10月6日(土) バレンシア1 - 2エスパニョール(@WOWOW)

 バレンシアが、甘い守備からエスパニョールに逆転負け。

バレンシア  前戦CLからフィールドプレーヤーの半分をローテーション。モリエンテス、シルバ、ホアキン、アルベルダ、エルゲラをベンチに休ませ、ジキッチ、アリスメンディ(中盤左)、アングーロ(中盤右)、バラハ、アレクシス(センターバック)が先発。
 早々にCKからバラハがヘッドで決めて先制点を奪う、最高に立ち上がり。さらに、ビジャのドリブル突破からの決定機もあったが、これはGKに止められた。
 しかし、どうも中盤の守備が緩い印象で、タイトなチェックができていない。そして、ビジャの負傷退場という嫌な雰囲気の直後、ボールに寄せられずにパスを回させた末にシュートを決められ、同点に追い付かれてしまった。さらにその後も相手の攻撃を許し、シュートをポストに当てて助けられる等、むしろ逆転されそうな気配。攻撃も、相手の守備に引っ掛かって、なかなかチャンスが創れない。ビジャに代わってトップ下に入ったシルバは、つぶされて攻撃を形作れない。
 後半からホアキンも投入、シルバを左サイドに回すと、攻撃が多少改善。シルバが動き回って、途端に攻撃の起点になり始める。後半中頃には完全にペースを掴み、スローインからホアキンが抜け出す決定機もあったが、シュートは好セーブに阻まれた。
 しかし、しばらくすると再びミスが増えて攻撃のリズムを失った。すると終盤、長いパス1本でオフサイドを取ることができずに相手にまんまと抜け出され、逆転を許してしまう。それでも直後に、ミゲルのパスを受けて守備を引き付けた途中出場のモリエンテスの横パスからアングーロにチャンスが訪れたが、時間を掛けすぎて守備に入られて逸機。その後は単調な攻撃ばかりで敗れた。
 またしてもホームで良くない内容の試合を演じ、終了と同時にブーイングが飛び交った。アジャラの抜けた最終ラインは、相変わらずオフサイドを取れそうな場面で取れない状態で、不安感が漂う(そういった時期にアルビオルが代表初召集とは、何とも皮肉)。ビジャの負傷の程度も気がかり。

エスパニョール  4-2-3-1の布陣か。タムードが1トップ、ルイス・ガルシアがトップ下。右にリエラ、左に新加入のバルド。デ・ラ・ペーニャの負傷欠場は痛い。サパレタは出場停止で右サイドバックにラクルス。
 序盤は、いきなりCKからヘッドを許して先制点を喫し、また中央からドリブルを許す場面もあり、守備がおぼつかなかった。攻撃も、カウンター主体だが、意図が見えない状態。
 ところが最初のチャンスで同点弾を決めて形成を逆転することに成功。タムード→ガルシア→バルド→リエラとパスを振って守備をきれいに崩し、リエラがシュートを叩き込んだ。さらにその直後にもリエラのクロスのこぼれ球から決定機が生まれたが、拾ったタムードは至近距離のシュートをポストに当て、逆転ならず。同点以降は守備がかなり改善され、厳しくプレスを掛けられるようになった。後半序盤にも、CKの流れからバルドのパスがゴール前でノーマークのタムードに通ったが、ヒールでのダイレクトシュートはGKに抑えられた。
 後半途中から、徐々に相手の攻撃に付いて行けなくなってペースを握られた時間帯があり、スローインから決定機を許す場面もあったが、GKカメニの好セーブ等で同点をキープ。クロス等は集中して跳ね返すことができている。そして終盤、バルドのパスからガルシアがオフサイドラインを破ることに成功、ついに逆転に成功した。反撃をしのいで、見事なアウェイでの勝利。
 やっぱりエスパニョールは大物食いか。攻撃は比較的かみ合っていて、ダークホースとして面白い存在になりそう。
http://www.wowow.co.jp/CGI/liga/detail.cgi?seq=1858

■ビッグチャンス
 バレンシア:   前半2回 後半3回 =5回
 エスパニョール: 前半3回 後半3回 =6回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 エスパニョール:○バルド(視野の広いパスでチャンスを演出、2点ともアシスト)