セリエA第38節(最終節) カターニア×ローマ
5月18日(日) カターニア1 - 1ローマ(@スカパー) カターニアが、いきなり序盤にローマに先制点を奪われてあわやの状況に陥ったものの、後半の怒涛の猛攻の末に終盤に追い付き、自力で残留を決めた。カターニア[試合前]ぎりぎり残留圏内の17位をキープ。引き分け以上で自力で残留できる優位な状況だが、相手が優勝争いでモチベーションを失っていないため、負けると下に抜かれて降格してしまうおそれもある。 4-3-3の布陣かな。森本は復帰してベンチ入り。イスコは出場停止。[試合内容]引き分け狙いの様子を見せず、積極的にプレッシャーを掛けて押し込み、立ち上がりはペースを握ったはず。ところがその最中、縦パスをカットされて相手に個人技で持ち込まれてしまい(サバト等2,3人が交わされて)、いきなり危険な先制点を失った。 何度か鋭いクロスは入るものの、強引な仕掛けが目立つばかりで、なかなか相手の守備の壁を破れず、苦しい状況。それでも、意外に何度決定機があったのに、決めることができない。バルガスのクロスからマルティネスがほぼフリーでヘッドをさせてもらったのに、枠に飛ばない。また、ゴール前に放り込んだFKから飛び込んだテデスコが至近距離で合わせたのに、GKに弾かれてしまう(正確に言えばGKに当ててしまう)。 パルマは勝っていないもののエンポリが勝っており、このままでは降格するまずい状況の中、後半から森本を入れてバルガスを左サイドバックに置き、さらに攻め手を増やした。これが奏功して後半はほぼ一方的に押し込む展開に持ち込み、こぼれ球やセットプレー等でチャンスが増えた。 しかし、チャンスで打てども打てども得点できない。ストビーニのロングフィードから相手のマークを外して抜け出した森本がフリーでヘッドを合わせたのに、枠を外す。CKの流れのこぼれ球からビアジャンティのミドルシュートは、(相手をかすめて?)バー直撃。クロスのこぼれ球からマルティネスのオーバーヘッドはわずかに外れ。FKに森本が再びフリーでヘッドを叩くが、GKに弾かれる。また、ストビーニのロングフィードをテルリッツィが落とし、森本が守備をブロックしてうまくキープしてシュートするが、これもバー直撃。さらに終盤、CKからシルベストリがヘッドを合わせて決まったかと思ったら、オフサイド・ポジションの途中出場のマスカーラが反応していて(触れた?)、認められず。 それでも、CKの流れからストビーニのクロスを受けた森本が何とかシュートに持ち込むと、守備にブロックされたこぼれ球からマルティネスが押し込み、ようやく同点に持ち込んだ。残り5分は時間をつぶし、相手も優勝が絶望的で攻めて来ず、そのまま引き分け。[試合後]他会場関係なく自力で残留を確定。 攻撃力があるんだかないんだか、よく分からん。来シーズンはアウェイの戦績を上げたいところ。ローマ[試合前]インテル次第だが、逆転優勝の可能性を残す。インテルより先に得点を挙げ、プレッシャーを与えたいところ。 前節から1人変更。右サイドバックをカッセッティに代えたのみ。フアンが復帰したがベンチ止まり、センターバックにはパヌッチ。前節負傷したペロッタやメクセス、マンシーニは無事復帰して先発。[試合内容]立ち上がりは、相手の勢いに負け、縦パスをカットされてはカウンターを食らう、良くない展開だった。しかしその序盤、ブチニッチが個人技で打開、Pエリアに侵入して狭い角度からシュートを決め、先制点を挙げることができた。狙いどおりインテルにプレッシャーを掛けることに成功。 その後は、落ち着いて試合をコントロールしようと心掛けていた様子。ただし攻撃はあまり活性化せず、追加点の可能性はあまり高くない。慎重な守備は、集中して相手の攻撃を食い止めているように観えた。と思ったら、クロスからパヌッチとトネットがいながら相手に競らずにヘッドを許して肝を冷やし、また、FKから決定的なシュートを許してGKドーニの奇跡的なセーブに助けられる場面もあり、磐石ではない様子。 後半から相手が攻撃の枚数を増やすと、立ち上がり以上に押し込まれてしまい、攻撃の余裕なくなって厳しい状況に立たされた。こぼれ球の多くを相手に拾われて波状攻撃を受ける。ロングフィードからパヌッチがマークを外してフリーでヘッドを許す、まずい守備も披露。 そうこうしていうるうちにインテルが勝ち越してしまい、逆転優勝が遠のく。さらにお粗末な守備で相手にシュートを許しながら、辛うじてリードを保っているだけ。またもやセットプレーからカッセッティがマークを外してフリーでヘッドを許し、バー直撃のシュートも2度、オフサイドで助かったものもあった。 しかし、インテルが追加点を奪った終盤、CKの流れから押し込まれ、結局は追い付かれてしまった。もはや奇跡を信じて勝ち越す意欲は観られず、そのまま引き分け。[試合後]コッパ・イタリア決勝でインテルを倒し、憂さを晴らすしかない。 とはいえ、3月以降、特にシーズン終盤は安定した試合ができないまま終了した印象。シーズンを通しても内容の波が大きかった。もっと使える戦力を揃える必要はあるだろう。■ビッグチャンス カターニア: 前半2回 後半8回 =10回 ローマ: 前半2回 後半1回 =3回■好調そうな選手・調子の悪そうな選手 カターニア:○森本(ポジショニングが上手いのか、後半からの途中出場ながら、やたらにゴール前のチャンスに絡む。ただし、確実に決められる場面はあったはず。)