はじめまして。

今年、一橋大学経済学部に合格した、林です。 

今回、 合格体験記を書くにあたり、一橋大学の世界史の論述問題への取り組みについて語っていきたいと思います。 

 

 

一橋受験生の中では、僕は世界史の知識はあまり入っていなかった方だったと思います。

3年10月の共通テスト模試で7割いかないレベル

共通テストレベルでもわからないことは多く、

難解な一橋大学の世界史論述なんてもってのほかのだと思っていました。

 

そんな僕の、4月に描いた青写真はというと、

 

二次試験で、国語 55/110、英語 180/260、数学 200以上 / 260 計 

共通テスト 168/210(80%)  合計 603/840

 

一橋経済600/1000を取れば受かると言われているので

世界史は二次試験 0/160点 でも受かる計算。

 

なんという皮算用・・!

(ちなみに共通テストの本番の得点率は76.5%・・) 

 

 

つまり、出来もしないのに「全完を狙う!」というぐらいに、数学には圧倒的な自信を持っており、

世界史は0点でもいいや!と、とにかく世界史から逃げていました。。

 

 

しかし流石にこのままではダメだなとも思っていました。そして、救いだったのは「梶谷先生との週1回の添削授業」でした。 

 

 

僕は知識が不足していたと自覚していて、極めて難解な論述対策の授業をマトモに受けられるか自信がありませんでしたが、

先生は「一橋論述は「主題」を理解して、「設問」の要求に答えられているかで点取れるから〜!」と言ってくれました。

 

実際に、授業では知識が不足していることを指摘されるのではなく

どれだけ設問の要求に答えられていないかを、毎週毎週指摘され続けました。

 

さらに、論述問題の主題をより良く理解するにあたって

学校の授業ではなかなか教わらなかった歴史的意義や世界史の見方などを補足してくれました。

 

 

「一橋論述は「主題」を理解して、「設問」の要求に答えられているかで点取れるから〜!」

という言葉をとにかく信じた結果、確実に周りの受験生より知識が劣ってるなかで

一橋オープンの世界史で平均点を超えたのは、手応えがありました。

 

実際に知識の詰め込みは、共通テスト直前期に必死に始めたくらいです。

知識を詰め込む以上に、「設問の要求に応える練習」が大事だなと今では実感しています

 

共通テスト本番では86点でした。共通テストが終わってからも、添削授業は続きましたが、1月2月ぐらいになると大体の論述問題の主題に応じられるようになり、あとはちょっと足りなかった知識を頭に入れていくだけになっていきました。

 

試験本番でも大問3問中、2問は確実に出来たな!という感触でした。

かつて0点でもいいや!と考えていたことを思い出すと、かなり予定外ってやつですね笑

 

 

最後に受験生にアドバイス。勉強する教科数の多い国公立受験者へ。

 

歴史系の科目は、通史をある程度やってから習熟度の低い分野をその都度補うっていくのが大事だと思います。 

時には効率を度外視して、量をこなすのもいいとは思いますが、基本的に効率よく学習することが大事です。

学校の定期テストや授業は絶対に真面目に取り組みましょう。学校は定期的に習熟度を確認できる場所です。大事にしましょう。

世界史に限らず、どんな暗記物でも本気で覚えたいなら寝る前と起きた直後の時間活用がすごく大切だと思います。 勉強する時間は工夫次第いくらでも増やせます。

 

結びとなりますが皆さんの健闘を祈っています。


 

授業について(双方向通信サービスZOOMを利用します)


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 などの、世界史論述問題対策となります


実施日・授業時間

①    受験直前期まで

②    曜日・時間は応相談

③    90分の個別講座です。

 

料金に関して (入会金10,000円 税込 11,000円)

①    受講数は月2回コース・月4回コースのいずれかです。

②    授業の料金は1回あたり11,250円(税込12,375円)です。

③  ただし、月4回コースの方は2割引いたします。

(2回=22500(税込 24,740円)  4回=36000(税込39,600)) 

③    12月以降の受講は割引適応外です。ただし入会金は頂戴しません。

 

授業内容

①  400字論述の添削を基本に授業を行います。1日2題が基本です。1問追加しているのが通例です。

②  授業の中で以下の事項を確認します。

(1)論述解答に据えるべき主題が明確になっているか 

(2)主題に沿った歴史的事象を記述しているか

(3)歴史的事実および事実関係の精査 

(4)不足している周辺知識の解説

※マンツーマンなので随時質疑応答が可能です。

※授業日の1週間前に論述課題を配布します。通例、授業日の2日前までに解答を提出していただいております。

 

添削レポートのサンプルは別紙にて(添削例 解説の例)

 

伸び悩んでいる受験生へ

 

過去問を解いてみて、自分が作成した解答と模範解答とかなりズレているのは、以下の要件を満たせていない可能性が大です。

 

(1) 問題文を丁寧に読み込む。

(2) 書くべき「テーマ」を把握する。

(3) 文章全体を通して「テーマ」が一貫しているかを確認する。

(4) 使用する世界史用語が「テーマ」に沿った使い方をしているかを確認する。

(5) 時系列が間違っていなかを確認する。

 

自分の知っている歴史的事実をを切り貼りしていくだけでは、絶対に合格水準に達しないのが世界史論述です。

まずは「何かを論ずる」すなわち「説明的文章」を作成することを念頭に置き、説明すべき現象をしっかり考える。

そして、その現象を説明するに必要にあたって、どの歴史的事実を選択すべきかを考える、という手順が必要になるわけです。

つまり、世界史の大論述で合格点を奪取するためには、論述のテーマに即した歴史的事実を選択し続けなければならないのです。

 

 

【参考記事】

140字の論述問題ですら、予備校の模範解答の間で大きな差が生まれています。

明暗を分けたのは、設問の要求するテーマをどれだけ体現できたのか。必見です。

早稲田 政経 予備校模範解答 格付

 

 

圧倒的言語化による論述添削書

 

①「説明的文章になっているのか」

②「説明するべき現象が明確になっているのか」

③「記述するべき具体的な事実を盛り込めているのか」

 

自分の作成した解答が、世界史論述に必要な要件を

どれほど満たせているかを確認するために、

論述添削書に基づいてマンツーマン授業で検討していきます。

 

↓↓論述添削書の一部を公開!

 

 

 

 

 

よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

例 10月〜受験直前期までの受講 20回程度の講義 (大学別の傾向を踏まえながら)頻出事項の整理を中心

例 共通テスト〜受験直前期までの受講 8回程度 志望大学の過去問の添削と受験本番におけるアドバイス

 

Q 論述問題をある程度解ける状態にしたほうがよいでしょうか?

A どのレベルであっても問題ございません。受講生の大半は論述初心者から始まっています。むしろ手遅れになる前に早めのご相談を。

 

Q 何か用意したほうがいい教材ありますか?

A 世界史詳覧(浜島書店)をお勧めしています。

 

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これまで【世界史論述専門ちゃんねる】というブログ媒体で

 

①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

④受験生の解答作成能力の実際はどの程度なのか。

 

以上のテーマを中心に、

受験世界史に関する情報を発信して参りました。

 

また、これまでの3年間の活動の中で、

着実に合格実績を積み重ねてきました。

 

コロナ禍で双方向通信サービスが

全国の学習塾に定着してきましたが、

 

それ以前より、ZOOM指導での実績を

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東京外国語大学!合格体験談! 国際社会学部 国際社会学科 (イベリア/ラテンアメリカ)

 

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最近読まれてる記事。

 

上智大 世界史 TEAP利用型 徹底解説① 問題の概観編

 

上智大 世界史 TEAP利用型 徹底解説② 模範解答編

 

上智大 世界史 TEAP利用型 徹底解説③ 解答の作成の基本路線

 

上智大 世界史 TEAP利用型 徹底解説④ 解答作成の詳細

 

 

 

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大阪大 世界史論述 解答 2016

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共通テスト世界史B 問題番号25について。

 

 

受講生や知り合いの塾関係者からの質問が相次いだ。

 

「考え方がイマイチわからん。」

「なんでこっちの解答がアカンのか。」

 

などなど。

 

中には「戦時下の日本は国民社会主義じゃないの?」といった質問まで。

 

 

いずれにせよ、質問が数多く飛んできたので

 

クロニクル的な見解を示したいと思う。

 

 

今回の記事では、あくまで、

 

「大学入試問題」に取り組む際の、受験生に望まれる「好ましい態度」

 

話を限定させて頂くことにする。

 

 

要するに、いわゆる「歴史認識」についての議論はする気はなく、

 

歴史認識マウンターたちの批判は全スルーさせて頂きます・・・

 

という感じの「THE 弱腰ブログ」となっているので、悪しからず。

 

 

 

どうやってテストで点を取る確率を高くするのか

 

そういった議論の足しになれば、と祈りながら、

 

本題に入ろう。

 

 

 

改めて問題を。

問題番号25については下線部Cについて。

 

 

下線部は、

 

日本の戦時体制はファシズム(独伊)と同様のものか、区別すべきか、といった主旨。

 

 

これについて議論する場合、

 

それぞれの根拠として、最も適当な根拠を選択しましょう

 

という設問が後に続いた。

 

 

独立行政法人大学入試センターが発表した解答は①。

 

 

で、今回のメイントピックとなるわけだが

 

・世界史論述の受講生の中には⑥を選択した者も多く

・知り合いの塾でも⑥を選択した受験生も多かったらしく

・ツイッター界隈では⑥も正解にすべきだという運動もあるらしく

 

とにかく「⑥はダメなのー?勢力」の批判が相次いたわけだ。

 

 

実際に問題を解き進めている時、私自身も迷わず①にしたが、特になんの不自然さも感じなかった。

 

不自然さを感じない理由はなんだったのか。

 

おそらく「設問に対する態度」にあると思われる。

 

 

そのことを踏まえて、設問25 ⑥はダメなの?に対する

 

クロニクル的見解は以下である。

 

 


受験生の「試験当日」における好ましい態度とは何か?を考える場合に

 

戦時下の日本をファシズムと評するのは「歴史認識として妥当か?」を考えることと、

 

日本とファシズム体制(独伊)の共通項を見出すにあたって「最も適当な根拠」を選ぶ作業を混同してはいけない。

 

この一言に尽きる。

 

 

つまり、

 

「最も適当な根拠」とは「客観的な事実」を想起できるかどうか、っていう認識が必要でしょうよ


と言いたい。

 

 

W ソ連を脅威とみなし、共産主義運動に対抗する陣営に加わった。については、

 

日独防共協定(1936)・日独伊三国防共協定(1937)という

 

「客観的な事実」を想起することが可能であるし、

 

ファシズムを特徴づけるものとしても、妥当である。

 

(「反共産主義」以外にも「個人の自由の否定」「議会制民主主義の否定」・「過激なナショナリズム」などがファシズムを特徴づけられるものに挙げられる)」

 

 

 

一方で、

 

Y 政府の指導者が国民社会主義を標榜し、経済活動を統制した。については、

 

国家総動員法(1938)が発令されたことによって、経済統制がたしかに行われたが、

 

当時の日本政府の指導者が「国民社会主義」を「標榜した」かどうかは、疑問が残る。

 

 

ドイツの場合は、

 

Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei(国民(国家)社会主義ドイツ労働者党)

 

という政党が実在したわけで、これについては、

 

「標榜した」という認識をしてもギリギリ良いんじゃね?と思われる。

 

(実際に「標榜」されたのは、反共産主義・過度な民族主義・反ユダヤ主義と心得てる。)

 

 

それに対して、当時の日本政権が「国民社会主義」を「標榜した」事実は見当たらない。

 

 

たしかに、国家総動員法(1938)が発令された際には、

 

「挙国一致・尽忠報国・堅忍持久」が国民に呼びかけられたが、

 

 

そのことについて「国民(国家)社会主義」的だよね〜と評価することと、

 

「国民社会主義」を「標榜した」という事実認識をすることとは、全く異なる。

 

 

 

あくまで、「国民(国家)社会主義」とは、あらゆる政治体制とナチズムを区別するための訳語に過ぎない。

 

 

 

当時の政権がそれを「標榜した」事実が思いつかない以上は、

 

「日本がファシズムであった」という言説の「適当な根拠」に挙げても良いものだろうか。

 

「最も」適当な根拠を選べと言われた以上は、「防共協定」(客観的な事実)を想起できる選択肢を選ぶべきなのではないだろうか。

 

 

以上がクロニクル的な見解である。

 

 

当然、ファシズムを「自由主義を抑圧した」ものと心得てるし、

 

「反共産主義」と特徴付けるだけじゃ、当時の日本の状況を「中立」に見てるとも言い難いよね〜という、


「個人的な見解」もあるのも認める。

 

 

しかし、あくまで、「客観的な事実」を「根拠」にすることが受験生のなすべきことであり、

 

「反共産主義的だった」という抽象的な表現と「防共協定」という客観的な事実を紐づけることが

 

受験生でも実現可能な作業だったのではないかと思われる。

 

 

「設問の要求に応じる」ことが、正解する確率をあげる第一歩目であって、

 

「最も適当(客観的)な根拠」を考えるのではなく、

 

「ファシズムとは何か」「国民社会主義とは何か」について

 

思考することに時間を多く費やしてしまった、受験生の多くは失点しまったのでないだろうか。

 

 

 

「最も適当なもの」を選べ、という選択式問題が

 

大学受験において主流である以上、

 

より一層の注意喚起を受講生にも呼びかけていきたい。

 

 

 

 

 

最近読まれてる記事。

(そろそろ上智大TEAPだね。)

 

上智大 世界史 TEAP利用型 徹底解説① 問題の概観編

 

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自分の知っている歴史的事実をを切り貼りしていくだけでは、絶対に合格水準に達しないのが世界史論述です。

まずは「何かを論ずる」すなわち「説明的文章」を作成することを念頭に置き、説明すべき現象をしっかり考える。

そして、その現象を説明するに必要にあたって、どの歴史的事実を選択すべきかを考える、という手順が必要になるわけです。

つまり、世界史の大論述で合格点を奪取するためには、論述のテーマに即した歴史的事実を選択し続けなければならないのです。

 

 

【参考記事】

140字の論述問題ですら、予備校の模範解答の間で大きな差が生まれています。

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ほか

 

 

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今回はYOUTUBE企画。

 

雄飛教育グループ大学受験部門教務主任としてカジヤは出演。

 

 

「日常を豊かに」「THANKS  FOR A DAILY LIFE」を掲げて

 

雄飛教育グループのボス一柳先生と共に、

 

対談形式で撮影にのぞみました。

 

 

2024年に新設される科目「世界史探求」には、

 

「世界史へのまなざし」「日常生活から見る世界の歴史」という項目もあり、

 

それらに即した内容になっていると祈りつつ、

 

動画を作成しました。

 

 

 

「まーたYoutubeばっかり見て〜!」とママパパに怒られても

 

「これを観て教養を深めているんだ!」と、

 

息抜きの言い訳になってくれるといいですね笑

 

 

 

 

 

 

 

雄飛教育グループメンバー総出演!

 

五輪とマスメディア!そしてビールを題材に!

新時代の民間企業のあり方について語っています。

 

社会人も唸った内容です!必見!!!

 

 

 

この動画には、小論文指導の神 兼 酒神である 佐藤先生が登場!

マスメディア時代を生き抜く「ビールメーカー」について紹介して頂きました。

 

 

 

 

 

 

オリンピックの商業化には必然性があった!?

 

1984ロサンゼルスオリンピックの歴史的背景について解説しています!

 

 

 

 

高校世界史でも出てくるグーベルタン男爵も登場!

19世紀〜20世紀の国際社会をイメージしながら視聴すると良いですね!

 

 

 

 

過去の入試問題(現代文)を題材に!

 

近代国家の創出とスポーツの相関性を解説!!

 

 

 

一橋大学・早稲田商学部・法政経営で出題された評論文をヒントに、

なぜ近代国家は国民の健康を増進するのか、その必然性についてお話ししました。

 

 

 

 

最新記事はこちら!

 

[ 世界史論述 添削 講座 ] 2021年度 難関国大学世界史論述対策 始動!!!

 

 

論述の授業の様子はこちら授業録から

 

【東京大学】

東京大 世界史論述 解説 1996

東京大 世界史論述 解答 2004

東京大 世界史論述 解説 2006

東京大 世界史論述 解答 2006

東京大 世界史論述 解説 2011

東京大 世界史論述 解説 2012

東京大 世界史論述 解答 2012

東京大 世界史論述 解説 2014

東京大 世界史論述 解答 2014

 

 

【一橋大学】

一橋大 世界史論述 解説 2007

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一橋大 世界史論述 解答 2014

一橋大 世界史論述 解説 2014

一橋大 世界史論述 解説 2018

 

【大阪大学】

大阪大 世界史論述 解答 2016

大阪大 世界史論述 解答 2016

 

 

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①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

④受験生の解答作成能力の実際はどの程度なのか。

 

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世界史論述は「歴史的事実を捻じ込むだけ」では絶対に勝てない

 

過去問を解いてみて、自分が作成した解答と模範解答とかなりズレているのは、以下の要件を満たせていない可能性が大です。

 

(1) 問題文を丁寧に読み込む。

(2) 書くべき「テーマ」を把握する。

(3) 文章全体を通して「テーマ」が一貫しているかを確認する。

(4) 使用する世界史用語が「テーマ」に沿った使い方をしているかを確認する。

(5) 時系列が間違っていなかを確認する。

 

自分の知っている歴史的事実をを切り貼りしていくだけでは、絶対に合格水準に達しないのが世界史論述です。

まずは「何かを論ずる」すなわち「説明的文章」を作成することを念頭に置き、説明すべき現象をしっかり考える。

そして、その現象を説明するに必要にあたって、どの歴史的事実を選択すべきかを考える、という手順が必要になるわけです。

つまり、世界史の大論述で合格点を奪取するためには、論述のテーマに即した歴史的事実を選択し続けなければならないのです。

 

 

【参考記事】

140字の論述問題ですら、予備校の模範解答の間で大きな差が生まれています。

明暗を分けたのは、設問の要求するテーマをどれだけ体現できたのか。必見です。

早稲田 政経 予備校模範解答 格付

 

 

圧倒的言語化による論述添削書

 

①「説明的文章になっているのか」

②「説明するべき現象が明確になっているのか」

③「記述するべき具体的な事実を盛り込めているのか」

 

自分の作成した解答が、世界史論述に必要な要件を

どれほど満たせているかを確認するために、

論述添削書に基づいてマンツーマン授業で検討していきます。

 

↓↓論述添削書の一部を公開!

 

 

 

 

 

論述の授業の様子はこちら授業録から

 

【東京大学】

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【大阪大学】

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実施日・授業時間

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②    曜日・時間は応相談

③    90分の個別講座です。

 

料金に関して (入会金10,000円 税込 11,000円)

①    受講数は月2回コース・月4回コースのいずれかです。

②    授業の料金は1回あたり11,250円(税込12,375円)です。

③  ただし、月4回コースの方は2割引いたします。

(2回=22500(税込 24,740円)  4回=36000(税込39,600)) 

③    12月以降の受講は割引適応外です。ただし入会金は頂戴しません。

 

授業内容

①  400字論述の添削を基本に授業を行います。1日2題が基本です。1問追加しているのが通例です。

②  授業の中で以下の事項を確認します。

(1)論述解答に据えるべき主題が明確になっているか 

(2)主題に沿った歴史的事象を記述しているか

(3)歴史的事実および事実関係の精査 

(4)不足している周辺知識の解説

※マンツーマンなので随時質疑応答が可能です。

※授業日の1週間前に論述課題を配布します。通例、授業日の2日前までに解答を提出していただいております。

 

添削レポートのサンプルは別紙にて(添削例 解説の例)

 

 

よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

例 10月〜受験直前期までの受講 20回程度の講義 (大学別の傾向を踏まえながら)頻出事項の整理を中心

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2021年度入試より、世界史論論述が追加

 

(以下引用)

 

青山学院大学より 2019 年 7 月公表 

 

「世界史 B」ならびに「日本史 B」は、従来型の設問(選択問題と記述問題、出題傾向は従来通 りです)と論述問題(新形式)を出題します。従来型の設問については、過去の史学科の「世界 史B」ならびに「日本史 B」の問題を、『2019 年版大学入試シリーズ 青山学院大学(文学部・教 育人間科学部・社会情報学部−個別学部日程)』(教学社刊 ) 等を見て、参考にしてください。 この従来型に加え、新たに論述問題として、例えば以下のような設問が出題されます。

 

 

[問題例②]

 

下記の資料は、モンゴル帝国の宮廷を訪れたフランチェスコ会修道士による記録である。

 

13世紀におけるモンゴル帝国とヨーロッパとの交流について、この資料成立の背景を含め、下に提示された語句を用いて 350 字以内で説明しなさい。

 

〈資料〉 重要と判断したところは太字

 

「私は、十戒や七つの大罪に始まり、そのほか避けるべきことや告解すべきことについて、通訳を介してできる限り彼ら(捕虜となりモンゴル人に仕えていたキリスト教徒、ハンガリー人、グルジア人など)に告白させた。・・・さらに、彼らの一部は兵士であり、処刑を逃れるために仕方なく戦闘に参加していると弁解した。私は彼らに対し、キリスト教徒とは戦わないこと、キリスト教徒を傷つけるくらいなら、殉教者になるために殺される ことを強く勧めた。そして私は、この教えに関して誰かが私をモンケ=ハーンに訴えたとしたら、彼の前でもこの教えを説くつもりだと言った。私が教えを説いている間に(モンケ=ハーンの)宮廷のネストリウス教徒たちが近づいてきており、私は彼らが私たちを告発するのではないかと疑った。」

The Journey of Willian of Rubruck to the Eastern parts of the World, 1253-55. London: Hakluyt Society, 1900、215 頁より翻訳)

 

〈語句〉

バトゥ、インノケンティウス 4 世、十字軍、大都、モンテ=コルヴィノ

 

 

[解答例]

 

モンゴルのバトゥはヨーロッパ遠征でキエフ公国を滅ぼし、さらにワールシュタットの戦いでポーランド・ドイツの連合軍を破る。遠征の過程でキリスト教国を滅ぼし、さらにキリスト教徒を捕虜にしたことは、キリスト教世界であるヨーロッパに衝撃を与えたと言える。以降、ヨーロッパではモンゴルへの視察と布教への関心が高まった。教皇インノケンティウス4世が派遣したプラノ=カルピニに視察と布教を命じ、次いで仏王ルイ9世は十字軍運動を背景に対イスラーム同盟の要請のためにルブルックをカラコルムに派遣した。布教と同盟は失敗に終わるも、モンゴルの情報は西伝された。そのような中、13世紀末に大都に赴いたフランチェスコ修道士のモンテ=コルヴィノは、唐代以降ネストリス派が主流であった中国で、初めてカトリック布教につとめた。(346字)

 

 

[解答のポイントを簡易的に解説]

 

<資料の読み取りについて>

 

①「The Journey of Willian of Rubruck」より、ウィリアム=ルブルックの旅行記(1253~55)と分かる。

 

「捕虜となりモンゴル人に仕えていたキリスト教徒、ハンガリー人、グルジア人など」より、ウィリム=ルブルックのモンケ=ハン謁見以前にモンゴル人とヨーロッパ世界との接触があることが判断できる。また「捕虜」という表現から、バトゥのヨーロッパ遠征と予想できる。最もポピュラーなワールシュタットの戦いは1241年。

 

「私が教えを説いている間に(モンケ=ハーンの)宮廷のネストリウス教徒たちが近づいてきており、私は彼らが私たちを告発するのではないかと疑った。」より、ウィリアム=ルブルックの時代においては、中国のキリスト教はネストリウス派が主流であり、カトリックの布教がなされていなことが判断できる。

 

 

<資料成立の背景>

 

資料成立の背景について。端的にいえば、なぜ「ルブルックがモンゴルへ赴いたのか」ということである。

 

①バトゥがキリスト教世界を震撼させる。以降キリスト教世界であるヨーロッパのモンゴルへの関心が高まる。

②情報の視察やモンゴルへの布教がキリスト教世界の東方政策の一つになる。

③また、対イスラムの十字軍運動も資料成立の背景とする。

④ルブルックは仏王ルイ9世の同盟要請の命を受けカラコルムに派遣された。

 

<論述すべきポイントを決定する>

 

設問に記述されている「ヨーロッパ世界とモンゴル帝国の交流」「キリスト教世界とモンゴル(中国)世界との交流」と換言する必要がある。

 

バトゥのヨーロッパ遠征以降、

(1)キリスト教世界がモンゴル帝国に関心を抱いたこと

(2)当時のキリスト教世界の事情(十字軍)

(3)モンゴル世界へ派遣されたキリスト教士

(4)派遣の過程で中国史上初のカトリック布教が開始されたこと。

 

以上のことをまとめたい。

 

<アドバイス>

論じるべきテーマやポイントを整理してから、世界史用語をどのように活用するかを決定しよう。無作為に具体的な事例を記述すると、結局なにを論じたいのかが不明瞭になる可能性がある。また、資料を活用する問題においては、資料から読み取れることは、論述すべきテーマに沿う限り、活用してほしい。資料を活用した解答はそうでない解答との差別化が図れるはず。細心の注意を払ってください。

 

 

 

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2021年度入試より、世界史論論述が追加

 

(以下引用)

 

青山学院大学より 2019 年 7 月公表 

「世界史 B」ならびに「日本史 B」は従来型の設問(選択問題と記述問題、出題傾向は従来通 りです)と論述問題(新形式)を出題します。従来型の設問については、過去の史学科の「世界 史B」ならびに「日本史 B」の問題を、『2019 年版大学入試シリーズ 青山学院大学(文学部・教 育人間科学部・社会情報学部−個別学部日程)』(教学社刊 ) 等を見て、参考にしてください。 この従来型に加え、新たに論述問題として、例えば以下のような設問が出題されます。

 

 

[問題例①]

 

フランス革命の過程について、以下の用語を用いて350字以内で説明しなさい

 

三部会・国民議会・人権宣言・共和政・恐怖政治・総裁政府 バスティーユ牢獄

統領政府・第三身分・ロベスピエール・ナポレオン=ボナパルト

 

[解答例]

 

特権階級への課税問題を契機に、第三身分は三部会を離脱し、さらに国民議会を開いた。そして身分対立が顕在化し、バスィーユ牢獄襲撃を境にフランス革命は始まった。国民議会では、封建的特権が廃止され、所有権を明記した人権宣言が採択されるなど、革命の初期段階においては、封建的性格の残る旧制度を打倒と立憲君主制の建設を目指したと言える。しかし、続く立法議会では、八月十日事件で王権が停止され、さらに続く国民公会では王政が廃止されるなど、共和政が樹立されるように至った。以降も、ジャコバン派のロペス=ピエールが独裁政治を行うなど、革命は急進化の様相を見せたが、穏健共和派の総裁政府によってジャコバン政府は打倒された。最終的には、ナポレオン=ボナパルトによって統領政府が立てられたことによって革命は終息した。(348字)

 

 

[解答のポイントを簡易的に解説]

 

設問のポイントは「フランス革命の過程」でした。

 

①いつ・なぜ・はじまり②どのように・なぜ・変化し③いつ・なぜ・終わったか

 

以上3点をまとめる。

 

具体的にいえば、

 

①特権階級への課税問題を機に身分闘争として始まった。

②革命は立憲君主制を目指す→共和政を目指す というような変容をみせた

③急進派による独裁で社会混乱し穏健共和派によるクーデタ・ナポレオンによるクーデタで革命が終息した。

 

とする。

 

以下、上記の流れに沿って、指定語句をどのように活用するかを決定する。

 

「三部会」・「国民議会」→身分対立の契機としての具体例

「バスティーユ牢獄の襲撃」→フランス革命の開始の具体的事例

「人権宣言」→フランス革命の初期の中心的成果の例

「八月十日事件」→王権の停止の具体的事例

「国民公会」→王政が廃止され革命が急進化していく時代の例

「ロベスピエール」→国民公会時代のジャコバン独裁の事例

「総裁政府・ナポレオン」→革命の終息段階の具体事例

 

 

[アドバイス]

まず、論じるべきテーマやポイントを整理してから、世界史用語をどのように活用するかを決定しよう。無作為に具体的な事例を記述すると、結局「フランス革命の過程」を説明する中で、何を論じているのかが分からなくなってしまう可能性がある。細心の注意を払ってください。

 

 

 

 

 

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①    受講数は月2回コース・月4回コースのいずれかです。

②    授業の料金は1回あたり11,250円(税込12,375円)です。

③  ただし、月4回コースの方は2割引いたします。

(2回=22500(税込 24,740円)  4回=36000(税込39,600)) 

③    12月以降の受講は割引適応外です。ただし入会金は頂戴しません。

 

授業内容

①  400字論述の添削を基本に授業を行います。1日2題が基本です。1問追加しているのが通例です。

②  授業の中で以下の事項を確認します。

(1)論述解答に据えるべき主題が明確になっているか 

(2)主題に沿った歴史的事象を記述しているか

(3)歴史的事実および事実関係の精査 

(4)不足している周辺知識の解説

※マンツーマンなので随時質疑応答が可能です。

※授業日の1週間前に論述課題を配布します。通例、授業日の2日前までに解答を提出していただいております。

 

添削レポートのサンプルは別紙にて(添削例 解説の例)

 

 

よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

例 10月〜受験直前期までの受講 20回程度の講義 (大学別の傾向を踏まえながら)頻出事項の整理を中心

例 共通テスト〜受験直前期までの受講 8回程度 志望大学の過去問の添削と受験本番におけるアドバイス

 

Q 論述問題をある程度解ける状態にしたほうがよいでしょうか?

A どのレベルであっても問題ございません。受講生の大半は論述初心者から始まっています。むしろ手遅れになる前に早めのご相談を。

 

Q 何か用意したほうがいい教材ありますか?

A 世界史詳覧(浜島書店)をお勧めしています。

 

 

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①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

④受験生の解答作成能力の実際はどの程度なのか。

 

以上のテーマを中心に、

受験世界史に関する情報を発信して参りました。

 

また、これまでの3年間の活動の中で、

着実に合格実績を積み重ねてきました。

 

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大統領選に便乗した企画第二弾です。

 

大統領選の争点と歴史的経緯を説明していこう、そんな企画。

 

戦後アメリカ史をサラっとおさらいします。

 

とくに「現代史」が間に合わそうな受験生の方々、ぜひご活用ください。

 

 

1945年~1950年代のアメリカ史はこちらです。

5分で分かる戦後アメリカ史その① 高校世界史

 

10週間後にやってくる共通テストの記事こちらです。

世界史 共通テスト 出題傾向 勉強方法

 

 

 

5分で分かる戦後アメリカ史② 高校世界史

 

前回のおさらい(1945~1950年代)

(1) アメリカ主導の世界経済協力体制がはじまった。

(2) つまりブレトン=ウッズ体制。

(3) 第二次世界大戦の反省から自由貿易を展開した。

(4)基軸通貨はドルだった。

(5) ドルは金と兌換できたのでドルの価値は担保された。

 

 

③1960年代 ドル危機

 

「前回のおさらい」にあるように、戦後の世界経済は、各国の為替レートを固定し、ドルと金の交換をアメリカ政府が保証することによって、成長を続けました。アメリカが世界経済の中核を担えた理由の一つとして、豊富な金の保有量が挙げられます。(世界全体の80%の金を保有)

 

ところが1960年代に入ると、金が流出される事態が進んでいくのです。

 

金が流出するということは、どういうことでしょう。金が流出=諸外国が金を獲得すると考えるとわかりやすいですね。

 

諸外国の金を獲得する条件は、いたってシンプルです。獲得したドルを金と交換すればいいわけです。

 

1960年代はそういった事態が加速する時代でした。戦後復興を遂げた日本統合が進むヨーロッパ地域経済成長が目覚ましかったのです。日米貿易関係に関して言えば、1965年頃から、日本は輸出超過に転じます。

 

諸外国は、国際的な基軸通貨であったドルの不足を解消するどころか、ドルを過剰に保有することになりました。過剰に保有されたドルは金と兌換されるわけですね。

 

このように、アメリカの金保有量は急速に減少していくことになるのでした。

 

 

④1970年代 アメリカ一極集中から三極構造へ

 

金の保有量が減少すると、実質的な金とドルの交換レートも変化し、ドルの価値が減少してしまいます。

そのため、1971年8月15日、ニクソン大統領はドル防衛措置をおこないました。

 

防衛策はいたってシンプル。

(1) ドルと金の兌換(交換)停止。

(2)国外製品に対して10%の輸入微課金を課す。

 

アメリカは「輸入を制限します」と宣言したわけです。つまりブレトン=ウッズ体制を自ら放棄したとも言えます。

 

 

翌年にはドルを一方的に切り下げ。

 

日本でいえば、1ドル360円から1ドル305円。

超円安状態に支えられた日本の輸出産業には大打撃でした。

 

アメリカの「輸入を制限します」モードは継続するわけです。

 

 

(参考 世界史 共通テスト 平成30年度試行調査より)

 

金と兌換できなければ、ドルの価値は担保されません。

 

1973年になると、先進諸国は相次いで変動相場制に移行しました。

 

以降、アメリカ一極集中型の世界経済から、アメリカ・西欧・日本の三極構造型の世界経済へと変化してくようになります。

 

 

続く

 

 

戦後のアメリカ歴代大統領

今回、説明した時代の大統領。

 

㉝ トルーマン   (1945~1953) 

㉞ アイゼンハワー  (1953~1961) 

ケネディ   (1961~1963)

ジョンソン  (1963~1969) 

ニクソン   (1969~1974) 

㊳ フォード   (1974~1977)

㊴ カーター   (1977~1981)

㊵ レーガン   (1981~1989) 

㊶ ブッシュ   (1989~1993)

㊷ クリントン   (1993~2001)

㊸ ブッシュ  (2001~2009) 

㊹ オバマ    (2009~1017)

㊺ トランプ   (2017~) 

㊻ バイデン (順調にいけば2021~)

 

[ 世界史論述 添削 講座 ] 2021年度 難関国大学世界史論述対策 始動!!!

 

 

論述の授業の様子はこちら授業録から

 

【東京大学】

東京大 世界史論述 解説 1996

東京大 世界史論述 解答 2004

東京大 世界史論述 解説 2006

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東京大 世界史論述 解説 2012

東京大 世界史論述 解答 2012

東京大 世界史論述 解説 2014

東京大 世界史論述 解答 2014

 

 

【一橋大学】

一橋大 世界史論述 解説 2007

一橋大 世界史論述 解説 2008

一橋大 世界史論述 解答 2014

一橋大 世界史論述 解説 2014

一橋大 世界史論述 解説 2018

 

【大阪大学】

大阪大 世界史論述 解答 2016

大阪大 世界史論述 解答 2016

 

 

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よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

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バイデン氏が当選確実だそうですね~。

 

「STOP THE FRAUD!」 「 不正を阻止せよ!」

 

郵便投票に不正疑惑に対するトランプの糾弾にも注目が集まった大統領選挙。

 

「全て票を数えないのは民主主義の原則に反する」という声が特にアメリカでは強そうですけどね。

 

とにかくまさかの展開をみせた2020年の大統領選。

 

 

5分で分かる戦後アメリカ史 その①

 

まぁ本来、大統領選挙で注目されるべきは、大統領選の争点であったり、その歴史的経緯だったり。

 

受験生諸君にとっては、現代アメリカの論点を歴史的経緯と共に明らかにすることが重要なわけです。

 

(大統領選を機に、無理やり高校世界史の枠に当てはめて解説しようとしているだけですが (笑))

 

戦後アメリカ史をサラっとおさらいする、ゆやかな企画。

 

とくに「現代史」が間に合わそうな受験生の方々、ぜひご活用ください。

 

 

前回記事

世界史 共通テスト 出題傾向 勉強方法

 

 

 

① 1945~1950年代  アメリカ主導の世界経済 ~ブレトン=ウッズ体制~

 

1929年の世界恐慌後、資本主義国はブロック経済をそれぞれ形成しましたが、それぞれの経済圏は非常に閉鎖的で、保護貿易を展開しました。主要国の利害は対立し、世界的な経済協力の基盤が崩れ、このことによって第二次世界大戦(1939~1945)がもたらされた、とされています。つまり国際的な経済体制が整備されていなかったこと第二次世界大戦の原因の一つに挙げられたというわけです。

 

そのような反省から、世界が自由貿易の原則に立ち、世界経済の共存を図ることが確認されました。(1944年ブレトン=ウッズ会議)

 

この体制を主導したのが経済大国のアメリカでした。早いとこ戦後復興を成し遂げたい資本主義諸国はあアメリカの経済力に依存するほかなく、世界経済はアメリカの意向が大きく反映されるものになりました。

 

 

② 1945年代~1950年 アメリカ主導の世界経済 ~ドル本位体制~

 

第二次世界大戦の要因の経済的側面をもう少し詳しく。世界恐慌時の各国の平価切下競争についてです。(自国の通貨の価値を切り下げのこと。)各国は自国通貨の価値を下げることで、輸出を多くし国内産業の保護を競うようになりました。

 

 

平価の切り下げ競争が加熱すると、以下の感じになります。

 

(1)ある国が平価を切り下げれば、ある国は報復的に平価を切り下げる、もしくは関税を引き上げる。経済報復合戦ですね。

(2)経済報復を続けていくうちに、市場が狭まるわけですからモノが売れなくなりますね。モノが売れなくなるとしわ寄せは労働者へ、世界全体の購買力が低下します。

(3)世界全体の購買力が低下すると、資本家はより安価な労働力や資源を求めるようになる。つまり植民地ですね。

(4)結果、帝国主義政策が国内で支持されていくわけです。

 

当然、戦後反省会が開かれるわけです。

 

ブレトン=ウッズ体制では、平価切り下げ競争が起きないように、固定為替制度をとるようになります。この制度では、合衆国のドルを唯一の基準通貨とされました。また、ドルは金と兌換(交換)できるという前提で、ドルの価値は担保されました。

 

第二次世界戦後、アメリカは世界の金の80%以上を保有していたので、金と交換できる分のドルをクソほど発行できたわでです。

また、各国にとって、ドルは(1)調達ししやすい(2)価値が安定している(3)金との兌換できる  というこの上なく便利な紙幣になりました。

 

ドルを中心とした自由貿易が展開されるようになるわけですね。

 

 

続く。

 

 

戦後のアメリカ歴代大統領

今回、説明した時代の大統領は最初の二人。

 

トルーマン   (1945~1953) 

アイゼンハワー  (1953~1961) 

㉟ ケネディ   (1961~1963)

㊱ ジョンソン  (1963~1969) 

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㊳ フォード   (1974~1977)

㊴ カーター   (1977~1981)

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【東京大学】

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よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

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その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

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①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

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以上のテーマを中心に、

受験世界史に関する情報を発信して参りました。

 

また、これまでの3年間の活動の中で、

着実に合格実績を積み重ねてきました。

 

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東京外国語大学!合格体験談! 国際社会学部 国際社会学科 (イベリア/ラテンアメリカ)

 

京都府立大学!合格体験記をいただきました!(文学部 欧米言語文化学科)

 

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本番まで残り約10週間。ここで出題傾向を再確認。

 

参考にするものは平成30年の試行調査です。

 

歴史用語の理解を問うてきた、センター試験に比べると、

用語の背景や年代を問うてくる問題が多い印象です。

 

また、問題のバリエーションもさることながら、

正解を一つ出すために、多角的な知識が要求されていました。

 

センター試験との違いや一つの問題を解くための手順をを一緒に確認していきましょう。

 

 

[目次]

① 地理に関する知識が必須な問題

② 用語理解のアプローチが変化している

③地理的な知識 年代把握 両方必要だった問題

④資料問題は図やグラフの特徴を理解することが第一

 

 

 

 

① 地理に関する知識が必須な問題

 

地中海における、人の移動を大まかに示した図だそうです。

 

 

矢印 a モロッコ・マグリブ地方→イベリア半島

矢印 b フランス→アルジェリアあたり?

矢印 c フランス→地中海東岸・イスラエルあたり?

矢印 d トルコ→東欧・オーストリアあたり?

 

それぞれの矢印の大まかな出発点と終着点を、理解していなとこの問題解けない。

大体の目星はつけておくとよい。

 

 

そして設問はこちら。

 

 

① シチリア王国の建設は、北フランスのノルマンディー→南イタリア

② ウマイヤ朝の後ウマイヤ朝の建設はマグリブ地方イベリア半島

エジプトの南にあるスーダンの南にあるのがエチオピア。この地図には載っていない。

④ 一見、矢印の向きはあってそうだが、ド=ゴール政権のアルジェリア独立承認の誤り。(1962)

    アルジェリアの植民地化は19世紀(1830年)、シャルル10世の時代。

 

②が正解となる。

 

 

対策方法の結論としては、

(1)世界史選択者なら現在の世界地図ぐらい覚えてないとダメ

(2)資料集や教科書に掲載されている地図はよく見ておく。

(歴史用語に含まれる地理的な情報と対応させながら地図を見る。)

 

 

 

② 用語理解のアプローチが変化している

 

試行調査では、用語理解のアプローチが変化しているようにも思えた。

 

センター試験であれば、一問一答形式で答えられる問題、(たとえば「北魏の時代に均田制か始まった。」、「唐の時代に九品中世が採用された。」など、)が主流であった。

 

つまり、「均田制=北魏・隋・唐 で採用」、「九品中世は魏で採用された」、という知識を活用すれば、解ける問題が多かったと言える。

 

しかし、以下の問題に関しては、選択肢の文章がどの用語についての説明をしているのかを推察する必要があった。

 

 

① は均田制のこと。②は戦国時代の社会状況のこと。

③ は白話運動のこと。④は九品中世のこと。

 

まずこの問題を解く第一条件としては、①~④がどの用語の説明をしているかを明確にする必要があった。

 

次にこの問題はそれぞれの用語の年代把握を要求してる。

設問に、630年とあるので、唐(618~907年)の時代のものを選べばよい。

 

①=北魏・隋・唐 ② 戦国時代

③=中華民国(1915ごろ) ④=魏

 

正解は①

 

対策方法の結論としては、

(1)山川の用語集を読んで、用語の説明を読んでおく。

(2)一問一答と逆の作業が出来ると強い。

(つまり用語を説明できる能力のこと)

(3)年代把握は怠らない

 

 

 

③地理的な知識 年代把握 両方必要だった問題

 

 

Yの時期は1980より少し前、Zの時期は1990年のすぐあと、を指している。

 

リード文いわく、国際原油価格の変動は、中東地域の革命や戦争が大きく影響を与えるらしい。

 

おそらくは、Y イラン革命 (1979) Z  湾岸戦争(1991)のことであろう。

 

これは単純に年号を覚えていれば、導けそうな世界史用語であるが、

 

 

はい、地図が出ました。

 

①年代からイラン革命・湾岸戦争→

②(オ) イラン (カ) イラク に絞り→

③最後は地理的な判断を下す。

 

実に手数が多い問題。

 

a アフガニスタン b イラン c イラク d サウジアラビア

正解は ③

 

対策方法の結論は先ほどと一緒。

(1)世界史選択者なら現在の世界地図ぐらい覚えてないとダメ

(2)資料集や教科書に掲載されている地図はよく見ておく。

(歴史用語に含まれる地理的な情報と対応させながら地図を見る。)

(3)年代把握はかなり重要

 

 

 

④資料問題は図やグラフの特徴を理解することが第一

 

資料問題は図やグラフの特徴を理解すること

次にその特徴が出ている箇所と世界史の知識を紐づけることが重要である。

 

年代が明記されていない図やグラフは存在しないので、

ここでも、年代把握は欠かせないとも言える。

 

 

こちらは、イギリスの綿糸価格の変動の表。

表の特徴

綿糸価格が100年間で大きく下落してしている。

・その内訳をみると、生産コストの減少が大きく影響していることが分かる。

 

表の数値の変化の背景

生産コストの減少については、紡績機の発達(1770~1800年ごろ)がその理由と考えられる。

 

 

 

続いて、アジア(主にインド)から西へ輸出された綿布の総額と

イギリスから東へ輸出された綿布の総額の変動のグラフ

 

 

 

グラフの特徴

1800年頃を境に、アジア(主にインド)からの綿布の輸出額は減少。

1820年頃を境に、イギリスから東へ輸出された綿布の総額が増えている。

 

グラフの数値変化の背景

イギリス産業革命の進展の後(1770~1800)、

インドは綿布ではなく、原材料である綿花(原材料)を輸出することにシフトした。

 

また、東インド会社の貿易独占権の廃止(1813)や

資本家の成長によって、自由貿易が促進され、イギリスの綿布輸出額が増大した。

 

 

これらを駆使して、当時のイギリスの社会状況を推察したものとして、不適切なものを選ぶ問題。

 

 

正答は②。

綿糸価格(x+y)が下落した最も大きな要因は、 原料綿花コスト(x)が下がったことではく、 生産コスト(y)が下がったからである、とする。 (x)の下がり幅が24→7.125に対して、 (y)の下がり幅は192→10.5であった。

 

 

対策方法の結論

(1)資料集にあるグラフや図を読む

(2)そこには解説がついているので、それを覚えてください。

つまり、

(3)図やグラフの特徴を理解する。

(4)世界史の知識を紐づけることが重要。

(5)年代把握は重要

ということです。

 

 

 

最新記事はこちら!!

 

[ 世界史論述 添削 講座 ] 2021年度 難関国大学世界史論述対策 始動!!!

 

 

論述の授業の様子はこちら授業録から

 

【東京大学】

東京大 世界史論述 解説 1996

東京大 世界史論述 解答 2004

東京大 世界史論述 解説 2006

東京大 世界史論述 解答 2006

東京大 世界史論述 解説 2011

東京大 世界史論述 解説 2012

東京大 世界史論述 解答 2012

東京大 世界史論述 解説 2014

東京大 世界史論述 解答 2014

 

 

【一橋大学】

一橋大 世界史論述 解説 2007

一橋大 世界史論述 解説 2008

一橋大 世界史論述 解答 2014

一橋大 世界史論述 解説 2014

一橋大 世界史論述 解説 2018

 

【大阪大学】

大阪大 世界史論述 解答 2016

大阪大 世界史論述 解答 2016

 

 

授業について(双方向通信サービスZOOMを利用します)

 

☆対策校一覧☆

大阪大学/京都大学/京都府立大学/千葉大学/筑波大学/東京大学

東京外国語大学/東京学芸大学/名古屋大学/一橋大学

 

実施日・授業時間

①    2021年5月〜受験直前期まで

②    曜日・時間は応相談

③    90分の個別講座です。

 

料金に関して (入会金10,000円 税込 11,000円)

①    受講数は月2回コース・月4回コースのいずれかです。

②    授業の料金は1回あたり11,250円(税込12,375円)です。

③  ただし、月4回コースの方は2割引いたします。

(2回=22500(税込 24,740円)  4回=36000(税込39,600)) 

③    12月以降の受講は割引適応外です。ただし入会金は頂戴しません。

 

授業内容

①  400字論述の添削を基本に授業を行います。1日2題が基本です。1問追加しているのが通例です。

②  授業の中で以下の事項を確認します。

(1)論述解答に据えるべき主題が明確になっているか 

(2)主題に沿った歴史的事象を記述しているか

(3)歴史的事実および事実関係の精査 

(4)不足している周辺知識の解説

※マンツーマンなので随時質疑応答が可能です。

※授業日の1週間前に論述課題を配布します。通例、授業日の2日前までに解答を提出していただいております。

 

添削レポートのサンプルは別紙にて(添削例 解説の例)

 

 

よくある質問

Q 授業は全何回で完成しますか?

A 個人差があります。志望する大学の合格点に達するまでが受講数の目安です。

その意味で早めの受講をお勧めします。早めの受講であれば、授業でカバーできる範囲が必然的に多くなります。受験直前の受講になってしまうと志望校の過去問に準じた予想問題もしくは志望校の過去問の添削を行うのが限界になってしまいます。

 

例 4月〜受験直前までの期間の受講 50回程度の講義 古代史〜現代史を詳細にできます。おおよそ100テーマを徹底的に授業できます。

例 10月〜受験直前期までの受講 20回程度の講義 (大学別の傾向を踏まえながら)頻出事項の整理を中心

例 共通テスト〜受験直前期までの受講 8回程度 志望大学の過去問の添削と受験本番におけるアドバイス

 

Q 論述問題をある程度解ける状態にしたほうがよいでしょうか?

A どのレベルであっても問題ございません。受講生の大半は論述初心者から始まっています。むしろ手遅れになる前に早めのご相談を。

 

Q 何か用意したほうがいい教材ありますか?

A 世界史詳覧(浜島書店)をお勧めしています。

 

 

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世界史専門塾クロニクルについて

 

これまで【世界史論述専門ちゃんねる】というブログ媒体で

 

①世界史論述で「逆転」は可能か。

②合格奪取をする論述力はどう生まれるのか。

③過去、どんなテーマから出題されているのか。

④受験生の解答作成能力の実際はどの程度なのか。

 

以上のテーマを中心に、

受験世界史に関する情報を発信して参りました。

 

また、これまでの3年間の活動の中で、

着実に合格実績を積み重ねてきました。

 

コロナ禍で双方向通信サービスが

全国の学習塾に定着してきましたが、

 

それ以前より、ZOOM指導での実績を

地道に積み重ねてきてまいりました。

 

合格体験談はこちら↓↓

 

東京外国語大学!合格体験談! 国際社会学部 国際社会学科 (イベリア/ラテンアメリカ)

 

京都府立大学!合格体験記をいただきました!(文学部 欧米言語文化学科)

 

【過去3年の合格実績】

 

東京外国語大学 国際社会科学部

京都府立大学    文学部

大阪大学 外国語学部

早稲田大学 政治経済学部

早稲田大学 商学部

早稲田大学 社会科学部

早稲田大学 文学部

早稲田大学 文化構想学部

 

ほか

 

 

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