明けました。特にわし自身はめでたくもなんともないんですが、慣例によりおめでとうございます(へこ
・・・患者さんの愚痴みたいだ。そういえばご退院した患者様2名様よりお礼状を頂きました。お礼の半分が愚痴、という大変微笑ましいものでした。昔「ウゴウゴルーガ」でテレビくんが
「老いのくりごと」
と教えてくれたことを思い出します。
そうか、わしがやたらと捻くれた言い回しをするのは、「老い」なのか。納得。
そう言えば、夜間落ち着かなくてベッドから落ちた患者様に注意したら
「(落ちた)理由がわかったからもう落ちない」
「・・・何ですか?」
「夜間せん妄だよ」
と言われてどうしようかと思った。誰が教えたのかと思えば主治医だった。
一歩間違えれば「患者様、ぼけてまっせ」という意味になりかねない。
しかし本人(実は元ドクター)は夜に落ち着かない理由がわかって満足したようだ。
元ドクターでも実際自分の身に起きていることと、医学的用語がすぐに結びつかないのであろう。なるほど、人事か。
今日は今年の出勤初日だったので、理事長の訓示を聞いた。
「今年のお題は”夢”です。そして、大切なのは”人”です。”人”と”夢”」
とおっしゃるので、小声で「ダメです。その二つを一緒にしたら”儚い”になります」
とつぶやいたら先輩に聞かれて笑われた。そして科長にちくられてまた笑われた。
ちぇっ、わしまた偉くなれねーじゃん。
まあ、こんな感じですがぜえぜえいいながらも仕事していたらある患者さんのところで激しく便漏れがありケアワーカーさんにオムツ交換をお願いしたのだが、「一緒に見ていい?」とデク(床ずれ)を確認する。表皮剥離、1度だなと思っているとケアさんが
「大変!」
本当だ。亀頭にも赤くただれて出血がある。
「デクが亀頭に出来たんですね。珍しいんですが、1%はあるそうです」
と新人ナースが冷静に告げる。なるほど、わかった。だから処置してくれ。
去年は各所で散々わしの「陰嚢語り」があったのだが(自分でいうのも何だが面白い。書けないのが残念だ)今年は陰茎か。なかなか生殖器から離れられないなあ、と思った亀の、いや年の頭である。