THE DEATH OF STALIN
監督:アーマンド・イアヌッチ
音楽:クリストファー・ウィリス
出演:スティーヴ・ブシェミ、サイモン・ラッセル・ビール、パディ・コンシダイン、ルパート・フレンド、ジェイソン・アイザックス、オルガ・キュリレンコ、マイケル・パリン、アンドレア・ライズボロー、ポール・チャヒディ
2017年 フランス / イギリス / ベルギー / カナダ映画


旧ソ連の最高指導者スターリン急死後の政権内部の争いをアイロニカルに描いたブラック・コメディ。
この映画、ロシアでは上映禁止になったそうです。
スターリンの後継者の座を狙って、フルシチョフ、マレンコフ、ベリヤといった実在の人物たちが争いを繰り広げます。
ストーリーは、スターリンが自室にいる際、突然発作を起こして倒れ、
意識不明のところを側近たちに発見されますが、皆自分に責任が及ぶことを恐れて
適切な対応が出来ません。さらに悪いことに優秀な医者はみんな粛清されてヤブ医者しか残っていません。
そうこうするうちにスターリンは意識を回復することなく亡くなってしまいますが、
側近たちは国葬の準備もそこそこに、最高権力者の座を狙って裏で画策を始める・・・・というお話。
ドタバタコメディかと思っていましたが、演技陣は至って真面目に演じていて、
ブラックな笑いに包まれた作品です。




音楽は、クリストファー・ウィリス。
おっさんは、この人のスコアを聴くのは今回が初めてです。
劇中、モーツアルトの「ピアノ協奏曲第23番変ホ長調K.488」や
チャイコフスキーの「交響曲第6番ロ短調 悲愴」などが流れますが、
スコアの方もまるでクラシックなので、
クラシックとスコアが違和感なく同居するサウンドトラックになっています。
Matt Dunkleyという人の指揮によるGalaxy Symphonic Orchestraの演奏で、
非常に格調高いフルオケスコアが提供されています。
交響曲のようなスケール感のあるスコアで、フルオケスコア好きの方にはかなりオススメです。
本編を観なくても、スコアだけで楽しめる1枚です。
サントラは、CDとダウンロードの2種類が発売されていますが、
個人的にはCDの方をオススメします。
表ジャケが、昔の史劇か戦争映画を思わせるようなデザインで、
見開き部分に描かれたキャスト1人1人のイラストも戦争映画のサントラを思わせます 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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