さぁ風景画の旅へ



珠玉のフランス絵画コレクションで
知られるモスクワのプーシキン美術館から、
17世紀から20世紀の風景画65点が来日。

神話の物語や古代への憧憬、
あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、
果ては想像の世界に至るまで、
描かれた時代と場所を軸に
フランス近代風景画の流れをご紹介…!



ということで、
行って参りました。

今回も虎彦くんと一緒です。




風にそよぐ草木のさざめき、
多くの人が行き交う都市の喧噪、
遠く離れた異国の風のにおい…。

「旅」ということばに、
ひとはなぜ心踊らされるのでしょうか。





「プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画」


【期間】
2018年4月14日(土)~7月8日(日)

【会場】
東京都美術館

【チケット料金】
一般:1,600円
大学生:1,300円
高校生:800円
65歳以上:1,000円
中学生以下:無料





初夏の上野で、
巨匠たちが愛した光と色彩が躍る
美しい風景を巡る「旅」へ―――。




私たちは、絵画を鑑賞するように、景色を眺めることができます。「絵になる風景」といった言葉を耳にしても、さほど違和感を覚えないでしょう。しかし、そうした態度は、18世紀後半になってようやく定着したものなのです。


<第1章 近代風景画の源流より>





特に印象的だったのが
18世紀フランスを代表する
風景画家クロード=ジョゼフ・ヴェルネ
《日の出》と、対となる《日没》です。


<参照:公式サイト

写真は《日没》ですが
すぐ隣に《日の出》も展示されており
比較して楽しむことが出来ました。

壮大な空と海の織り成す光景など、
「崇高」な自然を描き出しています。
穏やかな夕暮れの光が画面全体を包み
遠くからぼーっと眺めるのも良いなぁと。



さらにドンドン奥へと進む。


<参照:公式サイト

こちらの作品は
ピエール・カリエ=ベルーズ
《パリのピガール広場》です。


画面に描かれていない建物が
通りの3分の2ほどに影を落とし、
少し高い位置から通りのカフェや
子供を連れた乳母をはじめ、
様々な人物が描かれています。




第6章まで進むと、
アンリ・ルソーの
《馬を襲うジャガー》


<参照:公式サイト

1905年頃から、アンリ・ルソーは
中央に動物を配した熱帯のジャングルを
舞台とした風景を手掛けており、
本作品においても同じ構図がとられています。

凄惨な場面にも関わらず、
青々とした空と深い緑の織り成す密林によって、
画面全体は幻想的な静寂に満ちています。

葉の形が個人的に好みで
見れば見るほど面白く惹かれました。



フォトスポットもありました。
広く設置されており絵の中に
自分が入り込んだような気分に…。



がお~~~っ!!!!!



最後はグッズ販売のコーナーです。

目の前にいた女性の方々が、
「このファイルは絵が沢山で嬉しい」
と仰っていて、どれどれ?と見てみると
確かに言葉通りでした。…購入!



あと、展示会場に置かれている
パンフレットも面白かったので
行かれる方は是非そちらも…!



大きくて解説が見やすいです。





森へ、山へ、海へ。
―――もっと遠くへ。


【公式HPはこちら】
http://pushkin2018.jp


どの作品も温もりを感じ
心が安らぎました。癒やし…!


“素敵な旅でした”


よし、まだまだ行こう~!





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それでは、またね~!