【近現代は入試頻出のテーマ】

 

 

 

まず、山川出版が定めるところの、章別一覧をご覧ください。

 

 

 

1章 オリエント地中海世界

2章 アジア・アメリカの古代文明

3章 内陸アジア世界・東アジア世界の形成

4章 イスラーム世界の形成

5章 ヨーロッパ世界の形成と発展

6章 内陸アジア世界・東アジア世界の展開

7章 アジア諸地域の繁栄

8章 近世ヨーロッパ世界の形成

9章 近世ヨーロッパ世界の展開

10章 近代ヨーロッパ・アジア世界の成立

11章 欧米における近代国民国家の発展

12章 アジア諸地域の動揺

13章 帝国主義とアジアの民族運動

14章 二つの世界大戦

15章 冷戦と第三世界の独立

16章 現在の世界

 

 

 

色で分けた箇所は近代以降の世界。

 

 

近代は定義上、「封建的世界の後の世界」、「世界が一体化する時代」。

 

(近代の準備段階である「近世」は別の色で示した。)

 

 

 

 

ざっと見る限り、約半分が近現代史であって、

 

 

ページ数でみると8章~16章は1章~6章の1.4倍に及ぶ。

 

 

 

 

時代の長さでいえば、

 

1章~6章は約4500年の歴史であるのに対し、

 

8章~16章は約600年の歴史である。

 

 

以上を見ただけでも、

 

高校世界史では、近現代史をとても慎重に学習することが分かる。

 

 

もう少し、具体的にいうと、

 

 

「世界が一体化し」、「一体化のなかで生じた問題」に対して、

 

非常にセンシティブで、詳細な学習を求めるのである。

 

 

 

 

【現役生の差がつくポイントでもある】

 

 

 

まず、全国的に行われている模試に問題がある気もする。

 

 

 

模試は、すべての高校の学習進度を考慮して、

 

 

実施回数を重ねるごとに、

 

出題範囲が拡大する方式

 

 

を採用している。

 

 

 

たとえば、某マーク模試においては、

 

 

5月模試 ~15世紀まで

 

8月模試 ~18世紀まで

 

10月模試 ~19世紀まで

 

11月模試~21世紀まで

 

 

 

現役生はこのペースで進めばよい!

 

 

という目安としては悪くないものの、

 

 

 

近現代史の詳細な理解を重視している

 

 

「高校世界史」の実態と、かなりマッチしてない

 

 

ような気もする。

 

 

 

 

実際の大学入試では、近現代史が最も頻出のテーマであり、

 

 

大学の難易度が上がれば上がるほど詳細な理解が要求される。

 

 

 

<過去 ブログで掲載した近現代史の問題一覧>

 

 

【東大】大国中心の勢力均衡は戦争を抑制できたのか①

 

【東大】大国中心の勢力均衡は戦争を抑制できたのか② 

 

【東大】銀を中心とする世界の一体化について

 

【東大】勢力均衡を変容させるロシアの存在

 

【早大政経】2019~2013の論述問題 出題一覧

 

【早大政経】近代タイ王国の生存戦略とは

 

【早大商】 アメリカの孤立主義の経緯と意義

 

【世界史】早稲田 政治経済学部 2019【論述問題】

 

 

 

 

論述問題でのテーマの多くは、近現代に関するものが多く、
 

 

難関大学が確認したいことの多くは、「近現代に対する造詣の深さ」にあるのかもしれない。

 

 

 

また、正誤問題でも当然頻出であって、とりわけ早慶レベルは、

 

 

「近現代に対する理解の詳細さ」を求めているように思える。

 

 

 

 

それにも関わらず、受験生の中には

 

 

「前近代」と「近代以降」の勉強時間の比率、負荷のかけ方、

 

 

などなど、

 

さほど変わらない者もいるかもしれない。

 

 

 

 

たまーにいるのが、

 

「定期的」に世界史をイチから極めようとして、

 

古代を無限ループする「オリエントマスター」ね。

 

 

 

 

最新記事はこちらです!!

[ 世界史論述 添削 講座 ] 2021年度 難関国大学世界史論述対策 始動!!!

 

 

論述の授業の様子はこちら授業録から

 

【東京大学】

東京大 世界史論述 解説 1996

東京大 世界史論述 解答 2004

東京大 世界史論述 解説 2006

東京大 世界史論述 解答 2006

東京大 世界史論述 解説 2011

東京大 世界史論述 解説 2012

東京大 世界史論述 解答 2012

東京大 世界史論述 解説 2014

東京大 世界史論述 解答 2014

 

 

【一橋大学】

一橋大 世界史論述 解説 2007

一橋大 世界史論述 解説 2008

一橋大 世界史論述 解答 2014

一橋大 世界史論述 解説 2014

一橋大 世界史論述 解説 2018

 

【大阪大学】

大阪大 世界史論述 解答 2016

大阪大 世界史論述 解答 2016

 

 

授業について(双方向通信サービスZOOMを利用します)

 

☆対策校一覧☆

大阪大学/京都大学/京都府立大学/千葉大学/筑波大学/東京大学

東京外国語大学/東京学芸大学/名古屋大学/一橋大学

 

実施日・授業時間

①    5月〜受験直前期まで

②    曜日・時間は応相談

③    90分の個別講座です。

 

料金に関して (入会金10,000円 税込 11,000円)

①    受講数は月2回コース・月4回コースのいずれかです。

②    授業の料金は1回あたり11,250円(税込12,375円)です。

③  ただし、月4回コースの方は2割引いたします。

(2回=22500(税込 24,740円)  4回=36000(税込39,600)) 

③    12月以降の受講は割引適応外です。ただし入会金は頂戴しません。

 

授業内容

①  400字論述の添削を基本に授業を行います。1日2題が基本です。1問追加しているのが通例です。

②  授業の中で以下の事項を確認します。

(1)論述解答に据えるべき主題が明確になっているか 

(2)主題に沿った歴史的事象を記述しているか

(3)歴史的事実および事実関係の精査 

(4)不足している周辺知識の解説

※マンツーマンなので随時質疑応答が可能です。

※授業日の1週間前に論述課題を配布します。通例、授業日の2日前までに解答を提出していただいております。

 

添削レポートのサンプルは別紙にて(添削例 解説の例)

 

 

よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

例 10月〜受験直前期までの受講 20回程度の講義 (大学別の傾向を踏まえながら)頻出事項の整理を中心

例 共通テスト〜受験直前期までの受講 8回程度 志望大学の過去問の添削と受験本番におけるアドバイス

 

Q 論述問題をある程度解ける状態にしたほうがよいでしょうか?

A どのレベルであっても問題ございません。受講生の大半は論述初心者から始まっています。むしろ手遅れになる前に早めのご相談を。

 

Q 何か用意したほうがいい教材ありますか?

A 世界史詳覧(浜島書店)をお勧めしています。

 

 

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世界史専門塾クロニクルについて

 

これまで【世界史論述専門ちゃんねる】というブログ媒体で

 

①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

④受験生の解答作成能力の実際はどの程度なのか。

 

以上のテーマを中心に、

受験世界史に関する情報を発信して参りました。

 

また、これまでの3年間の活動の中で、

着実に合格実績を積み重ねてきました。

 

コロナ禍で双方向通信サービスが

全国の学習塾に定着してきましたが、

 

それ以前より、ZOOM指導での実績を

地道に積み重ねてきてまいりました。

 

合格体験談はこちら↓↓

 

東京外国語大学!合格体験談! 国際社会学部 国際社会学科 (イベリア/ラテンアメリカ)

 

京都府立大学!合格体験記をいただきました!(文学部 欧米言語文化学科)

 

【過去3年の合格実績】

 

東京外国語大学 国際社会科学部

京都府立大学    文学部

大阪大学 外国語学部

早稲田大学 政治経済学部

早稲田大学 商学部

早稲田大学 社会科学部

早稲田大学 文学部

早稲田大学 文化構想学部

 

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