は普通8~9月、野鳥のホトトギスが鳴く頃に咲くのは、とても珍しい!
続いて、筥崎宮参道沿いの「瑠璃山 恵光院」(るりさん えこういん)
こちらは、樹齢150年以上と言われる菩提樹です。
お線香のような甘い上品な香りです。
そして、こちらはチシャノキ。
枝の先に、白い小さな花がたくさん咲いています。
まだツボミもありました。花は6~7月で円錐花序。
別名カキノキダマシ、木肌や葉が柿の木に似ているため
ただし、柿の木の葉は全縁(ぜんえん;鋸歯が無い)なのに対し、チシャノキには鋸歯がある
最後に、少しだけ、筥崎宮の「あじさい苑」ものぞきました。
こちらには、今度の日曜日12日にRKBテレビ「サンデーウォッチ」(午前10時半~11時半)で、
生中継する予定です。こちらもぜひご覧ください!弦楽五重奏の生演奏も予定しています。
カシワバアジサイ
6月30日まで開苑です。
赤い百合 日差し全てを 取り込んで
龍朗
朝から快晴、暑い一日になりそう。
やっぱり、暑くなると白い花が多いような気がします。
ホタルブクロ(白)
ヒオウギズイセン(白)
キキョウソウ(白)
「蜘蛛の子を散らす」という慣用句にもなる、蜘蛛の子
茎に毛があり、葉が分裂している、ケキツネノボタン
実が米粒のような、コメツブツメクサ
花柄が長く、茎が紫色、毛が少ない、ミミナグサ
葉の形がネズミの耳に似ていることからついた名前だそうです
ミミナグサ(耳菜草)、葉の形がネズミの耳に似ていることからついた名前だそうです
ヤブジラミ
オヤブジラミ、実が赤い
カモガヤ
トゲだらけのタラノキ
ドクダミのツボミ
ハナミョウガの蕾
ヤブコウジ、十両
コバノガマズミ、葉柄がごく短く5ミリ弱、
葉の付け根に1対の針状の托葉がある場合が多い
テリハノイバラの花
オオブタクサ
カラムシの上にラミーカミキリ
ナワシロイチゴ
カキの花
リョウブの花
キシタホソバ(黄下細翅)
シャクガの仲間、ユウマダラエダシャク
ハラビロトンボのメス
イロハカエデの種
イオウイロハシリグモ(硫黄色走蜘蛛)
ジョウカイボン(浄海坊)、 名前の由来は、平清盛の法名「浄海坊」が訛ったもの。
以前、ジョウカイボンはカミキリモドキと混同されており、
カミキリモドキが持つカンタリジンは皮膚に付くと火傷のような炎症を起こすことから、
熱病で苦しんだ平清盛の名前に結びつけたそう
ヤブムラサキの花後
ザトウムシの仲間
ヤマハゼ
ヤマハゼの花
ジシバリの花
ヤブニンジンの花
ノイバラの虫こぶ
ゴンズイ
ゴンズイの花
イヌビワにイシガケチョウの幼虫
ヤブキリの幼虫
トビズムカデ(鳶頭蜈蚣) 名前の由来には、赤褐色の頭の色の“鳶(とび)色”から。
また、ムカデを漢字で「百足」とも書きますが、実際のトビズムカデの足は21対の42本。
白いアザミ
観察会 花より日陰 探しけり
龍朗
ナガサキアゲハ♂
ミカンの花
茎に毛があるケキツネノボタン
キアゲハの幼虫
コガタツバメエダシャク(小型燕枝尺蛾)
ジャケツイバラ
この黄色は、ジャケツイバラの葉が黄色くなったもの
ハスノハヅル、蓮の葉と同じように葉柄が葉の真ん中あたりから出る
キジョラン、葉柄は葉の端から出る
菜の花の花後に種ができたもの、
カワラヒワの好物
タブノキの虫コブ、タブノキハウラウスフシ(椨の木・葉裏・臼・附子)
タブノキの葉の裏にできる臼のような形の虫こぶ
タブノキの新芽、オリンピックトーチのように株立ちする
若い葉に、アオズジアゲハが卵を産み付ける
ハマクサギの花
この日は、見通しが悪い。紫外線が強く、光化学オキシダントの濃度がやや高いようです。
オオニワゼキショウ(左)と
ニワゼキショウ(右)、
ネズミムギの花
エビヅルの実、これから大きくなる
ヤマアイ
カワウ
コチドリ
テングチョウ
ビワが実る
ハゼノキの花
フランスギク、葉はさじ形で長さ6〜9cm、鋸歯があり粗い毛が生え、有柄で越冬する。
茎につく葉はへら形で互生、鋸歯があり、基部が少し茎を抱く。
ネズミモチの花にヤブキリ
ツルマンネングサ
栗の花
栗の花 香りに湿気 絡みつき
龍朗
ツボミオオバコ
オルレア、ヨーロッパ南部原産のセリ科の一種
マンテマ
コモチナデシコ
クロガネモチの花
ノビルの花
ハマダイコンの花と種
キミガヨラン
ハマボウフウ(浜防風)の白い花
チガヤ
ハマヒルガオ
ヤマウルシ
ニワウルシ(庭漆)、ただウルシとは全くの別種。ウルシのようにかぶれる心配はない。
ニワウルシの花と葉、羽状複葉で葉の基部に数個の鋸歯がある
葉には、コンーンーフレイクの香り。
ニワウルシの全景、非常に成長が早く、天にも届きそうな20mを超える高木になることから
ヨーロッパでは『Tree of heaven』と呼ばれる。それをそのまま直訳し「神樹」(しんじゅ)に。
オカヒジキ
イヌムギ
カラスムギ
ネズミムギ
スズメノチャヒキ
カモジグサ
クルマバアカネ(車葉茜)、茎は4稜があり、稜上に下向きの刺がある。
葉柄や葉裏にも刺がある。葉は主軸に6~8個、枝には4個が輪生
ここにも繁殖、オオキンケイギク
特定外来生物
ママコノシリヌグイ
茎のトゲが見える
アレチギシギシの花
ギシギシ
アスパラガスの花
シロダモの緑の実、後に赤くなる
コナスビの黄色い花
ハマウド
ハナウド
ハナウドは花が平べったい感じ
ヤブマオ
シャクの種、別に腹を立てているわけではありません。
英彦山、最終回です。
モミジバウリノキ(紅葉葉瓜の木)うりのき科ウリノキ属
葉の形がウリの葉によく似ていることから
マルバアオダモ(丸葉青だも)、葉は奇数羽状複葉、小葉は2〜3対
タカノツメ、冬芽が鷹の爪を連想させるとして名付けられた。
料理などでお馴染みの唐辛子も同じ由来だが、両者に関連はない。
葉は三枚一組で、コシアブラに似る、また若菜は香りが強く、
コシアブラと同じように山菜として食用になる。
葉が5つに分裂するコミネカエデ
小峰楓の種子が残っている
ヒナウチワカエデ(葉の直径6センチぐらい)、ウチワカエデ(10センチぐらい)より葉が小さいという点で、
ハウチワカエデ(7センチぐらい)と同じだが、葉柄に毛が無ければヒナウチワカエデ、
白い毛があればハウチワカエデ
これは、ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)
ワチガイソウ
ウグイスカグラの花
コミヤマカタバミ
シコクスミレかな、白っぽい
コミヤマスミレ、唇弁の紫が鮮やか
サバノオの花、実がサバの尾のように見える
ウバユリ
クルマムグラかな
シキミの花
リョウブ、葉が上向きに広がって出る
枝が紫のコガクウツギ
マサキの蕾
ノリウツギ
コゴメウツギ
フタリシズカ、花序が2本
フタリシズカなのに、花序が1本、なぜ?
最後に、植物観察をする私たちの側で、ミソサザイが盛んに囀っていました。
生き物の力を感じる声でした。


モミジガサ
ホソバナコバイモ(細花小貝母)
コバノガマズミ、花はガマズミより小さく、シベが飛び出ている
葉の先端は鋭く尖り、鋸歯が目立つ。葉柄が短いことや托葉があるのが特徴で、
ガマズミと見分けるポイントとなる。
こちらがガマズミです。葉柄が長いですね。
ハルトラノオ(春虎の尾)
ウリハダカエデの花、こんなにかわいらしい黄色い花が咲くんですね。
タチネコノメソウ
シオジの赤ちゃん
シオジ
イワガラミ
ジュウモンジシダ
名前の由来、本種の名前が不明であったとき、その盆栽に無名のしるしとして
「輪違いの符号」をつけておいたところ、そのまま「ワチガイソウ」となったという。
コミヤマカタバミ (小深山片喰)
花茎の先に径2~3cmで白色の5弁花を単生させます。
花弁にはしばしば紫色の筋がはいります。
コスミレ
クロモジ
ミツバコンロンソウ
千鳥の木、名前の由来は、果実を千鳥の飛ぶ姿に見立てたそうです
チドリノキの花