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介護士は喫煙者が多く、データで見ても
国民全体の喫煙率は16.7%※¹
介護職の喫煙率23.7%※²となっています。
『世間一般に比べて喫煙者が多い』
このことは事実だと言えます。
私も昔は喫煙者でした。
しかし今はタバコをやめています。
理由はデメリットばかりだからです。
個人的な面、プライベート面での
デメリットは上の記事の通りです。
それに加えて介護施設ならではの
デメリットもあります。
今回は仕事の面での
大きなデメリットを
3つご紹介していきます。
私が実際に見た話、
介護士仲間から聞いた話、
施設内で起こった話を中心にしています。
1.利用者様から嫌われる
何といっても大きなデメリットは
タバコの臭いです。
臭いが原因で介助を拒否される
利用者様がおられるだけでなく、
ご家族にも冷たい目で
見られることもあります。
それだけ喫煙者を見る目は
世間的に厳しくなっています。
「加熱式タバコなら臭いが
少ないから大丈夫!」
そう思われるかもしれませんが、
家と違い施設での喫煙は喫煙所で
複数人が居る場合も多いです。
誰かが近くで紙タバコを吸っていれば
臭いがついてしまいます。
臭いがなくても、
衣服などに残った有害物質を
利用者様が吸ってしまう、
三次喫煙のリスクもあります。
利用者様やご家族に嫌悪感を
抱かせないためには、
かなり念入りな臭いケアが必要です。
2.サービス残業が増える
「タバコを吸いたい」
喫煙者は長時間勤務をしていると、
その思いに縛られていきます。
勤務終了後は、
すぐ喫煙所に走る人もいる程です。
吸いたい思いが強すぎて、
「通常業務は終わったけど、
まだ事務作業がある。」
そんな時にサービス残業が発生します。
通常業務終了
↓
タバコが吸いたい
↓
喫煙は業務ではない
(サボりになってしまう)
↓
タイムカードを切ってから喫煙
↓
その後で残業をする
サービス残業発生!
という流れです。
サボりでも良いから、
タイムカードを切らない。
という猛者や、
残業が終わるまでタバコを吸わない。
というまじめな人もいますが、
わりと施設で多いのが、
サービス残業をしてしまうケースです。
ちなみに、
勤務時間中でもタバコを吸うために、
勝手に抜け出す職員も稀にいます。
これらのことを
頭ごなしに怒るのは違いますが、
相手の言い分を聞いた上で、
就業規則に則った指導が必要です。
3.ご近所から苦情がくる
喫煙所が撤廃されるのが
主流になっていますが、
施設の敷地内で
喫煙ができる所もあります。
ただ、ご近所さんから見られると、
「見栄えが悪い。」という苦情に
繋がりかねません。
ご家族からしても、
自分の親がタバコを吸った手で
介助をされている。
そんな誤解を生む可能性もあります。
苦情や誤解は悪評になり、
施設のイメージダウンになります。
敷地内に喫煙所が無ければ、
敷地外の道端などで吸うという、
常識外れな職員もいるので、
どうするか難しいところです。
敷地外で吸えば、それは公共の場
もしくは誰かの土地なので、
これも苦情に繋がります。
外から見えない場所での喫煙、
他人に迷惑をかけない場所での喫煙、
職員教育の徹底が求められます。
他にも、勤務中にタバコを吸えない
ストレスでケアの質が下がるとか、
火の不始末でボヤ騒ぎを起こすとか、
そんな話を聞いたこともありますが、
今回は施設で起きる
可能性の高いデメリットを3つ
ピックアップしました。
また、職員への指導だとか
喫煙所の選定だとか
色々施設側が
やるべきことも書きました。
しかし、本来
対応するべきなのは
他人に迷惑をかけた人、
その人自身です。
誤解がないように説明すると、
多様性、個性が重視される
世の中で『喫煙者』と一括りにして
責めるのは間違いです。
ただ『他人に迷惑をかける喫煙者』
なら話は変わります。
勤務時間以外の行動を制限するのは
中々難しいのは分かっていますが、
せめて施設にいる間は
タバコを吸わないで欲しい。
個人的にはそう思います。
もしくはいっそのこと、
この機会に禁煙してみては
いかがでしょうか?
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