今朝の朝食はカップ麺！栄養士的視点でカップ麺を検証

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※現在アメーバhttps://ameblo.jp/socchidiary/以外でブログを書いておりません。
 
おはようございます。本日も急遽出勤になり、ブログの更新がおくれました。
 
 
今朝ニュースをみたら、多くの方がお亡くなりになり、
避難されている方を思うと、胸が痛みます。
心からご冥福をお祈りいたします。
私の住んでいる場所は何も被害はなかったのですが、
少し移動したところでは、浸水被害がありました。
被害にあわれた方には、心からお見舞い申し上げます。
 
 
さて、昨日の、我が家の朝食をカップラーメンにしました。
避難所でカップラーメンを召し上がっている方もいらっしゃると思うのですが、
カップラーメン＝体に悪いということはありませんので、過度に心配されないでください。
ただ、注意点として、カップ麺だけ食べていて十分かと問われたら、十分ではありませんが、
短期的にカップ麺だけでも、何かが起こるわけではありません。

 

では、本日は、カップラーメンを、栄養士的視点で見てみました。

 
↓我が家の今朝の朝食↓　カップ麺うまぁ～

 

カップラーメンはなぜ体に悪いといわれていたか？

 
理由は2点あると思います。
 
①カップラーメンが出始めたころ、カップラーメンしか食べない人がおり、脚気になった人がいたそうです。これは何もカップ麺に限らず、白米しか食べなくても同じ現象が起こります。
カップ麺は、炭水化物＋ややタンパク質が入っている主食的食品なので、それしか食べない事で、脚気になる人がいたそうです。
現在はご覧の通り、ビタミンB1が0.33mg、ビタミンB2は0.58mg添加されているので、脚気の心配はありませんが、長期的にカップ麺「だけ」というのは、当然よくありませんが、おにぎりだけの人も同じことが言えます。
 
 

 

②過去、粗悪な油を使っている商品があった。

1958（昭和33）年に発売された世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」は、すぐに全国で品切れが続出するほどの人気商品となりました。そうすると、それに続けといわんばかりに粗悪な模倣品までもが世に出回っていったのです。

質の悪い油でつくられたそれらの商品でお腹を壊す人も多く、そのことがマスコミによって大々的に報道されたことで、「インスタントラーメン」そのものに対するイメージが悪くなってしまったのだそうです。

 

引用元：ななぴ　 日本即席食品工業協会　専務理事・任田（とうだ）耕一さん 2015年インタビュー記事　https://nanapi.jp/ja/123929

 

カップ麺の栄養価は栄養士がみると、どのようなものか？

 こちらがカップ麺の栄養成分成分です。
こちらを厚生労働省の「食事摂取基準」をもとに評価したいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2a.html

 

 

 

●カロリーについて検証

カップめん、1個のカロリーは３０８Kcal。これは高カロリーではありません。むしろ程よいです。
理想的なカロリー量は、 活動量の少ない成人女性1400～2000kcal（1食５００Kcal程度）、男性は2200±200kca（1食７３３kcal)l程度が目安で、３０８kcalというのは男性にはこの大きさのカップ麺では少な目、女性に程よい量と考えられます。
というのは理想的な食事にはPFCバランス（摂取カロリーのうち三大栄養素の「P＝たんぱく質」「F＝脂肪」「C=炭水化物」の理想値が決まっており、たんぱく質：13～20％、脂質：20～30％（飽和脂肪酸は7％以下とする）、炭水化物：50～65％）
カップ麺は炭水化物がメインの主食と考えられる食品なので、PFCバランス的にも、カップ麺は程よい炭水化物量と、カロリーであると考えられます。
 

●脂質について　1個あたり１０．２ｇについて　問題ない。

脂質は総カロリーの20～30％（飽和脂肪酸は7％以下とする）。成人女性として1食５００kcalとして、脂質で１００kcal～１５０kcal（１１ｇ～16.8g)が理想的な数値です。
その数値より若干低く、副菜やサラダなどで脂質が追加されるので、若干多いか、程よい量の範囲と考えます。（たんぱく源となる卵1個の脂質が５，２ｇなので、卵をたしても１６，８ｇは超えません。ただし副菜はドレッシングではなく和え物などが良いと思います。
 

 

●タンパク質について　1個あたり８，７ｇについて　問題ない。

タンパク質は1日に女性５０ｇ男性６０ｇ程度（肉の量ではないうタンパク質量です）
1食あたり、女性１６ｇ男性２０ｇ程度が理想とされています。
主食と考えると、カップ麺は８，７ｇあり、十分だと思います。
ちなみにご飯1膳（１５０ｇ）のタンパク質量は、３，８ｇ、食パン6枚切り1枚のたんぱく質量は、５，５ｇ程度、なので、主食としては、多めです。
 
タンパク質量もこちらに卵（卵1個のタンパク質６，２ｇ）などを補えば、まあまあのタンパク質が補えます。
 

●塩分は？　多いが、麺類は全部多い。

1点だけ気になることがあります。それは食塩相当量５，２ｇ
1日の塩分量は（ 男性は1日当たり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満 ）。これはカップ麺だけではなく、麺類全般に言えることで、どうしても塩分量が多くなります。
献立でもリクエストで月2回（多いところは週１らしい）麺類を入れている
事業所って多いと思うのですが、これを入れると、当然月の平均塩分量が多くなります。
献立は保健所に提出するのですが、塩分が多いまま出せないので、他の献立で塩分を減らすなど工夫が必要で、結果、他の給食献立で調整することになります。本当はこの料理いれたいけれど、塩分の問題でいれられないということがしばし起こります。
そのため、汁をすべて飲まないということが良いのではないかと思います。
 
ただ避難生活中に、食べるものが足りないときに、それを実践するのがよいかどうかは私にはわかりません。お腹がすいていて、限られた食料の中で、美味しいカップ麺の汁を捨てるのか？と追われたら、特に持病がなければ、私なら美味しく最後まで飲み干します。
 
 
 

 

●添加物について

添加物について、厳格なルール・規定があり、一生涯食べ続けても問題ない量を計算されています。被災中に過度に心配する必要はありません。
 
 
 
結論は、塩分だけ気にされた方が良いと思います。
ちなみに梅干し1個（２０ｇ）の塩分量は、 塩漬けの梅干し4.4g、調味料漬けでは1.5g 。
梅干し入りなどのおにぎりを多く食べるのも同じことでも同じことが言えます。
 
 
さて、ネットで話題のカップ麺を美味しく食べる方法が塩分かとにもなり、
タンパク質もUpするので次ブログに続きます。
 
 
 
 
 
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