
そろそろGWですが、今年は何連休ですか?
そろそろGWです。
毎年、業界的には何連休なのかが話題に上がることがあります。
昔々、GWとはいえ、3日と5日は祝日でも、4日が平日だったこともありますが、今は4日も休みになっているので、普通にこの3日間は休みでしょうか?
年によっては、4月29日(金)、30日(土)、5月1日(日)と続いたあとの2日(月)を休みできると、ほぼ1週間休みになりますね。大学によっては、この2日を休みにしたりしなかったりと。今年は29日が火曜日なので、4月30日~5月2日は授業でしょうか。もしかして、休みにしている大学もあるかもしれませんね。
ちなみに、勤務先では4月29日は授業をします。
GWではないですが、いわゆるハッピーマンデーの月曜の祝日は授業をすることも多いです。そして父母から、「どうして大学は祝日に授業をするのですか?」を聞かれることもあります。業界的には祝日にも授業がある場合があるのはもはや当たり前だけど、世間は違うようです。でも、トヨタカレンダーのように企業独自のカレンダーもあるのに、大学独自の常識でもないような気もします。
卒業に必要な単位に不足する単位数に比例した学費制度
いつまで続くかわからない、大学改革与太話シリーズ。
以前、単位数に連動する学費について聞いたことがある。
文系の大学生の一定割合は、3年生までで卒業に必要な単位をほぼ取り切って、4年生は就職活動に専念。授業を履修していないのに、学費を払うのはおかしい、という批判に応えるべく、単位数に応じた学費制度を導入とのこと。
完全に単位数に連動しているのではなく、基本料金のような一定額の学費と履修登録した単位数に応じた学費が大学に納入する1年間分の学費となるとのこと。その結果、4年生の学費は抑えられることになる、という訳だが、そうは問屋が卸さなかったそうで、4年生が学費を節約するために、卒業にギリギリな単位数しか履修登録しない結果、逆に留年が増えたとか。定額制だと、いわゆる保険をかけて、多めに履修登録するのだが、このような学費制度だと多く履修すると学費が増えるので、それを避けたとしても、上手くいかないと留年してしまって、トータルではさらに学費がかかるということ。
そこで、その改良版を考えてみた。この話の詳細までは把握していないので、その制度に含まれている内容かもしれないけど、あくまでも与太話なので、ご容赦を。改良版といえるかどうかは怪しいが。
その仕組みとは、毎年の学費は卒業に必要な単位数のために履修しなければいけない最低単位数に応じて決まるようにするものである。イメージとしては、1年生の時は学費が高く、単位を取るにつれて年々学費が減っていく、というものである。
計算を単純にするために、1年間の基本となる学費を100万円とし、卒業要件単位を100単位とする。また、1年間に履修できる単位数の上限は30単位とする。
1年生の時は100万円を納入する。仮に1年生の間に30単位修得したならば、2年生以降で履修すべき残りの単位数は70単位となる。すなわち、卒業に必要な残りの単位数の割合は70%となる。その結果、2年生の学費は、100万円に70%を乗じた70万円となる。仮に4年生になるまでに毎年30単位取得したならば、3年間で90単位を取得しているので、4年生では卒業に必要な残りの単位数の割合が10%になる。よって、納入するのは10万円。しかも、履修できる上限の単位数は30単位と変わらないので、保険が掛けられる。
もし、1年目にさぼって、10単位しか修得できなければ2年生の学費は90万円となるので、学費を抑えるためには真面目に勉強しなければいけない、ということになる。
これは、経済的なインセンティブで学生にもっと学ばせようというものだけど、えてしてこういうのは事前の予測通りにはならないもの。でも、今の無償化の要件もどうかと思うので、もうすこし色々と工夫してみてもいいと思う。
大学の授業のレベルが低すぎる?何を今更?
このような授業を肯定的にとらえているわけではないけど、何を今更の感はぬぐえません。
18歳人口が減り、大学数(=日本全体の大学入学定員)が増え、大学教育が一部のエリート教育からマス教育になれば、こうなることは明白だったはず。大学だって経営破綻は避けたいので、とにかく学生を確保したい、となれば益々低い方へ流れるでしょう。それを社会も、積極的に批判してきていないという意味で、まあ良しとしてきたんだと思う。加えて、〇〇の人たちは自分たちの失政を認めたくないから、反論するでしょうね。
まあ、大学数が増えたから自分もこの職に就けたのでは、という面は否定しないです。
色々と思うところもあるけど、上手くまとめられそうもないので、このエントリーはここでおしまい。
単位制度を変えてみたい
妄想レベルの大学改革与太話。根拠も何もない、単なる思いつきです。
科目のレベルに応じて、単位数を変えたらどうだろうか。現在は、基本は、半期15回で事前学習と事後学習をあわせて2単位。そこで、レベルが高いものほど、事前学習や事後学習が必要だろうということで、4単位、6単位と増やしていく。
楽をしたい者は、レベルが低い科目をとるかもしれないが、そういう科目は0.5単位とか少なくして、現在よりも相当多くの科目を履修しなければいけなくする。
なんてことをしてみたら、学生の学びは変わるだろうか。
令和7年の「米」騒動、その2
昨日のエントリーの米は穀物の話。
今日は、アメリカの話。
花札、いやトランプに振り回されていますね。大学も場合によっては無縁ではないです。それは、企業への影響が回り回って、企業が新卒採用を絞ること。今は売手市場ですが、経済状況の変化は企業の姿勢を一変させます。
かつてはリーマンショックの時。これも直前まで売手市場でした。1学年上の先輩の就活を見ていて、安泰だと思っていた3年生は、その変化に相当振り回されました。
今はその時と比べて更に人手不足が進んでいるとのことで、少しは状況が変わっているかもしれません。いや、そう願いたいです。
令和7年の「米」騒動
国内に目を向ければ、インフレ傾向。色々なものが値上がりしていて、中でも米が高い、高いとマスコミも連呼している。学食も値上げしている。
自宅で食事をするときの基本はご飯派。沢山とは言わないが、毎月コンスタントに米を買っています。安いのに越したことはないけど、社会科学を生業とする身としては、これまでも、安すぎないかと米農家の経営状態も気になっていた。
マスコミ報道を見る限り、今の価格水準に見合う金額が農家に払われているならばいいが、ここぞとばかりに買い占めている業者が中抜きしているだけとも。
しかし、米に限らず、物価が上がったからといって柔軟に学費を上げる訳にはいかない。世間では東大の学費値上げやら、国立大の学費を年150万円程度のすべきだ、という話も聞くが、多分学費を上げても教員の待遇改善には余り向かわないと思う。充分もらっているでしょ、という批判もあるかもしれないが、ここ数年の企業の賃上げの報道を見る限り、どこの世界の話なんだろうとも思う。
意外ともっている?
あくまでも個人的な感想。
18歳人口がどんどん減っていくのはずいぶん前から分かっていて、一方で大学の数は増えて、となればこうなるのはわかっていたはず。最近は短大など募集停止が増えてきているけど、四年制大学が経営破綻したり募集停止したりするのは、意外と少ないと思っていた。
もちろん、そこには補助金が・・・、という話につながっていくのだろうけど。
母校がなくなると寂しいと思うので、そうならないほうがいいとわかっていても無理な話。いつ荒療治がはじまるのか、それとも自然に淘汰されるのを待っているのだろうか。
今年も安泰?それがかえって・・・
すでに投稿したように、入学式がありました。
所属学部&大学全体で、今年の入学者数も、定員を少し上回る水準で、目標達成、といえます。もちろん、志願者数も一定数いるので、入試の倍率も1倍を割るようなことはなし。定員割れをしている私立大学が相当数に上るとの報道もありますが、その意味では今年も安泰だったのでしょう。
この定員割れも数%の定員割れなのか、数十%の定員割れなのかで状況が随分変わってきますけど、報道だとその点は明確ではないですね。
しかし、勤務先のこのような状況が、かえって危機感を持たない人が多いような雰囲気をつくっているような気もしないでもないです(まどろっこしい文章ですね)。いやいや、君たちもっと危機感持った方が良いよ、と言いたい。
危機感を持って色々と改革をやらされるよりも、研究業績を上げて他校に栄転することを目指しているのかもしれませんが。
入学式も終わって新年度始動
入学式も無事終わりました。
来週から、前期の講義が始まります。
個人的には新たに担当する科目があるので、2~3月は、その準備に結構時間を費やしました。
遙か昔前任校で担当していた科目でもあるのですが、その後の展開などを反映すべく、シラバスを作成する際にはじっくり考えたのですが、思いの外手こずっています。
AIを上手く使いこなせれば、スライド作成も楽なのかもしれません。新技術への、個人的な対応の遅れもどこかで取り戻さなければならないですね。
まとまるのか?
昨年末頃から所属学部で改組の検討が始まった。
皆、大学を取り巻く環境を考えれば、改組自体には賛成だが、その内容になると考えていることが違う。まさに総論賛成各論反対、という状況だ。
果たして本当にまとまるのか。危機意識を共有できればいいのだが。頼むぞ、学部長!