昨年、2008年7月10日に戸塚洋二先生が亡くなった。同時期に私自身も仙骨転移などあり、
呼吸するのもやっと、という状態だった為コメントできなかった。

間もなく1年になる事もあり、ご本人、ご遺族には失礼の段もあるかも知れないが、
これまでに公開されている治療経過を整理し、教訓を得る事にしたい。

小柴先生は弔辞で「あと18ヶ月元気なら」という主旨のお話をされた様であるが、
もしかすると「あと半年」でもノーベル賞に間に合ったかも知れない。

およそ10年にわたる治療経過の一部分を取り上げ、「失敗だった」とか「頑張った」
などと評価するのは浅慮である。本記事では先ず事実と思われる事項の羅列のみを行う。

(戸塚氏のブログの記載については、その記述の信頼性と御本人の能力を考慮し、
 「限りなく事実に近い」事項として評価する。)
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-t090701