タイガーと石川が予選落ちした時点で全く見る気が無くなったが、
決勝ラウンドも念のためレコーダーに録画し、今朝見た。

何と言っても驚愕だったのはトム・ワトソン。最終ホールのセカンドも完璧だったし、
ボールが落ちる2秒前に風が強まるまでは優勝に手が届いていたと思う。。

またウェストウッドの最終ホールのセカンドも見応えがあった。
残り180ヤードの渾身のバンカーショットは今大会のベストショットだろう。
9番でねじり上げ、執念でフォロー風に載せた。

全英くらい風が吹くと、アゲインストでは誰が打ってもどうせ飛ばない。
反対にフォローでは、誰が打っても充分に距離が出る。
米国や日本でのトーナメントの様なショットの差は出ない。また、

チタンが普及しドライバーが飛ぶようになり、子供やお年寄りにも不利では無くなった。
が、それにしても還暦を前にあの飛距離は立派である。

癌転移で仙骨が溶けてても、トム・ワトソンくらいの飛距離なら出せそうな気がする。
これを機会に私もドライバーでも替えてみようかと思った。
今年の全英オープンは病院で寝てる間にタイガーと石川遼が予選落ちしてしまった。
今日家でビデオをチェックしたが、タイガーはスイングが根本的におかしい。
左ヒザの手術の影響と言えばそれまでだが、長いスランプに入る予感がする。

それにしても石川遼は本当に素晴らしい。まるで若い頃の自分を見ている様である。にひひ
タイガーの見ている前で1番のティーにボールを載せられただけで充分である。
間違っても「全英対策の低い球を、、」など、後10年は考えるべきではない。
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-stcady

上写真はセントアンドリュース・オールドコースのプロのキャディである。
今回、石川遼が現地のハウスキャディーを雇った事が注目されたが、当然である。
これまで日本のプロが国内の専属キャディーを使ってきた事の方がおかし過ぎる。

アマチュアなら1ラウンドで恐らく10~20打は違う。プロでも5~6打は
有利になると思われる。4日間で20打違うとすれば「お友達キャディー」で
試合に臨むのは初めから勝つ気が無いに等しい。

とはいえ、私も最初はどうしてもセルフでプレーしてしまっていた。
お金も掛かるし、1人に1人ずつ外人に付いて来られるのは何となく気が引ける。

見ず知らずの他人に1番のティーで握手し、1日付き合ってもらうのはいかにも
ハードルが高い感じがしたが、やってみると全くストレスなど無く、楽しかった。

自民党も研究所も患者も、一般的な傾向として感じるのは「お友達」に迎合し、
「お友達以外の意見」を避けたいモノらしい。やがて「お友達同士のネットワーク」
が形成され「自分たちはちゃんとやってる」と談合を始める。

昔はそういう談合も10年~20年くらい有効だった様だが、近年は成果評価が
若干厳しくなっており、4~5年単位くらいな感じがする。が、癌治療では数ヶ月から
1年程度で厳しく結果判定されるのであるから、それに比べれば楽な様である。
仕事、癌、ブログ、のいくつかの面で戸塚氏の闘病は興味があったし、教訓に富んでいる。
NHKが特集するという事なので期待もあり、番組告知したが、結果的にはイマイチだった。

同じNHKでも、NHKスペシャルの「Japanデビュー」を100点とすると、
本番組は大体20~30点ぐらいの内容だったかと思う。

評価できる点は
・T2K実験を通して、戸塚氏の仕事を端的に紹介した事。
・癌闘病において、自らの病状を精査する態度を紹介した事。
・普段、あまり見る事の無い故人の(意外と風雅な?)人となりを紹介した事。などである。

しかしながら、これらの話を紹介するだけなら、30分程度の番組でも出来たし、
内容的にも、最も「表層」を舐めただけで、掘り下げ方が全く足りない。
以下に不満足な点を述べる。

・物理研究を過度に「難解で高級なモノ」と祭り上げ過ぎている。
 戸塚さんも含め、真に学究的な事は仕事全体の0.1%程度であり、残りの99.9%は、
 他の産業における仕事内容と大差は無い。「特別な人」という定義の仕方は浅慮である。

 戸塚さんの最近の仕事を紹介する上で欠かせないのは「スーパーカミオカンデの破損事故」
 と、平成15年の総合科学技術会議での「大強度陽子加速器の第二期計画のC評価」、
 なハズである。この2つは「現実に物理の研究をする」ということがどういう物であるかを
 判りやすく表している。癌病状ともリンクしており、避けるべきでは無かったと思う。

・癌の治療内容としては番組を見て参考になるべき点は無い。番組の主旨と違うと言えば
 それまでだが、タイトルから言って視聴者には癌患者や家族も想定されるハズである。
 特に、がんセンターの医師が登場し、戸塚氏のデータ整理や病状について、

 「患者本人がデータを精査するのは特別な事。特別な人だから出来たこと」
 「多発転移した時点で余命は1年以内と宣告した。正直に言うべきだと思った」

 とコメントした点は残念という他無い。「癌」について表層的な調査しかせず、
 権威とされている医師に取材した程度である事、がこの2点で明らかになっている。

本番組の骨子の30~40%は「癌」で構成されている。にも関わらず、「癌治療」について
の一次調査が不十分な為、その結果として取材も甘く、また軽い物になっている。
これは戸塚先生の闘病の道筋をそのまま辿っただけになっている。

結果として、「検証」も「検討」も、「教訓」も乏しい内容になっており、
NHKが90分の放送時間を費やして「思い出を整理」しただけと言わざるを得ない。

さらに技術的な事を1つ挙げると、やたらドアップで、かつカメラを「振る」画面が
多用されており、見るのに疲れた。車酔いしそうになった。

癌と向き合う時の緊張感や恐怖感を出したかったのかも知れないが、
小手先の画像操作などで表現しようとするのはムダなので諦めて貰いたい。
各位

直前になってしまいましたが、本日NHK BS-hiで戸塚洋二氏の
特集番組がある様です。再放送などもある様ですので告知致します。
(タイミングが良すぎて多少びっくりしました。)

study2007
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・ハイビジョン特集
「物理学者 がんを見つめる ~戸塚洋二 最期の挑戦~」
BS-hiにて
2009年7月5日(日)22:00~23:59
(再放送)2009年7月12日(日)16:30~17:29

・ヒューマンドキュメンタリー
「あと数か月の日々を A Few More Months  ~物理学者・戸塚洋二 がんを見つめる~」
2009年7月14日(火) 22:00~22:58 (総合テレビ)
※ハイビジョン特集の内容を再構成しております。
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戸塚洋二氏の闘病と死から得られる教訓は以下の2点だと考える。

・医療情報の患者本人(家族)への公開の不備
・抗癌剤の許認可に関する施策・行政の不合理。である。

先ず、画像や採血などの全データは患者に渡す事を「義務化」すべきである。
費用、技術的には極めて簡単な事である。患者本人に不安がある場合は家族・親戚
等の「キーパーソン」宛てに郵送するのでも構わない。

ムダな医療訴訟や治療上の判断、患者の不安と不満はかなり軽減できるし、
戸塚先生の例では治療方針と予後そのものに大きな影響を与えた可能性が高い。


次に、他の直腸癌患者同様、戸塚氏にとっても、最も抗癌剤が必要だった
時期に「正しい抗癌剤」を処方できずに治療の足を引っ張る結果になっている。

2004年当時、オキサリプラチンがアジア未承認だったのは北朝鮮、モンゴルと日本
だけである。厚生労働省の薬事行政がいかに遅れているかを象徴的に示している。

HIVの薬害では厚労省は「必要な規制をワザと避け続けた」、
抗癌剤については「必要性の薄い規制をワザと堅持し続けている」。

厚労省が国民の健康や福祉を合理的に判断する事無く、業界の利益と保険料低減
を不当に擁護し続けた結果、他の癌患者同様、価値ある人材を亡くした。

行政上は厚労省が窓口になってはいるが、この施策方針は与党の指示で
行われているし、それを支持、維持してきたのは社会全体である。

世界的な研究者のノーベル賞直前の死について、様々な見解がある。が、殆どは
「データを整理してて、すごい」とか「科学者も最期は宗教に依存した」など
の下らないことばかりである。患者の私からみると特筆すべき事は無い。

この症例を見たときに痛感すべき事は、
・寛解までは行かなくとも、より長期に生存できた人を死なせてしまった事。
・それは技術的、医療的な問題よりも社会的、制度的な要因の方が大きく、
 その責任は我々、及び社会の全体にある。
という事だと考える。
戸塚氏のブログで2番目に印象的なのは、「アバスチンによる転移促進の懸念」
についてである。これは近頃ネットで時々見かける話でもある。

だいたいのストーリーは、
「新生血管抑制剤であるアバスチンを投与すると、癌深部が酸欠になり、
 遺伝子異常が起こり、癌が生き残る為に転移する」といった内容である。

大多数の抗癌剤治療において、この効果は問題になるとは思えない。
アバスチンにより変異した細胞が他所に移動し、画像で見えるまでの
時間から考えて、まずあり得ない。オーダーすら合っていない。

例えば最初の1粒の大腸癌が発生するのは5回程度の遺伝子変異が重なる
事が必要と想像されており、10~20年程度?などと噂されている。

確かに癌化した細胞は不安定な気もするので、(発見以前に既に)酸欠になったり、
刺激が重なり、分化が進み1~2年遅れで「転移癌」に移行する事もあるかも知れない。

さらに仮定を加え、その「転移癌」は成長速度も速くなるかも知れない。
結局、最初の転移癌に進化するまでの時間遅れとその後の成長速度の合計で、
転移が意外と早く出たり、あるいは何年も顕れなかったり、、、するのかも知れない。

「転移発生までの時間遅れ」、「転移癌の成長速度」、「部位による代謝の違い」、、
通常はハッキリしない事だらけなので、転移癌の発生タイミングや成長速度を
明確に議論するのは難しい。それゆえ、様々なインチキ商法の温床になっている。

・戸塚氏が最初にアバスチンを投与したのは2007年6月との事である。その後、
・骨転移は同年8月頃発生?、肝転移は2008年1月、脳転移は2008年3月である。


あらゆる仮定を無視し、仮にアバスチン「投与初日」に転移癌に進化したとしても、
半年~9ヶ月前後で1cm~数cmに成長することなど有り得ない。

仮に突然変異の結果、直腸癌であるにも関わらず、小細胞肺癌程度の「超高速性」
を得たとしても、恐らく「20日で倍増」がせいぜいである。
結果、

12~13回程度の増幅とすれば、転移先の癌細胞数は1万個以下となる。
勿論、充填度などの個性はあるが、どう考えても「1mm以下」というところである。


これは「これ以上はほぼ有り得ない」という見積もりであり、通常は直腸癌の性質を大部分
受け継いでいるとすれは、転移癌がセンチ単位に成長するにはやはり数年を要していると
考えるのが自然である。(転移は丁度、抗癌剤治療が悔やまれる2002~2003年頃だったかも?)

アバスチン投与後5年程度たった頃に心配するならまだ判るが、予後が半年~1年という
癌腫、患者が、「酸欠転移」などという定性的かつ粗い「噂」に左右されレジメンを再考
するのは合理的では無い。
癌の標準治療を、あたかも「平均的な治療」あるいは「時代遅れの治療」と
意図的に喧伝する医師が居るが、その殆どはインチキな営業トークである。

私の知る限り、殆どの癌腫において標準的とされているレジメンは、
「最も多数が、最も利益を得、最も安全に行える」最も約束された手法の様に見える。
戸塚先生のルートも「標準治療」に則っており、それを軽々に否定できるモノではない。

戸塚氏の治療過程における、恐らく唯一にして最大の失敗は、術後から再発までの期間、
検査結果を自分で精査しなかった事だと考える。(誰か下っ端にさせても良かったとすら思う)

造影CTで見えてしまう程度の「肺への多発転移」を見落とさなければ、治療ルートは
自ずと違ったモノになったと考える。実際は、この時点で「標準治療」は終了している。
で、あるならば2004年以降の治療ルートは当然替わるべきであった。

・肺転移時に考えるべきは抗癌剤となり(当時佐藤均氏の怒鳴り込みで有名になった)
 オキサリプラチンやアバスチン&アービタックス等の混合診療も視野に入ったであろう。
 これらの薬剤は戸塚先生の症例にも功を奏し、治療後半では大きく貢献している。

・奏効の程度にも拠るが、肺については手術回避、もしくは重粒子線等で長期に
 制御できた可能性が比較的高く、呼吸機能を温存できた可能性も高い。
 呼吸機能の低下は戸塚氏の治療過程で常に足を引っ張る結果になっている。

・5-FU(単剤だった?)は戸塚先生(に限らないが)に相性が悪く。その依存度を
 下げる事で、後日度々悩まされる脱水症状を軽減する事ができた可能性がある。

初回治療で直腸を切除したのは仕方が無い。それに伴う「お約束」の腸閉塞も
やむを無い(体験者に聞くと笑い事では無いそうですが、、、)。が、
よく調べもせずに肺の切除を行い、尚かつ5-FUのゴリ押しを続けたのは残念である。

これほど進行が遅く、かつ新規の抗癌剤が期待できるのであれば、
抗癌剤と粒子線で制御しつつ、ワクチン療法等へ移行できた可能性が充分にある。

戸塚氏は発病から10年近く癌を制御し続ける事ができた。統計的には成功であり、
それぞれの局面では各々「正しい」事をしたと言っても良い。

しかしながら2004年以降、もしも「データの精査」を行っていれば、当時から「既知」
で「信頼性の確かめられた」手法を組み合わせるだけで、あと何年も、より良い状態で
予後を延長できた可能性が大いにある。
戸塚先生の治療経過には、決定的な「治療の転機」があったと考える。

先生御本人は「2005年9月に再々発で右肺に10個の転移が見つかった時」と
お考えの様だが、私の見方は違う。真の転機は、2000年11月の初回手術後から
2004年6月の左肺に2個の転移が見つかるまでの間にあったはずである。

戸塚氏御自身がブログや立花隆さんに仰られているように、1度目の再発の画像に、
後日、2度目の再々発で目立ってくる「10個の転移」は既に幾つか見えている。

「ミリ単位なので評価出来ない」との事であるが、呼吸器の専門医なら絶対に
見逃さないレベルであるし、私が見ても明らかである。

直腸癌ステージIIIaの初回治療は当然手術である。
肺に遠隔転移が出ても予後に利益があれば手術する事は充分にあり得る。
現在でも「切れる限り、切り続ける」という考え方もあり、間違いとは言えない。

しかしながら私が戸塚先生の闘病の中で最も理解できない点は、定期検診の内容
と画像の精査を再々発するまで、全て医者まかせにした事である。

一般的な患者としては当然の態度であるが、(一流と評価される)研究者の闘病姿勢
としては、不満足であると言わざるを得ない。

医師がどういう見解を持ったとしても、「小さいけれども多数の転移が肺に見える」
という事実を中心に考えれば、1度目の再発時に手術はあり得ない。

私自身、最も大きなミスは昨年の仙骨転移の見落としであったが、これは単に医師の
報告を盲信した訳では無く、PET、骨シンチ、CTの結果を自分でも繰り返し精査し、
それでも見落としてしまった。MRIの順番待ちの間に急成長した腫瘍に対し、
可能な限り早期に手を打ったものの、半ば致命的なダメージを負った。

治療の転機は常に「見落とし」によって顕著に訪れる。
出来る治療が出来なくなったり、あるいは治療効果を下げる事に直結する。
全ての検査データを自分のパソコンに保管するのは癌治療のスタートラインだと考える。
文藝春秋の立花隆氏のインタビュー記事によると、手術の前年から下血は始まっていた
との事である。勿論「早期発見」とは言い難い。が、この点を批判するのは間違いである。

・40代以上で責任ある立場になれば、少々セキが出ようが、便に血が混じろうが、
 あるいは慢性的な腹痛があろうが、会社や研究所を休むヒマなどある訳がない。

・また、よほどの病気マニアか、近親者に相当数の癌経験者でも居なければ、
 かなり体調が悪くても、通常は癌を疑うことなど無い。

日本国内の社会通念を見れば、「検診の呼びかけ」などという施策が何の効果も無い事は
明らかであり、真に検診率を上げたければ、検診の義務化&罰則化すら必要だと考える。

直腸癌ステージIIIa。当然、初回治療は手術であろう。戸塚先生の選択は当たり前である。

ただし、術後抗癌剤を回避した点は「当然」とは言えない。反面「間違い」とも言えない。
国立がんセンターの外科医から
・「5年生存率80%」
・「抗癌剤はやってもやらなくても良い」
と言われて、抗癌剤をやりたがる患者はまず居ないハズである。

直腸癌で5年生存率が高いのは「治る」からでも「手術が上手いから」でもない。
癌腫の進行が一般に遅く、比較的予後が良いだけの話である。戸塚先生とその主治医
のやりとりからは、その説明が足りなかった様に見受けられるが、、、。

特に、戸塚先生程度の立場になると病気を公開するかどうか迷いが生じて当たり前である。
「手術で1ヶ月休む」までは誤魔化すことも可能であるが、「抗癌剤で半年休む」となると、
到底、隠しきれるモノでは無い。抗癌剤を避ける方向のバイアスは強く働く。

どんな組織でも管理職になってくると、部下や同僚を癌で亡くした経験を持つ様になる。
「癌で手術」ならまだしも、「抗癌剤治療」が明るみに出れば、社会的には、ほぼ
死んだも同然である。影響の大きさは戸塚先生御自身も当然判っていたと想像する。

術後の処置と経過観察については「再発に関心が薄い外科医」と「癌を忘れたい患者」
の利害が一致し、ずさんであったと思える。ただし、それは戸塚先生の認識や能力、
医師の特性の問題では無く、社会と医療の現状から考えると「至極当然」の結果だったと
思われる。

つまり「発見」、「初回治療」、「術後の処置」、「経過観察」はあくまでも、
一般的なレベルであったと思うし、国内の殆どの直腸癌患者と同程度の経過だと考える。
昨年、2008年7月10日に戸塚洋二先生が亡くなった。同時期に私自身も仙骨転移などあり、
呼吸するのもやっと、という状態だった為コメントできなかった。

間もなく1年になる事もあり、ご本人、ご遺族には失礼の段もあるかも知れないが、
これまでに公開されている治療経過を整理し、教訓を得る事にしたい。

小柴先生は弔辞で「あと18ヶ月元気なら」という主旨のお話をされた様であるが、
もしかすると「あと半年」でもノーベル賞に間に合ったかも知れない。

およそ10年にわたる治療経過の一部分を取り上げ、「失敗だった」とか「頑張った」
などと評価するのは浅慮である。本記事では先ず事実と思われる事項の羅列のみを行う。

(戸塚氏のブログの記載については、その記述の信頼性と御本人の能力を考慮し、
 「限りなく事実に近い」事項として評価する。)
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-t090701