●. 踊り子にお絵描きを頼むことは口説くときと同じ勇気がいる!

 

 次は、中谷ののかさんの仲良しのさつき楓さん(晃生所属)の話をする。

 踊り子さんにお絵描きを頼むのにはけっこう勇気がいるし神経も使う。ある種、その子を口説くつもりでかからないといけない。

 さつき楓さんはもともと私の童話ファン。昨年H30年5月頭の渋谷で私の渡したミニオンの童話に感激してくれ、ポラの紙袋に初めてミニオンの絵を描いてもらった。こりゃ上手い!! すぐそう思って、今度はA4用紙に描いてもらおうと思う。ところが、ポラ袋には描いてくれるものの、なかなかA4用紙には描いてくれない。「描くの恥ずかしいんだから。」コピーされて配られるのが恥ずかしいらしい。しかし、そのポラ袋を他の踊り子さんにみせると皆、「すごく上手いね。これ誰が描いたの?」と聞かれる。さつき楓さんと答えるとみんな納得した様子。

 本人曰く「絵心は本当なくてセンスもないけど描くことは嫌いじゃないよ。」絵を描くのは好きなようだが、どうも自信がないらしい。

 極論言えば、絵は上手い下手の問題ではない。その人の味なのである。私の文章が私以上に私自身であるごとく、楓さんの絵も楓さんそのものなんだな。実際、とても絵がかわいい。だから楓さんそのものがかわいい。少なくても絵の好きな私にはそう思える。

 楓さんはポラ袋には抵抗なくたくさんの絵を描いてくれた。その中でも、ゾウさんの絵がとてもかわいかった。そこで「ゾウさんがA4用紙にも描いてほしいって言っているよ」と本人に言ったら、少し考えている様子。その後、私が渡したA4用紙にゾウさんの絵を描いてくれた。「今回だけだよ!! 描くの恥ずかしいんだから。」と言っている。しかし、すごく上手だよ!と褒めて、次に、「トトロも描いてほしい」「アンパンマンも描いてほしい」と言っているよ!と話していったら、次々にA4用紙に描いてくれるようになった。まさしく先に述べた女の子の特性通りだ。

 今週(H31年4月中)、ついに楓さんは、まったく抵抗なくA4用紙にいろんな絵を描いてくれるようになった。メーテル、かぐや姫、そしてアルプスの少女ハイジ、と次々に描いてもらった。どれもすごく味のあるいい絵だ。アルプスの少女ハイジを描いてくれた踊り子としては楓さんが一番乗りとなった。

 楓さんがお絵描きに参戦してくれると、一気にレベルと層が充実してくる。今では、さつき楓さんのことを私の専属漫画家と評価している。

 考えてみたら、初めてポラ袋にお絵描きしてもらってから、こうしてどんどんお絵描きしてくれるようになるのに、かれこれ丸一年かかっている。私の専属漫画家になることは私のストリップにおける女房になるみたいなもの。だから口説くほどの労力と時間がかかって当然なのだ。ストリップの女房になってもらえればお付き合いは楽しい。

 私はこうやってたくさんのお絵描きさんを抱えている。私の楽しいストリップ観劇には、お絵描きさんが欠かせない。

 

 

2019年4月

 

●. 絵を描く踊り子さんはステキだ!

 

 どんどん絵が上手くなっていく踊り子さんがいる。

 初めて、TSの看板娘・中谷ののかさんに他のお姐さんが描いた絵を見せたとき、「みんなイラスト上手くてびっくりです。」。絵に感激するとともに「私も絵が上手だったらな・・・」とこぼしていた。お絵描きブームの私としては、どうにか、ののかさんに絵を描いてほしかった。TSのかなりのお姐さん方がお絵描きに協力してくれる中、私の絵のコレクションに中谷ののかさんを外すわけにはいかない。なんとかお願いしたいところ。ところが、「私、絵めっちゃ下手でドラえもんしか描けない・・・上手になりたい」とのコメントが返ってきた。私は是非ともドラえもんが見たいと縋り付く。根負けしたののかさんがそれから一か月後のH30年8月29日のミカドでついにドラえもんを描いてくれた。「今日はドラちゃんに挑戦してみる。」「やっとドラちゃん描けたよっ!! 絵上手な人すっごく羨ましいよー。練習しなきゃね。」

 私としては、ののかさんの絵をGETできたことが最高に嬉しかった。私にとってお宝になった。ちなみに、絵の内容としては、しっかり描けていたと思う。しかし、絵は上手くないという自信のなさが垣間見れる。もう二度と描かないと言う子もいる中で、ののかさんの「練習しなきゃね。」が次につながる言葉となった。それからは会う度に絵を描いて私にプレゼントしてくれるようになる。

 お得意様の客である私がお絵描きブームであること、だから客として逃さないためにも絵を描く、という商売っ気もあるかもしれないが、おそらくののかさん自身が本来お絵描きが好きなんだな。

 次はラインフレンドの絵を頂く。めっちゃ上手く描けてることに驚いた。私は歓喜した。私に褒めてもらいたくて練習した跡がある。まさしく私の愛娘と同じだ。次に頂いたキキララの絵も軽いタッチで上手に描かれている。その次の、ハウルの絵も、今回のぐでたまの絵もタッチがいい。どんどん絵が上手くなっている。褒めると「パパのお陰よ」と笑顔が返ってくる。「私も成長していけるよう頑張ろう」という言葉が素晴らしい。改めて、お絵描きのできる踊り子さんは魅力的だなぁと思う。

 例えば、色紙を頼まれて、さらさらと絵を入れてくる。文字だけとは違う味わいがある。

 

 女の子の中には絵心がある。彼女たちの心の中に潜んでいる輝きを私がお絵描きをねだることで引き出している。そんな実感がある。そして、それがステージに活きる。

 ある意味、踊り子には絵心が必須だ。衣装や舞台構成、小道具、アクセサリーに至るまで絵心で選択する。まさに‘絵になるステージ’にするためには絵心は不可欠なのである。その才能を私のお絵描きが自然と導く。私の要望に応えることで、絵の練習になり、絵心を鍛えられる。また他の踊り子さんの絵がすごく参考になるはず。どれが上手で、自分にマッチした絵なのか、だんだん分かってくる。かくいう私も、自分では絵は描けないが、毎日踊り子さんの絵を見ていて目が肥えてきた。絵は上手い下手ではなく、その人の個性を味わうことだとつくづく思う。だから、みんないい。そう見えてくる。

 

2019年2月

 

●. 絵で踊り子さんを好きになる!!!

 

 男というものは、女性の好みは千差万別。必ずしも美貌だけで女性を選ばない。若い頃の私は面食いだったから、やはり外見に目がいった。しかし、高齢の今は違う。やはり性格から選ぶ。容姿は二の次になる。

 男女それぞれ、お互いに好みが違うからこそ、この世はうまい具合にカップルが成立する。そういうものなのだ。

 

  同じように、踊り子を好きになるのは何でもいい。

 顔が可愛い、スタイルがいい、踊りが上手い、などが好きになるポイントとして多いかな。でもそれだけではない。ステージの上から「あらっ!? また私に会いに来てくれたのね。嬉しいわ。」と目で語ってくるだけで嬉しくてたまらなくなる。それだけでファンに落ちるもの。ポラタイムで片言話してくれるだけで満足する人。ポラのサインに自分のことを書いてくれるのがたまらなく嬉しいこともある。要は、自分のことを意識してくれるのが嬉しいんだね。お客さんは女性に相手にされないからストリップ劇場に来ているわけで、結局かまってちゃんばかりなんだよ。そんな気持ちを上手に図ってあければ沢山ファンはできるものさ。

 中には容姿だけにこだわる男性もいるだろう。そのために美貌を磨くのも大切。

 目の肥えたストリップファンはやはりいいステージが一番。だからダンスの修行に専念している踊り子さんも多い。みんな、それぞれだ。

 そんな中に、お絵描きがあってもいいと思う。

 ストリップとお絵描きは全く別の次元。今までの私はずっとそう思っていた。

 ところがところが、お絵描きにずっぽり嵌った。そして今や、お絵描きをしてくれる踊り子さんを中心に応援している。これはストリップの邪道だろうか。いやいや、そんなことはない。

 踊り子さんを好きになるのは何でもいいのさ。容姿、踊り、性格、・・・好みを決める中にお絵描きがあっても何ら不思議でないように思える。それだけ、絵は女の子そのものなのだ。

 

 

2019年1月

 

 

 

 

 

今回は、ストリップにおいて、お絵描きとは何か?という話をつれづれに話してみたい。

 

 

●. お絵描きは女の子そのものだ!

 

 女の子はオシャレ好き。男の子からみると面倒に思えるオシャレも、女の子は毎日楽しくやっている。

お絵描きも同じじゃないかな。

 オシャレがうまくいって「とてもキレイだね」と褒めるとすごく嬉しそうにする。全く同じように「絵がとてもかわいいね」と褒めると、すごく嬉しそうに喜んで、どんどん描いてくれるようになる。

 実際、女の子の可愛さが人それぞれ違っているように、絵にもその人の個性的な可愛さに満ちている。絵を褒めるのは、その人の美しさを称賛することに通じる。

 

 私はこれまで「絵は踊り子さんにとって面倒なもの」と思い込んでいた。ところが、これだけ踊り子さんの絵コレクションが貯まり、楽しいお絵描きのやりとりを経験していくうちに、踊り子さんとのコミュニケーションとしてもっとお絵描きがあってもいいのかなと感じている。もちろん忙しいときはダメだけどね。

 

 

 また、お絵描きに対するやりとりの中で女の子らしさを感じる。

 例えば、踊り子さんにお絵描きをお願いすると、殆どの方は「わたし、絵はへただから・・・」と一旦は断る。ところが、他の踊り子さんが描いているのを見て、「私も描いてみようかしら」と思う。そして、描いてもらうと、みなさん上手い!!!  すごく味があっていいんだな。そして褒めるとどんどん描いてくれるというハッピーなサイクルになる。

 これは女の子の全ての面に共通している。最初は一旦は謙遜して断るが、誠意をもって押すとなびいてくる。男たるもの、この女の子の特性に早く気づくべきだね。笑

 最後は、何事も楽しさが大事。楽しいことは必ずやってくれるもの。きっと踊り子さんも、ダンスに自信がなくて最初は躊躇していたものが次第にストリップの楽しさに目覚めてくる。お絵描きも同じだね。

 

 

2018年12月

 

 

 

今回は、MY童話マンガ化の、この一年を振り返って、「絵は踊り子さんの真心だ」という題名で語りたい。

 

 

Ⅰ.前置き

 

ちょうど昨年の今、H29年10月頭のシアター上野で羽音芽美さん(晃生所属、愛称メイミン)が初めて私の童話「うさぎとカメのかけっこ」をマンガ化してくれた。本当にびっくりした。それまで、自分の童話を漫画にしてもらうなんて考えもしなかった。ましてや踊り子さんに。ほんと夢のようだった。

うまく描けたメイミン自身も面白かったようで、すぐに続編をリクエストされた。これを皮切りに、ストリップ童話「森のストリップ劇場」シリーズは凄いスピードで展開していった。そして未だに、ディズニーやジブリ等の新しいテーマで書き続けている。メイミンにはいくら感謝しても足りないほどだ。

あれからちょうど一年が経つ。今や、どこの劇場に行っても、私に絵を描いてくれる踊り子さんがいるようになった。これまでは楽しく手紙交換してくれる踊り子さんを中心に劇場を回っていたが、今や絵を描いてくれる踊り子さんを中心に劇場を回っている状況である。以前は熱烈な新人好きとも言われていたが、今は全く新人にこだわっていない。ほんと以前の私から想像もつかない信じられない事態であり、合わせて私にとって悲鳴をあげたいほど嬉しい事態でもある。

 

私はかれこれ20年のスト歴になる。私の場合、たまたまストリップと執筆の趣味が重なった。ストリップだけだったら途中で飽きてしまい劇場通いを辞めてしまっていたかもしれない。それだけ、ストリップ童話の存在は私の中で大きい。

私が踊り子さんのステージからインスピレーションを受けて童話を創造する。そのストリップ童話をプレゼントする。踊り子さんとすれば、自分のステージを童話にしてもったのである、そんな‘世界でたったひとつの自分が主人公の童話’であるから、嬉しくないはずがない。だから喜んで読んでくれる。私としては大好きな踊り子さんに心から喜んでもらい、しかも私の読者になってもらえるわけだから二重の喜び。ストリップ童話を書けるのは私だけだから、次第に私は踊り子さんの間で有名になった。

ただ、私のストリップ童話がどれだけ面白いかは別問題。踊り子さんは自分の童話は喜ぶが、自分に関わるもの以外の童話を必ずしも面白がらない。私は童話を書くのが趣味とはいえ、やはり執筆者として誰にでも喜んでもらえるようなものを書きたいと思っている。この20年近く、試行錯誤しながら書き続けてきた。

 

Ⅱ. MY童話マンガ化の進展

 

最近では踊り子さんの手によるMY童話のマンガ化が進むようになる。

まずは、この一年間のMY童話マンガ化の進展具合を少し詳しく話してみたい。

考えてみれば、私はこれまで踊り子さんに絵を描いてほしいというのは禁句と思っていた。踊り子さんに色紙を頼む人を見かけたり、中にはその色紙に絵を描いている踊り子さんがいるのは見て知っていた。しかし、それは特別に絵心のある人に限られていると思っていた。なにせ絵を描くというのは手間がかかるから、忙しい踊り子さんにそんな面倒なことをお願いしたら嫌われるだろうと勝手に思っていた。

最初にメイミンが描いてくれた漫画を他の踊り子さんに見せたとき、皆さん一様に驚き、かつ面白がってくれたが、誰も自分から進んで「じゃ、私も描いてあげるわ」とは言わなかった。それは、ひとえにメイミンの絵が上手すぎたからだ。とても、メイミンのように上手に描けると思わないだろうからね。たしかに漫画というのはコマワリなど特殊な技能が必要で、とにかくセンスが要るし手間がかかる。メイミンは最初のうち楽しそうに数話描いてくれたが、すぐに体調を崩し休業してしまった。本当に残念だった。

そんな中、長年仲良くしている踊り子さんの中で「よかったら、私も描いてあげようか」と気さくに声をかけてくれた踊り子さんが現れた。TSのKAERAさんだ。そして同時に、彼女の仲良しの浅葱アゲハさんが、KAERAさんが楽屋で描いているのを見て「私も描いてあげる」となった。次にこの二人と仲良しの虹歩さんまで加わった。こうして大御所トリオが私の専属漫画家になってくれた。三人ともそれぞれ個性があって絵に味がある。これは凄いことになったという実感があった。実際にこの漫画が踊り子さんの間で大反響となる。なにせ、この三人は踊り子さんの間で人望が厚いから、MY童話を全面的にバックアップしてくれた影響はめちゃくちゃ大きい。

 次にマンガ化に協力してくれたのが若手の松本ななさん(東洋所属)。彼女の漫画がこれまた素晴らしかった。今思うと、ちょうどストリップ童話「森のストリップ劇場」シリーズが後半に入る頃で、「バレンタインの日」「桃の節句」「ホワイトデーを迎えて」の連続三部作が物語全体のひとつの盛り上がりになっていた。その中で、ななさんが素晴らしいタッチで「バレンタインの日」「桃の節句」を漫画にしてくれた。他の踊り子さんがみな絶賛していた。できたら最後の「ホワイトデーを迎えて」も是非ともななさんの手で漫画にしてもらい三部作を完成させたいと願っている。

こうして探してみると、踊り子さんの中で、漫画が好きで、絵が描ける方は何人かいた。ここからMY童話マンガ化の次なるブレイクが起こる。

この時点までは、ストーリーを付けたマンガ化ばかりであったものを、それだと作業が大変なので単品のイラストを求めるようになった。そうしたら、皆さん絵を描いてくれるようになる。

最初に、晃生の新人・北原杏里さんがお絵描きが大好きと知り、頼んだら喜んで毎回のポラ時にお絵描きをしてくれるようになった。昔、自分の娘たちにお絵描きしてもらったのを思い出す。私は踊り子さんがみな自分の娘のように感じていた。太郎チルドレンと呼ばれている方々にどんどんお絵描きをお願いし始めた。すると殆どの方が喜んで対応してくれるようになる。他の踊り子さんの絵を見て、私が絵を描いてもらうのが好きと分かった踊り子さんがどんどん協力してくれる。こうしてMY童話マンガ化のビックバン現象が起きる。

私の踊り子さん秘蔵コレクションがどんどん貯まる。このコレクションを見て驚き、協力してくれる踊り子さんまで現れる。その一人がTSの鏡乃有栖さん。「踊り子さんそれぞれの絵がすごく特徴があって面白いと思いました」と言って、自分でもセーラームーンの絵を描いてくれた。世のストリップファンには、ポラ写真を丁寧にアルバムに整理し保存している人も多く、中にはポラ写真だけでなく「俺は300枚ももっている」と自慢する下着のコレクターもいる。男はとかく蒐集癖があるからね。まぁ、私の絵のコレクションも同じようなものだが、下着集めよりは趣味がいいよね(笑)。

 

もうひとつ付け加えておきたいのが、踊り子さんの絵が私の童話に与えた影響について。

踊り子さんから絵(イラスト)を描いてもらうにあたって、なにも私の童話に限ったネタばかりではない。踊り子さん自身が好きなキャラクターや絵を自由に描いてもらう。その中に非常に面白いものがある。

例えば、渋谷道劇の本城ナナさんは漫画で絵日記を描いてくれた。キティに似た猫が主人公で、毎回の公演に合わせたストーリーを展開している。そういえば、私の童話に猫のキャラクターがいない。そう思っていたら、同じ渋谷の星乃結子さんも星乃にゃんこを、西川口のJUNさんも猫のじゅんこを描いてくれた。またロックでは、星崎琴音さんがツイッターで話題のネコのホイップ、雪見ほのかさんが自己のキャラクター雪猫を描いてくれた。猫は人気あるよねー。そこで、この際と、猫キャラだけ集めた101匹猫ちゃん構想を童話で書いてみる。もちろん踊り子さんが喜んでくれる。更に猫キャラが増える。この際、48人のグループにすれば一気に101匹猫ちゃん構想も実現しそう(笑)。

ときに、踊り子さんが自分の好きなキャラをリクエストしてくることが多い。これがMY童話のスパンを無尽蔵に広げてくれた。

最初はTSのKAERAさんがサンリオのキキララを、次に浅葱アゲハさんがなめこちゃんを。特にサンリオキャラは私のストリップ童話「森のストリップ劇場」シリーズの物語進行の中で非常に大きな位置を占めていくようになる。

最近では、ロックの中条綾乃さんがプリキュア、ミニオン、ボスベイビーと次々に童話のリクエストをくれた。私自身、こうしたユニークなキャラクターに完全にはまった。面白いキャラクターたちが新しい話のネタを次々と運んでくれる。お陰で、新しい「サワティ王子のストリップ物語」シリーズにつながってきた。

私の童話マンガ化はこうしてスパイラルに進展していった。

 

Ⅲ. MY童話マンガ化の感想

 

この一年を通して、MY童話マンガ化で感じたことを今回まとめてみたいと思う。

 

Ⅲ-(1).踊り子が絵の上手な理由

 

まず、「なぜ踊り子さんはこんなに絵が上手なのだろうか?」という点について。

ひとつは、女の子は小さい頃からお絵描きが好きでたくさん描いているから、お絵描き以外のものに興味が向かう男の子に比べて、当然に上手いはず。自然と絵心が培われる。時にプロの漫画家並みに絵が上手な方がいる。そうした方は学生時代に美術部にいたり、美術学校を出ていたりする。メイミンも服飾デザイナー学校で絵を修業していた。ところがそういう特別に絵の勉強していないという方も多い。劇画タッチで素晴らしいイラストを描く星崎琴音さん(ロック所属)に「どこで絵の勉強をしたの?」と尋ねたら「特に絵の勉強をしていない」と言う返答に驚いた。ほんと女の子というのは素晴らしい才能を持っている。これは私の三人の子供たちを見ていてもよく実感できること。(長男に比べて二人の姉妹は全く違ったもんな♪)

言い方を代えると、女の子にとってお絵描きとはお化粧なんだな。毎日せっせとお化粧をする感覚でお絵描きができるんだ、きっと。その点、お化粧なんて殆どしない男子にとってはお絵描きなんて面倒くさいことは一切ダメ。ただ絵描きを趣味にした男子は例外。男の子は趣味・プロ化したらとことんはまるし、それに伴う蒐集癖(コレクター)も半端ないけど。まぁ~私を含め一般の男子はお絵描きはダメだね。(笑)

 

そうした女の子全体の中でも、踊り子というのはちょっと特殊なところがある。

ひとつは、「踊り子さんって器用な方が多い気がします」とある踊り子自身が話してくれて、なるほど!と感心した。職業柄か、なんでもテキパキこなせるタイプが多いようだ。たしかに、のんびりタイプではストリップという仕事はやっていけないだろうな。

もうひとつは、踊り子は表現者(アーティスト)だから、本能的になにかを表現したくてたまらないこと。踊り子はたまたまステージで踊ることで自己表現しているが、本来それは歌でも絵でも文章でも何でもいいのだ。たまたま踊りだったに過ぎない。私自身は文章でこうして自己表現しているが、本当に自信があるのは歌だった。しかし楽器が全くダメだから諦めた。つまり、表現したいことの根っこはみんな同じで、その表現方法が違うだけなのだ。表現者は自分が感動したことを何らかの形で表現し、それにより自己実現したいという欲求が本能的にある。

踊り子が絵が上手なのは、ある意味では当然なのかもしれない。自己表現したいという強い欲求があるところに、お絵描き用の紙を与えたら、自然と絵で自己表現するのだ。

たしかに、絵にも上手い下手の強弱があるから、遠慮して「私は絵心がないから」「私の絵は恥ずかしくて見せられない」と言うが、それは上手い絵と比べるからであり、実際に描いてもらうと、皆さん味のあるいい絵を描く。絵はまさしく自己表現であり、その人の個性そのものだと思う。

 そして、表現者が自己表現したものは全てがアート(芸術)なのだ。ステージは総合芸術であり、衣装選び(衣装のデザイン含む)、小道具選び、舞台構成作りの中に既に絵心が表出されていて、まさしく「絵になるステージ」になっている。

 踊り子さんたちにどんどん白いキャンパスを与えたい。私はストリップの父として、かわいい娘たちにお絵描きをさせたい。その結果、彼女たちがどんな可能性を表現してくれるのか楽しみでならなくなる。

 

Ⅲ-(2).MY童話マンガ化の意義

 

次に、私の童話を漫画化してもらう意義みたいなことを考えてみる。

私としては、踊り子さんが私の童話を面白いと評価してくれて、漫画にしてくれたのだと思いたい。そうでなければ、手間をかけて漫画になんかしないはず。

一言で云うと、私の童話に花が添えられた気分なんだな。最高に嬉しくなる。

たとえば自分に関係ない童話でも、漫画なら気楽に目が行くし、漫画だけでも楽しめるし、他の人が漫画にしているんだからきっと面白いんだなとも思ってもらえる。他の童話にも興味が湧くだろうし、漫画だと理解しやすくなる。視覚に訴えるから漫画にする効果というのは計り知れないものがある。

 

では、その漫画がどういう価値があるのだろうか?

私の童話は内容がストリップ童話なのできっと一般受けはしない。だから自己満足にしかならないだろう。私の秘蔵コレクションといったところだろうか。

ただ、こうは言える。踊り子さんがステージで表現したものを、私が童話で表現する。それだけでも踊り子と私のコラボ。さらに踊り子さんが絵で色を添える。これだけの表現者同士のコラボレーションが実現したのだからレベルの高い自己満足になっているはず。

ある親しいスト仲間がこう言ってくれた。「この漫画コレクションは太郎さんならではのもの。おそらく我々が踊り子さんにお願いしても描いてくれない。太郎さんが長年応援し、彼女たち一人一人にレポートや童話を書いてあげたのが効を奏している。まさしく長年の応援の賜物だと思うよ。」

先ほども話したように、私自身、この絵や漫画は、私の童話に踊り子さんが花を添えてくれていると感じている。だから喜びがひとしおなんだな。

あるロックの踊り子さんが私のコレクションを見て、しみじみと言っていた。「これ、他のお客様買いたいほど欲しがりそう!!   MIKAちゃんの絵なんて、どれだけのお客様が欲しがるかしら!? さすがサワティ王子!! ストリップ界の王女様の描いた絵をもってるなんてー!!って感じ!」ほんとMIKAさんの絵を持っているのは奇跡に近い。

また、あるスト仲間は、「これだけ集めたら、踊り子さんのイラスト集として本にできるよ。それぞれの踊り子さんのファンは必ず欲しがるから、けっこう売れるかもしれないよ。」と商売気を促す人もいる。価値を認めてもらえるのは嬉しいが、私にはそんなつもりはない。あくまでMY童話が主であり、マンガやイラストは花を添えてくれるものとして捉えている。今のところはあくまで私の趣味の領域である。踊り子さんには迷惑はかけられないので万一公開するときには必ず相談する。

 

Ⅲ-(3).絵を通じた踊り子さんとのやり取り

 

最後に、個別の踊り子さんとのやりとりの中で面白いなと感じたことを具体的に話してみたい。

 先ほど、踊り子さんは皆さん絵が上手いという話をしたが、もちろん踊り子さん全員が、絵が上手い人ばかりではない。不得意な方もいる。「申し訳ないけど、絵は苦手なの」と断られることも多いが全く気にしない。絵はあくまで過剰サービスなので断って当然。

はっきり言えるのは、女の子はみな絵を描くのが好きなんだな!ということだ。ただ「好き=上手い」とは必ずしもならないところがこの世の常で難しいところ。まぁ何でもそうだよね。

長く親しくしているベテランの瀬能優さん(ロック所属)に絵を描いて!とお願いしたときに「私ね、絵は自慢なの。期待して待ってていいわよ。」と自信たっぷりに言われた。首を長くして三日間待つ。二日目に「今晩、頑張って描くからね。待ってて!」と言われ、ますます楽しみになる。一体どんな絵がもらえるのかな。三日目に絵をもらうとき、優さんが「おかしいのよ。もっと上手かったはずなんだけど~」と言いながら、メーテルの絵を渡してくれた。頂いた絵を見ると、確かに絵が得意という片鱗は感じられた。しかし本人は納得がいかない様子だった。(笑) 急に描いてと言われても、ふだん描きなれてないとなかなか感覚が戻らないものだろう。

蘭あきらさん(晃生所属)が、「私も描いてあげるからね」と張り切っていたのだが、実際に描いた自分の絵を見て「描いてみたんだけど、下手過ぎて渡せない」と言われた。楽屋で一緒にのっている他の踊り子さんのうまい絵を見ていたら自信がなくなったんだろう。そういう気持ちはよく理解できる。私としては彼女の絵が見てみたかったが、笑って「いいよ。いいよ。」と諦めた。しかし本心から諦めたわけではない。次の機会に再度お願いしたいと思っているよん。(笑)

山口桃華さん(TS所属)が、絵が上手いのは前から知っていた。ポラコメによく絵が添えられていたからね。私が「お絵描きを是非お願いしたい」と言ったら快く引き受けてくれた。翌日、「描いたんだけど納得がいかないの。今回は無理なので、もう少し待ってくれる?」という返事をもらう。上手い人にはそれなりの納得感がいることはよく理解できる。急いでいるわけではないので、納得できるまで、いくらでも待ってるよん。(笑)

 

絵にはみんな、その人の個性が表れる。

その絵の独特な世界に突然はまるときがある。ステージではまるのと全く同じだ。

水咲カレンさん(TS所属)が、絵を描いてくれた。彼女の絵に一目ではまった。なんというか、いかにもカレンさんの味に満ち満ちている。しかも独特な絵の世界をもっている。初めてお願いした時、一度に二枚も頂いたが、そのうちの一枚は時間がなくて途中までのものだった。ところがこれがまたいい絵だった。気になってたまらない。私はどうしてもその絵を完成してほしくて、大坂に遠征して、この絵を完成してほしいとお願いした。カレンさんは快く引き受けてくれた。出来上がった絵に感心していたら、カレンさんが「私ね、中学の時は美術だけ5でしたよお」と気さくに話してくれた。その人柄に魅了された。今では、カレンさんは私に絵を描いてくれるために復帰してくれたものと勝手に思っているよ。(笑)

ステージで他の踊り子さんと違ういちじくオリジナルを出している春野いちじくさん(TS所属)。彼女の絵もオリジナリティに溢れた魅力的な絵である。

 予想外に絵が上手くて腰を抜かすこともある。玉さん(TS所属)にイラストを描いてもらったら、あまりにも上手で驚いた。そうしたら「マンガ家になりたいって本気で子供のとき思ってました(笑)」「子供のとき、絵を描いたらクラスメイトがみんな寄ってきてくれたこと思い出しました~。みんなの色塗り用のマンガを描いてました(笑) 引っ込み思案だったんですよね~」「久しぶりに、子供のときわくわくしながら絵を描いたことを思い出して楽しかったです。」という話をしてくれた。こうした隠れた特技を見せてもらい、昔話をしてもらうと、彼女との距離がぐーんと縮まり、ますます大好きになっていく。

 

もちろん「絵は苦手だからごめんなさい」と断られることも多い。全く問題ない。しかし、「絵は全然ダメ!」と言いながら描いてくれる人もいる。たいがいはそう言いながら上手い人が多いのは先に話した。

 ところが本当に絵が苦手なんだなと思える人もいる。(失礼!)

 多岐川美帆さん(道劇所属、愛称タッキー)に頼んだら「私はへのへのもへじしか描けないわよ」と言って、本当にへのへのもへじの絵が返ってきた。多岐の川という相撲取りの絵。彼女らしいジョークに溢れた絵である。しかも続けて二回もらう。さすが、タッキーは今までのMYジョーク集をぺろりと読破しただけある筋金入りのジョーカーである。

タッキーと仲良しの宮野ゆかなさん(TS所属)も「私も絵が苦手」と言う。「太郎さんが見せてくれる絵はみんな上手すぎる。下手な人の絵が見てみたい!」と言うのでタッキーの絵をこっそり見せた。そうしたら絵を描いてくれた(笑)。「おつかれサンバ」という、絵というよりは記号のようなものだった。この最初の絵を見て、ゆかなさんが絵が得意じゃないというのが分かった。他の人に見せたら失礼かなと勝手に思った。すると、ゆかなさんは「私の絵、採用してくれた?」と言ってきて、続けざま絵を頂いた。絵がどんどん進化して、次第に人間の形をしてきて、最後は「おばサンバ」「おつかれサンマ」など変化形になっていく。これには興味がひかれた。そうしたら、一緒にのっていた道劇の桃歌さんが、ゆかなさんの絵に興味をもって別のタッチで「おつかれサンバ」と「おつかれサンマ」を描いてくれた。これには笑えた。楽屋での二人の盛り上がりが目に浮かぶ。私への絵の対応でこれだけ楽しんでもらえれば私も楽しい。

一気にゆかなさんの絵が五枚貯まった。ゆかなさんはポラコメの文字は多く書かない人だが、こと絵はすごくマメで驚いた。絵が好きなんだね。私としては、絵が入ったお陰で、ゆかなさんとのポラ対応が楽しくてたまらなくなってきた。(笑)

全く同じようなことが他の踊り子さんでも起こる。DX歌舞伎の美咲遥さん。最初は「私も絵が苦手」と言っていたのだが一度描いたらやめられない。「うまくなったでしょ!?」と言いながら私の童話ネタに合わせて次々と新しい絵を描いてくる。実際に一公演の間でめきめきと上手くなっていった。毎回毎回のポラに「お絵描きが楽しい!」と言って描いた絵を渡してくれる。七枚も絵を頂く。並べて眺めてみると、確かにその上達ぶりに驚く。好きこそものの上手あれ。私へのお絵描きで是非とも絵の腕を上げてほしい。私としては、絵の上手い女性は素敵だなぁと思う。太郎チルドレンには皆そんな素敵な女性になってほしいと心から思う♡

ロックの小宮山せりなさんも同じ。「私も絵が苦手」と言いながら、絵を描いてくれて「次はもっと上手く描くからリベンジさせて」と毎回ポラのコメントに書いてくる。お陰で彼女の絵が四枚貯まる。最初はプリキュアの絵だったが、次に彼女の好きなプロレスラーの絵になる。だんだん彼女らしい味が出てくるのが見ていて楽しい。

長くお付き合いしている踊り子さんと、こうしたいろんなやりとりがとても新鮮で面白い。楽しくてたまらない。絵のお陰で、新しいストリップの楽しみ方を知った感じだよ。

なにより、絵が苦手と言いながら、私の依頼に快く対応してくれる踊り子さんが可愛くて可愛くてたまらなくなる。まさしく我が娘とのお絵描きを楽しむ父親の気分♪ こうしてポラの枚数と絵が増えていくのが嬉しい限りだ。

 

Ⅳ.まとめ

 

最後に改めて言うが、踊り子さんの顔やヌードやステージが一人一人個性があって違うように、絵というのも踊り子さん一人一人の個性(人柄)がよく出てくる。本当に面白い。絵は上手い下手の問題ではない。踊り子さんの個性を味わえる最高の表現方法(手段)である。そして何より、絵は私に対する踊り子さんの真心なのだと感じている。

絵が踊り子さんの負担になるようでは本末転倒になるが、お互いが楽しめるのであればこれからも続けていきたいと思う。

 

 

H30年10月  絵を描いてくれる踊り子さんに感謝を込めて

 

 

 

今回は、「大御所好き」に引き続き「大御所詣で」という題名で語らせてもらいます。

 

 

H30年4月頭の大和ミュージックでの‘うさかめファミリー’揃い踏みの後を受けて、大御所三人を追いかける旅が始まる。

 まずは、虹歩さんからスタート。

H30年4月中の池袋ミカドにご挨拶で顔を出した後、予定通り5月頭の大阪晃生に伺う。

その週の香盤は次の通り。①蘭あきら(晃生)、②神崎雪乃(晃生)、③北原杏里(晃生)、④浜崎るり(晃生)、⑤虹歩(札幌ニューカジノ)〔敬称略〕。当初予定されていた青山はるかさんが欠場になり客入りが良くない。たまたま連休明けの平日だったので極端に客が少ない。

晃生の顔馴染常連客からは私が新人の北原杏里さん目当てで来ているものと思っているだろう。いや、今回は虹歩さん目当てです(笑)。虹歩ファンの細川さんから「あれっ!? 今週は青山はるかさんがいないのに、今日は誰がお目当てかな?」と聞かれて「虹歩さんだよ!」と答えたら「おれに気をつかわなくていいよ」と苦笑いされた。

虹歩さんの20周年作を拝見した。ミカドの時はどれが周年作か分からなかったが今回は細川さんに聞いて確認した。さすが、いつ見ても元気ハツラツな若々しい踊りだ。

さてさて、私の顔を見つけた虹歩さんはマンガを描く気満々だった。

一回目に渡した手紙は、おにゃんこポンの話。ポラタイムで「今回も話のネタが入っているわよね。今日はお客さんが少ないのでマンガを描いてみるね。」と話してくれた。ありゃ、おにゃんこポンでは長くて難し過ぎるかなと後悔した。次の回で短くて簡単なネタを差し入れ直そうと思った。

ところがところが、次の二回目ポラタイムの時にマンガの原稿が仕上がってきた。それも五枚も。

虹歩さんの出番前の浜崎るりさんが「虹歩ねーさん、マンガ描いているわよ。見せてもらったら、めっちゃ面白かったよー」と教えてくれた。まさか、もう描いているとは思わなかったので驚いた。

なんと言っても、そのスピード感に驚嘆。勢いにのったときの虹歩さんのスピードは凄い!というのがよく分かった。なんというか、選曲が決まっているところに、さっさっと振付しちゃうみたいな感じで、マンガを描いている。タッチが軽い。「私、絵心が全然ないからね」と謙遜しているが、なんとなんとよく描かれている。たくさんの登場人物(動物たち)が表情豊かに描かれている。「もしかして、おにゃんこポンのこと、知ってたの?」と聞いたら、ネットで調べたようだ。頭が下がる。「描いていて、すんごく楽しかった!!!」と喜んでくれた。ますます頭が下がる。

副次効果もあった。楽屋内で蘭あきらさんや浜崎るりさんが虹歩さんからマンガを見せてもらっていたようだ。二人とも、マンガがめっちゃ面白いと感激していた。浜崎るりさんはマンガに興味をもったようで「私も描いてあげるー!! ネタは何がいい?」と言ってくれる。「ネタはるりちゃんに任せるよ」と話したら「私に任せたらエロエロになっちゃうよ」と言う。その方が面白い(笑)。とにかく、虹歩さんのお陰で他の踊り子さんにもマンガに関心をもってもらえて嬉しいことこの上ない。私の童話と踊り子さんのマンガのコラボ、うさかめファミリーの輪が広がってくれたら最高である。

なんと、次の回にも、虹歩さんから別の話(うさぎとカメの海水浴)にマンガを描いてもらい、それを頂く。二枚も。きゃー!!! 虹歩さんの勢いが止まらない。

虹歩さんに惚れちゃうー♡

 

この勢いのまま、同じ週に渋谷道劇に向かう。今度は浅葱アゲハさん。

その週は浅葱アゲハさんの14周年週。周年作が一目で気に入る。周年週の5月頭の渋谷道劇後半二日間5/9,10だけでは足りず、引き続き5月中のDX歌舞伎前半にも三日間5/11~13通う。何度か作品についてやりとりをしてレポートを二通渡したほど。

さてさて、マンガの方はというと、既にネタは提出済。今週初日にお渡ししたお得意の「なめこちゃん」第二弾、そして前回の晃生でお渡しした「モモがやってくる」、この二つのネタから選んでくると思っていた。ところが意外なネタを選んできた。なんと、「ハーマイオニーがやってきた」!!!

これは、アゲハさんと同じくエアリアル演技をしているロック所属・清水愛さんの作品「ハリーポッター」の付録として書いた童話だった。ファンタジー好きの私がハリーポッターに興味を持ち、このGW期間中に、映画ハリーポッター・シリーズ全八巻をまとめて観て、童話「ハリーポッターがやってくる」を書いたばかりだった。このホット感に引かれたのかもね。頂いたマンガを見ると、魔法でうさぎちゃんとカメさんを人間にしたり、惚れ薬の話とか、我ながらメルヘンないい話だと思えた(笑)。アゲハさんが気に入ってくれたのも分かる気がした。

なにより驚いたのは、アゲハさんの周年作のモチーフになっている小説「侍女の物語」とハリーポッターでハーマイオニー役を演じているエマ・ワトソンさんが関連していることを発見して、それをアゲハさんの観劇レポートの中で記載していたこと。私がそのことをレポートに書いていた時間帯に、ちょうど時を同じく、アゲハさんが漫画「ハーマイオニーがやってきた」を執筆していたことになる。その偶然に唖然とした。「すごいシンクロでしたね。今日のにエマ・ワトソンさんのこと書いてあってびっくりした。うれしー。」とのアゲハさんのコメント。

まるでテレパシーが通じたような気分。アゲハさんに惚れちゃうー♡

 

アゲハさんに「これからKAERAさんに会いに行くんだよ。」と話したら「KAERAねーさんによろしくね。気を付けて大阪に行って来てねー。」と言われる。

こうして大御所詣でが続く。

さて、KAERAさんとはどんなドラマが待ち受けていることか。楽しみである。

 

5/15(火)、大阪晃生に顔を出す。

その週の香盤は次の通り。①雪乃舞(小倉A級)、②黒井ひとみ(栗橋)、③KAERA(TS)、④桃歌(道劇)、⑤浜崎るり (晃生)〔敬称略〕。桃歌さん晃生初乗り。また今週は前半5/15まで浜崎るりさん、後半5/16から蘭あきらさんに交代。

 平日なので客が少ない。朝はかぶり席は埋まっていたものの、どんどん客が減り、三回目が始まる頃にはほんの数人になった。私はかぶり正面席に座って観劇。

 私は朝からハイだった。これだけ仲良しさんが揃うのも珍しい。客が少ないため、踊り子さんは皆、私が来てくれたことを喜んでいる。というか、アゲハさんからの連絡があったようで私が来ることは承知していた。

 晃生常連の細川さんが「あらっ!? 今日は新人の桃歌さん目当てですか?」と声をかけてきた。「いや、今日はKAERAさん目当てです!」と返答したら、怪訝な顔をしていた。(笑)

 一回目ポラ時に、KAERAさんにこの手紙を渡す。虹歩さんやアゲハさんが描いてくれたマンガを同封する。「うさかめファミリーのみんな頑張ってるね。私も絵かいて今日中に渡すよん。今日はいつまでいるかなぁ?」と嬉しい言葉。KAERAさんはサンリオ・キャラクターを得意としているので、最近書いたエイプリルフールとGWの童話を渡し、マンガ化をお願いする。当日、三回目のポラ時にエイプリルフールの原稿二枚が出来上がってきた。KAERAさんらしいカラフルでメルヘンチックな絵だった。うさぎちゃんとカメさんの結婚シーンがとてもかわいい。やはりマイメロディ系のうさぎの絵がうまいね。絵本のような原稿に感激いっぱい☆「GWの方は次に来たときに描くわね。」と言ってくれる。また明後日5/17に来るのが楽しみになる。

 そうそう、一回目のフィナーレ時に、私が萌え萌えシェイクをしているのに合わせてKAERAさんも萌え萌えシェイク返ししてくれた。そうしたら、二回目のフィナーレ時には出演タレント全員が揃って萌え萌えシェイクしているではないか。それには驚いた。KAERAさんがメンバー全員に「チーム太郎をやろう」と声をかけたらしい。後から黒井ひとみさんから窺う。「今回のフィナーレめちゃめちゃ楽しかったね。チーム太郎のフィナーレ最高だったw 太郎先生がいてくれて嬉しい。」これだけ仲良しさんが揃うこともないから、涙が出るほど感激。

 わぁ~、うれピ―♪ KAERAさんのことは前から惚れているよぉ~♡ (笑)

 

 最高の大御所詣で!

 私は大御所好きと新人好きの両刀使いになった。ストリップ界最強の強者(つわもの)になった気分である。今度これをネタに童話を書けないかなーふと思う。ストリップ界最強のおじさんが、萌え萌えシェイクを武器に踊り子を夢中にさせ、不埒なお客を回転チョップでバサバサとなぎ倒す痛快ストーリーなんてどう。(笑)

 

 

平成30年5月                      

 

 

 

 

 

 

 

『プリキュア戦士がストリップを救う』  

~うさかめファミリーに捧げる~

 

 

ストリップ界は冬の時代が続いていた。

かつては風俗の代表格として隆盛を極めていたストリップも、今やAVを始めとした他の風俗に押されて衰退の一途を辿っている。ストリップの一番の過ちは一時期、本番生板ショーを始めとしたエログロ路線に走り過ぎ、それが改正風営法の規制にはまり、次々と劇場が廃業に追いやられたことであった。かつては200もの数があったストリップ劇場も現在20足らずとなっている。今ではアイドル路線に切り替え生き残りをかけている。

しかし、昔のイメージが抜けないのか、警察権力の厳しい規制が続いており、各劇場も数年に一度は摘発を受け一年弱の休業に追い込まれる。そのまま閉鎖してしまった劇場も多いが、残った劇場も体力がなくなっており、次に摘発されたら潰れてしまう惧れがある。いま喫緊の課題は2020年の東京オリンピックに向け、どれだけ警察の規制が厳しくなるか。ストリップ業界はかつてない厳しい時期に直面している。

 

 そうした中、いいこともある。最近では、ストリップはエロではなくアートだとの再認識からか、女性客が増えている。いわゆるスト女たちである。美しさに憧れる女の子たちが、踊り子をカリスマにして追いかけているのである。

 彼女たちは小さい頃にアニメ番組のプリキュアを観てきた世代なので‘プリキュア世代’と呼ばれる。考えてみれば、プリティ(かわいさ)が人の心をキュア(癒す)するのにストリップはベストである。女の子は、音楽が好き、ダンスが好き、美しいものが好き、おしゃれが好き、着せ替えが好き、物語が好き、・・・そうした全ての要素がストリップの中にあった。プリキュア世代がストリップにはまっていくのは自然の理。

 

 現在のストリップ界を見たところ、今述べたように外部からの圧力もあるが、ストリップ業界内にも大きく、ストリップを守っていこうとする勢力と、ストリップをダメにしようとする勢力がある。ストリップというのはお小遣い程度に楽しめる庶民の遊びなので、大半の客は単にストリップを楽しみたい平凡なサラリーマンが多い。ところが一部にストリップをダメにする客がはびこっている。

 そのひとつは、エロポラで踊り子を虐める「エロポラ大王」。踊り子が嫌がるポーズを次々と要求し、踊り子を潰してしまうのだ。彼らはオープンをさせたがり「もっと開け!もっと開け!」が口癖。その中にはエロポラ名人や連射男も含まれていた。エロポラで嫌気をさして辞めていった踊り子が何人いたことだろう。悲しい限りである。

 彼らは、次から次へと新しいエロポラ・ポーズを開発してくる。カエルポーズやアメリカンバックなどは究極のエロポラ・ボースであるが既に定着してきている。新たにイタリアン・バックから始まり、ブラジリアン・バックやモンゴリアン・バックなどを開発している噂を聞く。名前を聞くだけで恐ろしくなるポーズである。

 また、怪物「抱っこちゃん」というのもいる。ストリップは決して踊り子に触ってはいけない。ところが彼らは踊り子に触りたいがゆえに、お姫様だっこ、肩車、膝枕などのポーズを要求する。踊り子が嫌がっているのを見るにつけ、彼女のファンとしては見るに堪え難くなる。

 一番困った存在が「ストーカー魔」。怪物「抱っこちゃん」が法のすれすれを狙っているのに対して、こちらは完全に法に反している。ストーカー魔に狙われた踊り子は精神的ダメージは大きく、これが原因で引退した踊り子も多い。

 最近、最大の問題児が「バクサイ閻魔」。顔の見えないネットという暗闇世界の中で踊り子や常連客を叩く輩。彼らはストリップの楽しみ方を知らず、ただ単に嫉妬心などの情けない感情から踊り子や客を誹謗中傷する。実際、これに嫌気をさして辞めていった踊り子も多いし、熱心な客が家族や職場にバレてスト界から離れて行った例は後を絶たない。

こうしたストリップ客を装う心無い輩がストリップをダメにしている。

 

 こうした内外の連中と戦おうと一人の男が立ち上がった。ストリップ界に名を轟かせた男、その名をサワティ王子という。

 彼の理想は「ストリップは、音と光に包まれた、美と愛と夢に満ち溢れたファンタジーランド。踊り子は美しい衣装を着て、楽しくダンスをする。お客はステージを観ているだけで心を弾ませる。」そんな世界を夢見ていた。

 彼は自分の思想をひとつのバイブルにまとめようとしていた。これまで沢山の踊り子と交換した手紙やエッセイ・観劇レポートなどの書簡。さらにその考えを分かりやすく、かつ面白く伝えるためのストリップ童話の数々を書き上げていた。

 また、王子にはふたつの得意技があり、それが彼をストリップ界最強の強者(つわもの)と言わしめた。‘萌え萌えシェイク’と‘回転チョップ’。

 王子は踊り子に向かって‘萌え萌えシェイク’をやる。これは「あなたは私たちのアイドルです」という憧れと服従を誓う証。これをやられた踊り子はハイテンションになる。そのため、他のお客まで真似して、会場全体が萌え萌えシェイクで盛り上がることもある。

 また、王子は不埒な客を見つけると回転チョップでバッサバッサと蹴散らした。そのため、ストリップを心から愛するファンにとって彼はヒーローであったが、そうでない人からは妬まれ、増々バクサイの標的とされ叩かれた。悪の根絶は容易ではなかった。

 そこで王子は、協力者として、踊り子やスト女の中から、伝説の戦士プリキュアを募ることにした。

 2020年の東京オリンピックまで残り二年。「東京オリンピックをストリップのバッドエンドにしてはならない!!!」「女の子だって暴れたい!」「女の子なら誰でもプリキュアになれる!」と強く訴えた。

 

次々とプリキュア戦士が現れた。彼女たちはサワティ王子の理想に共鳴し協力を誓ってくれた。従来のしがらみにこだわらない若い子が多かったが、中には、ベテラン勢も加わり、プリキュア三銃士と呼ばれる大御所三人衆がサワティ王子の脇を固めた。

プリキュア戦士の必殺技は「プリキュアオープン」「プリキュアバック」「プリキュアハッピーシャワー(潮吹き???)」などなど・・・サワティ王子を始めとするピュアなストリップファンに元気を与えた。

 ちなみに、プリキュア世代の中にはHUG(抱っこ)に抵抗のない子もいた。彼女たちは「抱っこちゃん」に甘かった。そのため別途対策を打つ必要もあった。

 また、面白いことに、絵心のあるプリキュアたちがサワティ王子のストリップ童話をどんどんマンガ化していく。それを「ストリップ・マガジン」として発行した。一方で、ネット上に「ストリップ・ファンタジー」という題名でブログを立ち上げ、サワティ王子の作ったストリップに関するバイブルや童話を掲載していく。こうした啓蒙活動が功を奏してストリップの反対分子を駆逐していくことができた。

 プリキュア戦士の活躍でストリップ界に平和が訪れた。

 

                              めでたしめでたし

 

 

 

今回は、「大御所好き」という題名で語らせてもらいます。

 

 

H30年4月頭の大和ミュージックに楽日前に顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①葵マコ(DX東寺)、②水原メノ(TS)、③浅葱アゲハ(フリー)、④虹歩(札幌ニューカジノ)、⑤KAERA(TS)、⑥青山ゆい(東洋)〔敬称略〕。ベテラン揃い。

 

 

今、私のストリップ・カレンダーに大きな変化が起きている。

私は、毎週毎週「今週どこの劇場に行こうか」を決めるストリップ・カレンダーを作成している。しっかり形にしておかないと迷子になってしまうのだ(笑)。

新人好きとして有名な私は、どこの劇場で新人がデビューするかを事前に作成しているストリップ・マップで全国津々浦々をチェックし、そこから具体的な自分のストリップ・カレンダーを作成していく。以前は、新人さんとお気に入りの踊り子さんだけをカラーでマーキングしていた。ところが、最近、新たなマーキングが登場した。‘うさかめファミリー’である。

 

4月頭の大和ミュージックには、三つの新マーキングが重なった。そう、アゲハさん、虹歩さん、KAERAさんの三人の‘うさかめファミリー’が集結していた。ここを外すわけにはいかない。必ず週のどこかで、ご挨拶に伺いたい。

結局、楽日前日になってしまったが、のこのこと顔を出した。

その反響はすごかった。

三番目の浅葱アゲハさん。ポラを撮りに行ったらすぐさま「やったー! 太郎さん、来た!みんなで、今週太郎さんが来ないかなって話していたのよ。今週はベテランばかりだから太郎さん来ないんだわって話していたところに現れるなんて。すぐに、みんなに話さないと。」と大はしゃぎ。ポラコメにも「うわー!! すごいすごい!!! 今週3人で、太郎さん来てくれないかなーて話してましたーwww」てな感じ。

すぐに、アゲハさんは袖にいた虹歩さんに連絡していた。

四番手の虹歩さん。先週、渋谷で20周年を迎えたばかり。その渋谷に顔を出せなかったので最初にお詫びの言葉を述べる。すると「あっ! 20周年グッズをあげたいけど、荷物送っちゃった。来週のミカドに来るかな? そのときにあげるね。」と言われる。次の回で「グッズがあったので同封しておくね」と特製耳かきを頂く。恐縮しちゃう。

OPショーでは虹歩さんに向けて萌え萌えシェイクを連発。それを見て虹歩さんは大喜び。「これはアイドルの証しなの。みんなもやってー!」と他の客にも要請。他の客も笑いながらも萌え萌えシェイクをやる。特に、私のことを知っている顔馴染連中は大喜び。場内が一斉に私の萌え萌えシェイクを始める。凄いシーンである。虹歩さんがこれをやることにより、私の萌え萌えシェイクは今や全国的に有名になりつつある。

虹歩さんに話を聞いた浅葱アゲハさんもKAERAさんも当日から私の萌え萌えシェイクを大喜びしている。

なんと言っても、一番はしゃいでくれたのは五番手、仲良しのKAERAさん。

「今週、太郎さんが来る前から太郎さんの噂をしていたんだよ! 今週来ないかなぁ?? うさかめファミリー3人いるし、とか言ってて。その時に太郎さんが大御所好きですって言ってた話とか出して。今日みんなに言われたでしょ! 」

 

 驚いていたのは、踊り子だけでない。顔見知りの客が「えーっ! 太郎さん、なんでここにいるの? 今週は新人さん居ないでしょ?」てな感じ。

 私が「先週20周年を迎えた虹歩さんが、今週から新人の気持ちで21年目をスタートさせているから応援しないとね。」と答えると「うそでしょー⁉」てな感じ。

 

 思えば、今年1月結にKAERAさんが私の童話にマンガを描いてくれ、その週に一緒だった浅葱アゲハさんまで「私も描いてあげるわ」となり、アゲハさんと仲良しの虹歩さんにアゲハさんのマンガを見せたら「私も描いてあげるわ」となり、3月頭の晃生で実現する。

 KAERAさん⇒浅葱アゲハさん⇒虹歩さんという友達連鎖。

 まさしくストリップ界の大御所の輪である。

 実は、3月中のシアター上野でKAERAさんに虹歩さんのマンガを見せていた。そのとき「虹歩姐さんまで太郎ファミリーの一員になったんですね。前は新人好きって言われてたのに大御所好きになってる(笑) なんちゃって大御所好き」と言われた。

 今の私は本当に大御所好きになってしまった(笑)。私の童話にマンガを描いてくれる踊り子さんには心から感謝しているし、大好きになっている。新人以上にね。

 しかも、こうした大御所たちが私の童話を応援してくれていることが、他の踊り子さんに強力なインパクトを与えている。特に20周年を迎えた、ストリップ界のレジェンドである虹歩さんまでがマンガを描いてくれたことは大変な反響を呼んでいる。私のストリップ・マガジン構想も夢じゃないかもしれない。

 

 嬉しいことに、この大御所のみなさん、またマンガを描いてくれるとのこと♪

 虹歩さんのポラコメに「来週はまたマンガ描いちゃおーかな。るん♪」

 浅葱アゲハさんからも「ぼくもまた描きたいなー。GW会えるかなー?」と言われる。

 今の私のストリップ・カレンダーは予定満載。大忙しで嬉しい悲鳴です。

 

 

平成30年4月9日                      大和ミュージックにて

 

 

 

 今回は、H30年1月結の池袋ミカド劇場での模様を、「ストリップ・マガジンへの大前進」と題して語ります。

 

 

H30年1月結の池袋ミカド劇場で、信じられないほど嬉しい状況が生じた。

その週の香盤は次の通り。①山口桃華(TS)、②浅葱アゲハ(フリー)、③KAERA(TS)、④悠木美雪(TS)、⑤神坂ひなの(TS)、⑥目黒あいら(晃生)〔敬称略〕。

 この週は、TS系列に新しい大型新人がデビューするということで私も楽しみにしていた。中谷ののかさんと同じAV事務所の後輩でもある、神坂ひなのさんは期待通りにチャーミングな娘だった。予定通り、ミカドに五日間通うことになる。

 仲良くさせてもらっているKAERAさんが、新人好きの私が今週はたくさん通うことを見越して「前に話していたマンガの件、今週やってみるね」と話しかけてきた。昨年H29年11月頭のミカドで、メイミンと一緒にKAERAさんと榎本らんさんがのったときにメイミンの描いたマンガが話題になった。たまたまメイミンの体調が悪くてマンガを描けなかったこともあり、メイミンが代わりにKAERAさんと榎本らんさんにマンガを描けないかを打診したらしい。二人とも面白がって、その気になってくれた。その週は時間がなく実現できなかったものの、次の機会に描いてみるね!ということになった。

 ただ、これは私のお願いベースで、あくまで踊り子さんの好意によるものなので、たとえ実現しなくても構わないと話半分に考えていた。

 正月1/6のシアター上野に新年の挨拶に行ったとき、KAERAさんが未だにその気になっていることを知って嬉しくなった。そして今回1月結のミカドを迎える。

 最初、マンガを描く対象として、私が渡したうさかめアニメ・シリーズのドラえもんかアンパンマンにしようかと悩んでいたようだが、二日目に「太郎さん、キキララの話を書けないかな。私、キキララだったら得意なんだけど・・」とポラコメで相談を受けた。キキララは以前、TSの小森ななさんとさくらさんがチームショーでキキララを演じたことがあり、私はその観劇レポートでキキララを一度調べていたので概要は知っていた。KAERAさんにそのレポートを披露したとき大喜びしていたのを憶えている。私はKAERAさんの提案を喜んで受けた。その夜、キキララを復習した。そのとき、私は、うさぎとカメの最終章として、うさぎとカメを宇宙人という設定で結婚させるストーリーを考えていたので、宇宙からの使者であるキキララをうまく絡ませようと思いついた。ところが、その話を書こうとすると話が大きくなり過ぎてKAERAさんに頼める範疇でなくなってしまう。それとは別の話としてキキララをうさぎとカメの話に登場させたい。そこで、以前、小森ななさんとさくらさんのチームショーのときに創作した童話「宇宙ストリップショー」をリメイクした話を創った。元ネタのベースがあったお陰ですぐに話は出来上がった。そして翌日KAERAさんに提出する。

 KAERAさんは翌日仕上げて来た私の話を大喜び。すぐに当日四回目にマンガ原稿の半分を、更に次の日に残り全てを完成させてくれた。総枚数5枚の力作になっていた。

 彼女のマンガは私の想像を超えていた。まさしくメルヘンの世界。ストーリーに合わせた絵の構成力、登場人物たちのかわいらしさ、風景や動物たちの細かい描写など、素晴らしいタッチだった。なによりも驚いたのは塗り絵をたっぷりして、まるで絵本の仕上がりになっていること。かなり凝った出来栄え。これが大きなインパクトになっている。

 私のために、これだけ時間をかけて丁寧に仕上げてくれたことに、私はKAERAさんの愛情を感じた。改めて長年KAERAさんのファンで本当に良かったと思えた。そうしたら嬉しくて涙が出てきた。

 当のKAERAさんはマンガ化の初体験が楽しかったので、これからもドラえもんとかアンパンマンに挑戦してみるね!と話してくれた。これまた嬉し涙。

 

 更に驚くべき、嬉しい事態が起こった。これは奇跡である。

 KAERAさんが楽屋でその絵に取り組んでいることを、仲良しの浅葱アゲハさんが覗き込んで興味を持ってくれた。実は、今週、メイミンのマンガを一日一度ずつ、三日に分けて三回見せていた。「えぇ~続編まであるんだ。すごーい!」 アゲハさんはメイミンの絵の上手さに感心していた。きっとアゲハさんの絵心がくすぐられたのだろう、KAERAさんに私も描こうかしら!?と話したらしい。すぐKAERAさんのポラコメに「アゲハさんは‘なめこちゃん’なら描けると言っているから、太郎さんがなめこちゃんの童話を書いてくれたらマンガを描くと言っているよ。」と伝えてくれた。フィナーレのときに、アゲハさんとKAERAさんにOKの合図を送った。そして私は喜んで次の日に童話「なめこちゃんが森のストリップ劇場にやってきた」を提出した。

 そして、その翌日に浅葱アゲハさん直筆のマンガが仕上がった。アゲハさんの絵は独特な味のあるタッチ。まさしくアゲハさんも絵心のある方だ。しかも、うまくコマ割りして、私の文章からポイントになる言葉をうまく拾ってストーリー立てしている。いかにもマンガらしい。

アゲハさんは朝早く起きてこのマンガを仕上げてきたらしい。これも感動ものである。実際に描いてみて、メイミンの凄さがよく分かったと話していたよ。当のアゲハさんは大変だったとは言わず、初めての体験にドキドキ楽しめたと話してくれた。他の話にもチャレンジしてみたくなった!と嬉しいことも言ってくれる。

KAERAさんと浅葱アゲハさんは照れながらも、お互いの作品を見せあったようだ。

「うさぎとカメの話」は不思議な力を持っている。たまたま、メイミンと左野しおんさんに気に入ってもらって、続編を書き始めてから、信じられないほど筆が進む。まるで私のストリップ童話の集大成みたいに構想が膨らんでいる。しかも、マンガ化という面白いタッチで、踊り子さんとのコラボが実現できて増々拍車がかかる。

 今回、メイミンを始めとして、KAERAさんと浅葱アゲハさんを含めて、‘うさかめファミリー’ができあがった。

 

メイミンが植えてくれた種が、いろんな場所で花開こうとしている。

このミカドの週に、お気に入りの新人の悠木美雪さんも出演していた。彼女はメイミンが初めてマンガを描いてくれた10月頭のシアター上野でデビュー。メイミンのマンガも見ている。その後のH29年11月頭のミカドでもメイミンと一緒だった。驚いたことに彼女は実際にイラストの仕事もしていて絵心がある。私が彼女の演目からネコの童話を書いてプレゼントしたら、これをマンガにしてくれると約束した。これも彼女の好意からなので、期待しながらものんびり待っている。かなり時間がかかっているが着手しているようだ。KAERAさんが、今回のミカドで美雪さんが描いている絵を見たとこっそり教えてくれた。おそらく彼女はKAERAさんや浅葱アゲハさんの動きを察知している。

他にも、東洋の榎本らんさんにも期待している。同じ東洋のコンビである遠野こころさんが榎本らんさんの絵を楽しみにしていたので私も期待に胸が膨らむ。

また、今週2月頭、晃生で新たな軌跡が起ころうとしている。出演していた虹歩さんが浅葱アゲハさんと仲良しなのは知っていたので、アゲハさんとKAERAさんのマンガを見せた。楽屋でRinさんと盛り上がったらしい。Rinさんからも驚きの声を聞く。すると虹歩さんが「私も描いてみるね」と話してくれた。これには私も驚いた。「できれば今週の楽日までルパン三世を描きたい。もし今週できなくても、来週はオフなので必ず描いてみるね。取りに来てね。」とポラコメに書いてあるよー♪

 

この数日の間に、私自身、信じられないくらいに、私のストリップ童話のマンガ化の輪が広がり始めた。もしかしたらストリップ・マガジンの実現も夢ではないかもしれないと期待をもたせる。

 なにせ、これだけのストリップ界の大御所たちが私のストリップ童話に賛同してくれているわけだ。なんという幸せなことだろう。

 この波に乗っていきたい。是非とも今年中に勝負をかけてみたい。

 振り返れば、ストリップに魅了され離婚と失業まで経験し、私ほど波乱万丈のストリップ人生を歩んでいる客もいないと思われるが、「捨てる神があれば拾う神あり」で、私の20年間のストリップ人生もまんざらではないのかもしれない。ストリップのせいで人生を破滅させたと考えずに、「私のストリップ愛が勝ったんだ!」と思えるような、そんなストリップ人生を歩んでいきたい。

 

 

平成30年2月頭                             池袋ミカドにて

 

 

 

 久しぶりにストリップ・エッセイを書いてみます。題名は「ストリップ・マガジン構想」。

 

 

 ずいぶん前に、ある踊り子さんから「太郎さんからもらう文章はストリップ・マガジンみたい。おもちゃ箱をひっくり返したような面白さがあるわ。」とコメントを頂いた。

 私は、そのストリップ・マガジンとはどういうものなのかなぁとずっと思い描いてきた。

 

 H29年10月頭のシアター上野で、ひょんなことから羽音芽美さん(以下メイミンと呼ぶ)に私の童話をネタにマンガを描いてもらった。この童話は六年前のH23年に書いたもの。たまたま左野しおんさん(道後ミュージック所属)と羽音芽美さん(晃生所属)に大うけした。そこで勢いにのり、すぐに続編もでき、上野で二編、次の翌週、栗橋(10月中)でもう一編と一気に計三編がマンガ化された。これが大好評になる。

 最初は、メイミンが自分のポラを買った人に配っていたが、次の11月頭のミカドでは劇場スタッフがお客に配布。スタッフから「このマンガの原作は太郎さんなんですか。すごいですね。」と声を掛けられた。私は素直に嬉しかった。

 私のスト仲間でシナリオライターをやっている人にこのマンガを見せたら「このマンガをためていったら本になりますよ。」と称賛してくれた。

 私は、そのときにストリップ・マガジンという明確なイメージが浮かんできた。ストリップ・マガジンは私の文章だけではなく、マンガやイラスト、写真などが満載している雑誌なのである。

 これは私一人ではできない。今回、メイミンの力を借りてマンガ化できたが、ストリップ・マガジンを完成させるには更に多くの人々の力を借りて編集しないとできない。これにはかなりの協力、そして労力・時間・資金が必要になる。おそらく完成したときの喜びは計り知れないが、そこに至る道のりも現時点では計り知れないものがある。

 

 このマンガ「うさぎとカメのかけっこ」が好評である理由を考えてみた。

 まずは、マンガのもつ視覚的インパクト性

 メイミンは本当にイラストが上手く、特にうさぎちゃんの可愛さに特筆すべきものがある。殆んどの読者は一発で、うさぎちゃんの可愛さに魅了される。このインパクトの強さは漫画ならではもの。文字では最初のインパクトがないところが最大の欠点である。

 マンガは原作者と漫画家の愛の共同作業。ある踊り子さんから「今回のマンガは太郎さんとメイミンの愛の共同作業だね」と茶化されたが、照れ半分で、大好きなメイミンとそう言われると幸せ気分になる♪

ともあれ、原作はあくまで文字の世界。読者はイメージを自分で作る作業過程が要る。これが読書である。ところが漫画家は文字にイメージを作ってくれる。だから読む側は読書より漫画の方が楽なんだね。イメージが頭にすーっと入ってくるもんね。

 言葉に音をのせる。言葉に絵をのせる。なんて素晴らしいことだろう。こうして出来上がった歌や絵が人の心に感動を与えるのは当然である。

 もうひとつ、今回の童話に限って云えば、「森のストリップ劇場」という設定が良かった。私の当初の原作には「森の」という前提はなかった。それをマンガ化するにあたりメイミンが形容してくれた。お陰で、私のその後の創作活動は全て「森のストリップ劇場」の物語となる。これが話の展開を豊かにし、エロいが癒しの物語として受け入れられるようになる。このことは仲良しの踊り子KAERAさん(TS所属)が次の通り指摘してくれた。「森のストリップ、なんかメルヘンちっくで癒されますね。やっぱり森という言葉があるだけで動物とかもいてかわいらしいイメージ出てくるもんね。」まさしくその通りである。

 ふと、エポック社のシルバニアファミリー(Sylvanian Families)を思い出す。これに登場するのは、森に囲まれたシルバニア村に住む動物たちという設定である。そこには「森の〇〇〇」というシリーズもある。「シルバニア森のマーケット」「シルバニアファミリー 森のお家」「シルバニア森のキッチン」など。動物たちの人形は基本的に4-7体の『家族』単位で発売されている。発売当初の家族構成はウサギ(グレー、ブラウン)、ネズミ、リス、クマ(グレー、ブラウン)、タヌキ、モグラ、キツネの9家族40体。その後、何度か人形の入れ替えがあり、2008年現在ではウサギ(3種類)、ネコ(2種類)、イヌ、リス、クマ、ヒツジの9家族63体が通常商品として、オコジョ、ハムスター、ブタなどが限定商品として売られている。人気キャラクターとしては、みるくウサギちゃん、くるみリスちゃん、シマネコちゃん、マロンイヌくんなどが有名。私の童話もその気になれば、こうした展開もできる。

 

 私はどんどんメイミンにマンガ化してほしくて原稿を提供した。

 ところがメイミンは売れっ子の忙しさ、病み上がりで体調が悪いことなどが重なり、なかなか執筆が進まない。これは致し方ないことである。

 メイミンと気の合う踊り子・榎本らんさん(通称RC)がミカドで一緒にのり、最初はメイミンにマンガを催促してくれたようだが、「メイミンが体調が悪いので今回は私が描いてみるね。」と言ってくれた。私はRCの演目のゴルフに合わせて、うさぎとカメの話・ゴルフ編を書いて渡した。ミカドでは時間がなくて実現しなかったが、今度マンガを描いてみるねと約束してくれた。

 このマンガを気に入った踊り子さんの中には、私も描いてみようかしら・・と思ってくれる方もいる。道劇の新條希さん、TSのKAERAさん、ロックの西園寺瞳さん等・・・。

他にもポラ裏にかわいいイラストをさりげなく描いてくれる人はたくさんいる。晃生の望月きららさんや寿恋花さん、TSの山口桃華さん、ロックのmisakiさん等、こういう方々にアタックしてみたい。

 そういえば、踊り子さんの中にはイラストの上手な人が本当にたくさんいる。昨年暮れにTSさよなら公演で、出演者全員(栗鳥巣さん、京はるなさん、渚あおいさん、川越ゆいさん、新條希さん、春野いちじくさん、RUIさん)がマンガとイラストの小冊子を作り、それをコピーして2000円で販売していた。踊り子さん達の食事代稼ぎという細やかな企画だったが、そのときの踊り子さん全員がイラスト上手なのに仰天。女の子は小さい頃からのお絵描きのせいか、本当に絵の上手い人が多いね。こうした人たちの力を結集できれば面白いことができそう。

 道のりは険しいが、ひとつの夢として追いかけてみようと密かに考えている。

 

 メイミンにマンガを描いてもらいながら、いろいろ思うことを書いてみる。

 たくさんマンガにして欲しくてネタをばんばん書いても、肝心のメイミンの方に時間のタイミングとかモチベーションとかの問題が発生する。だから量産は難しい。

 こうして、原作者と漫画家のギャップが生じる。

 この点は、漫画だけでなく、歌作りにおける作詞家と作曲家、絵や彫刻のような美術品作りにおける画家とモデルのように、共同でひとつの作品を作り上げるもの全てに生ずる。

 共同作業者とのギャップを気にしなくても作品作りに邁進できるようにするためには、一人で何でもできるのがいい。歌作りにおけるシンガーソングライター、モデルのいらない美術家、原作も兼ねた漫画家など。今はそういうマルチな才能をもった人々がたくさん輩出されている。しかし、私なんかは絵心がないから、今から絵の勉強をする気もないし無理だもんなぁ~

 ただ、いろんな人の才能がコラボされると一個人では出せない世界観も出せることがある。最近知った音楽家の米津玄師さんのマルチの才能には驚かされるが、そんな彼でも同じ天才である田中ヤスタカさんとコラボすることでまた新しい世界観を広げている。

 

 また、原作者として漫画家への注文がいろいろ感じてくる。メイミンのマンガを観ながら思うのは、

・漫画というのは文字を極力減らし、マンガそのものでストーリーが分かるのがベスト。

・四コマ漫画ではないが、私の童話はできるだけ一ページに収まるのが見やすい。

 コマ割りの問題なんだろうね。これこそ漫画家の技術。

などがあるものの、今の時点ではメイミンに伸び伸びとマンガを描いてほしいと思う。

 

 何事も思うようにはいかないもので、地道にこつこつやっていくしかないだろう。

 いつか夢を実現させたいものだ。

 

平成29年11月       

ストリップ童話『ちんぽ三兄弟』

 

□第79章 ストリップ通い再開 の巻

                          

                                    

 秋口となり、ようやく暑さが収まってきた。

ストリップ太郎としてもコロナのワクチン接種が済んだ。全国的にコロナも下火になってきて、9月末で非常事態宣言も解除され、明るい兆しが見えてきた。

そうなるとストリップ熱がうずうずと再燃してくる。

これまでも関東内で頻度を落として通っていたが、ついに遠征も再開する。

彼の場合、移動手段は夜行バスだが、久しぶりに東京駅の待合室が解放されていたのが嬉しかった。ずっと待合室が閉鎖していたがこれだけで遠征のスタートがいつも暗い気分にさせられていた。ようやく非常事態宣言が解除されたからだね。

 

しばらく会わずにいた踊り子さんと久しぶりに再会する。

ある踊り子さんから「新人大会に来なかったので、もしかしたらコロナに感染しているんじゃないかと心配していたのよ」と言われる。また、東洋の踊り子さんからは「お盆興行に顔を見せなかったから、Yさんと同様に、あなたのことも心配していたのよ」と言われる。

ストリップ太郎のようなストリップ常連が顔を見せなくなると踊り子さんに心配される。

そういえば、このコロナ禍で劇場に来なくなった高齢者がたくさんいる。これまではストリップ通いを生活のリズムにしていたのになぁ~。そんな彼らが劇場に戻ってくるのはいつになることだろう。一度ストリップ通いを止めると、自然とストリップを卒業してしまう人が多いことだろうな。コロナでストリップ人口がまた減ってしまう。いかに新たな若い客層を取り込むかがこれからのストリップ業界の大きな課題だろう。特に女性客の存在が大きいと思う。

 

客の入れ替わりと同様に、踊り子にも入れ替わりがある。

このコロナ禍で、ストリップから去っていった踊り子も数多い。劇場数も減り(今年は広島第一劇場が閉館した)、先々が不透明な業界である。

東洋のベテラン榎本らんさんが来年1月末で引退を表明している。ロックの星崎琴音さんも今年いっぱいで引退する。引退興行してもらえる踊り子はまだ幸せなのだろう。

ただ、辞めていく踊り子がいる一方、デビューしてくる踊り子もけっこういる。こんな時期ではあるが、逆に就職難のためか、応募はあるようだ。その中で注目されるのはスト女からの転身である。ここ数年、スト女からの踊り子デビューが続いているが、つい最近では10月中に渋谷道劇からデビューした天咲葵さんは大注目。彼女は東洋のスト女だった。東洋常連の中で彼女の可愛さは前から評判であったらしい。そんな普通に可愛いお嬢さんがストリップデビューしたわけであるから熱心なストリップファンが放っておくはずがない。11月中の大阪晃生ショーに初乗りした際、たくさんの東洋常連が駆けつけた。もちろんストリップ太郎も遠征した。彼女の人気は本物である。間違いなくファンクラブが作られるだろう。

 

非常事態宣言が解除された10月からは、劇場としては、従来の営業時間に戻している。これまで三回公演と時間短縮していたが、従来の四回公演に戻している。また座席数も以前に戻している。

ただコロナが下火になったとはいえ、劇場はコロナ対策の手綱は緩められない。入場時の検温、場内のマスク着用は言うまでもなく、場内の食事も禁止している劇場が多い。飲み物はOKだが。

 

そんな中、ひとつ気になる動きがある。渋谷道劇が10月中の興行の途中からパンツポラになった。期を同じく、池袋ミカドもパンツポラになる。警察から警告があったのか。ロック系の新宿ニューアートは既にパンツポラにしているところ。来年2月6日にはシアター上野が再開される予定だが、この劇場はエロポラを目玉にしているので、今後どう対処するのかが気になる。いずれ東京都内の劇場からエロポラは無くなっていくのではないかと懸念される。

 

もう年の瀬になる。コロナ禍と東京オリンピック&パラリンピック開催に象徴される、激動の2021年ももうすぐ終わる。

ストリップ劇場としては、年末年始のかき入れ時を迎える。集客のため、これからの年末年始の特別企画に力を入れることだろう。ストリップファンとしては、これらを楽しみにしながら、今後のストリップの動向を見守っていきたい。

 

                                     つづく