7日からやっております本郷芸術スター誕生でありますが、
他の展覧会とも掛け持ちをやっていて、制作が大変でした。
『3331』で開かれたアートフリマの為の同人漫画制作にかなり時間を奪われました。
他にも、岡田裕子主催の『劇団☆死期』の為の人形制作も手掛けていました。
まず、制作日数が極めて限られていたため、内容的にかなり制限されました。
元々私の作る作品は、基本的に手間が掛かるものが多く、
制作時間をたっぷり必要とします。
そんなわけで、かなり無理をした感は否めない。
それでも、何とかインパクトのある作品を作ろうとは努めました。
今まで描いた中で一番大きい作品になったのはそのためです。
基本ベースは、如何にもヨーロッパの市章とか、
南米辺りの古代文明の民族芸術っぽい画風で、
具象的な形状と抽象的な形状、動物的な絵と機械的な絵の混合、
『ナンチャッテ書道』の組み合わせなど、色々工夫したつもりです。
限られた時間での制作であるため、
普段の私の作風から大きくかけ離れてしまっているのは否めないですけど、
そういう意味での意外性も楽しめたらと思うし(言い訳?)、
『ナンチャッテ書道』のパロディ性は、
”大塚聰テイスト”ではあると我ながら思っております。
”パロディ”は、私の重要なモチーフの一つですから!!
もっと時間が許せば、細かい装飾とかも施して、もっと『狂った感』を出せたかも知れない。
どういう作品なのか、一応撮影はしているものの、恥ずかしいので見せられません。
見たい方は、会場へ足を運んでください。
7日のオープニングは、夕方から愛☆まどんなによるライブペインティング。
私は遅れて来たわけですけど、それは、色々忙しくて疲れが溜まっていたからというのと、
私の乗った総武線が人身事故を起こしたためです。
人身事故を起こした電車に乗ったのは、生まれて初めて。
救出がどうのこうのとアナウンスされていたので、
恐らく死んではいなかったと思います。
30分くらいで復旧しました。
もし死んでいたら、もっと遅れていたのだろうか?
救出する場面は、幕が張られていたため見られませんでした。
珍し物好きの私は逆にワクワクしてしまいましたが、不謹慎ですね。
オープニングのお客が当初の予想よりも大幅に少ないと
キュレーター兼アーティストの吉永ジェンダーは言ってましたが、
今年の夏は、京都で大規模なアートイベントが行われる(行われている?)というので、
恐らく皆そっちにお客が流れてしまったんだろうというのと、
無人島プロでのChim↑pomの展覧会のオープニングも同日であったため、
そっちにもお客が流れてしまったんだろうと思います。
実は、ジェンダーも愛☆まどんなも、
その京都のアートイベントに参加作家として呼ばれているんですね。
その関係でか、その展覧会の大きなチラシも会場に置かれていましたけど、
見るとその参加作家の中に、ヴィトンに喧嘩売っている様な作品で知られる
高須健市さんもいるんですね。
なら俺も作家として呼んでくれよ!!と一瞬思っちゃいましたが、まあいいや。
愛ちゃんの要望で、ライブペインティングに合わせて、私は自由奔放な踊りを披露。
BGM(うる星やつらのOPテーマとか)に合わせてお笑い芸人っぽい振りをしたり、
ナンチャッテアジア系民族舞踊&音楽の物真似で
マジックペンをバチ代わりにして床を叩いたり、
ナンチャッテ日本舞踊を、奇声を発したり白熱させたり、
ライブ会場に闖入した素人の怪しいおじさんの物真似をしたりして
ペインティングの邪魔をしたり、刑事ドラマの殉職場面の様な、
撃たれて斃れる場面をスローにした様な踊り(セリフもスロー再生っぽく)までを行うなど、
混沌としたアナーキーな踊りで完全解放されましたけど、疲れました。
ビデオ撮影しておけば良かったかも。
展覧会の開催日というのが多分珍しい感じだと思うんですけど、
土日しかやりません。
7、8日とやって、その後、14、15日のみ。
14日は仕事の都合上来れないので、最終日である15日ならいます。
もしかしたら、新作を持ってくるかも?
『3331』で売れ残った同人漫画も販売するので、欲しい方は足を運ぶといいです。
実は、展覧会名を見ても分かる通り、参加作家の人気投票をやっているわけです。
最初はそれを知らなかったので快く受けたんですけど、
もし人気投票すると事前に知っていたら、拒否していたと思います。
私は、どうにも不思議に思うんですけど、自分では分かりやすくて面白い作品を
作っているつもりなんですけど、何故だか人気が出ない。
「内容の底が浅いからかな?」等と、色々と自分なりに分析を試みるんですけど、
どうにも分からない。
私と似た作風の作家というのが他にもいて、そっちのほうは、
普通にメディアに取り上げられたりしているので、
何か特殊な事情でもあるんだろうとは思います。
逆に、有名なコレクターとか、一部の通なアート愛好家から何故だか支持されているので、
そうやってバランスが取れているんだなと自分では納得しています。
そんなわけで、私は人気最下位を目指しているので、私には投票しないで下さい!!
自分では、あくまでゲストのつもりです。
盛り上げるのに微力ながら貢献しようと努力している脇役のつもり。
私は、自分でも投票しましたけど、他の気に入った作家に票を入れました。
知らない作家です。
他の参加作家も投票していましたが、皆自分に入れていたようです。
愛ちゃんのライブの絵も凄く良かったけど、
身内(会田誠周辺若手作家という意味)という事で贔屓な事はしたくない。
個人的感情で気に入った作家ばかりエコヒイキする日本美術界の風潮が嫌なので、
それとは逆に、自分とは全く利害関係が無く、人気とか話題性を全く考慮せずに
純粋に作品だけの魅力で良し悪しを測った上での投票をしたわけです。
本来は、こういうのが正しい筈なんですが・・・。
【訂正】
×第2回
〇グループB
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