老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目) -27ページ目

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

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今回の記事は介護施設の夜勤で遭遇する恐怖の瞬間についてです。

 

介護施設では、よく幽霊の目撃談があります。

 

・誰も居ないはずの部屋のナースコールが鳴った

・感知式の蛇口が無人なのに反応して水が出た

・エレベーターが開いたのに誰もいなかった

 

ここら辺はあるあるではないでしょうか?

 
ナースコールのドット絵
 

ただ個人的には介護施設に幽霊は出にくいと思っています。

理由は『介護施設だから』です。

 

これだけでは分かり辛いと思うのでもう少し説明すると、介護施設とは家で生活するのが難しい人が入る所です。

その為か、施設にいる利用者様の多くは「家に帰りたい」と言われます。

幽霊になってまで施設に居たい人はそうそう居ません。

 

また、「この介護施設が恨めしい」と言って亡くなられた利用者様がいるという話もあまり聞かないので、より幽霊が出にくいと思っています。

 
全く幽霊が出ないか?と聞かれれば正直分かりません。
いわゆる『悪魔の証明』というやつで、いないことを証明するのは至難の業です。
 
ただし、先に挙げた3つのあるあるも、おそらく機械の誤作動でしょう。
 
「あの部屋に入った利用者様の死亡率が高い」と噂される部屋もありますが、ただの偶然で片付けることができます。
 
少なくても私は三十数年生きてきて一度も幽霊を見たことがない人間なので、霊感というものがないのでしょう。
 
霊感が強いという職員がヤバさを感じるスポットがいくつかあるのですが、何も感じたことがありません。
 
そんな霊感ゼロ人間でも夜中に「ビクッ」となる瞬間があります。
 
それは見回り中にたまに起こることです。
ちなみに見回りとは利用者様の様子の確認のことで、利用者様が寝ているか?起きているか?というのを見ます。
 
居室に入り「あぁ、〇〇さん寝てるな。」と思った次の瞬間。
その利用者様がバッと頭を持ち上げ顔だけでこっちを見る姿にビビります。
 
暗闇に浮かぶ目のイラスト
 
利用者様の安全を確認して気を抜いた瞬間に機敏に動く首と、暗闇に仄かに光る白目にはいつまで経っても慣れません。
 
あと、これは私がした恐怖体験ではありませんが、
見回り中に知らない人と遭遇→不審者だった。
なんてことも前に働いていた施設でありました。
 

…ここまでは少し面白さに寄せて書きましたが、介護士が本当に怖いのは「ドンッ」という音。

利用者様が確実に転倒したと分かる音ほど怖いものはありません。

 

関連記事はこちら。介護の楽しさ、やりがいについてです。

 

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深夜2時に突然の電話電話

 

「そこに嫁のオカン入っとるやろ?金の無駄やから明日出せ。」

 

電話が来たのは当時私が働いていた介護施設で、相手は入所中のAさんの義理の息子を名乗る男。

もちろん「出せ」とは退所させろという意味です。

 

電話に出た私は「申し訳ないのですが、それは今日明日で決められることではないので出来ません。」とお断りしました。

 

相手はブチギレムキー

 

「俺が出せって言ってんねんから出せや!」

「お前の話はエエから早よ出せ!」

こんな感じで30分程まくし立てていましたが、どうやら酔っているようで、電話の向こうでは奥さん(Aさんの娘さん)らしき女性の「もうエエって。」と言う声が聞こえます。叫び

 
ビール瓶とジョッキのイラスト

 

話が堂々巡りになり埒が明きません。

 

本来、老健(介護老人保健施設)の場合、施設を出る(退所する)には色々と調整、すり合わせが必要です。

・家で必要な福祉用具の選定

・薬の管理をどうするか?

・誰がどのように介護するか?

・家の環境は本人にとって生活しやすいか?

・医療機関とはどのように連携するか?

など

 

本人様の意向が聞ける場合は聞いた上で、家族様とケアマネジャー、医師、リハビリ職、看護師、介護士などが話し合い、本人様のためにどうしていくかを決めてから退所になるものです。

 

「明日帰ります。」

「はい分かりました。」

なんてことが出来るならそもそも老健に入所されていません。

 

結局その時は「今日は夜遅く手続きなども出来ませんので、お手数ですがまた明日おかけ直し下さい。」

そう言って電話を切りました。

 
ちなみに電話番号は施設に届け出のあった電話番号(娘さんの自宅の電話番号)でした。
※娘様は第1キーパーソン(施設が最優先して連絡をするご家族)です
 
そして翌日になっても翌々日になっても、Aさんの義理の息子を名乗る人から電話はありませんでした。
 
固定電話のドット絵
 
正当な要求や苦情であれば真摯に聞かせて頂きます。しかし、酔っ払った勢いで無茶な要求をしてこられることは、介護施設としても相当困ります。
 
その上、夜勤は職員が手薄な時間帯。30分も無茶な要求を聞くことは他利用者様へのサービスが行き届き辛くなることでもあります。
 
深夜の大迷惑な電話でした。

 

関連記事はこちら。夜勤での様々な珍エピソードを書いたシリーズです。

 

 

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あらすじ

子どもたちに〇〇おじさんや✕✕おばさんと言うあだ名で噂されるような、近所に一人はいた不思議で個性的な有名人。

そんな有名人を追う少年たちの青春とその後の物語。

 

「そろそろ行こか。たっくん、まる、今日こそバーババの住み家を突き止めるで!」
桜舞う中学1年生の春。和真(かずま)は張り切っていた。門限が21時に延びたから今度こそバーババの後を追える。

 
桜の花びらのドット絵

 

「サッカーやっとったら、グラウンドの向こうからずっと見てくるばあさんおらん?毎回4時半くらいに絶対おんねんけど。」
最初にバーババの存在に気付いたのはたっくんだった。
そう言われて意識してみると、確かにフェンス越しにこちらをジッと見てくるおばあさんがいる。
しかも毎回ネオンカラーのジャージを着ている。夏でも冬でも変わらず長袖のセットアップだ。
そして不思議なことに色だけ毎日変わっているではないか。
「なんか駅前のバーの看板みたいやな。」
誰かが言い出した言葉から、皆がおばあさんのことをバーババと呼ぶようになっていた。
バーのばあさんでバーババだ。

サッカーの練習中にあまりにジッと、それも30分以上も見てくるので、和真は少し怖くなってコーチに相談したくらいだ。

「あのばあちゃんな。確かに気になるよな。でも、俺がコーチやりだした頃にはもうおったから、3年はああやっとるけど何もしてこうへん。柿澤(かきざわ)監督もほっといて良いって言うからそのままにしとんねん。」
相談した時はコーチにそう言われた。
柿澤監督がそう言うんなら、これ以上は騒げない。
何せ監督はこのサッカークラブを何回も全国大会に導いた名監督で、地元じゃ皆に一目置かれる有名人だ。きっと親に何を訴えても「柿澤監督が大丈夫って言いはるんやったら大丈夫なんやろ。」と言われるに違いない。

 

だけど和真の意見は違った。いや正確に言えば「バーババは絶対何か企んどる。どこから来とるんやろ?と思って僕一回後を尾けてみてんけど、2時間くらい歩いてもバーババの家に辿りつけんかった。」

「わざわざそんな遠いとこから来とるなんて、何か目的があるに違いないやろ。」というまるの話を聞いて意見が変わっていた。
そこから和真たちのバーババの調査と言う名の、どこから来ているか見つける探検が始まった。
でも、まるの言う通り2時間後を追っても家に辿りつかない。当時小学4年生だった和真の門限は19時だったので慌てて電車で帰ったくらいだった。
全く進まない住み家探し。ただ調査を続けていくういに分かったことがあった。それはバーババはサッカークラブが休みの曜日、火、木、日でもグラウンドに来ている日があるということ、それにバーババが帰るルートは毎回同じということだ。

 
サッカーのドット絵
 

調査を始めてから2週間後。
「あんたら最近サッカーサボって何やってるん?コーチに言いつけるで!」
いきなり怒鳴られる三人。
「う、うっさいわサチ、こっちだって色々あんねん。」
そう言い返す和真の目は少し泳いでいる。
サチはサッカークラブのレギュラーで児童会に入っている女子だ。成績も良く親も金持ち、そして何より無茶苦茶気が強い。
「はぁ?色々って何やねん!サッカーサボって良いくらいの理由があるんなら聞かせてみぃ!!」
これだけの剣幕で言われると和真もまるも何も言い返せない。
「そうやな、ごめんな。次からは気をつけるわ。でも体調不良とかで休む時もあるから、その時は許してな?」
唯一言い返せるのはこのクラブのエースストライカーたっくんだけだった。
「まぁ、それくらいなら…」
たっくんの言葉にサチも冷静になる。
「次からはバレんように気をつけよう。」
サチが去った後で三人は頷きあった。

それからは、あまりサッカークラブを休むとサチだけでなく親やコーチに怒られるので、月に1、2回程度の調査だったが、和真たちは小学校を卒業するまで行った。

そして中学生の今、門限は2時間も延びた。
「さすがに家見つかるやろ。」ということで集まった三人。
たっくんはサッカー強豪校の私立中学へ行き、まるは親の転勤で地元を離れたので、集まるのは久し振りだ。
「かっちゃんは友達が多い地元の中学校に行けてエエよな。僕はまだ友達おらんわ。」
「いや、お前らおらんと寂しいわ。」
「でも、まるもかっちゃんも学校行くのに時間かからんやろ?俺は行くだけで1時間以上かかるねん。ほんまダルいわ。」
「たっくんはサッカー強いところ行けたから羨ましいわ。」
小学校の前でそんな話をしているとバーババが来た。
「よしっ。今日こそ家を見つけるで!」

結論を言えばバーババの家は分からなかった。より正しく言うとバーババの後を尾けると大きなマンションに入ってしまい、どの家か分からなかった。
マンションはオートロックで無理に入るわけにもいかない。そのマンションは小学校から歩いて4時間のところにあった。
「バーババまじでどんだけ歩くねん!」
汗を手で拭きながらたっくんが言う。
「ほんまにな。そんでオートロックかぁ。折角ここまで来たのにな。」
和真が同意する。
「あれ?待って。たっくん、かっちゃん、ポスト見てみて!」
まるが指した先には『中垣内(なかがいと)』と書いた郵便受けが有った。
「中垣内ってサチの名字やんな?ってことはサチのおばあちゃんやったんか!」
「なるほどな、だからサチがあんな怒ってたんか。」
三人とも興奮している。
「でも、サチに確認できへんな。サチもまると同じで引っ越したもんな。しかも小5の時に。」
残念そうに言うたっくん。
「僕と同じ転勤組やな。でもまだ調査できる方法はあるで。次は別の時間に来てバーババが近所の人になんて呼ばれてるか調べてみようや。」
「それエエな!じゃあそうしよ。」

 
バーババのイラスト

 

約束したは良いものの、中々三人の予定は合わない。最初は1週間に一回調査すると決めていたものが、2週間に一回になり、1ヶ月に一回になり、最後の方は3ヶ月に一回になった。
おそらく学年が上がるにつれて「何でこんな子どもっぽいことしてるんやろ。」という気持ちを三人とも持ってきたことも関係しているのだろう。
最早バーババの調査という目的で集まるというよりは、それを口実に定期的に集まることが目的になっていた。

中学3年生の秋。3ヶ月振りに集まった三人。
「結局地元の高校に行くことになってさ、お前らはどこの高校に行くん?」
「高校はかっちゃんと同じ所に行きたかってんけどな。親が受験しろってうるさいから、僕は多分どこかの進学校に行かされるわ。」
「俺はサッカーでスポーツ推薦もらったから、中学校より遠い高校に行く。お前らと会われへんようになるんわイヤやけどな。まあ寮付きで通学時間はほぼないから、そこだけは嬉しいわ。」
「もう集れんようになるんかぁ。」
ボソッと言った和真だけでなく、三人とも寂しそうだ。
「じゃあ行こうか?」
「うん。」
「そうやな。」

 

3年間で新たにバーババについて分かったことが二つあった。
一つ目はサチがいなくても何故かサッカークラブの練習を見に行くこと。これについては「習慣になってるんやろ。」というまるの意見に二人とも納得した。
二つ目はサッカークラブが休みの曜日のうち木曜日は高確率でバーババが商店街に出かけることで、11時に出ると時間まで決まっている。商店街に出かけると言っても、買い物をすることはほとんどない、かと言って店の人と話すわけでもない。ただブラブラしているだけだ。
最近の和真たちはバーババの商店街に行く時に合わせて集まっていた。今日も商店街で三人で喋りながらバーババのことを遠巻きに眺めるだけだ。
するとこの日はバーババに話しかける人がいた。血統書が付いてそうな犬を連れた上品なおばさまといった感じの女の人だ。
「あら、柿澤のおばあちゃん久し振りですね。」
「!!!」
おばさまの言葉を聞いた瞬間、三人は息を呑む。
「柿澤って!監督のオカンやったんか!」
「だからサチがいなくなってもグラウンド行ってたんや!!」
大興奮だ。
長年の謎が解けた嬉しさを三人でワイワイ話し込んで共有していると、いつの間にか日が暮れていた。
「…じゃあそろそろ帰ろうか。」
「たっくん、まる。高校でも元気でな。」
「また会おう。僕連絡するわ。」
とても名残り惜しいのは、バーババの調査が終わるとともに三人が集まる機会がグッと減るのを、皆が薄々理解しているからだろうか。
結局その日はグダクダと話し続けて、門限を破った和真は親に雷を落とされた。

 
雷を落とされるのイラスト

 

調査終了から3年後の春。和真は18歳で介護士として就職していた。大学に行って勉強したくなかったし、実家の経済状況が悪かったからだ。まるとたっくんにはもう1年以上会ってない。
「天内(あまうち)和真と申します、どうか宜しくお願いします。」
介護施設の食堂で利用者たちに頭を下げる和真。ふと奥の方を見てみるとなんと!バーババがいた。
「バーババ。」
思わず呟く和真。
気になって仕方がないが覚えることは山程ある。ゆっくり昔話をしている時間はない。何より6年間尾行していただなんてとても本人に言えない。
仕事を覚えているうちに3ヶ月が経っていた。その間にバーババから話しかけられたことはない。こちらから話しかけても一言二言返すだけだ。
先輩職員にも「柿澤さんはあんまり話すの好きじゃないみたいやねん。」と言われた。

入社から1年が過ぎた夜勤の日。珍しく寝られないバーババが食堂に一人で座っていた。すると魔が差したのか和真はこう話しかける。
「柿澤さん。僕のこと覚えてますか?」
するとバーババはうっとうしそうな表情で言う。
「あー。お前あの時のクソガキ三人組やろ。ちょくちょく後を尾けてきて面倒やったわ。」
「本当にすみませんでした。」
土下座をせんばかりの勢いで頭を下げる。
「まぁもう昔のことや。どうでもエエわ。」
「すみません、すみません。」
「エエて。子どものやったことやしな。別に大して被害を受け取らんし。それより何で後を尾けてきたんや?」
「本当に失礼なんですが、当時の柿澤さんは蛍光色のジャージをずっと着てはって、僕たちを睨んでるようで怖かったんです。それで目的を暴いてやろうと思って。でも監督を見てはっただけだったんですよね?」
「ふん。まあ息子がどうしとるか心配だったのもあるけどな、中学校まで行ったのは暇つぶしやった。」
「暇つぶし…ですか。」
「今はこうして老人ホームに入れられとるが、あの頃は息子夫婦にお世話になっとっての、息子が留守の日は嫁に迷惑かけたらアカンと思って、出来るだけ家を出とったんや。」

 

小さな車イスのイラスト

 

「あぁ、たまに来はる義理の娘さん良い人ですよね。」
「良い人なことあるかいな。一緒に住んどった頃は嫁にずっとイジメられとった。あのジャージも派手で恥ずかしいのに、お義母さんが事故に合わないように用意しましたよ。って言って着させよる。お陰でこっちは夏でも冬でも同じ格好やで。」 
「それは酷いですね。」
「ほんで息子に分からんようにイジメてくるんや。お義母さんはゆっくりして下さい言うて、家におる時はベッドから起きさせてももらえへん。だから家出とったのに、息子にはお義母さんが好きで中学校まで歩いて行ってるけど怪我しないか心配だわ。と抜かしよったんや。」
「すごいお嫁さんですね。」
「ほら、息子の仕事は木曜と日曜だけ休みやろ?日曜はサッカーの試合があっておらんことが多かったんやけど木曜は息子家におったから、そういう日に限ってお義母さん好きなもの買ってくださいね。って小遣い渡すふりしよる。それも私の財布から盗ったお金やで。」
「うわぁ。」
「息子夫婦と一緒に暮らすまで、私は田舎で一人暮らしやったから息子の地元の商店街に知り合いもおらん。たまに話しかけて来るんわ嫁の知り合いばっかりやった。ほんましんどかったわ。」
「そんなことがあったんですね。」
「挙げ句の果てにお義母さんは認知症が酷くなってきたからうちで面倒見れません。やと。兄ちゃん、私に認知症があると思うか?」
「ないと思います。」
「まあ、施設に入れられた後の方が気ぃ遣わんで楽やわ。あんたも仕事頑張り!そんで後の二人にも宜しく言っといて。」
「ありがとうございます。」

バーババ…いや柿澤さんにそんなことが有ったなんて全然知らなかった。たっくんとまるにも教えてやろう。
そういえばあの二人どうしてるかな?
窓の外では桜の花びらが舞っている。久し振りに二人に連絡を取ることにした。

 


 

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『親に頼り続ける子どもと子どもに頼られ続ける親』

これはいわゆる共依存の関係です。


私も中学三年生の時に共依存になりかけた時がありました。というかほぼ共依存でした。

しかし、その関係を抜け出すことができました。

それは母親のとある行動のお陰です。


今回は共依存を抜け出すためにした、母親のある行動についてご紹介します。



このブログで何回か言っていますが、中学三年生の頃「誰かにイジメられるんじゃないか」という恐怖と不安に支配され、不登校気味になっていました。


夜もあまり眠れず、起きている時はイジメのことばかり考えてしまいます。

自分一人で抱えきれない不安を、私は親に抱えて貰おうと依存していきます。


「イジメられたらどうしたら良い?」
「俺ってイジメられると思う?」

一時期は母親に対してずーっと、この二つの質問をし続けていました。
その日によって言葉のニュアンスこそ変わりますが、聞いている内容は実質同じです。

眠れない日は深夜2時とか3時に至るまで母親に質問していました。


この時の私の厄介さは凄まじく、二つの質問に対して母親が「大丈夫だよ。」と言うとその根拠を聞き、重箱の隅をつつくように難癖をつけ、「大丈夫かどうかは分からない。」と言えばどこを直したら良いかをひたすら聞き続ける。
そんな無限ループのような質問責めをしており、とても母親に迷惑をかけたと思っています。

「どっちに答えても不安なら、私が答えてもしょうがないやろ。」
ある日母親が私に言いました。
そしてその日から、ある程度まで話を聞くと途中で切り上げるようになります。

当初は「冷たい親だ。」「話を聞いてくれなくて酷い。」そんな風に思っていた私も、次第にその対応に慣れていきました。
※当時の私の考え方が酷いのはお赦し下さい

もしあの時に『子ども(私)の話を聞き続ける』という選択を母親が取れば、その場での私の不安は軽減されたでしょう。
しかし話を聞き続けた場合『何か不安があれば親に依存する』そんな間違った生き方を学び、親に依存する人生を歩むことになってしまいます。

いきなり突き放すのではなく、忍耐強く子どもの話を聞いてから突き放す。
これを上手く行ってくれたので、今は「親に裏切られた。」という気持ちではなく、話を聞いてくれたことへの感謝と、依存させないように突き放してくれたことへの感謝しかありません。


この母親の行動こそが、親子の信頼関係を損なわずに子どもの精神的自立を促す第一歩だと思います。

お陰で今は実家を出て、一人の大人として生活ができています。
家を出たのは30歳の頃ですが…

おすすめの記事はこちら(シリーズものです)


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中卒者の死亡率が大卒以上(短大、高専)の者の1.4倍高いという調査結果が発表されました。

高卒者は1.2倍。



これは先日、国立がん研究センターが発表したもので、日本人の教育歴ごとの死因別死亡率を推計した結果分かったことです。

結構衝撃的なニュースですが、
中卒だから死亡率が高い

という発表ではないことに注意が必要です。


中卒だけかかる病気とかはないので当然と言えば当然のことですが…


もし学歴で死亡率が高まるのなら、この前通信制大学を卒業するまでずっと中卒だった私は、大卒者になったことにより死亡率が減ることになります。

そんな非科学的なことはありません。



国立がん研究センターの発表をよく見てみると、どうやら教育歴が短い(いわゆる低学歴)方が喫煙率が上がる傾向にあるらしく、喫煙率が死亡率に大きく影響することが書いてあります。


2016 年の喫煙率(25-64 歳が対象)

男性 中卒 57.8% 大卒以上 27.8%

女性 中卒 34.7% 大卒以上 5.6%

※平成28年国民生活基礎調査より


少し前のデータですが、これをみるだけでも中卒者の喫煙率の異常な高さが分かります。


タバコは本当に良くないですね。 

私も数年前に禁煙しました。タバコ辞めて良かった禁煙



ちなみに死亡率には喫煙だけでなく、がん検診の受診率なども影響しているそうです。

教育歴による死亡率の格差が特に大きい死因は、脳血管疾患、肺がん、虚血性心疾患、胃がん等でした。


国民がん研究センターの発表内で興味深かった事がもう一つあります。

それが欧米の諸外国に比べると教育歴による死亡率の格差が少ないということです。


理由としてはこの国の衛生管理の厳しさ、社会的な安定、医療などのかかりやすさが関係しているのではないか?と考えられています。


「この国はもうダメだ。」「この国は終わってる。」

そんな風な声もSNS上で聞きますが、このデータを見るとそうとも言い切れません。


インパクトを重視して『中卒は早く死ぬ!!』という部分だけを書いたネットニュースもありましたが、しっかり調べると色々な事実が分かってくる調査結果発表でした。


国立がん研究センターの発表を直接読みたい方はこちら(外部リンクです) 



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