突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院 チベット院長の難聴治療ブログ

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難聴、耳鳴りなど、耳鼻科領域専門の医療ブログ

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突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。





耳鳴り患者さんは、鍼灸院に来院する前に耳鼻科や心療内科を受診しているのが一般的です。

耳鳴り=耳鼻科の領域であるにもかかわらず、まともな診察もなければ治療もなし。

ペインクリニックでは神経ブロックだけ。

心療内科では向精神薬と、形だけのカウンセリング。

耳鼻科に至っては聴力検査とビタミン剤でおしまい…。







そんな治療に嫌気がさした患者さんが、いろいろ探して鍼灸院を訪れる。

そういうパターンが多いものです。







耳鳴りの病態は解明されていない部分が多く、検査でも耳鳴りを引き起こす異常を発見できない(=異常なし)ことがほとんどです。





そして、耳鳴り患者の多くが、実は身体的な痛みを伴っているものです。



特に耳鳴り患者さんが訴える痛みとして多いのが、頭痛です。





耳鳴りに伴う頭痛に関しても、検査では異常を発見できない。だからとりあえず鎮痛薬をだされて「様子をみましょう」でおしまいというのが普通です。





検査では異常が発見できない、これら耳鳴りと頭痛はどうつながるのか?







耳鳴りの原因はストレスであると、一般的には言われます。

ストレスとは、肉体的にも精神的にも負荷がかかった状態で、人体内部に加わる圧力のことです。





人体に加わる圧力は上半身へと向かい、最終的には顎と耳から圧力は抜けるのが正常だとされています。

しかし、ストレスが長期間加わると歯を食いしばったり、首の筋肉が過剰に収縮したり、頭蓋骨の縫合が歪みます。











頭蓋骨は単に脳を保護するだけではなく、脳に酸素を送る一次呼吸をも司ります。



一次呼吸は、頭蓋内で産生された脳脊髄液の循環(分泌)です。

正常な状態では脳脊髄液の水圧は一定に保たれますが、長期の強いストレスによって頭蓋骨が歪むと一次呼吸が正常に働かなくなり、脳脊髄液の循環が滞ります。





すると、頭蓋内に脳脊髄液が過剰に貯留し、水圧によって脳が圧迫されます。









図引用 http://tokunaga-jiritsu.com/backnumber/b120413.html







自律神経の中枢は脳にあり、音を認識する聴覚野も脳にあります。



脳脊髄液の循環障害によって脳が圧迫されると、頭痛が発生します。とくに後頭部の圧迫されるような痛みであったり、鉢巻をきつく結んだような締め付け感のある頭痛が起きます。





その状態では、脳の聴覚野も刺激を受けます。





図引用 https://www.cloudseitai.com/column/column-290/







内耳で作られた電気信号は、最終的には聴覚野で受信し、音として認識されます。

脳の圧迫によって聴覚野が刺激を受けると、電気系統が乱れて正常に音を認識できず、それが耳鳴りとして感じてしまうと考えられます。







つまり、耳鳴り患者さんの頭痛は、脳脊髄液の循環不良から起きている可能性が高いということ。それを解消させないままに鎮痛剤などを飲んでも、なにも解決には至りません。







頭痛がストレスとなって脳が興奮し、交感神経が過剰亢進してさらに頭蓋骨が歪み、またそれが耳鳴りを招くという悪循環に陥ります。





頭蓋骨の歪みを招くに至ったストレスの除去はもちろん、頭蓋骨の歪みという点から治療を行わなければ根本解決には至りません。





症状ではなく、体の状態を診ることが大切なのです。












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突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。




難聴は伝音性難聴と感音性難聴に分類されます。

伝音性難聴は、外耳と中耳に異常がある難聴。

感音性難聴は、内耳、聴神経、脳に異常がある難聴です。





両者のうち、治療が難しいのが感音性難聴であり、そして鍼灸院に多く来院するのもこちらです。







図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html







感音性難聴は、音を感じ取る能力が低下している状態です。

音を感じ取るとは、単に「聞こえる」という聴力だけではありません。音の聞き分け、音程の認識、音の方向や距離感など、より細かな情報処理が必要です。





感音性難聴の異常部位である内耳以降の器官は頭蓋内にあり、検査を行っても詳しい病態を確認することは困難な病気です。







図引用  http://morimoto-ent.jp/doctorblog/839.html





感音性難聴を引き起こす原因となる病気はさまざまですが、鍼灸院に来院するもので有名なのが、

①突発性難聴

②急性低音障害型感音難聴(蝸牛型メニエール)

③メニエール病

④加齢性難聴



などです。







これら感音性難聴の詳しい原因や病態は解明されておらず、有効な治療法も確立されていません。

上記4つの病気において、一般的な耳鼻科ではどのような原因とし、どう治療するのか。









①~④とも、音を感じ取る有毛細胞が異常の原因だとされています。

有毛細胞は蝸牛の内リンパに規則正しく並んでいます。







図引用  http://www.nanchou.jp/mottomotto.html





内リンパには内リンパ液が循環し、その流れに合わせて有毛細胞が「動く」ことで電気信号に変換します。







つまり、有毛細胞の「動き」の低下が難聴を起こします。





有毛細胞の「動き」が低下する原因を二つに分けると、



有毛細胞が衰弱しているため=突発性難聴、加齢性難聴



内リンパ液の循環異常=急性低音障害型感音難聴、メニエール病



となります。









図引用 https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1926







有毛細胞は音の振動を電気信号に変換する際、大量の酸素をエネルギー源として用います。

何らかの原因で有毛細胞が酸欠を起こすと衰弱し、有毛細胞は剥がれおちます。





突発性難聴は急激に有毛細胞が衰弱しますが、加齢性の場合は徐々にエネルギー不足を起こして自然と衰弱します。



死んだ有毛細胞は再生しませんので、一度低下した聴力が回復するのは困難です。したがって、治療の目的は、

有毛細胞が死滅する前に修復させること。その手段として、耳鼻科では

ステロイド治療

高気圧酸素療法

混合ガス

星状神経節ブロック

ビタミン剤



などを用いた施術を行います。





図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf











一方、

内リンパ液の循環異常は内リンパ水腫が原因だと考えられています。

内リンパ液は常に循環し、水圧は一定に保たれているのが正常です。しかし、なにかが内リンパ液の循環をせき止めたことで水圧があがり、内耳が水膨れを起こしている状態。

これが内リンパ水腫だと考えられています。







図引用 http://medical.eisai.jp/products/menilet/treatment/09.html#mt





内リンパ水腫の状態では有毛細胞は動くことができず、電気信号を脳へと送ることができなくなります。



その結果、有毛細胞自体に異常はなくとも、動きの低下によって難聴が起きると考えられています。

これが急性低音障害型感音難聴と、メニエール病だとされています。







そのため、治療の目的は内リンパ水腫の解消です。

その手段として、耳鼻科では

利尿剤

循環改善薬

混合ガス

大量の水摂取



等を行います。









このように、感音性難聴①~④は有毛細胞がポイントで、それが衰弱なのか、動き自体の問題なのか、

それによって治療に対する考え方が異なります。







当院の行う鍼灸治療では、①~④すべてに対し、両方治療を行います。そのほうが効果が高いからです。











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東洋医学では、耳=腎との関係がいわれます。

難聴=腎虚(腎のエネルギー不足)であるから、腎を補う補腎治療が難聴の改善に必要だ、といったことをよく見かけます。





腎は五臓(肝、心、脾、肺、腎)のひとつで、生命力の大本である原気を司る概念です。

泌尿機能のみでなく、生殖や精神機能(脳)をも調節するもので、内耳とも関連するとされています。





腎をまとう経脈が少陰腎経です。









経脈(絡)とはエネルギーの通路であり、五臓それぞれに経脈があります。

腎をまとう腎経は、足裏の湧泉穴から始まり、腎をまとい、胸部へ抜けます。腎の調節する内耳にも「気」というエネルギーを届けます。





鍼灸院に多く来院する突発性難聴は、内耳の有毛細胞の衰弱が原因だとされています。ということは、気の不足や滞りによって有毛細胞にエネルギーが行き届かないと、エネルギー不足を起こして衰弱し、難聴となると考えます。







図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html





ですから、鍼灸院では内耳に気を送るための手段として、内耳につながるツボや経脈に鍼灸という物理的刺激を与え、気を流すことを行うわけです。







難聴において重要となるツボ(経穴)は、まずは翳風(えいふう)でしょう。





難聴や耳鳴り患者さんは、だいたいこの翳風が固い人が多いです。ここのツボは神経や血管が集まる重要な部分で、ここが固いということは神経や血管の機能を阻害することになります。



鍼と合わせて灸の熱刺激を加えることで、内耳への気の流入に役立つと考えられています。









有毛細胞のエネルギー源は、西洋医学では酸素です。

音の振動を電気信号に変換する際に大量のエネルギーを消費しますが、そのもとは酸素です。



そして、有毛細胞に酸素を運ぶのは血液です。







図引用  http://yakuraibos.exblog.jp/18690907/





有毛細胞のある内耳に血液を送る動脈は、首の後ろを通過する椎骨動脈からきています。



ですから、首の筋肉が固いと内耳への血管を圧迫し、血流障害によって有毛細胞が酸欠を起こす原因となります。



そのために首周辺の筋肉やツボに鍼灸治療を行うことで筋肉を緩めれば、血流が改善されて有毛細胞に酸素が行き渡り、修復がすすむと考えます。







当院では鍼灸以外にも、カッピングや刺絡など、より強力な治療手段を行うことで効果を高めることをおこなっています。





難聴の治療の目的は、有毛細胞が電気信号を正常に脳へと送ることを手助けするということ。



そのためには、衰弱している有毛細胞をまず修復させる必要があり、その手段として当院では鍼灸治療を行うということです。





鍼灸治療が難聴に効くのではなく、難聴の病態やしくみから治療法を選択するのです。











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突発性難聴は急性の感音性難聴で、その原因として内耳の有毛細胞が急速に衰弱することだと考えられています。



有毛細胞は音の振動を電気信号に変換し、脳へと送ります。その有毛細胞が衰弱することで正常に電気信号を脳へと送れなくなり、難聴が起きると考えられています。





なぜ有毛細胞が急速に衰弱するのか、詳しい原因は解明されていません。ただ、時間経過とともに有毛細胞の衰弱は進み、最終的には修復不能なほど破壊されてしまうと考えられています。





そのため、有毛細胞の修復のためには早期からの適切な治療が重要で、治療開始の遅れは予後不良となります(回復困難)。



一般的に、2週間以内に治療を開始しなければ、有毛細胞の修復は難しいとされ、2週間以上経過した場合や、治療を行っても聴力が回復しない場合、「症状固定」として治らないと告げられます。







では、具体的に「症状固定」とはどのような状態なのか?

なぜ、治らないと言えるのか?







有毛細胞は非常に精密な細胞であり、エネルギー源である酸素が不足することでダメージを受けると、衰弱して剥がれ落ちていきます。

一度剥がれ落ちた有毛細胞は死んでしまい、再生することはありません。









図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html





有毛細胞は外有毛細胞と内有毛細胞の2種があり、合わせて1万数千個あります。

人間の可聴範囲は18~20000㎐であり、可聴範囲を担当する有毛細胞がそれぞれの周波数に対応した聴力を作り出します。







図引用  http://www.nanchou.jp/mottomotto.html







聴力検査によって、現在どの周波数の音が、どれくらい聞こえていないのかを客観的に調べることができます。

その結果を示した表が、下のオージオグラムとなります。







可聴範囲の内、検査では125㎐~8000㎐の周波数を調べます。

小さな音が聞こえるほど正常に近く、

大きな音にしないと聞こえない=それだけ聴力が低下しているということを示します。







難聴の程度は軽度~重度難聴に分類されますが、これは重度難聴=重症で回復困難という意味ではなく、有毛細胞が障害されている数が多いということです。





上図でいえば、

4000㎐が60㏈で高度難聴、

1000㎐が40㏈で中度難聴、

です。





これは、4000㎐を担当している有毛細胞が、1000㎐を担当している有毛細胞よりも(数が)多く障害されているということです。



障害されている有毛細胞の数が多いほど電気信号の強度も落ち、だから聴力も低下するということです。









図引用 https://www.nihonkohden.co.jp/ippan/audio/hearing.html





そして、障害されている有毛細胞がすでに修復不能なほど破壊されいる場合、その有毛細胞が担当している周波数の聴力はそれ以上回復しないので、だから「症状固定」といわれます。





症状固定とは、言い換えれば聴力の固定です。死んだ有毛細胞は再生しないから、聴力はそれ以上回復せず、それを固定したと表現しているということです。







しかし、ここで注意すべきなのは、耳鼻科で「症状固定だから治らない」と宣告されても、本当に治らないかどうかはわからないということです。





症状固定とは、治療によって聴力が変化しない場合に宣告されますが、だからといって絶対に有毛細胞が確実に死んでいる、という証明にはなりません。





耳鼻科での治療で変化がなくても、他の治療によって聴力が回復することは多々あります。しかも、実際の日常生活における聴力と、検査の聴力の結果は一致しないのが普通です。





検査ではまったく改善していなくても、本人が治療によって「聞こえる気がする」ようになったのならば、それは本人にとっては改善なのです。











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難聴は伝音性難聴と感音性難聴に分かれますが、鍼灸院に多く来院するのは感音性難聴です。



感音性難聴は音を感じ取る能力の低下した状態であり、それを引き起こす原因となる病気は様々あります。



鍼灸院に来院する感音性難聴の代表例の一つが、メニエール病です。







図引用 http://www.hosoda-cl.com/





メニエール病は女性に起きやすいと一般的には思われている病気で、ストレスがその原因だと説明されることが多いです。





そして、メニエール病と混同しやすい病気に、蝸牛型メニエールがあります。



両者はなにが違うのか。







まず、メニエール病とは、

①回転性めまい、耳鳴り、難聴がセットで出現

②初発は低音域のみ低下、悪化すると高音域~中音域も低下する

③回転性めまいを繰り返し、めまい発作と同時に難聴出現、めまい消失で難聴も消失 

④内リンパ水腫が原因だと考えられている





となります。







一方、蝸牛型メニエールとは、急性低音障害型感音難聴ともいわれます。



①急激に低音域のみ低下する。耳鳴りあり

②回転性めまいは伴わない

③内リンパ水腫が蝸牛のみで起きている





とされています。









図引用 https://www.hosoda-cl.com/ear/300/







内耳は蝸牛と半規管からなり、蝸牛が音の情報を処理し、半規管が平衡覚を司ります。

両者とも内リンパ液の通路である内リンパと、外リンパ液の通路である外リンパで構成されています。









図引用  http://morimoto-ent.jp/doctorblog/839.html







内リンパ水腫とは、何らかの原因で内リンパ液の循環に滞りが起き、内耳に水膨れが起きている状態です。



蝸牛で内リンパ水腫が起きれば難聴と耳鳴りが出現し、

悪化して半規管まで内リンパ水腫が起きれば、難聴、耳鳴りと合わせて回転性めまいが出現します。









図引用 http://medical.eisai.jp/products/menilet/treatment/09.html#mt









つまり、メニエール病も蝸牛型メニエールも内リンパ水腫が原因であり、蝸牛型メニエールの悪化型がメニエール病であるということです。







メニエール病は回転性めまいを繰り返し発症し、めまい消失時は難聴も消えます。

しかし、めまい発作を起こすたびに症状は重症化し、次第に難聴も悪化、両側性に移行することもあります。





ですから、治療の目的は内リンパ水腫の解消により、内リンパ液の循環を整えることです。



そのため、耳鼻科では利尿剤や循環改善薬を用いた施術を行うわけです。







内リンパ水腫の詳しい病態は未だ解明されておらず、有効な治療法も確立されていません。



利尿剤などはあくまで対処療法であり、それで効果がでない場合も多くあります。





ストレスがメニエール病の原因だとされるのは、ストレスによって自律神経の機能が狂い、内リンパ液の循環障害を招くという推測からきています。





実際の内リンパ液の状態を生きている人間で調べることはできないため(頭蓋内だから)、推測にもとづく対処療法しか現状の西洋医学にはありません。







そうして治療効果がなかった患者さんが、西洋医学とは異なる視点からアプローチする鍼灸治療に希望を賭けることになります。










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難聴とは、音が聞こえにくいとか、聞き取りにくいなど、聴力低下に伴う聴覚異常の状態です。

難聴の程度によって軽度難聴から重度難聴にまで分類され、また難聴を引き起こすに至った異常個所によって、伝音性難聴と感音性難聴に分かれます。







図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html





難聴と一口に言っても、伝音性難聴と感音性難聴では病態が全く異なります。



伝音性難聴は外耳と中耳の異常で、多くの場合で構造的な異常が起きています。構造的異常とは、鼓膜損傷や中耳炎など、画像検査で明確に異常部位が特定できます。







対して感音性難聴は内耳、聴神経、脳の異常で、こちらは構造的にも機能的にも異常が起きています。

感音性難聴は音を感じ取る能力の低下であり、

構造的異常として有毛細胞の破壊や聴神経腫瘍など

機能的異常として有毛細胞の運動低下や信号伝達障害など

があります。







鍼灸院に多く来院するのは感音性難聴であり、なかでも特に増加しているのが突発性難聴と、若者に多い騒音性難聴です。







図引用  http://morimoto-ent.jp/doctorblog/839.html





突発性難聴は、原因不明の急性の片耳難聴で、

騒音性難聴は、騒音環境下に長期間さらされたことによる進行性の(両耳)難聴で、生活環境が大きく影響します。









両者とも内耳蝸牛の有毛細胞が衰弱したことが難聴の原因だと考えられていますが、それを引き起こすに至った原因が異なります。



突発性難聴は原因不明で急速に聴力が低下する難病で、予防することは原則できません。







図引用 https://www.hosoda-cl.com/ear/315/







WHOの報告によれば、年々増加傾向にある難聴患者の原因が、騒音性難聴によるものだとされています。そのため、難聴予防のための啓もう活動がWHOによって行われていますが、ここでいう「難聴」は、あくまで騒音性難聴による感音性難聴のことを指しています。





それ以外の難聴(伝音性難聴を含む)の予防は、原則的にはできません。







では、具体的に予防が可能だとされる騒音性難聴の仕組みはどうなっているのか。









図引用 https://medicalnote.jp/nj_articles/190305-001-IS





音の振動は衝撃波ですので、細胞にダメージを与えます。音の大きさ(音量)が大きいほど衝撃波も強くなり、細胞に与えるダメージも増えます。





音の振動波は鼓膜を震わせ、耳小骨で増幅された振動が内耳の有毛細胞に届きます。



有毛細胞がその振動を電気信号に変換することで聴力が作られます。







図引用 https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1926







有毛細胞は鼓膜に近い側(音の入り口)に高音域の周波数を担当するものがいて、脳に近い側(音の出口)に低音域の周波数を担当する有毛細胞があります。





つまり、音の衝撃波は鼓膜に近い高音域の有毛細胞にダメージを多く与えることとなります。







図引用  http://www.nanchou.jp/mottomotto.html





騒音とは、上の表のように、日常で使うドライヤーや車の運転なども含みます。



騒音環境下では通常両耳が音にさらされますので、騒音性難聴は両耳の、とくに高音域から低下しやすいです。







そして、なぜ近年若者に増加するかというと、イヤホンの長時間使用が原因だとされています(ヘッドホンを含むw)。





イヤホンは音の衝撃波を耳の奥にダイレクトに届けるものですから、日常生活音以上に内耳へのダメージが多く加わります。



イヤホン使用は生活習慣であり、長年のダメージの蓄積です。



イヤホンが悪者ではなく、イヤホン使用によるダメージの蓄積に対して無知であることが問題です。







図引用 https://www.amazon.co.jp/





イヤホン使用を含む騒音性難聴は、徐々に進行する難聴です。若い時分に習慣的に使用していた結果、時間の経った中年以降に聴力低下に気づいても、残念ながら有毛細胞の修復は困難です。





完全に破壊された有毛細胞は、二度と再生されません。





図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html







生活習慣はなかなか自分では気が付かないものです。知らずに悪化し、気づいたときは難聴が進んでいる。それが騒音性難聴です。





逆に言えば、生活習慣を改めることで「予防」がある程度可能である難聴、それが騒音性難聴でもあります。





まずは、危険性を知ること、そして生活を見直すことが必要です。













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耳鳴りの詳しい原因や病態は未だ解明されておらず、命にかかわるものでなければ耳鼻科では真剣に扱われることは少ないです。



検査をしても耳鳴りが起きる原因となる異常を発見できないことがほとんどで、異常なし=対処できないからこそ「治りません」と宣告されたり、「年だから仕方ない」と言い訳されることになります。





西洋医学の検査で異常を発見できないことと、本当に異常がないことは、イコールではありません。

異常がなければ耳鳴りが消えるはずなのに、苦痛に感じる時間が長く続くということは、何かしらの異常があるはずで、それが検査では発見できないというだけのことです。







図引用 http://www.asahinajibika.com/original7.html







耳鳴りというのは、本来誰にでも起きています。シーンとした場所にいると、音がなくても音が聞こえるものですし、静寂という音がする、そんな風に感じるものです。





本来、空気の振動によって鼓膜は絶えず震えていて、その情報は内耳へと送り続けられています。ただ、そういう音の情報は認識する必要がないため、脳で処理されて意識に上ることはありませんし、苦痛に感じるレベルまでは通常認識しません。





こういう生理現象としての耳鳴りは生理的耳鳴りといわれ、本来は病的なものではありません。しかし生理的耳鳴りを苦痛に感じるということは、なにかしらの原因があるはずです。







耳鳴りの起きるパターンとして多いのが、日中耳鳴りに悩まされ、就寝中はまったく耳鳴りが起きないというものです。

寝るとすっきりして耳鳴りも解消するが、翌日の日中になると再び耳鳴りが苦痛に感じる。





こういう耳鳴りはいったいどういう仕組みなのだろうか?







日中耳鳴り、就寝で解消というパターンの耳鳴りは、キーンという金属音の耳鳴りが起きやすいです。



これは、日中の仕事などのストレスが強く加わる人に起きやすい耳鳴りです。





金属音を発生させる器官として考えられるのが、

①鼓膜の過剰張力による高音発生

②鼓膜に近い側の有毛細胞の衰弱(聴覚過敏)

③交感神経亢進による脳の誤作動



があります。







図引用 https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1926







特に重要なのが①の鼓膜の関係です。





鼓膜は通常、適切な張力によって張られ、音波の振動を中耳へと送ります。

しかし、強いストレスが加わると筋肉が過剰に収縮します(交感神経の作用)。すると、鼓膜の聴力を調節する鼓膜張筋(顔面神経支配)も過剰に収縮し、ピンと張りすぎたことで高音波を中耳へと送ってしまいます。



また、音量を調節する耳小骨も筋肉の過剰収縮(アブミ骨筋)によって音量の調節が正しくできず、高音波の振動を調節できずに内耳へと送ってしまうことで、高音のキーンという耳鳴りが起きてしまうと考えられます。









図引用 https://medicalnote.jp/nj_articles/190305-001-IS







ストレスとは人体に加わる圧力で、内臓を調節する自律神経の機能を狂わせます。

自律神経の中枢は脳にあり、とくに交感神経が過剰に亢進すると血管は収縮、知覚過敏となり、刺激に対して敏感に反応するようになります。





交感神経過剰によって鼓膜を調節する筋肉の調節が狂い、過剰に音波を内耳へと送ることでキーンという耳鳴りが起きると考えられます。





そして、就寝することで交感神経の過剰亢進が一時解除されることで自律神経機能が戻り、鼓膜調節も正常になって耳鳴りが消えると考えられます。







図引用 https://nyanyamaru.com







このように、日中の過度なストレスは人体機能に様々な異常を引き起こしますが、構造的な破壊がないために検査では異常を発見できないということです。







構造的な異常が発見できないならば、機能的な異常が起きているはず。それを見つけるためには、より広い視野と、様々な可能性の追求が必要です。











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突発性難聴をはじめとした感音性難聴は、詳しい原因や病態は解明されていません。

感音性難聴は音を感じ取る能力の低下であり、単に音が聞こえない=聴力低下というだけではない、複雑な病状を呈します。





その異常個所は、内耳、聴神経、脳にわかれ、突発性難聴の異常個所は内耳であると考えられています。





内耳の蝸牛に有毛細胞があり、これが音の振動を電気信号に変換しますが、突発性難聴は何らかの原因で急速に有毛細胞が衰弱することで難聴が起きると考えられています。



そのため、耳鼻科では突発性難聴に対して、衰弱している有毛細胞の修復を目的とした治療を行います。







図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf





耳鼻科による標準的な治療を受けたにもかかわらず、望むような聴力の改善が見られなかった場合、患者さんは次の選択肢として鍼灸院に来院します。





一般的な鍼灸院において、難聴=腎虚ととらえて、腎を補う治療を行うことで難聴も改善すると説明します。耳=腎だと、教科書的な説明になります。





実際には、耳の器官と五臓の配置は

外耳=肺

中耳=脾(消化器)

内耳=腎

鼓膜=肝

音質=心



となります。





突発性難聴は内耳の異常とされていますので、内耳=腎ですから当てはまります。





しかしそれ以外の器官の難聴(伝音性難聴など)の場合、腎を補っただけでは難聴の改善は難しいです。



五臓と器官の配置を理解し、体全体を通して局所を診る、そういった視点が必要です。









さて、内耳=腎の配当ですが、なぜ腎虚だと難聴となるのか。



東洋医学でいう腎とは、腎臓のことではありません。

泌尿器官としての役目をはじめ、生命力の根本である原気を司る臓です。













腎は骨、関節、髪、歯、精力など、生命力そのものの臓ですから、腎虚とは生命力の低下を意味します。

若い人の腎虚=過労や不摂生、房事過多などによる一時的な生命力の低下であり、

高齢者の腎虚=生命力の枯渇や衰退を意味します(つまり加齢による変化)。







内耳の有毛細胞は、生まれてから死ぬまでずっと同じ細胞です。有毛細胞は一度死んだ場合は二度と再生することはありません。





一次的な衰弱であれば自然治癒力によって修復されますが、加齢による経年劣化で有毛細胞は次第にエネルギー不足を起こし、自然と剥がれ落ちてしまいます。







図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html





つまり、腎虚によって内耳の有毛細胞は自然と衰弱するということです。高齢者の加齢性難聴が治らない理由も、腎虚によって有毛細胞が剥がれ落ちてしまったからです。





逆に言えば、若者の過労や不摂生による一時的な腎虚の場合、難聴気味になることがあります。こういうときは腎を補う治療やセルフケアを行うことで有毛細胞の一時的な衰弱をケアし、修復を手助けさせることが大事です。







普段から腎虚によって有毛細胞が衰弱傾向にあるときに、何らかの原因が加わると突発性難聴となる可能性がある。

だから、腎を補うことを日ごろからすることで、突発性難聴になりにくい体質に近づけることができます(あくまで体質改善の話)。





突発性難聴の治療中も、腎虚の改善のために生活習慣を見直すことが必要になります。













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突発性難聴は原因不明の感音性難聴です。

いつ、だれにでも、突然原因もなく発症する可能性のある難病で、有効な治療法も予防法もありません。





図引用 https://www.hosoda-cl.com/ear/315/







一度低下した聴力が回復することは難しく、発症初期からの適切な治療が予後を左右するといえます。





図引用 https://www.nihonkohden.co.jp/ippan/audio/hearing.html













突発性難聴の詳しい原因は不明ですが、有力な説に

①内耳循環障害説

②ウイルス感染説

が挙げられます。





内耳の蝸牛には有毛細胞があります。

有毛細胞は音の振動を電気信号に変換し、脳へと信号を送ることで聴力が作られます。





突発性難聴は、この有毛細胞が内耳循環障害=有毛細胞の酸欠か、あるいは有毛細胞へのウイルス感染によって起きると考えられています。







図引用 https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1926





有毛細胞は完全に破壊された場合、二度と再生することはありません。したがって、突発性難聴の治療の目的は、有毛細胞が死滅する前に修復させることです。





酸欠にしろ、ウイルス感染にしろ、有毛細胞は時間経過とともに破壊が進み、修復が困難だと考えられています。

突発性難聴治療ガイドラインでは、発症直後のステロイド投与、および早期の高気圧酸素療法を推奨しています。





これは、有毛細胞は音の振動を電気信号に変換する際に大量の酸素をエネルギー源として用いるため、修復においても酸素を必要とするからです。







図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf







耳鼻科で行われる突発性難聴の治療は、

・ステロイド点滴

・鼓室内ステロイド注射

・高気圧酸素療法

・混合ガス

・星状神経節ブロック注射

・ビタミン剤や利尿剤



などです。



これらは衰弱している有毛細胞に、修復に必要な酸素を送り込むための手段として、血流の改善を目的として行われています。



理論上はこれらの治療で有毛細胞は修復されるはずです。





しかしなぜ、突発性難聴治療ガイドラインに沿った治療を早期から行っても、実際は聴力が回復しないことが多いのか?







有毛細胞の修復のためにもっとも必要なこと、それは体内の老廃物を捨てることです。





酸素を運ぶのは血液ですが、その血液に老廃物が多く、酸素運搬能力が低下している状態では、どんなに理論上有効な治療を行っても効果を発揮させることは困難です。







血液の老廃物をオ血といいます。これは酸素運搬能力が低下している古い血液で、この状態では酸素を内耳へ運ぶことは困難です。





また、内耳周辺にオ血が溜まっている場合、今度は有毛細胞が老廃物だらけのために酸素を受け取ることができにくくなります。







カッピングで矢印部分の翳風穴を吸ったとき、赤黒い痕が着く場合は内耳周辺にオ血が多いことを意味します。

この状態ではどんなに酸素を多く含んだ血液を送ろうとも、有毛細胞が酸素を受け取ることは困難です。







このように、オ血という老廃物をまず捨てること。これを行わなければ有毛細胞の修復は難しいと言えます。





そして残念ながら、一般的な耳鼻科にはこういう考え方がないため、ただ有効だとされる治療をそのまま行うだけですので、だから効果が発揮されにくいのです。







難聴の改善のためには有毛細胞の修復が必要で、そのためには全身の状態を改善させることが必須となるのです。











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テーマ:
突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。





難聴は、異常が起きている部位で分類すると、伝音性難聴と感音性難聴に分かれます。

鍼灸院に多く来院するのは感音性難聴で、その代表例が突発性難聴とメニエール病です。







図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html





感音性難聴は、音の感じ取る能力が低下している状態です。

その異常部位は、内耳、聴神経、脳のどこかにありますが、感音性難聴の詳しい原因や病態は未だ完全には解明されていません。





突発性難聴とメニエール病も感音性難聴に分類されますが、両者とも不明点が多くあります。





しかし、症状において両者は似ている部分があり、耳鼻科を受診していない場合は患者さんは両者の区別はつきにくいです。

突発性難聴と感音性難聴は(有力視されている)原因が異なり、病態も異なります。つまり治療に対する考え方が異なるために、両者の鑑別は聴力の回復において重要となります。







【突発性難聴の特徴は、】

①前兆もなく突然聴力が低下する(気導と骨導両方)

②片耳のみに発症する

③難聴を引き起こす明確な原因は不明

④(一般的に)聴力低下は一度きりで、再発しない

⑤命に別状はない





図引用 https://www.hosoda-cl.com/ear/315/





右突発性難聴









【メニエール病の特徴は、】

①突然の回転性めまいとともに低音域の聴力低下(気導と骨導両方)

②初発は片耳の低音域難聴だが、悪化すると高音域難聴や両耳に発症するケースあり

③内リンパ水腫によって回転性めまいと難聴、耳鳴りがおきるとされている

④回転性めまいの発作を繰り返し、めまいと難聴は同期する。めまい消失時は聴力正常

⑤命に別状はないが、患者さんは「死の恐怖」を訴える





図引用 http://www.hosoda-cl.com/





右メニエール病(典型的な山形の聴力表)







両者はこのような違いがあります。



突発性難聴とメニエール病はどちらも聴力低下を起こしますが、ポイントとなるのが有毛細胞です。





内耳の有毛細胞は内リンパ液の流れに合わせて「動く」ことで電気信号を作り出します。

その際、

突発性難聴は有毛細胞の衰弱(障害)による難聴であり、

メニエール病は有毛細胞の「動き」の低下による難聴であるということです。







メニエール病の原因として考えられる内リンパ水腫は、内リンパ液の循環障害によって有毛細胞の「動き」だけが低下していることによります(初発の段階では)。





したがって、内リンパ水腫が一時的に解消されると難聴も消失し、回転性めまいも緩解します。



突発性難聴は一度落ちた聴力に変化はなく、固定化します。









有毛細胞がダメージを受けている突発性難聴おいては、ステロイドや高気圧酸素療法による治療が重要であり、



内リンパ水腫による有毛細胞の「動き」が低下しているメニエール病の場合は、利尿剤や循環改善薬による内リンパ水腫の解消が重要です。







両者にはこのような違いがありますので、治療法も予後も変わります。耳の不調を感じたらまずは耳鼻科を受診し、自分の難聴の状態を知ることが大切です。





そして、突発性難聴にしろメニエール病にしろ、耳鼻科での治療で改善しなかった場合は鍼灸院の選択肢を考えるべきです。












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