本間 真二郎 医師 「 ウイルスの変異とは 」 変異株について | source message

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人生は素晴らしい! 世界はこんなにも美しい!!

 

 

 

 

 

何度か、このブログでもご紹介しています、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本間 真二郎 医師 の最新刊が出ます!キラキラデレデレラブラブラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワクチンを打った人、打っていない人、ワクチンに迷いがある人、必見! 3回目の接種も現実味をおびるなか、私たちは新型コロナワクチンとどう付き合っていくべきか。その答えがここにある!




 感染の「本当の原因」は私たち自身にある。ワクチンにすべてを託すのではなく、「免疫力」と「抵抗力」「解毒力」を生活のなかで高めていくために私たちが見つめ直すこと――。

 

 

 

 

 著書は、栃木県那須烏山市の自然派医師で、アメリカ・NIH(アメリカ国立衛生研究所)出身のウイルス学研究者。自然に沿った暮らしを実践するなかでの、「自己軸」からの感染対策のすべてを網羅しました。ワクチンという「他者軸」に頼るのでなく自己の内面の力「自己軸」により、感染の恐怖から身を守るための一冊です。





〈著者メッセージ〉
 

 

本書には大きく4つの狙いがあります。




1=新型コロナに対しての「認識のズレ」を正す
 

 

 新聞、テレビなどメディアの影響により、「コロナ恐怖症」にいたっている人がとてもたくさんいます。それらを理性的に解消するために、厚生労働省をはじめとするオープンデータなどから明確に示しました。



 本書を読めば、必要以上の不安に駆られている人、そのために活動を制限したり、経済的に困窮したりしている人、本当の意味で生きる楽しみを失ってしまっている人に希望を与えられると思います。本書は読者のみなさんを不安に陥れるような情報ではなく、何よりも必要な安心を与えられるものだと思います。




2=ワクチンについて、正確な情報をつかみ、考えてほしい


 ワクチンについては、「ワクチンに関する決まり」「打つかどうかは、自分の意思で決める」「ワクチンの歴史的意味」「ワクチンの必要性について」から、「その効果」「副作用」「接種の影響として考えられること」「自然感染との違い」など、これまでに私が書いたことのない視点も含めて記しました。

 

 

 「本当はワクチンを受けたくないのに、同調圧力で受けざるを得ない。なんとかならないでしょうか……」という問い合わせが、毎日のように寄せられます。現在の「同調圧力が強い世の中」では、自分の意思を示すためには強い説得力が必要になります。そんなときに、本書の内容を順序だてて説明すれば、ワクチンを強制されることも、強制することもなくなる内容になっていると思っています。



 

3=免疫という体のしくみを知る
 

 

 

 

4=あらゆる対策は、「他者軸」のものから、「自己軸」への転換が大切





 新型コロナウイルス感染症も含めた、あらゆる病気の本当の原因は、自分自身にあります。新型コロナウイルスの感染流行は、そうした内なる力を見つめ直すきっかけでもあるのです。

 

 

 

 

 

「 本の執筆 」 が終わったようでして、

 

 

 

 

また 本間 医師 の記事の更新が始まりました!キラキラデレデレ

 

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは 「 変異株について 」 キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

よく聞かされているけれど、

 

 

 

詳しくは知らない、このメカニズムを、

 

 

 

本間先生が分かりやすくご教授して下さいます!キラキラべーっだ!

 

 

 

 

 

 

本間先生の英知に触れて、ここで改めて〝 キラキラ 基本 キラキラ 〟に立ち返り、

 

 

 

 

 

今の世の中を省みて行きましょう!キラキラデレデレラブラブキラキラ天使キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

『 ウイルスの変異とは 』 変異株について①

 

 

 

 現在、新しい本の執筆が終わり出版の最終段階に入っていますので、少しずつ情報発信を再開していきます。今回の「変異株」シリーズについては新しい本でも解説しています。

 

 

 

 新型コロナについて、デルタ株、イプシロン株・・・ミュー株など、次から次へと新しい株が見つかっているとのことです。私の所にもデルタ株についての問い合わせをたくさんいただいています。

 

 

 

 そこで、ウイルスの変異株、とくに現在流行中のデルタ株についてシリーズで説明していきます。ウイルスの変異とは何かなど基本的なところから順を追って解説します。

 

 

 

 ウイルスの変異とは、ウイルスの遺伝子(設計図)が変化することで、ウイルスの進化とも言えます。一つのウイルス(例えばインフルエンザウイルス、ノロウイルスなど)の中で、もとのウイルスからほんのわずかでも変異してできた新しい遺伝子をもつウイルスを変異ウイルス株、略して変異株と言います。

 

 

 

 ウイルスは、細胞を持たず、本体であるウイルス遺伝子をウイルスたんぱく質や脂質の膜(エンベロープ)でくるんだとても単純な構造をしています(図1)。

 

 

 

 

 

 

 ウイルスには、遺伝子がDNAであるDNAウイルスとRNAであるRNAウイルスがありますが、新型コロナはRNAウイルスになります。

 

 

 

 

 人の遺伝子(DNA)はほとんど変化しませんが、ウイルス遺伝子の変異はとても速く、特にRNAウイルスは変異するのが当たり前の日常的なことになります。

 

 

 

 

 新型コロナウイルスはRNAウイルスですので、変異しやすいウイルスになります。しかし、RNAウイルスの中では変異が遅い方で、インフルエンザウイルスの10分の1以下と考えられています。

 

 

 

 変異が速いウイルスの代表であるインフルエンザウイルスでは、1人の感染した人の体内で大量に増え、その人から出て来る時には、変異したウイルスになっていることもあります。新型コロナは、約15人への感染を経て1回変異する程度と考えられています。

 

 

 

まず、ウイルスが変異した場合の原則を解説しておきます。

 

 

 

 

 

原則① 変異してもウイルス自体の大まかな性質は変化しない

 

 

 

 

 

 ここで言う性質とは、元のウイルス自体の性質ということです。どんなに変異しても、例えばインフルエンザウイルスはインフルエンザウイルス(通常、強いかぜ症状を起こす)であり、ノロウイルスはノロウイルス(通常、下痢や嘔吐を起こす)であるということです。

 

 

 

 新型コロナも、変異により突然、エボラウイルス(感染者の数人に1人が亡くなる)のように強い致死性を持ったり、麻疹のように(爆発的な)感染力を持つようになることはありません。

 

 

 

 もちろん、後で述べるように、感染力が上がったり、症状や重症度、合併症を起こす頻度が変化するような違いは出てきます。

 

 

 

 

 

原則② 重篤な病気を起こすウイルスは変異すると徐々に性質がマイルドになる

 

 

 

 

 

 ウイルスの致死率が高くなり、感染した人が次々と死んでしまうと、ウイルス自身も生きることができなくなり、ウイルスにとって都合が悪いからです。ウイルスは、手の加わらない天然の状態であれば、通常自然の摂理に反するようなことはしません。

 

 

 

 これにより、たいていは、変異して感染力が高くなると、病気の重症度は低くなることが多いことも理解しておきましょう。

 

 

 

 軽症な症状を起こすウイルスでは、性質が穏やかになる事もあれば、激しくなることもありますが、大きくは変化しません。

 

 

 

 次に、ウイルスが変異したらどうなるのか、つまり、変異した場合に何が問題になるのかについて説明します。

 

 

 

 まずは、変異した場合に感染力が上がることが考えられます。正確には、ウイルスが変異した場合、感染力が上がる事もあれば下がる事もあります。しかし、感染力の高い株が、先にどんどん人に感染して広まっていきますので、感染力の低い株はその後は広まらず、感染力の高い株だけが残るのです。

 

 

 

 流行の中で、少しでも感染力が高く、他人にうつりやすい変異株が出ると、その後は、他の株を押しのけて、この感染力の高い株だけがみられるようになります。パンデミックを起こすような感染性の高いウイルスの流行では、どのウイルスにもこの傾向が見られます。

 

 

 

 そして、感染力が高くなること以上の問題は、今までの自然感染やワクチンによる免疫(個人の免疫も社会全体の免疫も両方とも)の効果が低下することです。

 

 

 

 免疫の効果が低下することにより、やはりその後の感染が拡大するのと、死亡を含めた重症化の割合が高くなることが問題になります。

 

 

 

 この時、変異が大きければ、これまでの免疫は効かなくなりますが、通常は効果が低下しますが、まったく効かなくなることはありません。これらについては次回の記事にも詳しく解説します。

 

 

 

 

 

以下は、これまでの記事でも繰り返し書いていますが、今回の記事のまとめになります。

 

 

 

 

①ウイルスが変異していくのは当たり前

 

 

②ウイルスが変異してもウイルス自体の性質は大きくは変わらない

 

 

③重篤な感染症を起こすウイルスの場合、変異すると性格はマイルドになることが多い

 

 

④一般に、感染力が高くなると、重症度は低くなることが多い

 

 

⑤感染力が高い株が生まれると、その後に検出される株はその株の占める割合が急速に多くなる

 

 

 

 

 

次回は、変異株が生まれるメカニズムになります。

 

 

 

 

 

 

これまでに書いてきたコロナウイルス関連の記事は以下にまとめています。

https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2728645230793812

 

 

 

 

 

 

 

『 ウイルス変異の影響 』 変異株について②

 

 

 

前回の記事は、ウイルス変異の基本的な原則を簡単に解説しました。

 

 

 

今回はウイルスが変異の影響、つまり変異により何が変わるのかを補足して解説します。

 

 

 

 はじめに、新型コロナウイルスの構造について簡単に説明します。新型コロナは本体である遺伝子RNAが脂質の膜に包まれた構造をしていることは前回の記事で説明しました。この脂質の膜にはスパイクタンパク質というとげのような形をしたウイルスタンパク質が突き刺さった状態になっています(図1)。

 

 

 

 

 

 

 ウイルスが細胞内に入り感染するためには、ウイルスのスパイクタンパク質が人の細胞表面の受容体にくっつく必要があります。スパイクタンパク質と受容体はカギとカギ穴の関係になっており、他の組み合わせではくっつく事ができません。新型コロナの場合の受容体は人の細胞上にあるACE2になります(図2)。

 

 

 

 

 

 

 ウイルスが人の細胞に感染すると、細胞内で増殖し、ウイルスタンパク質(人からみたら異物)を作ります。ウイルスタンパク質の中で、スパイクタンパク質は感染のはじめのステップに必要ですので、最も重要なものになります。

 

 

 

 ですから、新型コロナのたくさんある変異株の中で、スパイクタンパク質の部分に変異がみられ、感染力や重症度などに影響を与える可能性が高い株に対して、特別にギリシャ文字を使って、順にアルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株・・・ミュー株と呼んでいるのです。

 

 

 

 人の免疫系はウイルスに感染されると、このスパイクタンパク質に対する免疫を作ります。免疫にはいくつもの種類がありますが、ここでは抗体のことと考えていいでしょう。

 

 

 

 この抗体も、スパイクタンパク質にくっつくことでウイルスがACE2にくっつくのをブロックし感染を防ぎます。以下に抗体の作用について簡単にまとめます。

 

 

 

 

・ウイルス自体を排除(不活化)する

 

・ウイルスが感染する細胞を減らす

 

・新たな感染を防ぐ

 

 

 

 

 抗体ができることにより、生体はウイルス感染から回復したり、次の感染を防ぐことができるようになります。

 

 

 

さて、ウイルス変異とは、ウイルスの本体であるウイルス遺伝子の配列が変化することでした(図3)。

 

 

 

 

 ウイルス遺伝子はウイルスを構成するタンパク質の情報(設計図)が入っています。ここが変化するわけですから、変異するとウイルスタンパク質の形が少し変わることになると考えるといいでしょう。

 

 

 

 変異はウイルス遺伝子上のどこにでも起こりますが、先に説明したように、とくにスパイクタンパク質の遺伝子部分に起こる変異が重要です。これにより、スパイクタンパク質の形が変わることで以下の影響が出るからです。

 

 

 

 

 

①受容体であるACE2とのくっつき方が変わる(図4)

 

 

 

 

 

 

 

 

 簡単には、くっつきやすくなると感染力が上がり、くっつきにくくなると感染力が低下すると考えるといいでしょう。

 

 

 

 

 

②抗体のくっつきが悪くなる(図4、図5)

 

 

 

 

 

 

 

 

 抗体はスパイクタンパク質の形を厳密に区別してくっつくことで効果を発揮しますので、形が変わるとうまくくっつくことができなくなります。形が大きく変われば、これまでの免疫は効かなくなりますが、通常は効果が低下しますが、すぐにまったく効かなくなることはありません。

 

 

 

 つまり、変異によりスパイクタンパク質の形が変わる事で、感染の始まりである受容体や感染をブロックする抗体とのくっつき方が変化するのです。それにより感染力や症状、これまでにある抗体(免疫)の効果が違ってくるのです。

 

 

 

 

 

今回の記事のまとめです。

 

 

 

 

①ウイルスの変異による影響はウイルスタンパク質の形が変わることで現れる

 

 

②ウイルスタンパク質の中では、スパイクタンパク質の部分の変異が重要

 

 

③スパイクタンパク質の形が変わると受容体や抗体とのくっつき方が変化する

 

 

④その結果、感染力が変化したり、今までの免疫(抗体)の効果が落ちる

 

 

 

 

 

 次回は、変異株が生まれるメカニズムになります。こちらを書く予定でしたが、今回の記事の内容を踏まえた方が理解が深まると思いますので先に解説しました。

 

 

 

 

 

 

 

『 ウイルスが変異するメカニズムとその影響 』

変異株について③

 

 

 

 

 

〜 ワクチンが新たな変異株をより強力に誘導する 〜 とても重要です!

 

 

 

 

 

前回の記事は、ウイルス変異による影響について解説しました。

 

 

 

とくにスパイクタンパク質の形が変わる事により、感染力や抗体の効果が変わる点を説明しました。

 

 

 

 今回はウイルスが変異するメカニズムになりますが、とくにワクチンとの関係を理解していただきたいと思います。

 

 

 

ウイルスが変異するメカニズムは大きく2つあります。

 

 

 

 

 

メカニズム① ランダムに起こる変異

 

 

 

 

 

 一つはランダムに起こる変異、つまり偶然に起こる変異です。何もなくてもウイルスは、時間の経過とともに自然に変異していきます。コロナウイルスは変異の速いRNAウイルスですが、インフルエンザウイルスほどの速さではないことははじめの記事で解説しました。

 

 

 

 

 

メカニズム② 生存に圧力がかかることによる変異

 

 

 

 

 

 もう一つは、環境に合わせるために起こる変異です。これにはたくさんのものがあるのですが、この記事では、もっとも重要な生き延びるために必要があって起こる変異について解説します。

 

 

 

 コロナウイルスは、スパイクタンパク質が細胞上のACE2受容体にくっつく事から感染が始まります(図2)。ウイルスが生体内に侵入しても、スパイクタンパク質に対する抗体があると、ブロックされて細胞に感染できません。

 

 

 

 

 

 

コロナに対する抗体はウイルスの自然感染やワクチン接種で作られます。

 

 

 

 ウイルスの流行(自然感染)が拡大したり、ワクチン接種が徹底されたりする事により、コロナの一つの株に対して多くの人が免疫をもつと、そのウイルスは新しく感染し増殖する(つまり生き延びる)ことができなくなります。

 

 

 

 そこで、スパイクタンパク質の遺伝子が変異することにより、今までの抗体によるブロックを逃れることができ、ウイルスは新たに感染できるようになります(図4、図5)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に、この変異株ができるメカニズムを踏まえたうえで、自然感染とワクチン接種でできる抗体が異なるというとても重要な点を解説します。

 

 

 

 

 

ウイルスはスパイクタンパク質以外にもたくさんのウイルスタンパク質を作ります(図4)。

 

 

 

 

 

 

 自然感染では、これらの多くのウイルスタンパク質についても抗体が作られ、ウイルスの感染や増殖を防ぐ力になります。

 

 

 

 ですから、スパイクタンパク質に変異が起こり、これに対する抗体を逃れるウイルスが出現しても、他のタンパク質に対する抗体を含めた総合力で、変異株がすぐに広まる事を防ぎます。

 

 

 

これは、自然感染ではワクチン接種に比べ、強く、長く続く免疫ができる理由の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、ワクチンにはスパイクタンパク質の設計図(mRNA)しか入っていないので、ワクチン接種でできるのはスパイクタンパク質に対しての抗体だけになります。

 

 

 

 ですからこの部分が変異したウイルスが出現すると、すぐに抗体の効果が弱まり、あっという間に変異株が広まります。

 

 

 

 このように、自然感染でも変異株は出現してきますが、ワクチン接種(の徹底)では、その変化を不自然な形で強制的に加速させる事になります。

 

 

 

 

 つまり、ワクチンが新たな変異株の出現を強力に誘導します。ワクチン接種が新たな変異株を生み出す事もありますし、いままでマイナーだった株をメジャーな株に押し上げることもあります。

 

 

 

 

 それによって、たくさんの新しい変異株の中で、感染力が高くなった株が一つでも生まれると、必然的にその株が選択されて、その後急速に感染が拡大することになります。

 

 

 

 現在のデルタ株(およびそれ以降に出た株)はそのような状況下で生まれたために感染力が強いと考えられます。

 

 

 

 

 

今回の記事のまとめです。

 

 

 

 

①ウイルスが変異するメカニズムには、主にランダムに起こる変異と免疫(抗体)を逃れるために起こる変異がある

 

 

 

②自然感染でもワクチン接種でも、ウイルスに対する抗体はウイルスの生存に圧力をかけ、変異を誘導するが、以下の違いがある

 

 

 

③自然感染では、スパイクタンパク質以外のあらゆるウイルスタンパク質に対する抗体ができ、変異株の出現や拡散は遅くなる

 

 

 

④ワクチン接種では、スパイクタンパク質に対する抗体しかできず、変異株の出現や拡散を強力に誘導する

 

 

 

 

 

次回は、デルタ株の現状についての解説になります。

 

 

 

 

 

 

これまでに書いてきたコロナウイルス関連の記事は以下にまとめています。

https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2728645230793812