異動のシーズンだ。
転出はあるが、転入はすぐ入らないのと、新人はお上への登録がまだ済んでいないためにしばらくは欠員のままである我が班である上に、今週と来週はわしの患者様の退院ラッシュで、しかも検査で患者様を連れて行かれてリハは押せ押せになるしミーティングなんて出る暇ねーだ。
ミーティングちうに今年度の体制についていろいろ話があったようで、細かいことは省略するのだが、ようするにわしは我が班の先輩方にはもったいないほど評価されている一方で、役席からの評価は低いことを再確認した。
わし的には現場が働きやすければそれほど給料が違うわけでもないので上の評価はどうでも構わんのだが、今日はちょっと頭きた。なぜならわしを評価してくれる先輩方が無視または否定されたことになるからだ。
わしを怒らせちゃいましたね。
そんな訳で今年および来年の目標、追加。
やっぱ回復期病棟行って、パフォーマンス上げて某役席のわしに対する評価を覆したる。
覚えてろよ。
・・・わしが忘れないように注意が必要。
ども、さんちゃんですお元気ですかー(絶賛よっ払いちう
すげえ前のにきに「お前ら(同期)抜いてやる」みたいなことが書いてあって驚いた。
悪いけど、同期はほとんど抜きました。いや、抜いてはないですが(汗技術的には勝ってます。I坂ちゃんは発表数が多いだけ公式的には負けてるかもしれんが、ヤシもわしも上に認められないところはそっくりでし(爆笑
なんだかうちの同期はみな出世が遅れているらしいですが、そんなのわしには関係ねい、でち。
毎日毎日NYHA心機能分類4の患者さまの予後を考えたリハやASO(閉塞性動脈性疾患)でアンプタ寸前の患者さまをどこまで動かしていいかどうか、とか主に内科的なことで悩んでいます。
一昨年あたりは同期に追いつくことを目標としていたらしいわしだが、はっきりいって今のわしに内科的知識で勝てるPTは当院に限ればいねーよ(←やなヤツ)たぶん。
しかしそれも先輩方のご指導のおかげだし(内科知識以外は当科の先輩には全くかなわねえ)このにきで掲げた目標は結構達成しているので、次の目標はこれだ、
「あと2年で中堅の中では一番の治療手義を身につける」
あの先輩方に追いつくのはそーとー大変だが、わしらの周辺はほとんどダメなので10年選手でもさぼってる先輩には余裕で勝てるぐらいに頑張ってしまおう。
それにしてもこの前の班旅行でわしの技術的SV(スーパーバイザー)に
「それにしてもさんでいさんは諦めないし、逃げない。それは才能ですよね」
と言われたのは相当嬉しかった。いや、まだまだ未熟なんでつが(照
あ。ヤヴァイ、自慢話になってる。
じゃ、違う話をする。
ここんとこいろいろ悩むことが多い中でドクターがわしの患者さまについてご家族さまに電話しながら
「・・・というわけでガンが見つかりましたので、」
とでかい声で言うのは
止めるべきだと思う。他の患者さまにも聞こえるでしょっ。
まあ、そんな毎日ですが、何とか生きてます。
憩い、ぼしうちう。
できれば美形男子か、せめて声だけでも美形(千葉進歩さん系)希望。
シャア・アズナブル少佐が20歳だとさっき知ったさんでいですこんばんは。
あのな、東京にある唯一山らしい山のふもとの某病院は、本当に寒いぞ。
今日は火曜だということをすっかり忘れて巻かないで臨床してミーティングに遅刻しました。
いろいろ連絡があったようですが、最後に同期のSTが良いお知らせがあります、と患者様のご家族からのお手紙を読み始めた。つまるところお礼状であった。
「(前略)当初私は、リハビリは失った機能を取り戻すことだと考えていました。ところが皆様方のリハビリを見せていただき、リハビリとは残った機能を引き出すもの、また、新しい能力、人格までも開発していくものだと知りました(後略)」
へー。すげえじゃん、と思ったらわしの患者様のご家族様からの手紙だった。
担当のOT,ST(いずれも同期)と一緒に喜んでみた。
が、わしはそんなにすげくない。まだ患者さんが自然回復の過程だから邪魔しないだけだ。そう考えると人間の力ってすごいな。わしにもまだ力、あるよね?答えは聞いてない。
去年はもうなんだか自分の持つ力以上に無理くり頑張り通して「夢見るババアの底ぢから、受けてみなさい!」という感じであったが、今年は今のところまだ「・・・電車斬り?」という感じだ。恐らく春から秋に向かって「岩をも砕くババアの激流、受けてみなさい!」になると思われるので今のうちに体力を蓄えて来る季節に備えよう。
・・・自分が砕け散らないように注意が必要。
明けました。特にわし自身はめでたくもなんともないんですが、慣例によりおめでとうございます(へこ
・・・患者さんの愚痴みたいだ。そういえばご退院した患者様2名様よりお礼状を頂きました。お礼の半分が愚痴、という大変微笑ましいものでした。昔「ウゴウゴルーガ」でテレビくんが
「老いのくりごと」
と教えてくれたことを思い出します。
そうか、わしがやたらと捻くれた言い回しをするのは、「老い」なのか。納得。
そう言えば、夜間落ち着かなくてベッドから落ちた患者様に注意したら
「(落ちた)理由がわかったからもう落ちない」
「・・・何ですか?」
「夜間せん妄だよ」
と言われてどうしようかと思った。誰が教えたのかと思えば主治医だった。
一歩間違えれば「患者様、ぼけてまっせ」という意味になりかねない。
しかし本人(実は元ドクター)は夜に落ち着かない理由がわかって満足したようだ。
元ドクターでも実際自分の身に起きていることと、医学的用語がすぐに結びつかないのであろう。なるほど、人事か。
今日は今年の出勤初日だったので、理事長の訓示を聞いた。
「今年のお題は”夢”です。そして、大切なのは”人”です。”人”と”夢”」
とおっしゃるので、小声で「ダメです。その二つを一緒にしたら”儚い”になります」
とつぶやいたら先輩に聞かれて笑われた。そして科長にちくられてまた笑われた。
ちぇっ、わしまた偉くなれねーじゃん。
まあ、こんな感じですがぜえぜえいいながらも仕事していたらある患者さんのところで激しく便漏れがありケアワーカーさんにオムツ交換をお願いしたのだが、「一緒に見ていい?」とデク(床ずれ)を確認する。表皮剥離、1度だなと思っているとケアさんが
「大変!」
本当だ。亀頭にも赤くただれて出血がある。
「デクが亀頭に出来たんですね。珍しいんですが、1%はあるそうです」
と新人ナースが冷静に告げる。なるほど、わかった。だから処置してくれ。
去年は各所で散々わしの「陰嚢語り」があったのだが(自分でいうのも何だが面白い。書けないのが残念だ)今年は陰茎か。なかなか生殖器から離れられないなあ、と思った亀の、いや年の頭である。
気づいたら大晦日。
昨日は1日疲れを取っていました。何とか生きながらえています。
夏休みに10日アフリカに行きましたらこれが精神的にはよい休暇ではあったのですが、肉体的には飛行機長旅が良くなかったようで、呼吸困難感に苦しみました。
2ヶ月呼吸苦と咳に苦しんだので、ああ、これは慢性気管支炎の始まりかなあ。あと1ヶ月続くとやばいかもな、でも痰はあまり出ないなあ、
(Fletcherの診断基準=二冬連続して少なくとも冬期3ヶ月間殆ど毎日咳・痰が存在すること、このような症状が気管支拡張症や肺結核のような肺・気管支の限局性病巣や疾患によるものではないこと)
と思ったが冬ではないし、しかし呼吸苦、毎日だし。と思っていたらある日酔って道ですっころんでそのショックで土日二日寝込んでみたら、治った。
そこで考えてみたら、肺は確かに画像上白かったが、シルエットサイン陰性、横隔膜の際もしっかり映っている。臨床症状としては呼吸苦、咳、痰は出ても透明で泡っぽい、サチュレーション低下気味(94-6%)、頻脈傾向、夜間頻尿、夜間咳嗽、とどめが旅行中10日間で4?s体重増加、しかも飯減らしても戻らない。
・・・これってわしがさんざん勉強してきた「心不全」じゃないか。あぶねー、体重増加ということは既に右心症状まで差し掛かっていた。
と言う訳で今年は心不全起こすまで勉強して、働きました。
来年も多分こんな感じだと思いますので、いつ心臓麻痺で死んでもいいように会える時に会いたい人に会っておくことにします。
門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし (狂雲集)
・・・よいお年を。
木曜日は勉強会がある当院の当部である。
先週は、呼吸セミナー中にちまちまパワポをつくっていたボバースベーシック講習会についての研修報告をした。自分で言うのもなんだが、なかなか先輩方には「よくまとまっている」と好評であった。かなり噛み砕いて説明したつもりではあるが、まだ新人さんには何のことやらわかっていなさそうだ。というのは自分の経験からだけではなく、今日の実技伝達講習では、報告で伝えた内容がほとんどわかっていないことが彼らを見ていてよくわかった。
そうだよなあ。わしかて相反神経支配がなにか、って急に言われたらいまいちよくわかんないもん。(←こらこら)
そんな訳で今日はボバースの実技伝達だった。モデルの人選を間違え、同班のW沢を使ったら、やつはほとんど腹筋が使えないため、説明しながら実技を見事に失敗した。一緒に講習に出ていたSVに後始末をさせる始末である。相変わらずだめPTなわし。
しかあし。9月のはじめから研修による寝不足と、今日の家屋評価と、最近担当させていただいている患者様が精神不安定でお昼に大暴言だったり、アジアの台所(意味わかんねえ)だったが、家屋評価した患者様の担当OTもわしも来週は丸々休みのため、二人で図面と報告書と画像の手分けをして9時過ぎまで頑張って仕上げ、明日からフォローに入ってもらう分の申し送り書も全部作ってみんなに渡した。つまり9月からのツケをキレイさっぱり払って明日からおおっぴらに休めると言うわけだ。ざまあみろ。
もう風邪も引いてしまって肺の熱感あるし、これ以上悪くなることもそうそうはあるまい。明日からタンザニアに行ってくるでぃす!
最終日。
連夜の夜なべ仕事がたたって6時の目覚ましでもしばらく動けない。
10時過ぎには寝ていた同室のSさんも動けないのはわしが夜なべしてて良く眠れなかったせいかも。すみません。
3日目で慣れた阪神とオリックスしかやらない野球ニュースをみながらのろのろ支度をして、朝ごはんをゆっくり食べて大荷物を背負って某医大へ。
この日は朝から実技なのであった。M先生の実技にほれ込み申し込んだセミナーだが、S先生も実技指導に入ってくれてるし、他の先生達もM先生の弟子といいながら他の大学病院リハ室で主任クラスという豪華メンバーだ。
間違ったことをしていると「ごるあ!」とM先生の突っ込みが入り、
「せんせー、わかりませーん」と手を挙げて呼ぶと「わかろうとせんからや!」と怒られ、いかにも関西な講習であったが楽しかった。
「うちの手技は基本的なことばかりです。でもすぐに実戦で使えます。
うまくなるためには基本を繰り返しやることです。基本の土台がないところにいくら手技を積み上げても崩れるだけです」
ほんまでんなあ。
「呼吸パターンは腹優位の胸腹式、排痰は上部胸郭を介助します」とすぐに作戦が立てて既に使っています。
延々6時間実技をしていたのだが、時間が経つのが早すぎ。あっという間に修了して先生に礼を言って帰る。
さて。先週は1日なんとか休みはあったのだが、今週は全然休みなしだ。
普段、体を使うことは慣れているとはいえ、使い慣れない頭を使い続けているもんで大丈夫なんだろうか。
・・・何だか最近自分に、大丈夫なのか?と突っ込むことが多いなあ。
次回は10月。だけどその前に研修報告スペシャルがあります。
この日は昨日よりわしらの現場に近い講義である。午前中は小児・ICUの呼吸器(ドクター、PT,ナース)、午後は急性、慢性、在宅の呼吸リハについてであった。
うちは小児科はないから、小児についての話を聞くのは学生時代ぶりだ。その頃から比べると当然のことだがかなり進んでいる。しかもまだまだこれからだ。相方親のLCS(脊柱管狭窄症)のオペの時にも整形リハの進歩にびっくりしたのだが、1部門だけ診ていると、他の部門が知らないうちに進歩してるもんだからびっくりしちゃう。一般病棟に在籍していたって、ぼっとしてると以前では対象外だった重症心不全でもリハは推奨されるもんだから、わしは心臓リハビリテーション指導士の資格をもつ先輩を巻き込んで急ピッチで勉強と伝達を進めているのだ。
んで、今回はそれに味をしめて、当院で唯一呼吸療法認定士を持つ先輩を誘って同じセミナーに出てみたのであった。わしが一人で勉強するよか、もっと知ってる人にわからないところを教えてもらったり、彼女が疑問に思うことを先生に聞いてもらうことでより深い理解を得られたりするからである。
それで良くわかったことは、彼女は自分が知ってる内容の講義では寝てしまうので、基礎はやっぱ自分で勉強しないとダメなのであった。。。
それでもM先生(主催者)とS先生(呼吸リハ業界では有名だが若くて美人)の講義では彼女も一睡もせずに目を輝かせて聴いていた。
「もう10年PTやってこんなもんかな、と思っていましたが久々にPTになったころの初心を思い出しました」
と、彼女のやる気に火をつけたのが、当院にとって今回の一番の収穫かも。
なんばに行ったことがない、という彼女を連れて戎橋まで行き、くいだおれの近くの上品な居酒屋で飯を食う。たくさん飲んだ。が、この日も2時近くまでパワポ作りをした。わしは商社マンか、しくしく。
1年ぶりぐらいに本格的に呼吸器のお勉強だ。
わしらの病棟の患者様、ましてや年寄りに一番多いのが「肺炎」である。
わしも最近は毎年肺の熱感が取れない風邪に苦しんでおる。嫌だけど、多分呼吸器がわしの死因になりそうだ。
呼吸器が原疾患で、酒飲んだ時に「吐寫物で窒息する」というのが本命1.8倍だな。(わしの伯母がまさにそれです)
酔って水にはまって死ぬ(風呂場含む)が2.4倍。
話がそれたが(いつものことだ)この日は医者の話が中心で、しかも運動学的。
当たり前に知ってるはずのことなのに、じゃあ何故?と聞かれると答えられないようなことがばしばし出てくる。へぇ~、の嵐である。ダメじゃん。
なぜ1分25回から頻呼吸なのか。いや、すんません、知りませんでした。説明でよくわかりました。
じゃあ、1分120拍から頻脈なのは何故だろう。・・・興奮と心房から心室への伝達時間と不応期の標準時間で60秒を割るといいのか?そもそも標準時間ってあったっけ?
・・・後で調べるとして(ここを今にできないのがおいらのダメなところだ)とにかく一日机にかじりついた後は甲子園近くまで移動して懇親会である。
日曜日の循環器講習で一緒にワークしたPTさんが来ていたりした。ほとんどが関西地区のPTばかりの中で、彼を含めて多摩地区近辺のグループ4人で隅っこで大人しく飲み食いした。(・・・実はあまり大人しくなかったかもしんない)今回の講座のホスト・M先生が一生懸命わしらのところにも回っていらして話を盛り上げてくださったので感動した。M先生、ラブ。
今回のツアーでは安さ追求のため、昨日のなかなかグレードが高い宿(一泊だけエアチケットについていた)から今日は別の宿に移る。
・・・何だかラブホ街の一角だし、おうちのない方がちらほらいらしたりした。梅田に近いとこなのだが、そんなもん?
宿で缶チューハイを飲みながら今週発表予定の研修報告のパワーポイントを作る。(研修の相方さんは早々にお休みになりました)寝たのは2時近くだった、しくしく。おいらは学生か。
研修から帰ってきて5日でまた研修だ。
大荷物を持って病院にやってきて、仕事の合間に会場や宿の地図をプリントアウトする。電車の時間も調べて、よっしゃ、これで大丈夫なはず、と思ったら例によって忘れ物をしていた。
しかも、飛行機のチケット受け取り番号付き。幸いこの研修の相方(つーか、わしが帯同馬なのだが)Sさんがコピーを持っててくれたので事なきを得る。
飯を食ってるとわしのSVからメールが来る。「ツアーの日程表忘れてるけど大丈夫ですか?受け取り番号メールしますか?」
・・・あほな弟子ですみません。礼のメールを打ってビールを買って飛行機に乗る。
夜遅い飛行機は関空しかなかったので、大阪市内に向かおうとすると、外人のご夫婦が英語がしゃべれない駅員さんとのやり取りに困っている。
見かねて助けに出るが、聞き取れるのに言葉が全然出てこない。各停ってなんだっけ?特急は?と説明に苦慮しながら何とか「次の電車は新大阪にはつかない、大阪で別の電車に乗り換えてね」と伝えていたら電車に乗り遅れた(涙
オーストラリアのご夫婦にいろいろ説明しながら(わしの英語も錆び付きすぎてどーにもならん)電車に乗って天王寺へ。
暑い。暑すぎ。
なんでも大阪は今までで一番遅い熱帯夜らしいが、帯広といい、名古屋といい、大阪といい、なぜわしが行くとこ行くとこ暑いのだ。地球温暖化だけのせいなのか。
宿に着いたのは11時過ぎだったので順番に風呂に入って寝る。明日から頑張るぢょ。