生活習慣病としての難聴について
突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。難聴は聴力の低下が起きている状態で、その程度によって軽度難聴~重度難聴にまで分類されます。また、聴力低下を引き起こす異常個所によって、伝音性難聴と感音性難聴にわかれます。図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html伝音性難聴は外耳と中耳の異常で、感音性難聴は内耳、聴神経、脳の異常となります。難聴というと、一般の方のイメージだと高齢者の「耳が遠い」状態であったり、あるいは生まれつき耳の聞こえない、そういうイメージでしょう。しかし実際には、難聴を引き起こす原因はさまざまであり、また伝音性難聴と感音性難聴では症状の違いが顕著に現れます。高齢者に起きる老人性難聴は、程度の差はあれどいつかは誰にでも起こります。こうした生理現象として起きる難聴や、生まれつきの遺伝子異常による難聴などもありますが、一方で原因がはっきりした、生活習慣病としての難聴もあります。厚労省の報告によれば、全国の難聴患者数は、約1, 430万人(国民全体の約10%)いると言われています。そして近年増加している難聴として、騒音性難聴があります。一般的には「スマホ難聴」や「イヤホン難聴」として表現されますが、日常的にイヤホン等の機器を長時間、大音量で使用することで内耳の負担が増加し、有毛細胞が徐々に破壊されていく病気です。図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html騒音性難聴と似たものに音響外傷があります。ライブハウスやスタジオなどで、瞬間的な大音量を聞くことによって有毛細胞が破壊されるものです。音を聞くという点では両者とも同じですが、音響外傷は瞬間的な大音量で、騒音性難聴は日常的な生活習慣によって徐々に聴力が低下します。しかし騒音性難聴はなかなか自覚が難しく、検診の聴力検査ではじめて発覚する、という場合もあります。騒音性難聴の原因の一つに、ヘアドライヤーの使用があります。図引用 https://medicalnote.jp/nj_articles/190305-001-ISドライヤーは耳元で使用するため、長年の蓄積によって有毛細胞の衰弱を招きます。イヤホンなどだけでなく、ドライヤーや工事現場の仕事、船のモーター音による漁師の難聴なども多いです。完全に破壊された有毛細胞は再生しません。騒音性難聴と診断された時点で、回復不能なほどのダメージを有毛細胞が受けているということになります。もちろん、回復する可能性がまったくないとは言い切れませんが、有毛細胞が死滅する前に生活習慣を改め、耳を保護する必要があります。完全に破壊された有毛細胞は現代の医学では絶対に再生しません。しかし、まだ生きているならば、多少なりとも聴力が回復する可能性はあります。耳の聞こえに異常を感じたら、すぐに耳鼻科で適切な検査を受けることが重要です。院長ブログはこちらをクリックhttps://ameblo.jp/sumiyoshi-oketsu/当院ホームページはこちらをクリック