週前半の折り込みは少なめの仕事量になるので、概ねお昼を過ぎたあたりで終了します。
今日もそんな感じだったので、午後からは自由時間。
手仕事のお供は、映画「シャーロックホームズ」を2本。
2009年と2011年に公開(アメリカ)されている作品なんですが、どちらも初めてです。
シャーロックホームズ役の人、どこかで見たことある。
何だったっけ…
そんなことを思いながら見続けて…
1本目を見終わるころにようやく思い出した。
「アイアンマンの人だ!」
昨日の1本目に聞いたのは、サークル:Parasaite Gardenさんの「帰ってよ、恵くん!」(CV:湯町駆)。
ダウンロード作品です。
これをダウンロードしたのは去年の9月。
すっかり聞くのを忘れてました。(苦笑)
聞いていないCD盤は寝室のテーブルの上に出しっぱなしになってるので、まだ聞いていないタイトルってのがパッと分かる。
ダウンロードの場合は、それぞれのフォルダに入れてしまうと、聞いていないものがどれなんだか、どこにあるんだか、ってのが瞬時に分からない。
おまけに、ダウンロード作品がどんどん増えてきてますからね。
こんな感じで、ダウンロードしてあるのに聞いてないってものはまだまだあるはず。
これも、ちょうど湯町駆さんのターンという感じで、このところ連続で聞いているから、発見したようなものです。
Parasaite Gardenさんは、私のお気に入りサークルさんの一つ。
この作品は、Parasaite Gardenさんにしては珍しくコメディタッチです。
珍しく…というか。
これまでの作品も、クスっと笑ってしまうシーンとかはある。
コメディを前面に押し出してるってのが珍しい、という感じですね。
今作の彼は東条恵(とうじょうめぐむ)さん。
彼はカッコ良くて優しくて王子様のような人。
わたしは、普通のOLです。
「わたし」、とんでもないことを計画しました。
彼の拉致監禁です。(笑)
もうね、この設定だけでも「え?(笑)」でしょ?
”わたし”が拉致監禁されるのならたくさん経験してきてますが、わたしが拉致監禁をするのは初めて。
彼の飲み物に睡眠薬を入れて、わたしの部屋に連れ込むことに成功。
手錠をして鎖をつないで、監視用の隠しカメラもセットした。
そうして…彼が目を覚ました。
なんか、予定通りにことは進まない。
いろいろと要求が多い。
お腹が空いたからと食事を用意するように命令される。
要求通り、サンドイッチを作ってあげたら…
「美味しくない」と一刀両断。
「お腹が空いてたから食べてあげたけど、普通ならゴミ箱行きレベル」だと。
他にも部屋が散らかってるだの、掃除が行き届いてないだの…。
口うるさいし、オレ様だし、罵倒してくるし。
王子様だと、運命の人だと思い描いていたのがガラガラと音を立てて崩れ去る。
そこで、手錠を外して…『帰っていい』と告げると、思いもよらない返事が返ってきた。
「一日三食ご飯付きで、見た目が好みの女に世話してもらって、仕事に行かなくても良いなんて最高。帰らないから」
ちょうど、彼が持っていた花丸シール。
このシールを10枚もらえたら、帰ってくれると言う。
でもね、恵くんはドSでイジワルだから、なかなかシールをもらえない。
彼の言い草によると、監禁するということは生かすために世話をする、ということ。
もちろん、えっちも彼の要求です。
最初なかなかもらえなかった花丸シールだけど、徐々にもらえるようになってきた。
彼のお小言の影響で、料理の腕も上がってきたし、部屋の片づけや掃除も行き届くようになってきたから。
そして、彼の言葉の端々に、わたしのことを気遣っているようなのを感じるようになってきた。
まあ、「わたし」もMっ気があるようだから、ってのもあるんだけど。
わたしのことを「顔が好み」とか「かわいい」とか、さりげなく言ってくるのって…なんかズルい。
口うるさくてわがままで面倒な人なんかごめんだと思うのに…。
彼にしても、自分の本性をさらけ出しても逃げずにいるし、言ったとおりにしようと(それなりに)努力してるし、おバカな行動が放っておけない気分にさせられた、という。
本当はもっと早い段階で終わりにするつもりだった、と。
なんかね、最初は本当に「早く帰って!」っていう気持ちで聞いてました。(笑)
こんな面倒くさい人は嫌だ~って。
途中からはそんな気持ちもなくなりました。
ちょっとした言葉や態度に優しさが見え隠れしてるから、なのかな。
それに「かわいい」って言葉ですよ。
「かわいい」って魔法の言葉ですもん。
そうだなぁ…
”1かわいい”で”10嫌だ”がクリアされてしまうくらいの威力がありますよね。(私感)
ライターの蓮井子鹿さんが書くお話って好きです。
これまでの闇に堕ちるストーリーも好きだし、今回のコメディタッチのも良かった。
やっぱりキャラクターの性格というか本質というかがしっかりしてるからなんでしょうね。
ストーリーの進み方に矛盾も無駄もない。
ちょっとしたセリフにキャラの気持ちが込められている。
そして、そんな風に込められた感情を的確に表現してくれたのが湯町駆さん。
連日、湯町駆さんを聞いてますが、またしてもしっかりと別人格です。
声音の話ではなく、会話から受ける印象の話です。
うまいな…と、またしても唸らされました。
Parasaite Gardenさん、2月に新作が出るということで、ちょっと内容を覗いてきたんですが…。
完全に二つに分岐しているお話なのか。
それとも、どこかでリンクするのか。
何やら面白そうです。
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