深夜2時の迷惑電話 | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(9年目)

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高校中退後、ひきこもりを経験し20代後半で介護士になりました。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

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深夜2時に突然の電話電話

 

「そこに嫁のオカン入っとるやろ?金の無駄やから明日出せ。」

 

電話が来たのは当時私が働いていた介護施設で、相手は入所中のAさんの義理の息子を名乗る男。

もちろん「出せ」とは退所させろという意味です。

 

電話に出た私は「申し訳ないのですが、それは今日明日で決められることではないので出来ません。」とお断りしました。

 

相手はブチギレムキー

 

「俺が出せって言ってんねんから出せや!」

「お前の話はエエから早よ出せ!」

こんな感じで30分程まくし立てていましたが、どうやら酔っているようで、電話の向こうでは奥さん(Aさんの娘さん)らしき女性の「もうエエって。」と言う声が聞こえます。叫び

 
ビール瓶とジョッキのイラスト

 

話が堂々巡りになり埒が明きません。

 

本来、老健(介護老人保健施設)の場合、施設を出る(退所する)には色々と調整、すり合わせが必要です。

・家で必要な福祉用具の選定

・薬の管理をどうするか?

・誰がどのように介護するか?

・家の環境は本人にとって生活しやすいか?

・医療機関とはどのように連携するか?

など

 

本人様の意向が聞ける場合は聞いた上で、家族様とケアマネジャー、医師、リハビリ職、看護師、介護士などが話し合い、本人様のためにどうしていくかを決めてから退所になるものです。

 

「明日帰ります。」

「はい分かりました。」

なんてことが出来るならそもそも老健に入所されていません。

 

結局その時は「今日は夜遅く手続きなども出来ませんので、お手数ですがまた明日おかけ直し下さい。」

そう言って電話を切りました。

 
ちなみに電話番号は施設に届け出のあった電話番号(娘さんの自宅の電話番号)でした。
※娘様は第1キーパーソン(施設が最優先して連絡をするご家族)です
 
そして翌日になっても翌々日になっても、Aさんの義理の息子を名乗る人から電話はありませんでした。
 
固定電話のドット絵
 
正当な要求や苦情であれば真摯に聞かせて頂きます。しかし、酔っ払った勢いで無茶な要求をしてこられることは、介護施設としても相当困ります。
 
その上、夜勤は職員が手薄な時間帯。30分も無茶な要求を聞くことは他利用者様へのサービスが行き届き辛くなることでもあります。
 
深夜の大迷惑な電話でした。

 

関連記事はこちら。夜勤での様々な珍エピソードを書いたシリーズです。

 

 

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