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2017年09月15日(金)

冷静に怒りの鉄槌を下してやろう

テーマ:国際関係

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 北ミサイル、北海道上空を通過…太平洋上に落下

 北朝鮮は15日午前6時57分頃、同国西岸の首都平壌(ピョンヤン)・順安(スナン)から東北東方向に弾道ミサイル1発を発射した。
 ミサイルは午前7時4~6分頃に北海道上空を通過し、同16分頃に襟裳岬の東約2200キロ・メートルの太平洋上に落下した。日本政府などは、中距離弾 道ミサイル「火星12」の可能性が高いとみて、分析を急いでいる。北朝鮮は今回の飛行距離から、米領グアムを射程に収めたことを誇示する狙いがあるとみられる。
 日本上空を通過する北朝鮮によるミサイル発射は8月29日に続いて6回目。弾道ミサイル発射は今年14回目で、事前の発射予告はなかった。北朝鮮は9月3日に6回目の核実験を強行した。
 防衛省などによると、ミサイルは約19分間、約3700キロ・メートル飛行し、最高高度は約800キロ・メートルだった。高い角度で打ち上げる「ロフ テッド軌道」ではなく通常軌道による発射とみられる。8月29日に発射された火星12とほぼ同じルートをたどったが、飛行距離は約1000キロ・メートル長く、高度は約250キロ・メートル高かった。
 今回、発射されたミサイルについて、小野寺防衛相は「前回の火星12と同じものである可能性を考えている」と述べた上で、「グアムまでの射程がある中距離ミサイルを実験した」との見方を示した。米太平洋軍は中距離弾道ミサイルであるとの初期の分析結果を発表した。
(後略)
 読売新聞 9/15(金) 7:57


 北朝鮮ミサイル、菅官房長官「前と同じような」

 菅義偉官房長官は15日午前7時過ぎに首相官邸に入り、北朝鮮からミサイルが発射されたとの情報を得ていると記者団に明らかにした。
 菅氏は「前と同じような(ミサイル)」と述べ、北朝鮮が8月29日に発射した弾道ミサイルと同様に日本上空を通過し、太平洋上に落下した可能性があるとの見方を示した。
 朝日新聞デジタル 9/15(金) 7:32

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 また北朝鮮がミサイルを撃ってきた。

 つい先日、核実験に関しての制裁決議が国連で行われたばかりだというのに、またである。
だから(2017/09/13の記事、話は相手に分かるようにしてやらないと)で書いたように、中途半端な譲歩案で「制裁の実績づくり」などやってはいけないのだ。
 メディアでは「北の挑発」という表現がいつも使われるが、北朝鮮にしてみれば、「挑発」しているのは国際社会の方、「核を持ってステージが上がり、その力に及ばない日本や韓国のような『下』の国々が国連の威を嵩に着て『挑発』している」というものの考えをしていることは、ちょっと朝鮮半島の文化をウォッチしたものならば簡単に想像がつく話である。
 こういう相手に「話し合い」を前面に建てた論を唱えるのは、かえって事態を悪化させることになる。

 今回もまた、

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 舛添要一氏、北朝鮮のミサイル発射に「戦争の前に対話のチャンネルが要る」

 前東京都知事の舛添要一氏(68)が15日、自身のツイッターを更新し、北朝鮮のミサイル発射へ見解を示した。
 舛添氏はツイッターで「北朝鮮の暴挙:軍事技術的には、ICBMかどうか。短期間に複数のミサイルを発射できる能力を誇示。政治的には国連安保理の制裁決議を無視。金正恩の基本的発想は不変」と示した。
 さらに連続ツイートし「エスカレーションのはしご。北朝鮮がさらに一段上に登った。ミサイルの飛距離がグアムにまで到達することを実証。次の実験はアメリカ本土を射程に入れるICBM。アメリカももう一段はしごを登るか。石油禁輸の次は軍事行動。戦争の前に対話のチャンネルが要る」と提言していた。
 スポーツ報知 9/15(金) 14:54

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 こんなことをいう人間が出てきているが、「戦争の前に~」どころか、

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 「日本を核爆弾で沈める」「米国を焦土化」北朝鮮が声明

 北朝鮮のアジア太平洋平和委員会は13日、国連安全保障理事会の新たな制裁決議に反発する報道官声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。声明は日米韓を厳しい口調で非難している。
 声明は「米国の地を焦土化しよう。報復手段を総動員して我々の恨みを晴らそう」と主張した。日本には「日本列島上空を飛び越えたわれわれの大陸間弾道ミサイル(ICBM)を見ても正気を取り戻せない日本に断固たる気概を示さなければならない」と指摘。「日本列島4島を主体(チュチェ)の核爆弾で海に沈めなければならない」と強調した。
(後略)
 朝日新聞デジタル 9/14(木) 12:30


 北「日本を核爆弾で海にぶちこむべき」と非難

【ソウル=水野祥】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会報道官は、13日の声明で、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮への追加制裁決議に日本が賛成したことについて「厳しく懲らしめるべきだ。取るに足らない四つの島を核爆弾で海の中にぶちこむべきだ」と非難した。
 読売新聞 9/14(木) 23:44

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 こんなことをいった後にミサイルを撃ってきたのだから、これはもう「戦争を仕掛けてきた」と判断していい状況、二次大戦前ならば完全に開戦していた事態である。
 それほどのことをやられているのだ。我が国はそれを踏まえて対応をしていかなくてはならない。
 もはや「総連の監視強化」レベルではない、「戦時下の、相手国の国民に対する処置」ということを議論の俎上に上げなくてはならないような状況になっていることを肝に銘じて。

 朝日新聞は隠しているが、読売新聞が書いてくれているように、北朝鮮は完全に我が国を「なめて」いるのだから、その鼻柱を折って地面にその顔を押し付けるようなことをしなければ、彼らは我が国との「話し合い」などしないのだ。


 それにしても、今回の事は、つい昨日に、

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 <海自>米イージス艦に洋上給油 安保関連法に基づく新任務

 海上自衛隊の補給艦が4月以降、安全保障関連法に基づき、日本海などで北朝鮮の弾道ミサイル警戒にあたる米海軍のイージス艦に洋上で給油を行っていることが分かった。複数の政府関係者が14日、明らかにした。安保関連法に基づく新任務の実施が判明したのは、5月に行われた米艦防護に続き2例目。安保関連法は米軍への物品提供や輸送任務の範囲を拡大しており、
自衛隊と米軍の一体運用が一層進んでいる実態が浮き彫りになった
 海自と在日米海軍のイージス艦は、北朝鮮のミサイル発射に備えて24時間態勢で警戒している。米イージス艦への洋上給油は、米艦が補給拠点に戻る時間を節約し、警戒態勢を持続させる狙いがある。米側の要請に基づいて月1~2回のペースで実施しており、防衛省幹部は「公表する予定はないが、引き続き実施していく」と語った。
(後略)
【前谷宏、秋山信一】
 毎日新聞 9/14(木) 11:29


 <安保法新任務>米軍との一体運用加速 海自が洋上給油

 海上自衛隊の補給艦は安全保障関連法に基づき、日本海などで北朝鮮の弾道ミサイル警戒にあたる米海軍のイージス艦への洋上給油を始めた。北朝鮮による核・ミサイル脅威が高まる中、
平時から自衛隊と米軍の運用の一体化が一層進んでいることが裏付けられた形だが、政府は詳細を公表していない。
 安保関連法に基づく新任務の実施が判明したのは5月の米艦防護に続いて2例目だ。政府関係者によると、給油を含む物品提供の具体的な手続きを定めた改正日米物品役務相互提供協定が4月に発効した後、海自の補給艦は米側の要請に基づき、月1~2回のペースで米艦への洋上給油を行っている。燃料補給のために基地に戻る頻度が減り、監視活動を継続することが可能になる。提供された燃料代は事後に精算される仕組み。
(中略)
 しかし、政府は米艦防護の実施を公式には認めておらず、洋上給油の詳細も明かしていない。菅義偉官房長官は14日の記者会見で「自衛隊や米軍の運用の詳細が明らかになる恐れがある」と説明したが、国民への説明のあり方を巡っては国会などでも議論となりそうだ。【秋山信一】
 毎日新聞 9/14(木) 22:39

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「戦争法で日米一体化!」「安倍は戦争をしようとしている!」とやるつもりだったマスコミ、特に上記のように二本も記事を繰り返していた毎日のような新聞に取っては、大打撃だったことだろう。
 せっかく「国民への説明のあり方を巡っては国会などでも議論となりそうだ」と煽ったのに、この発射で国民の見方は「日本の防衛のためならば当たり前だろう?」「いちいちそんなこと報告するようなことか?」という方に傾くのは間違いないのだから。

 これもまた、「朝鮮人と組んだ方が負ける」というジンクスの現われか。
 つまるところは「斜め上の判断をする相手を当てにするな」という教訓でもある。


 おまけ。

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 河野外相、ミサイル情報めぐり「迷走」=当初、ICBMの可能性に言及

 北朝鮮が15日に発射した弾道ミサイルの種類をめぐり、河野太郎外相が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性に言及したところ、即座に菅義偉官房長官らに打ち消され、その後に発言を事実上撤回した。
 推測に基づいて発言したとみられ、一人で迷走した格好だ。
 河野氏は1回目の国家安全保障会議(NSC)の終了後、外務省で記者団に「射程が長いからICBMだと思う」と発言した。これに対し菅氏は記者会見で「必ずしもそうではない」と否定。小野寺五典防衛相は中距離弾道ミサイルの可能性を指摘した。
 これを受けて、再び記者団から問われた河野氏は「防衛省で分析中だ」と述べるにとどめ、当初の発言をトーンダウンさせた。 
 時事通信 9/15(金) 11:38

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 日本のメディアは、自国の危機の時でもとにかくまずは政府の揚げ足取りなどをしなければ気が済まないのか。
 これなどはただ「大臣の推測」を裏も取らずに記事にしたマスコミが「迷走」しているというだけではないか。

 発射直後でまだ情報が不足しているときに得られた情報が後になって訂正されるのは何もおかしなことではない。福島の原子炉の事故の時でも、「とりあえずわかっていることを発表」した後で「新たな事実がわかったので訂正」されることもあった。
 そんなことは当たり前なのに、あの時にはマスコミと「放射脳」連中が揚げ足取りでくだらない騒ぎを起こした。だからと「詳しいことがわかるまで発表しないでおこう」としたら、今度は「隠蔽だ!」とわめく始末。その馬鹿騒ぎは今でも行われ続けている。
 ミサイル事件のようなことでそんな状況になっては、一番被害を受けるのは誰であろうか。

 いい加減にくだらない揚げ足取りはやめろ!


 本日の命名。

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 冥王星に「はやぶさ大陸」、初の命名 日本の探査機由来


(写真、朝日新聞デジタルより。冥王星の下部にみえるハート形の右上方の地形が「はやぶさ大陸」と名付けられた(NASA提供))

 世界の天文学者らでつくる国際天文学連合(IAU)は、冥王星にある山脈や陸塊など14の地形に初めて公式に名前をつけ、発表した。日本の小惑星探査機「はやぶさ」にちなんだ「Hayabusa Terra(はやぶさ大陸)」も承認された。
 冥王星の地形は、2015年に接近した米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」が鮮明な画像を撮影。研究チームが神話や探検家、宇宙探査などにちなんだ名前を世界中から公募し、IAUに承認を求めていた。
 巨大な陸地の塊の名前になった探査機はやぶさは、小惑星イトカワの微粒子を採取して10年に地球に帰還し、世界で初めて小惑星から試料を持ち帰った。
 朝日新聞デジタル 9/13(水) 10:43

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 ハヤブサミッションは特に冥王星には関係ないと思うのだが……めでたいことだ。

 でも、海のない冥王星で「大陸」というのは違和感があるなぁ。「ハヤブサ大地」とかそういう訳の方がここはふさわしいのではないだろうか?
 それとも、この大地の周りには氷の「海」でもあるのかな?


 

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2017年09月13日(水)

話は相手に分かるようにしてやらないと

テーマ:国際関係

 今日は「本日の奇祭。世界編」から。

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 英国で伝統のソーセージ投げ競争、15世紀のバラ戦争に由来


(写真、ロイターより)

[ラムズボトム(英国) 11日 ロイター] - 英国北部のラムズボトムで10日、ブタの血を固めてつくるソーセージ「ブラックプディング」を、粉で作った「ヨークシャープディング」めがけて投げ、台座から落とす数を競う「世界ブラックプディング投げ選手権」が行われ、ウルバーハンプトンから出場したニック・ペンネルさん(45)が優勝した。
 このイベントは100年以上の伝統を持ち、由来は15世紀のバラ戦争に遡る。伝説では、弾薬が尽きたため兵士たちがブラックプディングとヨークシャープディングを投げ合って戦ったとされている。
 ペンネルさんは「優勝トロフィーを勝ち取った嬉しさを表す言葉もない」と喜びを語った。
 ロイター 9/12(火) 11:33

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「チーズ転がし選手権」とか「卵投げまつり」とか、3の倍数の月に馬鹿になる時々変な祭りを行うイギリスで、またこんな祭りが行われたという。

 う~ん。普通戦争中に弾薬が尽きたら石などを投げるんじゃないかと思うのだが……バラ戦争の頃ならば、「弾薬」のいるようなものよりも剣やメイス・ハンマーのよう物理的な近接武器が主力だろうし。逆に食料というのは、確保しておくべきものではなかったのかなぁ。

 まあそれでも、この祭りはその起源などが何となく理解もできよう、が、

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 鹿男たちが踊る! 毎年恒例の「角ダンス」 英国

【AFP=時事】英イングランド(England)中部の村アボッツブロムリー(Abbots Bromley)で11日、トナカイの角を着けた踊り手たちによるフォークダンス「アボッツブロムリー・ホーンダンス(Abbots Bromley Horn Dance)」が行われた。
 踊りの起源は中世にさかのぼり、毎年この時期に行われる。トナカイの枝角を着けた6人の「鹿男」と愚人、弓の射手などからなる踊り手が、アコーディオンとトライアングルの伴奏に合わせて踊りを披露する。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 9/12(火) 10:16

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 こっちの方は、まるで何がやりたくて始めたものなのかがわからない。
 鹿と弓手ならば狩猟関係での大猟祈願なのかなとも思うが、「愚人」が絡むのと鹿が躍るのは意味がわからない。
 日本の奇祭シリーズでも、日本人ならばなんとなく文化的な背景から「こんなことだろうな」と想像できるように、これはイギリス人ならば「ああ、あれだ」と思いつくものもあるのだろうか?

「その土地の文化」というのは、多様で、なかなか不思議なものがある。


 さて、というところで本題。

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 安保理、北朝鮮制裁決議を全会一致で採択 石油輸出に上限

【AFP=時事】(更新、写真追加)国連安全保障理事会(UN Security Council)は11日(日本時間12日)、6回目の核実験を強行した北朝鮮に対する新たな制裁決議を全会一致で採択した。北朝鮮製の繊維製品の輸出禁止や、北朝鮮への石油製品の輸出制限などが盛り込まれている。
 決議は米国が作成し、中国とロシアも支持した。米国は当初、北朝鮮に対する原油の全面禁輸や、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の在外資産凍結などを求めていたが、中国とロシアの支持を得るため譲歩した。
 新たな決議では、北朝鮮への天然ガス液の禁輸なども科したほか、原油については現状の供給レベルを上限とした。
 また各国に対し、北朝鮮労働者に新たな就労許可を与えることも禁止した。また北朝鮮労働者の既存の労働契約の終了日について各国に報告を求め、この就労制度を段階的に廃止させることも目指す。
 現在、国外で働く北朝鮮労働者は約9万3000人いるとされ、北朝鮮にとって核・ミサイル開発のための外貨収入源となっている。
 安保理は1か月前、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を受けて、北朝鮮による石炭や鉛、海産物の輸出も禁じている。
 韓国政府は声明を出し、新たな決議は北朝鮮に「挑発行為を続けても外交的孤立を深め、経済的圧力を強めるだけだと重大な警告」をしたと歓迎。「北朝鮮は自国の安全と経済発展が保障されるには非核化するしかないと理解しなくてはならない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 9/12(火) 7:25


 北朝鮮、後戻りできない点越えていない=ヘイリー米国連大使

[国連 11日 ロイター] - ヘイリー米国連大使は11日、北朝鮮は「後戻りできない点をまだ越えていない」との認識を示し、米国は北朝鮮との戦争を望んでいないと言明した。
 国連安全保障理事会が北朝鮮に対する追加制裁決議案を全会一致で採択した後、大使は理事会に対し「北朝鮮は核開発の停止に同意すれば未来を取り戻すことができる。平和に暮らすことができると証明すれば、世界は北朝鮮とともに平和に暮らす」と述べた。
 また「きょう採択した決議は、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の間に生まれた力強い関係がなければ実現しなかった」と述べた。
 ロイター 9/12(火) 8:33

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 核実験を行った北朝鮮への対応を検討していた国連安全保障理事会が、当初いわれていたものからかなり後退した制裁を決議した。
 やれやれである。
 細かく見ていくと、「公海上での無条件臨検」など効果的なものも入っているのだが、原油の取り扱いで後退を見せてしまったのは、明らかな失敗。北朝鮮にすれば、これは「アメリカに一矢報いた」と受け止めるものにしかならない。

 まったく。日本のマスコミでもやたらと「話し合い」「話し合い」という人間が出てくるが、なにを言っているのだろう。朝鮮半島の社会文化において、「話し合いましょう」といってくる相手は「自分の力を認めてすり寄ってきたものだ」と認識されるというのに。
 今、北に向かって「話し合いましょう」というのは、彼らの力を認めたと認識され、ますます増長させることになるだけ。それでいったいこの話をどう解決させようというのか。
 朝鮮人相手に話をしたければ、相手が折れて「話し合いましょう」といってくるように仕向けなければならないのだ。
 しかもそうやって約束させた後でも、「慰安婦合意」のように「約束を守らない」ということまで見ていかなくてはならない。
 初めに世界各地の「社会文化の違い」のことを書いたが、どうも今の国際外交の場を見ていると、「大国」意識を持った国が自分たちの価値観をぶつけ合っているだけで、「相手が持っている文化の中でこれをどう折り合いつけさせるか」という視点が欠けているように見えてならない


 北朝鮮は、

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 北「核実験は自衛」…ピョンヤン駐在の友好国大使に

【ソウル=宮崎健雄】北朝鮮国営の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の崔希鉄(チェヒチョル)外務次官が8日、平壌(ピョンヤン)に駐在するアジア諸国の大使を集めて、3日に実施した核実験の説明会を開いた。
 モンゴル、ベトナム、ラオス、カンボジア、インドネシア、イラン、インド、パキスタンなど北朝鮮の友好国の大使や代理大使が出席した。
 米国が追加制裁決議案の採択を目指す国連安全保障理事会の理事国は含まれていないとみられるが、米国が各国に北朝鮮との関係断絶を求める中、孤立を回避する狙いとみられる。
 崔次官は、核実験は「米国の核戦争の威嚇から我々の政権と人民を守るため」と強調。「朝鮮半島情勢が制御不能に陥っている」のは「米国のせいだ」と批判した。
 読売新聞 9/9(土) 14:07

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 こんなことをやりながら、

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 「全世界を転覆できる雷」 北朝鮮、観光客に核開発宣伝

 北朝鮮が3日に行った6回目の核実験以降、北東部の羅先(ラソン)経済特区を訪れる中国人観光客に対して、核開発の宣伝を強化していることがわかった。北朝鮮への制裁を強める中国側に核開発の必要性をアピールする狙いがあるとみられる。
 中国吉林省の旅行業関係者によると、羅先では核実験後、観光バスが通る道路沿いに、「全世界を転覆できるほどの大きな核の雷だ。私たちを止められる者はこの世にはいない」というスローガンが掲げられた。
 ホテルでも核実験の宣伝映像を放映。ある観光地では労働者や学生、軍人らの代表とされる人々が100人ほど集まって核実験の成功を祝っていたが、次の場所でも同じ人々が先回りして祝っていたという。
 北朝鮮国営旅行社のガイドも観光地の紹介より核兵器の誇示に多くの時間を費やした。ガイドは「国際的な制裁でわが国を締め上げるつもりだが、絶対に核を放棄しない。わが国が核大国だと国際的にも認めなくてはいけない」「トランプ米大統領はもう張り子の虎で、怖くない」などと拳を振り上げて語ったという。
 朝日新聞デジタル 9/9(土) 19:44

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 こういうことがいえる「面の皮」を持っている。それがどういう背景で出てくるのかを見て対応していかなければ、解決策など出てくることもない。

 そういう線でいえば、さすがというべきか、中国は、

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 北朝鮮籍の顧客に「預金全額引き出しを」 中国の4大銀

 中国の国有大手銀行4行が北朝鮮国籍の顧客に預金をすべて引き出すよう求めていることがわかった。北朝鮮の核・ミサイル開発資金の遮断を狙った米国の金融制裁に、事実上、同調する動きとみられる。中国経済への影響の大きい大手銀が米国の制裁を受けるのを避ける思惑もありそうだ。
 中国、中国工商、中国建設、中国農業の「4大銀行」の複数の支店への取材を総合すると、6月から8月にかけ中国金融監督当局から指示が伝えられた。北朝鮮が7月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したり、今月、6回目の核実験に踏み切ったりする前に当局の方針が固まっていた可能性が高い。
 対応にずれはあるが、多くの支店は8月末までに残高をすべて引き出すように求めており、現在は口座を解約する場合に限り引き出せる。新規預金や振り込みも停止した。ただ、口座凍結には至っておらず、国籍を確認しなくてよいATMを使えば、今でも引き出せるという支店もある。
 朝日新聞デジタル 9/12(火) 23:04

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 こんなことをやっているが、この「俺たちの慈悲でお前たちは動けているのだぞ」といわんばかりの「北朝鮮人の監視強化」は、精神的にも北の体制にはダメージになることだろう。

 だから我が国も、今回の制裁決議を「よかった」として一区切りつけるのではなく、(2017/09/01の記事、本性をよく見よう(後編))で書いたように朝鮮総連への締め付け強化を行うべきだ。
「差別」「差別」と騒ぐ日本人も出てくるだろうが、そういう人間は総連の仲間として同じように扱ってあげよう。
 彼らもその方がうれしいことだろう。


 おまけ。

 北朝鮮で、

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 核実験に関わると「突然死ぬ」 北朝鮮でうわさ広まる

 北朝鮮の市民の間で、3日の核実験の影響を心配する流言飛語が広がっていると、北朝鮮関係筋が明らかにした。実験作業に加わったり、近くに住んでいたりすると、核実験の影響で死亡するという内容。同筋は「政府が核実験についてきちんと説明しないからだ」と語った。
 市民の間では3日以降、「核実験にかかわると(原因不明の奇病の)鬼神病(クィシンビョン)になる」「突然死ぬこともある」などのうわさが、市場で働く人々の口伝えなどで広がっている。根拠のない話だが、関心を集めているという。同筋は「3日の実験で大きな地震が起きて人々が動揺したことも影響したようだ」と話した。
(中略)
 北朝鮮は吉州郡を通る鉄道の駅での外国人の降車を禁じるなど、厳重な機密体制を敷いている。一方で市民には放射能が人体に与える影響などをきちんと説明していないという。核実験の準備に携わった要員にも死者が出ているという未確認の情報もある。(ソウル=牧野愛博)
 朝日新聞デジタル 9/10(日) 11:37

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 こんな噂が流れているという。

 私はこの噂の出所にアメリカがいるのではないかと思っているが、こういう工作は結構ボディーブローのように効くのではないだろうか。
 大学進学率の高い我が国でも、福島第一原子力発電所の事故の後には「ピカがうつる」といって騒いだ人間が多くいたのだから。



 

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2017年09月05日(火)

「反核」主義者たちが「核の政治的な力」を認めているのだからなぁ

テーマ:国際関係

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 山手線など一時運転見合わせ=停電で7路線、4万人影響―JR東日本

 5日午前、JR東日本管内で停電が起き、山手線や京浜東北線、高崎線など首都圏を走る計7路線で、最大約40分間にわたり運転を見合わせた。
 この影響で特急5本を含む列車計75本が遅れ、約4万1000人に影響した。
 JR東によると、蕨駅(埼玉県蕨市)付近にある「蕨交流変電所」で点検、修繕の作業中、機器の操作を誤ったため一部の線区で停電が発生。午前9時57分以降、山手線の内回り、外回りや京浜東北線の上下線などがストップした。その後順次復旧し、同10時39分に全線で運転を再開した。
 同変電所は、首都圏の電車運行や信号など設備の動力となる電気を供給しており、同社が詳しい原因を調べている。 
 時事通信 9/5(火) 10:21

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 東京で電車が停まってひと騒ぎが起きたらしい。
 出勤のピークは過ぎた時間帯だが、大変だったろうなぁ。


 さて、

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 「ICBM装着用の水爆実験、完全成功」 北朝鮮が発表

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは3日、同日正午(日本時間午後0時半)に北部の核実験場で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)装着用の水素爆弾の実験を実施し、「完全成功」したと発表した。北朝鮮による核実験は6回目。「実験は前例のない大きな威力で行われた」と主張した。
 韓国気象庁は3日午後0時29分ごろ、咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンブクトキルジュグンプンゲリ)の核実験場付近で、マグニチュード(M)5・7の揺れの人工地震を観測した。北朝鮮が過去5回行った核実験の際に観測された人工地震はM3・9~5・0で、今回は最大のエネルギーが発生した可能性がある。(ソウル=武田肇)
 朝日新聞デジタル 9/3(日) 16:43


 「水爆弾頭化」誇示=ICBM開発で北朝鮮―電磁パルス攻撃に初言及

【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、金正恩朝鮮労働党委員長が新たに製造された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭部に装着する水爆を視察したと報じた。
 同通信は開発した核弾頭について、電子機器をまひさせる電磁パルス(EMP)攻撃も可能な多機能弾頭と伝えた。北朝鮮がEMP爆弾を開発している可能性は指摘されていたが、当局が公式に認めたのは初めて。
 金委員長は「強力な核兵器を思い通りにどんどん製造できるようになった」と述べた。水爆を弾頭化したことを誇示し、米国をけん制する狙いがありそうだ。
 同通信は、2016年1月6日に実施された「初の水爆実験」で得た成果に基づき「水爆の弾頭の技術的性能が最先端の水準で更新(アップグレード)された」と強調し、「攻撃対象によって、威力を数十キロトン級から数百キロトン級まで任意に調整できる」と主張。さらに「大きな殺傷・破壊力を発揮するだけで なく、戦略目的により、高高度の空中で爆発させ、広い地域に極めて強力なEMP攻撃まで加えられる多機能化された核弾頭だ」と伝えた。 
 時事通信 9/3(日) 7:07

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 北朝鮮が「水爆実験に成功した」と勝ち誇っている。

 まず簡単に説明しておくと、いわゆる「原爆」というのはウランやプルトニウムといった重くて不安定な物質の核分裂エネルギーを解放させるもので、「水爆」というのは水素のような軽い元素を融合させた時に発するエネルギーを暴発させるもの。技術としてまったく別のものである。(ただ、核融合を起こすための条件を作るために原爆が使われる)
 爆発規模から「水爆というのは怪しくて強化型原爆の可能性もある」という専門家もいるが、この、まったく別の技術にも北朝鮮が手を出しているという事実は、重く見なければ。

 そして今回「電磁パルス」にも彼らが言及したというのもまた無視していいことではない。
 これはつまり「核兵器を目標の近くに運んでいかなくても被害を出せる」という宣言で、今までの恫喝からさらに一歩踏み込んだものだと受け止めるべきなのだ。
 核による電磁バルス攻撃は、場合によっては日本の領空外からでも行うことができる。そしてその効果は、今回首都圏で起きた停電事故どころではない騒ぎを起こすだろう。「核兵器が作動する前」の迎撃が、ますます大切になってきているということだ。
 
だというのに我が国では、(2017/09/01の記事、本性をよく見よう(後編))で取り上げたような人間たちがまだ、

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 「圧力だけでは戦争に」=被爆者ら、北朝鮮の「暴挙」に怒り―広島・長崎

 北朝鮮が6回目の核実験を強行した3日、広島と長崎では「暴挙だ」との怒りの声が上がった。
 被爆者らは「国際社会の圧力だけでは戦争になる」と危惧し、核兵器禁止条約への参加が日本の採るべき道だと訴えた。
 広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)副理事長、箕牧智之さん(75)は「やはり核実験だったか。話し合いすら難しいのでは」と懸念。もう一つの県被団協の理事長、佐久間邦彦さん(72)は7月に国連で採択された禁止条約に触れ、「(北朝鮮が)世界の流れに逆行しているのがさらに鮮明になった。平和を望んでいるのであれば、核実験は明らかな矛盾だ」と非難した。
 長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さん(77)も「許しがたい暴挙。禁止条約など核廃絶に向けた国際社会の動きに逆行する」と語気を強めた。
 長崎県被爆者手帳友愛会会長の中島正徳さん(87)は「いつかはやると思っていたが、戦前の日本と同じ道をたどっている気がする」と懸念し、「圧力だけでは戦争になる」と危機感を募らせた。
 日本原水爆被害者団体協議会事務局長の木戸季市さん(77)は、核兵器廃絶を訴え続けて8月30日に88歳で亡くなった谷口稜曄さんに触れ、「『生き地獄だった』と生前語っていた。米国の原爆投下を許しはしないが、被爆者は『報復を』と言ったことはない。人類が滅びると身をもって知ったからだ」と強調する。
 北朝鮮を圧力だけで止めることはできないと考え、「核兵器禁止条約が北朝鮮問題の大きな力になる」と説く。ただ同条約に日本は不参加。「日本は核兵器を一切使わせないとの立場を鮮明にすべきだ。遠いようで最も近い唯一の道だ」と訴えた。 
 時事通信 9/3(日) 17:11


 北朝鮮核実験 被団協代表理事「恐怖感じる」

 日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の箕牧智之代表理事は北朝鮮が6回目の核実験を行ったことについて「アメリカと北朝鮮の言葉による応酬が続いてきたが、実際に行動を起こされると恐怖を感じます。このあたりで幕を引かなければ、さらにエスカレートして核兵器が使われる事態にもなりかねません」と話しました。
 そのうえで「広島や長崎の悲劇を再び繰り返してはいけないというのが被爆者の願いです。核兵器が使われるような事態だけは避けて頂きたい」と訴えました。
 また日本政府に対しては「アメリカの核の傘のもとにあることで、北朝鮮にとっては敵とみなされており、アメリカに右にならえの態度でよいのかどうか、被爆者として疑問に思います。北朝鮮に対する制裁を今後も強めていったとしても効果があるのかわからず、話し合いで解決していくための政府や国会議員の責任は一段と重いと思います」と指摘し、唯一の戦争被爆国として日本が国際社会で核兵器廃絶に向けた責任を果たすよう求めていく考えを示しました。
 NHKニュース 9月3日 18時30分


 核実験、過剰反応は相手の思うツボ 小田嶋隆さん

■北朝鮮が核実験
 コラムニスト小田嶋隆さんの話 ミサイル発射や核実験はけしからんことであり、脅威だというのは大前提だが、過剰に反応するのは相手の思うツボだ。政権は、求心力を高めるために国防意識を強い口調であおっているようにも映る。国民がするべきなのは、いまの政権の対応が適切なのかも含め、北朝鮮への対応についての議論を活発化させることだ。過去を振り返ると、戦争は危機意識が過大になったときに起きた。日本で今、危機意識だけが広がっていくことを恐れる。
 朝日新聞デジタル 9/3(日) 19:04

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「過剰反応だ!」「話し合いだ!」といい、マスコミがそれを大きく取り上げるのだからおかしなことである。

「戦争戦争」というのならば、それは北朝鮮に対して言うべきではないのか? そうやって不安煽りをすることこそが「過剰反応」であり、北朝鮮の思うつぼではないのか?
 核兵器を持っていない日本に「禁止条約を批准せよ!」といってなんの意味がある? それこそ北朝鮮に向かっていうべきことではないのか。

 いったいこういう人間たちのいう「平和的解決」というのは何だろう? どこを着地点として見ているのだろう?

 国会にも、

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 【北朝鮮核実験】共産・志位和夫委員長が声明発表(全文)「米朝は直接対話に踏み出せ」

 共産党の志位和夫委員長は3日、北朝鮮の核実験実施を受け、「北朝鮮の核実験を厳しく糾弾する−危機打開のため直接対話がいよいよ緊急・切実な課題に」と題する声明を発表した。全文は次の通り。

一、北朝鮮は本日、昨年9月に続く6回目の核実験を強行した。北朝鮮は、「ICBM(大陸間弾道ミサイル)搭載の水素爆弾の実験を成功させた」と主張している。
 北朝鮮の核実験は、今年だけでも13回行った弾道ミサイル発射とともに、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙である。それは、国際社会が追求している「対話による解決」に逆行する行為であり、核兵器禁止条約の採択など「核兵器のない世界」を求める世界の大勢に逆らうものである。
 日本共産党は、強い憤りをもって、この暴挙を糾弾し、抗議する。
一、いまの最大の危機は、米朝両国の軍事的緊張がエスカレートするもとで、当事者たちの意図にも反して、偶発的な事態や誤算などによって軍事衝突が引き起こされる現実の可能性が生まれ、強まっているということである。万が一にもそうした事態が引き起こされるならば、その被害は日本にも深刻な形で及ぶことに なる。おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならない。
 私は、8月12日に発表した「声明」で、現在の危機の打開のためには、米朝の直接対話が必要だと提起したが、それはいよいよ緊急で切実な課題となっている。
一、北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求める。米朝両国に対して、強く自制を求めるとともに、現在の危機を打開するために、直接対話に踏み出すことを重ねて呼びかける。
 8月29日の国連安保理議長声明は「対話を通じた平和的で包括的な解決」を加盟国に呼びかけている。国際社会および日本政府に対して、米朝両国に直接対話をうながし、平和的・外交的な手段で核・ミサイル問題を解決するために、可能なあらゆる手立てをとることを強く要請する。
 とくに日本政府が、「対話否定論」に固執する態度をあらため、「いまこそ対話に踏み切るべきだ」ということを米国政府に説くことを、強く求める。
 産経新聞 09月03日 18:14

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「対話」「対話」という政党があるが、一見北朝鮮を非難しながら、「核兵器を保持する」ことを前提にして話をしろというその神経がおかしい。

 ミサイル発射の時にツィッターを見ていたら、「ここで北朝鮮を認めるならば『核の力』を認めることになり、持ちたがる国が増える。核の力をそぎたい勢力ほど『ここで北に対して強い態度を取れ』というべきだ」というものを見かけた。
 そのほかにもさんざんネットで指摘されているように、この志位共産党委員長に代表される「話し合い路線推進」ほど核兵器の拡散に対して正対するものはない。
 彼らがいう「平和的解決」は、「現体制の容認」でしかないのだから、それは北朝鮮にとって成功を意味するもの。しかも「約束」という言葉の意味の違う朝鮮半島の人間が「核兵器の放棄」などといったところで何の信用が置けよう。いや、それ以前にキム政権は「核の放棄」などみじんも口にしていないのである。

 今の半島情勢は、キム政権を「斬首作戦」で潰し、便乗して進軍するだろう中国に占領させてしまった方が「安定」するほどになっているということを、日本人は知っておかなくては。


 おまけ。

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 レーザーでミサイル迎撃、発射直後に照射し破壊


(図、読売新聞より)

 北朝鮮による核・ミサイル開発の進展を受け、政府が弾道ミサイル迎撃のための新システムの開発を検討していることがわかった。
 高出力レーザーを発射直後の弾道ミサイルに照射し、無力化・破壊する。北朝鮮が現在の装備では迎撃が難しい「ロフテッド軌道」での発射を繰り返しているため、新技術で対応する方針だ。
 開発を目指すのは、弾道ミサイルが発射された直後の「ブースト段階」と呼ばれる時点で、航空機や艦船などから高出力レーザーを照射し、熱によってミサイルを変形させる技術。迎撃ミサイルに比べて安価で、実現すればロフテッド軌道だけでなく、多数の弾道ミサイル発射にも対処が可能になる。
 防衛省は2018年度概算要求に、迫撃砲弾や小型無人機などを迎撃対象とする、高出力レーザーシステムの研究費として、87億円を計上した。
 読売新聞 9/3(日) 7:18

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 アメリカでも研究されているこの技術、日本もやり始めたか。
「マブラブ」という作品ではこのレーザーを撃つ敵のおかげで飛行機が飛べず、「まずこいつらを潰す」ために人型兵器が作られたという設定がされていたが、確かに滞空防御としてレーザー兵器は有効である。

 レーザーのいいところは高速で迎撃できるので照準に余裕ができることと、連発ができてランニングコストが安いということ。
 一方曇天などの時には出力が落ちたり拡散するという欠点もある。
 その辺を解消する「誘導ビーム」などの考えもあるようだが、一番の問題は、

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 軍事研究、大学内に指針「ある」3割 朝日新聞調査

 国立大の全86校と国の補助金交付額が多い私立大30校の計116校に朝日新聞が調査したところ、軍事的研究について、学内に研究指針などの基準 を持つ大学が3割にとどまることがわかった。国内の科学者でつくる「日本学術会議」は3月、大学などの研究機関に対して軍事的研究を技術的、倫理的に審査する制度を求める声明を出したが、整備が進んでいないことが浮かんだ。
 軍事的研究について研究指針、学長声明、理事会決定など判断基準となる「決まり」を持つ大学は国私立合わせて30%にあたる35校。このうち、軍事的研究を「一切認めていない」と答えたのは26校だった。
 さらに、防衛装備庁が研究にお金を出す「安全保障技術研究推進制度」への応募の可否について、「最終判断は個人の判断に委ねられるべきと思うか、大学の判断に委ねられるべきと思うか」尋ねたところ、「大学」が国私立合計で80校と全体の69%を占めた。推進制度について大学が判断すべきだとする一方、大学で判断の基準づくりが進んでいない実態もわかった。
 調査は6〜7月にかけ、全国立大86校と、私立大のうち国の経常費補助金交付額(2015年度)の上位30校の116大学を対象に行った。99大学が回答し、回答率は85%だった。
(後略)
 朝日新聞 09月03日 10:47

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  そういう研究に協力すべき国内の大学が、まだこんなところで足踏みをしている状態にあるということだろうなぁ(ため息)。


 本日の「奇祭」シリーズ。

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 <奇祭>近江中山の芋競べ 長さで作柄占う


(写真、毎日新聞より。ユーモラスな仕草を繰り返しながら「芋打ち」をする山若たち=滋賀県日野町で2017年9月3日、金子裕次郎撮影)

 滋賀県日野町中山の熊野神社で3日、800年以上の歴史があるとされる国の重要無形民俗文化財「近江中山の芋競(くら)べ祭り」があった。東西両地区で育てられたサトイモの長さを比べることで、その年の作柄を占う奇祭で、西の芋が長ければ豊作に、東ならば不作になると伝えられる。
 神事の後、葉先から根まで孟宗竹に添わして結んだ芋を、600メートルほど離れた野上山まで運んだ。山中の祭壇では、かみしも姿の若者「山若」が、酒に酔ったようなユーモラスな仕草を繰り返しながら、「定尺(じょうじゃく)」と呼ばれる物差しを使って測定する「芋打ち」を繰り返した。
 両地区の山若が、お互いの芋の長さが勝っていると主張し合うのも見せ場の一つ。今年は5回目の芋打ちの末、東の山若が「東の芋は西の芋より、わずか目に見えんばかり短う打ちましてござる」と負けを宣言。観客からも盛んに拍手が送られていた。【金子裕次郎】
 毎日新聞 9/4(月) 9:20

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「お粥のカビ占い」とか(2013/06/21の記事、人文学分野の単語を出してごまかすな!)で取り上げた「竹伐り会式」とか、日本各地にはいろいろな作況占いの神事があるが、地区で作った山芋の長さ比べとは、また変わったものが出てきたなぁ。
 しかもそれを「ユーモラスな仕草」を入れた祭りにまでしてしまうとは。

 土中のイモの生育にどれほど気候が影響し、それが稲に関係してくるかを科学的に解析してみても面白いかもしれないが、ここは素直に800年の伝統を楽しんでいた方がいいだろうな(笑)。



 

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2017年08月26日(土)

やってることは差別主義者と同じだ

テーマ:国際関係

 アメリカ合衆国が、滅茶苦茶になっている。

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 リー将軍と同姓同名のアナウンサー、バージニアの試合中継外れる

[23日 ロイター] - 米スポーツ専門ネットワークESPNのアナウンサーが、南北戦争時代の南軍司令官ロバート・リー将軍と同姓同名であることを理由に、将軍の銅像撤去計画を巡って衝突が起きたバージニア州シャーロッツビルで行われる大学アメリカンフットボールの試合の実況中継担当から外れたことが分かった。
 スポーツメディアのサイトが22日に報じた。リー氏は9月2日に行われるバージニア大学とウィリアム・アンド・メアリー大学の試合を中継する予定だったが、観戦者を刺激しないため、同日行われるピッツバーグでの試合の担当に変更されたという。
 ESPNはこの決定は安全上の理由によるものと説明。広報担当者が「衝突発生に伴いわれわれは中継する試合の変更を(リー氏に)暗に示唆した。指示したのではなくお願いした。最終的に双方が変更に同意した」と釈明した。
 ロイター 8/24(木) 11:18

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 南軍の司令官だった将軍と同じ名前だからといって、「観戦者を刺激しないため」アナウンサーを降板させる。
 リー将軍は奴隷解放論者であったということは別にしても、このアナウンサーはアジア系の人物だということなので、Robert・LeeではなくRobert・李が本名で、いってみれば白人至上主義者の攻撃対象になるような人物であるというのに。


 アメリカではコロンブスの銅像に対する「敵意」も示されるようになっているともいうが、歴史をきちんと勉強した人間ならば知っているように、彼は北米大陸には足を踏み入れていない。南米やカリブ海諸国が彼の行為に対して怒りを覚えるというのならばまだわかるが、アメリカ合衆国の人間に彼は責められるいわれはない。
 むしろ今アメリカ合衆国に住んでいる国民の多くが、かつて原住民を殺して「土地を奪って侵略定住」した人間の仲間の子孫ではないか。

 結局は、ただトランプ大統領という「自分たちが認めたくない」大統領叩きをしたい「うぬぼれ系ポリコレ」の道具として、人種差別が使われているだけ

 今日のNHKニュース7でも、

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 米大統領 不法移民取締りで有罪の元保安官に恩赦 波紋広がる

 アメリカのトランプ大統領は、不法移民に対する厳しい取締りをめぐって有罪判決を受けた元保安官に恩赦を与え、野党・民主党などから「人種差別を助長する決定だ」などと批判が相次ぎ、波紋を広げています。
 アメリカ西部アリゾナ州のジョー・アルパイオ元保安官は、中南米からの不法移民を厳しく取締り、「全米で最も強硬な保安官」と呼ばれる一方で、
不法移民だというだけで身柄を拘束する手法が「人種差別的だ」と批判され、取締りのしかたを改めるよう求めた裁判所の命令にも従わなかったとして、先月、有罪判決を受けました。
 こうした中、ホワイトハウスは25日、声明を発表し、アルパイオ元保安官に対してトランプ大統領が恩赦を与えたことを明らかにしました。
 恩赦の理由についてホワイトハウスは「人々を犯罪や不法入国の災難から守り続けた貢献は称賛されるべきだ」として、元保安官の功績をたたえています。
(後略)
 NHKニュース 8月26日 18時31分

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 こんなニュースを流して「トランプは人種差別がどうの」とやられていたが、「不法移民だというだけで身柄を拘束する」って、不法移民は不法に入国しているのだから、発覚すれば身柄を拘束されるのは当たり前ではないか。
 アメリカには「聖域都市」と名乗って不法移民に寛容な施策をとっているところもあるが、そういう自己満足的なものが連邦法としてすべての国土でやられているわけでもない。このアルパイオ保安官の任地であるマリコパ郡が「聖域都市」政策をとっていないのならば、「不法移民の拘束」はまったくおかしなことはない。(まあ、ニュースの中で流されていた変なパンツをはかせて「屈辱を与えて2度とアメリカに来たくないようにさせる」というのは、保安官の職分を超えてやりすぎだとは思うが)

 選挙期間中からトランプ氏の「不法移民排除」を「移民の否定」だと歪曲して騒いでいた勢力が、ここでもまた騒いでいる。
 こういうアメリカの社会を見ていると、ハインラインが「動乱2100」という作品の中で描いた「予言者というカリスマに支配された内向きの狂信的な社会」というのは、「簡単に作れるのだろうなぁ、一流のSF作家の持つ社会観察眼は、そこらの偉ぶった文学者や社会学者など及びもつかないほど冷静で的確だ」と思うな。


 それにしても、こんなアメリカに、

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 人種差別、無条件で非難を=国連委、米政府に訴え

【ベルリン時事】国連の人種差別撤廃委員会は23日、米政府や米政治家に対し、バージニア州で起きた白人至上主義者と反対派による衝突時の暴力や、人種差別に基づく憎悪発言を無条件で非難するよう求めた。
 委員会は声明で「人間の尊厳と平等を認めない白人至上主義者の考えは世界に存在すべきではない」と強調。米当局に対し、バージニア州の事件捜査を行うだけでなく、人種差別が広がっている根本原因の解消に向け具体的対策を講じるよう要請した。
 時事通信 8/23(水) 20:20

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 また燃料を注ぐ国連というのは、いったい国際社会の安定というものをどう考えているのだろう。
(2017/08/18の記事、人の言葉の周りで「惑わすため」に飛び回るものを何と名付ける?)で書いたように、バージニアの暴動でトランプ大統領は白人至上主義を擁護したのではなく、暴力を頼んだ活動について非難の言葉を発したのだ。これは「たとえどんな相手にでも非暴力を原則とする」という思想で、それはおかしなことではない。

 この「国連の外郭団体」的な組織は、いつも表面的な言葉だけを見た「きれいごと」を「国連」の権威を使って発信する。
 こういう「無条件な非難」を容認する姿勢というのは、「差別を容認する」ことと表裏一体であるということを、こういう機関や「うぬぼれ系リベラル」は知るべきだ。
 彼らは「出自やなんたらでどうたらが差別で、それ以外はいいのだ」的なことをいうが、いったい彼らに「これは差別」「これは差別じゃない」と線引きをする権利などあるのだろうか。

 今の空気を見て、

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 トランプ氏に近づかれ「鳥肌立った」、クリントン氏が新刊で述懐

[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領と選挙戦を争ったヒラリー・クリントン氏が、近く発売される新刊のなかで、昨年10月9日の第2回テレビ討論会の際、ステージ上でトランプ氏が近寄ってきて「鳥肌が立った」と述懐していることが分かった。
 新刊は「起きた出来事」(What Happened)と題されており、23日にMSNBCで音読が一部公開された。
 この討論会は、トランプ氏が性的表現で女性蔑視発言をした録音公表の2日後に行われた。クリントン氏は「狭いステージの上で(トランプ氏が)どこまでもぴったりと後を付いてきて、私を睨み付け、顔をしかめて見せた。信じられない不快さだった。文字通り、彼は私の首に息を吹きかけた。鳥肌が立った」と述べた。
 さらに「みている人たちに、どうすべきか尋ねたい一瞬だった。平静を保ち、あたかも彼が自分の空間を何度も侵していないかのように微笑み続け、先に進むべきか、あるいは振り向いて目を合わせ、はっきりと大きな声で『気味が悪い、離れてちょうだい。女性を怯えさせるのがお好きなのは分かりますが、私は脅せません』と言うべきか」とし、前者を選んだと述べた。
 ただ、後者を選ぶべきだったかと自問。「そのほうが、テレビ的にはぜったいに良かっただろう」とし「おとなしくすることを学んできすぎた」と述べた。
 ロイター 8/24(木) 13:11

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 ヒラリー・クリントン氏がこんなことを書いた本を出すようだが、これは確かに「人種」では差別していないが、いっていることはかつて黒人差別をしていた白人の言い分と同じである。これが称賛されてしまうのは、非常に危ない。
「差別差別」と騒いでいる人間たちは、その行為について非難していたのではなかったのか。「出自」という前提がなければ差別的行為が正当化されるというのだろうか。
 それとも、彼らが取り締まりたいのは「頭の中」なのか。
 それこそとんでもない思想だ。

 そんな意識を野放しにしていると、どんどん「いろんな理由」で「これは差別ではない」と理屈をつけられて、「だからこれは暴力で弾圧してもいいんだ」という人間が出てくることにもなる。 

 例えばフランスからは、

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 テロ監視対象者の3分の1は精神疾患抱える、コロン仏内相

【AFP=時事】フランスのジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相は22日、国内でテロ監視対象となっている人物の約3分の1が精神的な疾患を抱えているとの見方を示した。フランスでは南部の港>湾都市マルセイユ (Marseille)で精神上の問題を抱える男が運転する盗難車がバス停に突っ込む事件が発生したばかり。
 21日にマルセイユで発生した事件では、ルノー(Renault)製のワゴン車が相次いで市内2か所のバス停に突っ込み、2人が死傷した。欧州で相次いで発生している車を使った突入事件を連想させたが、現地の捜査当局はテロとのつながりを示す証拠はないと説明。容疑者は精神的に不安定だったとしている。
 フランスでは、精神疾患を抱えた男らがイスラム過激派の襲撃を模倣したとみられる事件がここ1か月間で数件発生している。
 コロン内相はニュース専門放送局BFMTVの取材に対し、情報機関がイスラム過激派と判断した約1万7400人のうち、3分の1が精神的な問題を抱えているとの見方を示し、
潜在的脅威となる患者を特定するために精神科の病院に協力を要請していくとした。
 同内相は「もちろん診療情報の秘匿は尊重しなければならないが、それと同時に重篤な疾患を抱えた人物による襲撃を回避する方法を見つけなければならない」と述べている。
 テロの専門家らは、メディアがイスラム過激派の襲撃を大々的に報道することで、暴力的傾向をもつ精神的に不安定な人物の模倣を誘発する恐れがあると長らく警鐘を鳴らしてきた。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 8/23(水) 11:13

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 こんなことをいう政治家まで出てきている。
 これが進むと、第二次大戦でドイツが採ったような「レッテルを貼った隔離政策」が容認されることになってしまうだろう。

「暴力を非難する」を忘れて、「無条件にこれは否定していい」という考えを蔓延させるのは、非常に危険な「差別助長活動」なのだ。


 本日のふわふわ。

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 「まさかうちの池に」クラゲ、栗駒山のふもとで発見


(写真、河北新報より。栗原市の池で見つかったマミズクラゲとみられるクラゲ)

 宮城県栗原市栗駒の農業菊地勝夫さん(72)方の池で、体長1センチほどのクラゲが多数見つかった。クラゲに詳しい鶴岡市加茂水族館によると、淡水の湖沼に生息するマミズクラゲとみられる。淡水のクラゲは珍しく、近所で話題になっている。
 10日ごろ、池の水面で白っぽい小さな生物が動いているのを、菊地さんの孫が見つけた。コップにすくって観察すると、ほぼ半透明で半球状のかさと触手があり、浮き沈みを繰り返す。
 加茂水族館によると、幼生のポリプの状態で水鳥の脚などに付いて運ばれ、繁殖した可能性もある。ポリプで越冬もできるという。
 菊地さんは「池でメダカを飼っているが、まさかクラゲがいるとは思わなかった。珍しいのでじっくり観賞する」と笑顔で話した。
 河北新報 8/22(火) 10:47

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 パラオにはタコクラゲが大量に棲む湖というのもあるから、真水で育つクラゲがいてもおかしくはないだろうけど。

(2007/10/15の記事、誰がために「金」は鳴る)で山形県山辺町の池でこのマミズクラゲが発見されたというニュースを取り上げた。
 今度は宮城県栗原市栗駒。
 奥羽山地に沿ってマミズクラゲの生息地は広がっているのかもしれないぞ。


 

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2017年08月25日(金)

嘘に騙されているのではなく「その嘘が都合がいい」から乗っているだけ

テーマ:国際関係

(2017/01/28の記事、基本となる社会通念からまったく違うと知っておこう)で偉そうに語る監督の記事を引用した韓国映画「軍艦島」。
 公開直後には「何万人が観た! 大ヒット!」とはしゃいでいたというのに、

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 映画『軍艦島』、観客動員数が急落…損益分岐点も危ない?

 やはり「当然」はない。損益分岐点の突破すら切実になった。
 映画『軍艦島』(リュ・スンワン監督)の観客動員力が公開2週目に入って大きく落ち込んだ。公開初日97万人を動員して歴代最高のオープニングスコアを記 録した勢いがかすんでいる。公開後10日間、『軍艦島』は、積極的なマーケティングにも関わらず観客動員数が思うように伸びず苦戦を強いられ、これが直ちに興行に影響を及ぼしている。
 映画振興委員会映画館入場券統合電算網によると、『軍艦島』は5日までに観客動員累計数580万人を記録した。
 600万突破までは無難かもしれないが問題はその後だ。同じ時期に上映が始まったソン・ガンホ主演の映画『タクシー運転手』(チャン・フン監督)が猛烈な 勢いで観客数を伸ばしており、15日には国内外評論家の好評を一身に受けている『猿の惑星:聖戦記』が封切られる。良くも悪くも『軍艦島』そのものに対す る観客の関心が失われつつあり、興行力は落ちることはあっても高まりはしないだろうとみられている。
『軍艦島』は約230億ウォンの製作費が投じられた大作だ。ことし公開された韓国映画のうちで最も多額の製作費が投じられている。損益分岐点は 700~800万人。『軍艦島』という歴史的な素材と韓国映画界を代表する出演陣に韓流スターまで主演としてキャスティングしながら「1000万突破」は当然とみられていた。公開前は興行の不振はありえないという雰囲気だった。
 だが
『軍艦島』は観客が映画を通じて見たかった話を描くことができずに失敗し、観客が離れていった。監督の意図がどうであれ、酷評にはそのだけの理由がある。理解できなくても、認められなくても、受け入れた後に問題点は何だったかをしっかりと振り返るべきだ。
(後略)
 中央日報日本語版 8/7(月) 7:47

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 あっという間に失速してしまったという。
 中央日報紙はその理由を「観客が映画を通じて見たかった話」がなかったと書いているが、他の記事を見てみるとその「見たかった話」とは、「もっと日本人が悪辣に描かれていると思っていた」とか「悪い朝鮮人が出てくるなどおかしい」というようなものばかり。それを「監督の意図がどうであれ、酷評にはそのだけの理由がある。理解できなくても、認められなくても、受け入れた後に問題点は何だったかをしっかりと振り返るべきだ」というのだから、日本人からすれば呆れるばかりである。

 中国で放映されている抗日番組のような「そういうものだ」というのならばともかく、この映画は監督が「想像で作った」といっていたにもかかわらず、試写会の時から「日本人はこれを見て歴史を直視しろ」という声が上がっていたのだ。それに「思ったより残酷ではなかったからもういいや」という反応を社会がする。

  さらには大統領までが、

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 文大統領、光復節記念式に「軍艦島」生存者を招請

 
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が8・15光復節(解放記念日)記念式に「軍艦島」の生存者を招請する。
 11日、韓国メディアのハンギョレは青瓦台(チョンワデ、青瓦台)関係者を引用し、8・15記念式を迎えて軍艦島の生存者2人を行事に招請する方針を推進していると報じた。
(後略)
 中央日報日本語版 8/11(金) 8:28


 「徴用工の個人請求権は消滅していない」文大統領が会見

【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅大統領は17日、就任から100日の記者会見をした。文大統領は2015年に日韓が「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した慰安婦問題について、「(1965年の日韓請求権協定の)韓日会談の当時には分かっていなかった問題だ。会談で扱われなかった問題だ」と述べた。
 文氏は「慰安婦問題が判明し、社会問題となったのは韓日会談よりかなり後のことだ。慰安婦問題が韓日会談で解決したというのは正しくないとみる」と語った。2015年の日韓合意については、「現在、韓国外務省で検証作業を進めている」とした。
 また、日本の朝鮮半島統治からの解放記念日である15日の「光復節」の式典での演説で、自ら言及した徴用工の問題については「(日韓)両国間の合意は個々人の権利を侵害できない」とした。その上で、「両国間の合意にも関わらず、徴用工、強制徴用を受けた個人が三菱などの企業を相手に持つ個人の権利(請求権)は残っているというのが、韓国の憲法裁や最高裁の判例だ」と指摘。「韓国政府はこの立場で歴史問題に臨んでいる」と強調した。
 産経新聞 8/17(木) 12:57

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 それに便乗する国というのは、いったい「友好国」といっていい相手なのだろうか。


 韓国では、ただ「建物の老朽化で危険だから立ち入りが制限されている」だけの端島に対して、

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 2017年8月16日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の写真家が、正式な許可なく撮影した長崎・端島(軍艦島)内部の写真展示会を開いた。
 釜山(プサン)市内の「国立日帝強制動員歴史館」で写真展「軍艦島−三菱 グンカンジマ」を開催中のイ・ジェガプ氏(51)は、これまで軍艦島内部の撮影に成功した唯一の韓国人カメラマンとして知>られている。
 1996年、日本統治期の近代建築物について論文を執筆中に軍艦島について初めて知ったというイ氏は、軍艦島を「朝鮮人強制徴用という民族の傷を理解する一つの媒体」と捉え、2007年から本格的に日本を中心として強制徴用と太平洋戦争の痕跡をカメラに収め始めた。
 初めて軍艦島に入ったのは08年。当時の様子について、
イ氏は「夜明けに釣り人に変装した。部外者の侵入を監視する日本の行政船が現れる前に、 こっそりと写真を撮らなければならなかった」「危険だったが、本当に価値のあることだと思った」と語る。島内を歩くと「朝鮮人の宿舎には、波が打ち寄せる たびに海水が入ってきた。衛生状態もひどかったように見えた」といい、「その様子があまりにも凄惨(せいさん)で、全身に鳥肌が立った」という。  レコードチャイナ08月16日 23:30配信 「韓国で初めて軍艦島を撮った写真家が個展開催『釣り客を装い入島』」より
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 と、なにか「とんでもない秘密を暴いている映画の主人公気取り」の人間まで出てくる。

 この原動力は何かといえば、何度も書く「日本人は韓国人をひどく扱った不道徳民族なので、被害者たる韓国人より『下』だ」「だから日本人と並べば韓国人はそれだけで『上』」というくだらない差別意識である。
「慰安婦問題」もそうだし、「日本海表記問題」も「竹島占拠」も、すべてこの権勢症候群的文化に起因する、「彼らが作った問題」なのだ。
 そんなものだから、当然ながら「問題の根拠となる証拠」の部分で、これらはすべて「あやふや」「妄想」に行きつく。
 徴用工の話もまたそれに漏れない。

 Wedgeが配信してくれた「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』」に、

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 韓国の公営教育放送EBSが2014年12月18日に放送した教養番組「e歴史チャンネル」の1分10秒の部分に登場する場面。番組の導入部分として登場したこの画面で右下に書いてある(消えない傷―強制動員)というのがこの日のテーマだ。
 番組の内容は日本統治期、動員令により軍艦島に強制動員された朝鮮人たちの記録――危険な作業に従事したにも関わらず給料さえもまともに貰えない状況下で酷使され続けたり、あるいは、地獄のような島を脱出しようとして命を失った人々も少なくなかったというものである。
 
導入部に登場したこの白黒写真は炭鉱の朝鮮人寮の壁に残されたという朝鮮人の落書きであるが、「お母さんに会いたい」「お腹すいたよ」「故郷に帰りたい」と書かれている。番組の内容を圧縮したような強力なメッセージである。この番組を見た韓国人の多くが日本に対して怒りの感情を抱いたことは間違いないだろう
 崔 碩栄 (ジャーナリスト)
 Wedge 2/22(水) 12:20配信 「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(前編)」より

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 というものがあるというのだが、

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 だが、ここには見逃してはならない大きな問題がある。それはこの写真資料が「捏造」されたものだという問題である。
 実は、
この写真は韓国ではよく知られた「写真資料」だ。ずいぶん前から書籍、新聞、TVなどを通じて紹介されているもので、最近でも軍艦島の強制連行についての話をするときには頻繁に持ち出されているものだ。つまり、この話で韓国人が日本に対する反感を抱くようになるために一役買っている「写真資料」なのである。
 尚、この写真は日本でも日本の植民地政策についての写真資料として大手メディアによって紹介されてきた。例えば、毎日新聞社が発行した書籍の中で、朝鮮人に対する日本の過酷な虐待の例として紹介されている。『別冊1億人の昭和史 日本植民地史(1)朝鮮』。だが、この写真資料は、いつ、どのようにして誕生したものなのか。その事実は伏せられたまま、写真だけが独り歩きしているのだ。
 Wedge 2/22(水) 12:20配信 「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(前編)」より

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 というのだ。

 同誌の指摘によると、

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 この写真が最初に登場したのは1965年。在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)傘下の在日本朝鮮文学芸術家同盟が制作した映画『乙巳年の売国奴』という映画だ。筑豊炭鉱で朝鮮人労働者の痕跡を辿って撮影されたこの映画の中で労働者宿所の壁に書かれていた文字として紹介されたのが、この「落書き」が世に出た契機である。
 その後、この落書きの写真は韓国に渡り、日本の残忍性を示す資料として幾度となくマスコミにより拡散され、韓国全国民の記憶の中に刻まれるに至った。韓国育ちの韓国人であれば一度は見たことのある写真であるといっても過言ではない。
 この写真が捏造だということが明らかになったのは2000年。西日本新聞が報じた1月3日の社会面に大きく掲載された記事には、1965年に映画を撮影していた現場にいたスタッフの「告白」が掲載されている。
「告白」によると、撮影時に監督の指示で壁に韓国語で落書きが書かれたのだという。その当時は深く考えてなかったが、後日、それが事実のように広まっているのを見て、真実を伝えなければならないと思ったというのだ。

 以下に、元スタッフの告白を一部引用する。
ーー文字を書いた理由は?
元スタッフ 強制連行には映像資料が少ないでしょ。それに(朝鮮人寮は)廃屋で、撮るものがなかった。監督が「(連行されてきた人々の)思いがあった方がいいんじゃないか」と。その他のスタッフも「それがいい」となった。死と隣り合わせの過酷な労働、国を奪われた者の望郷の念を代弁したかった。
ーーなぜ今、事実を語る気になったのか
元スタッフ 二年前に雑誌で壁文字の写真を初めて見た。知人に相談したら、あちこちの本や雑誌に出てると聞いて、驚いた。壁文字は連行された人々の思いを表現しているが、演出が事実として独り>歩きすることはよくないと思った。(西日本新聞 2000年1月3日)
 Wedge 2/22(水) 12:20配信 「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(前編)」より

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 と、捏造をしたスタッフにインタビューをした西日本新聞の記事を掘り起こしてきてくれている。

 つまり、この「写真資料」というものは、今回の映画「軍艦島」と同じく「こうであったらいいな」「こうであるはずだ」という願望で作られたものが「事実」であるかのように独り歩きしているという話で、なんとこれが、

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 前半で紹介した「落書き」の問題は主に2つだ。
 まず、演出された写真であるにもかかわらず、日韓両国で数十年間「事実」かのように認識されてきたという点、恐らく検証しようという努力がなされず、マスコミはむしろこれを広めるのに大きな役割を果たした。最も深刻だと思うのは韓国のケースだが、
韓国ではこの「落書き」が教科書(『近現代史教科書』 中央教育 2004)に掲載され、教育を通して拡散し定着した。捏造資料を見て学んだ幼>い学生たちは、日本に対してどのような感情を抱くだろうか? 考えただけでも嫌になる。
 Wedge 2/22(水) 12:20配信 「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(後編)」より

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 韓国では教科書にまで載せられているというのだから、このライターでなくとも「嫌」になる。

 さらにはこの「乙巳年の売国奴」という映画は、

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 だが、実はこの問題について考えるときに、日本も、そしてもちろん韓国も、知っておくべき事実がある。それは、この落書きが最初に登場した映画『乙巳年の 売国奴』の内容と、この映画が作られた背景についてである。驚くべきことに、この映画は日本の植民地政策を批判するために作られた映画ではないのだ。北朝鮮系組織が戦後の日韓和解、即ち、日韓国交正常化を破綻させようと作られた冷戦時代のプロパガンダ映画だったという事実である。
(中略)
 映画の内容は単純だ。
日本統治期に日本が朝鮮と朝鮮人民に対し酷い虐待、搾取、収奪を繰り返してきたかを見せつけ、そんな日本と和解し手を取ろうとする朴正煕政権は民族の背信者であり売国奴であると糾弾し、日韓国交正常化に反対、批判する映画だ。ここで日本統治期の朝鮮弾圧を描写するために登場したのが、前述した「落書き」である。つまり、落書きは朝鮮総連系の団体が韓国と日本の和解を妨害するために制作した映画の中で「反日素材」のための小道具 として作り出されたものだったのだ。
 Wedge 2/22(水) 12:20配信 「日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(後編)」より

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 というのだから、もはや滅茶苦茶。
 朝鮮半島内の対立から政治的意図をもって作られた捏造に、韓国は国中が踊らされ、日本に向けて侮蔑の言葉を投げつけるようになっているというのだ。


 大統領が徴用工の話に言及したことを受けて、朝日新聞が早速、

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 (社説)徴用工問題 歴史再燃防ぐ努力こそ

 未来志向的な日本との関係を真剣にめざすなら、もっと思慮深い言動に徹するべきだ。
 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が就任100日を迎えて開かれた、きのうの記者会見である。
 植民地時代の元徴用工らへの補償問題について、これまでの韓国政府の見解から逸脱するかのような認識を示した。
 個人の賠償請求権を認めた韓国の裁判所の判断に触れ、「政府はその立場から歴史認識問題に臨んでいる」と語った。
 文氏は、その2日前の植民地解放の式典でも、慰安婦問題と徴用工問題を並べて取りあげ、「日本指導者の勇気ある姿勢が必要」だと訴えている。
 その真意には不明な点もあるが、歴史問題はとくに慎重な扱いを要する政治テーマである。文氏の言動には、あやうさを感じざるをえない。
(中略)
 日本が植民地支配により、多くの人々に多大な損害と苦痛を与えたのは事実である。
 日本側は法的な問題に閉じこもらず、被害者たちの声に真摯(しんし)に向きあい、わだかまりをほぐすための方策を探り続けるのは当然の責務だ。
(後略)
 朝日新聞デジタル 社説 2017年8月18日05時00分

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 一見ムン氏を批判しながら、「日本が植民地支配により、多くの人々に多大な損害と苦痛を与えたのは事実」「日本側は法的な問題に閉じこもらず、被害者たちの声に真摯(しんし)に向きあい、わだかまりをほぐすための方策を探り続けるのは当然の責務だ」といういつもの「日本は頭を下げろ」という一文をさらりと入れる社説を書いている。

 この社説を書く前に、朝日新聞は自分たちが過去に書いた記事、

朝日新聞 1959/7/13

「戦時徴用は245人」というこれを、もう一度見返すことぐらいはしなかったのだろうか。

 それができていれば、文大統領の言葉がどれほど荒唐無稽かというところで話は終わり、「日本も悪い」など顔を出す暇もないだろうに。

 Wedge誌が掘り起こしてくれたように、そもそもこの話は捏造によって彼らの「上下主義」意識がくすぐられているだけのくだらないものでしかない。そんなものを定着させようとする動きに加担するなど、それこそ「ヘイトクライム」を扇動しようというものに相違ない。
 そういう勢力ほど「隣国と仲良く」というのだから、なんと馬鹿馬鹿しい話であろうか。


 本日の新味。

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 みかんケチャップ、案外ありだ 和歌山の果樹園が発案


(写真、朝日新聞デジタルより。ハンバーグやナポリタン、ケチャップライスをみかんケチャップで=和歌山県有田市、滝沢美穂子氏撮影)

■「まだまだ勝手に関西遺産」
 和歌山にはトマトではなく、みかんを原料にしたケチャップがあると聞いた。色も赤ではなく、オレンジ色。みかんケチャップを開発した方に会ってみようと、みかんの里で知られる和歌山県有田(ありだ)市を訪ねた。<br>>開発したのは、みかんの生産や加工品を手がける早和(そうわ)果樹園(有田市)社長の秋竹新吾(あきたけしんご)さん(73)だった。着想のきっかけを聞くと、次のようなエピソードを教えてくれた。
 あるとき、スペイン留学から帰ってきた長女がコメなどを黄色く色づけしたスペイン料理「パエリア」を作ってくれた。とてもおいしかったのだが、なぜか、みかんでパエリアができないかと思いついた。パエリアの色づけはサフランという香辛料を使う。それを、地元産のみかんで色づけしたいと考えたわけだ。
「西洋たべもの語源辞典」(東京堂出版)などによると、アジアでは、魚介の塩漬けに香辛料などを加えたものを「ケチャップ」と呼んだとする説があり、海外ではマッシュルームやクルミなどで作ったケチャップもある。ケチャップの由来を知った秋竹さんは「みかんケチャップもありやな」と思ったそうだ。
 長男の妻、裕華(ゆか)さん(40)も開発を手伝った。みかん果汁にいろいろな調味料を分量を変えながら、混ぜては味見、混ぜては味見を繰り返すうちに、「案外、ケチャップ(の味)になって、ビックリした」。
 朝日新聞デジタル 8/23(水) 11:21

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 うん、まあケチャップもちゃんと見れば「トマトケチャップ」という商品名になっているのだから、その他の野菜・果物を使ったものがあってもおかしくない。
 酸味というところでは、トマトケチャップに慣れた人にはミカンケチャップも受け入れられやすいだろう。

 北欧の方では肉料理にジャムをよく合わせる。その代わりにこれを使ってもいいのではないか?
 面白い商品だから、他県でも売ってくれればいいのだがなぁ。あまり大規模にやっているようではないので難しいかもしれないけど。

 

 

 

 

 

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