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『親に頼り続ける子どもと子どもに頼られ続ける親』
これはいわゆる共依存の関係です。
私も中学三年生の時に共依存になりかけた時がありました。というかほぼ共依存でした。
しかし、その関係を抜け出すことができました。
それは母親のとある行動のお陰です。
今回は共依存を抜け出すためにした、母親のある行動についてご紹介します。
このブログで何回か言っていますが、中学三年生の頃「誰かにイジメられるんじゃないか」という恐怖と不安に支配され、不登校気味になっていました。
夜もあまり眠れず、起きている時はイジメのことばかり考えてしまいます。
自分一人で抱えきれない不安を、私は親に抱えて貰おうと依存していきます。
「イジメられたらどうしたら良い?」
「俺ってイジメられると思う?」
一時期は母親に対してずーっと、この二つの質問をし続けていました。
その日によって言葉のニュアンスこそ変わりますが、聞いている内容は実質同じです。
眠れない日は深夜2時とか3時に至るまで母親に質問していました。
この時の私の厄介さは凄まじく、二つの質問に対して母親が「大丈夫だよ。」と言うとその根拠を聞き、重箱の隅をつつくように難癖をつけ、「大丈夫かどうかは分からない。」と言えばどこを直したら良いかをひたすら聞き続ける。
そんな無限ループのような質問責めをしており、とても母親に迷惑をかけたと思っています。
「どっちに答えても不安なら、私が答えてもしょうがないやろ。」
ある日母親が私に言いました。
そしてその日から、ある程度まで話を聞くと途中で切り上げるようになります。
当初は「冷たい親だ。」「話を聞いてくれなくて酷い。」そんな風に思っていた私も、次第にその対応に慣れていきました。
※当時の私の考え方が酷いのはお赦し下さい
もしあの時に『子ども(私)の話を聞き続ける』という選択を母親が取れば、その場での私の不安は軽減されたでしょう。
しかし話を聞き続けた場合『何か不安があれば親に依存する』そんな間違った生き方を学び、親に依存する人生を歩むことになってしまいます。
いきなり突き放すのではなく、忍耐強く子どもの話を聞いてから突き放す。
これを上手く行ってくれたので、今は「親に裏切られた。」という気持ちではなく、話を聞いてくれたことへの感謝と、依存させないように突き放してくれたことへの感謝しかありません。
この母親の行動こそが、親子の信頼関係を損なわずに子どもの精神的自立を促す第一歩だと思います。
お陰で今は実家を出て、一人の大人として生活ができています。
家を出たのは30歳の頃ですが…
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