幻想的な内面世界



オディロン・ルドン(1840-1916年)は、
印象派の画家たちと同世代でありながら、
幻想的な内面世界に目を向け、
その特異な画業は、今も世界中の人の心を
魅了して止みません。
なかでも本展は植物に焦点をあてた、
前例のない展覧会となります。



「ルドンー秘密の花園」展
に行ってきました~!

今回も虎彦くんと一緒です。


個人的にすごく気になっていて
絶対観に行くぞと決めていました。
あぁ~ワクワクする!!


企画も沢山やっていました。
まず東京都美術館で開催されている
「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」
と「ルドンー秘密の花園」展で相互割引!

(入場済チケット提示で、
 展覧会チケットが相互
 100円割引となります。)


ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

ブリューゲル展も行ってきました。
良かったらこちらもどうぞ!



さらに“ルドン展とうどん県”
語感が似ているというだけで
異色のコラボレーションが実現!



うどん県(香川県民)の方は入場券無料!

【注意事項】
 以下、香川県民を証明するものを
 ご持参頂いた方を無料とさせて頂きます。
 現住所が香川県である免許証及び、
 健康保険証・パスポートのいずれか


いや~、確かに言葉の響きが
似ているけどそれだけでここまで
企画しちゃうのぶっ飛んでる(笑)
面白いな~と思ったので香川県民の
皆さまは是非会場へ!

ちなみに、ルドンの生まれたフランスには、
「ウドン城」という古いお城があるそうです。



香川県の浜田恵造 香川県知事
インタビュー記事も見つけたので
合わせてどうぞ!

http://mimt.jp/redon/udon/interview.html





「ルドンー秘密の花園」展



【期間】
2018年2月8日(木)~5月20日(日)


【会場】
三菱一号館美術館


【チケット料金】
一般:1,700円
高校・大学:1,000円
小・中学生:500円

[アフター5女子割]
→第2水曜日17時以降
 当日券一般(女性のみ)1000円

※他の割引との併用不可
※利用の際は「女子割」での当日券
 ご購入の旨お申し出下さい。




【アクセス】
•JR「東京」駅(丸の内南口)徒歩5分
•JR「有楽町」駅(国際フォーラム口)徒歩6分
•東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)徒歩3分
•東京メトロ有楽町線「有楽町」駅(D3/D5出口)徒歩6分
•都営三田線「日比谷」駅(B7出口)徒歩3分
•東京メトロ丸ノ内線「東京」駅(地下道直結)徒歩6分





ルドンが生まれたのは1840年。

印象派の巨匠クロード・モネ
近代彫刻の巨匠オーギュスト・ロダン
自然主義の文筆家エミール・ゾラ

みんな同い年です。


しかし、

ルドンはフランス・ボルドー出身の
“象徴派”に分類される画家です。
(象徴派には入らないという意見もある)

年代的には印象派と同じ時期ですが、
夢や精神を神秘的に描く象徴派は、
感覚的な光を追求する印象派とは
全く異なったものでした。



僕の中でルドンのイメージといえば
“奇妙な怖い絵”といった感じでした。


仮面は弔いの鐘を鳴らす

実際に以前「怖い絵」展に
行ったことがあってその時も
すごくダークな印象を受けた。

「怖い絵」展に行ってきた


画業の初期には
ロマン主義的な油彩画のほか、
画家自身が“モノクロームのパステル”
と呼称した木炭とリトグラフによる
黒の表現を追及し、眼球、首、怪物など
奇怪な作品を手掛けました。

「怖い絵」で紹介されていた作品は
この“黒の時代”と呼ばれる50歳までに
描かれたモノクロ作品が多いです。

で、1890年頃(50歳以降)から突如、
個性的な色彩表現を開花させて
まるで別人のような印象を受けます。



撮影OKだった展示スポット。


木炭素描、石版画、銅版画などを利用した
ちょっぴりダークな白×黒世界も好きだけど
色彩豊かな幻想世界も同時に広がっていて
夢のようでした。…秘密の花園かぁ。



現実にありそうで無さそうな
ファンタジーみたいな。



(作品から生まれた)運動[アクション]は、観る者を虚構[フィクション]へと駆り立ててゆく。虚構がもたらす意味作用は、観る者の感性や(…)想像する力に応じて、大なり小なり異なることだろう。

<第5章「黒」に棲まう動植物 より>




この言葉がもう「まさに…!」
って感じで思わずメモしていた。

ルドンは“横顔”を好んで
描いていたようですが、
正面の風貌が分からない“横顔”は
観る者の想像力を高め、物語を空想させます。


また、ある人には花に見えるけど
それが花ではなく蝶に見える人もいる。
オディロン・ルドン《蝶》


<出典 公式HP

《蝶》では水辺の岩場に
集まった蝶と蛾に紛れて、
一輪の白い花が描かれています。

よく見ると花ですが、
遠くから見ると蝶なのか、
花なのか、判然としません。


観る者の感じ方。
絵に多様な解釈が
許されています。



だから、絵の知識がない僕でも
本当にめちゃくちゃ面白かった。
“独自の道を歩んだ孤高の画家”
知れば知るほど惹かれていき、
個人的に物凄く好きになりました。
モノクロ絵も何かまた違ったものが
感じ取れるような気がします。



こちらは「Café 1894」
美術館南口(出口)を出て
すぐ左側にあるお店なのですが
「ルドン―秘密の花園」展の
会期中限定で、展覧会にちなんだ
ランチ、デザートが食べられます。





めちゃくちゃ綺麗です…!
会場出口にある情報紙は
なるべくチェックするように
しているのですがそこで
こういった企画があることを知りました。

http://mimt.jp/blog/cafe/?p=2152

もうそのままの流れでお店へ
向かったのですが…
僕は大事な部分を見落としていた。


【ランチタイム 11:00~14:00】


ああああ、もう時間過ぎてる~~!!



もう食べる気満々だったのに
悔しいぃいいいい!!!(笑)


唯一の心残りです。





【虎彦くんと行く美術館ブログ】

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それでは、またね~!