まだ「俺たちが文化をリードしている」と思っているのだろうなぁ
なんだかとんでもなく暖かいな。「小春」日和どころか初夏っぽいほどだ。
が、日差しは弱いし、日が落ちると途端に気温も下がってくるから注意が必要だな。
NHK「ニュース7」を見ていたら、
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「今の技能実習制度の適正運用に努める」山下法相
外国人材の受け入れを拡大するための法案は、参議院法務委員会で審議が行われ、山下法務大臣は、失踪した技能実習生をめぐって野党側が独自に集計した結果を「重く受け止める」としたうえで、今の技能実習制度を適正に運用するよう努める考えを示しました。
4日の委員会では、最初に、国民民主党が先週提出した、政府に対し制度設計などの再検討を行うよう求める対案の趣旨説明が行われました。
続いて、外国人材の受け入れを拡大するための法案の審議に入りました。
この中で、立憲民主党は、法務省が示した失踪した技能実習生の調査内容を野党で独自に集計した結果、7割近くの実習生が、最低賃金を下回っていたことを取り上げ「これまでの実態の総括を抜きにして、新しい制度はありえない」と政府の対応を批判しました。
これに対して、山下法務大臣は「野党の分析結果を重く受け止めなければいけない」と述べました。
そのうえで「過去を全く切り捨てるわけではなく、従来、技能実習制度で指摘されていた事柄について、法務省に新たなプロジェクトチームを設置したところであり、そこでの議論を踏まえ、しっかりと適正化に努めていきたい」と述べ、今の技能実習制度を適正に運用するよう努める考えを示し、理解を求めました。
立民 辻元国対委員長「外国では『奴隷』ということばも」
立憲民主党の辻元国会対策委員長は、党の代議士会で、「外国の新聞では、『奴隷』ということばを使って、技能実習制度が報じられ始めている。数が少なく、歯ぎしりすることが多い中で、諦めずに実態を明らかにしていることはかなり成果を上げている。参議院では、今週、ヤマ場を迎えるので、精いっぱい支援していきたい」と述べました。
NHKニュース 2018年12月4日 13時51分
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こんなニュースがされ、有田立民党議員がエキサイトしている場面が移されたのだが……なにを言っているのだ、こいつら?
技能実習生の賃金が低いという話は、(2018/11/28の記事、こいつらダメダメだな)で取り上げた失踪実習生の聞き取り調査でも出ていた数字ではないか。
その時にはその数字の意味で話をせずただデータ整理をしたという行為にいちゃもんをつけて「議論の基盤が崩れた! 法案提出からやり直せ!」と騒いでおきながら、今度はどや顔で「我々の調査では7割の実習生の賃金が低い」とドヤ顔をする。
なんなのだろうな。およそ話が通じない。
挙句の果てには「外国のメディアが奴隷だといっている」と言い出す始末。
確かに技能実習生制度は問題が多いのだが、それを改善するための議論をするではなく、かといって、(2018/12/02の記事、人の言葉の「裏読み」ばかりする人生は苦しいだろうなぁ)で取り上げたようなレイシズム丸出しの外国人記者に対して抗議をするどころか「ほら彼らがいっている」と自国攻撃に使うような「名誉白人」気取り人間に、国益を語るべき国会議員の椅子に座る資格はない。
辻元氏は過去「私は日本の国民や国益なんて守らない。国を壊す『国懐』議員や」と言ったと週刊誌にスクープされていたのだから、とうに永田町から駆逐されていてしかるべき人物なのだがな。
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新語・流行語 年間大賞は「そだねー」
ことし話題になったことばに贈られる「新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞にはピョンチャンオリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子の「そだねー」が選ばれました。
「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から世相を表現したことばを選ぶ賞で、ことしは30のことばがノミネートされました。
この中のトップ10が3日、東京都内で発表され、年間大賞には、ピョンチャンオリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子の「そだねー」が選ばれました。
このほかトップ10には、
▽ゲームをスポーツのように競技として行う「eスポーツ」、
▽サッカーワールドカップロシア大会での大迫勇也選手の活躍をたたえた「(大迫)半端ないって」、
▽ことし民放で放送されたドラマ「おっさんずラブ」、
▽国会での答弁が論点をずらしたものだと批判する「ご飯論法」、▽夏の猛暑を指した「災害級の暑さ」、
▽山口県周防大島町で行方不明になった男児を発見した尾畠春夫さんを称した「スーパーボランティア」、
▽アマチュアボクシングで会長にゆかりの深い選手に有利な判定が行われたとされる「奈良判定」、
▽NHKの番組に登場する「チコちゃん」の決めぜりふ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、
▽セクハラに遭った被害者たちが告発する際に使った「#MeToo」が選ばれました。
平成の「年間大賞」主なものは
毎年発表されている新語・流行語大賞の「年間大賞」をたどってみると、震災や政治、スポーツ選手の活躍など、平成の時代に起きた出来事や世相が浮かび上がってきます。
「新語・流行語大賞」は昭和59年に始まり、8回目の平成3年から年間大賞が発表されています。このときの年間大賞は、お笑いタレントのチャーリー浜さんのギャグ「…じゃあ~りませんか」でした。翌・平成4年は長寿の双子の姉妹「きんさん・ぎんさん」。平成5年は、この年から始まったサッカーの「Jリーグ」が選ばれました。
阪神・淡路大震災のあった平成7年には「がんばろうKOBE」のほか、「無党派」と、大リーグで活躍した野茂英雄投手を指す「NOMO」が選ばれています。
オリンピックなどスポーツに関連した言葉が目立ち、平成8年には、アトランタオリンピックの女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子選手の「自分で自分をほめたい」、サッカーワールドカップ日韓大会が開催された平成14年には「W杯(中津江村)」、平成16年にはアテネオリンピックで金メダルを獲得した競泳の北島康介選手の「チョー気持ちいい」などが受賞しています。ことしの「そだねー」もオリンピックをきっかけに流行したことばです。
衆議院選挙が行われた年には、平成17年の「小泉劇場」、平成21年の「政権交代」と選挙結果を表した言葉も選ばれています。
東日本大震災のあった平成23年には、「絆」や「帰宅難民」、「3.11」「風評被害」と震災や原発事故に関する言葉がトップ10に並び、年間大賞は「日本中に希望と勇気を与えた」として、サッカーの女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」が選ばれました。
30回目となる平成25年には、「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」とテレビを通して流行語になった4つのことばが年間大賞に選ばれています。
一方、情報通信技術の進歩を反映して、平成12年には「IT革命」が年間大賞に選ばれているほか、平成7年の「インターネット」、平成13年の「ブロードバンド」、平成23年の「スマホ」などがトップ10に入っています。
このほか、雇用や暮らしをめぐる社会問題としては、平成15年の「年収300万円」や平成18年の「格差社会」、平成21年の「派遣切り」、平成26年の「マタハラ」などがトップ10に選ばれました。
(後略)
NHKニュース 2018年12月3日 17時00分
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今年もまたこのくだらない賞のニュースをNHKが伝えた。
同局はニュースの中の「話題」にする時でも特定企業の名前を出さないなどのガイドラインを持っているのだから、この手の特定の組織の広告になるニュースなど取り上げるべきではないのに。
だいたい、この「現代用語の基礎知識」を編集している人間は、この時代いまだに「新聞の切り抜きをノートに貼って整理している」ような人物である。同局のニュース内のミニ特集ではそんな姿を好意的に取り上げていたが、そんな時代遅れのアナログ人間に、どれほど世相が見えているのだろう。
それにしても、「また今年も」である。
NHKニュースではしれっと「こんな言葉が選ばれてきて~」とやっているが、ここ数年、審査員の「反安倍」度が行き過ぎ、流行ってもいない「彼らが流行らせたい言葉」が強引に「流行語」のふりをしてねじ込んでくることが続いていて、どれだけ批判を浴びているか。
「だめよーダメダメ」「集団的自衛権」(2014年)でそれが露骨になって叩かれてからは、少しはずる賢く立ち回るようになったが、相変わらず「アベ政治を許さない」(2015年)、「保育園落ちた日本死ね」(2016年)など「反安倍仕込み」は続き、今年は「ご飯論法」だと。
本当にくだらない。
この言葉は(2018/07/20の記事、デフレの価値観が刷り込まれているのか(ため息))で少し触れたことがあるが、新聞などがわざわざ特集記事を書くなどなんとかして広めたいと頑張っていたものの、使ってくれるのは彼らを嘲笑するような人間ばかりで、いまだに、
と、自分で言い訳をしなければならないほど人口に膾炙していない。
だから結局、
と逃げなくてはならないのだが、この「論点そらしで相手の揚げ足をとってマウントしようとする」行為こそが「ご飯論法」というものなのだから笑える話である。
こんな人間やそのツイッターに賛同リプを並べているような「取り巻き」に比べると、
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尾畠さん「当たり前のことしただけ」 流行語受賞辞退
大分県日出町の尾畠春夫さん(79)が、自身の代名詞となった「スーパーボランティア」の流行語大賞受賞を辞退した。ノミネートが発表された先月7日、朝日新聞の取材に対し、「本人が『スーパーボランティア』なんて全然思っていない。当たり前のことをしただけ」と説明。「(大賞を)取ったとしても普段通りの尾畠春夫です」と話していた。
8月に山口県周防大島町で行方不明になった2歳男児を山中で発見。被災地などでの長年のボランティアの経歴もあり、一躍「時の人」となった。
尾畠さんは、大分県や日出町などから相次いで表彰を受けた。先月は、児童虐待防止を訴える地元のウォーキングイベントに参加。別府市役所から県庁までの約14キロを、「こどもの幸せのために」と書いた手作りの旗を掲げながら歩いた。(興野優平)
朝日新聞デジタル 12/3(月) 17:21
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この人の方がはるかに立派である。
「誰もが知っている顔」ということで、説明しなくてはならないような「左巻き擁護」よりよほど「社会の認知」もあるし。
こういう人こそ、本当のヒーローというのだろうな。
と、いうところで、本日のヒーロー。
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「英知が力になる」 謎のヒーローが本の読み聞かせ
(写真、河北新報より。本の力で戦うヒーロー「ダクシオン」)
宮城県大崎市の西古川地区公民館で開催された「プラモ展示会」に現れたヒーロー。その名も「ダクシオン」。子どもたちを無関心にする敵と、本の力で戦うという謎の存在だ。
この日は、親子がダクシオンのベルトを製作。ヒーローは常に忙しいものだが、ダクシオンは最初から最後まで丁寧に作り方を説明してくれた。
完成したベルトを着けて喜ぶ子どもたちに、ダクシオンは本の読み聞かせもしてくれた。「英知が力になる」。ダクシオンの真のメッセージは届いたか…。
(大崎)
河北新報 11/30(金) 15:07
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「ダクシオン」。なにがネーミングの基になっているのかなぁ。
「本の力で戦う」とはいっても、分厚い本で殴るというのではないようだ(笑)。
「難しい話を滔々とまくし立てて相手をうんざりさせる」というバトルスタイル……なんて嫌味なやつではないのだろう。子供に受けているようだし。
デザイン的には「仮面ライダーディケイド」のコンプリートフォームよりはかっこいいな(笑)。