SHADOW CONSPIRACY
監督:ジョルジュ・P・コスマトス
音楽:ブルース・ブロートン
出演:チャーリー・シーン、リンダ・ハミルトン、ドナルド・サザーランド、サム・ウォーターストン、スティーヴン・ラング、ベン・ギャザラ、セオドア・バイケル、テリー・オクィン、ポール・グリーソン、ゴア・ヴィダル
1996年 アメリカ映画    


ありきたりなビデオスルー的邦題をつけられてしまったけど、
日本ではちゃんと劇場公開されたサスペンス・アクション。
まあ、B級ポリティカルアクションなので仕方ないか。
でも、おっさんはこういう単純なB級アクションが大好物なので、
この手の映画に派手なフルオケスコアが付いていたりすると、かじり付きで観てしまうのです。
ストーリーは、大統領補佐官が大学時代の恩師から呼び出され、待ち合わせの場所へ行くと、
恩師は彼の目の前で射殺されてしまい、彼には殺人の容疑がかけられてしまいます。
濡れ衣を着せられ逃亡を余儀なくされた大統領補佐官は、
途中で知り合った女性記者の協力を得て、恩師が伝えようとしたことを調べますが、
背後には大統領暗殺という大きな陰謀が隠されていた・・・・というお話。
いやあ、ありきたりなプロットですねえ。
でも、B級はこれがいいのです。こういう金太郎飴的展開の作品は観ていて安心感がある。
キャストも、B級のわりにドナルド・サザーランドやベン・ギャザラ、サム・ウォーターストンなど
おっさん世代には馴染み深い役者さんが脇を固めています。
ヒロインにリンダ・ハミルトンというキャスティングも面白い。



音楽は、ブルース・ブロートン。
地味めなサスペンス・スコアを想像すると、いい意味で裏切られます。
堂々たるフルオケスコアは、ほとんどジェリー・ゴールドスミス 笑。
ジョルジュ・P・コスマトス監督から「ゴールドスミス風でお願い」とオーダーされたかのような作風です。
ゴールドスミス風のサスペンスフルなアクションスコアがバリバリと鳴りまくります。
特徴的なモチーフらしきものはあまり感じられないのですが、
怒涛のアクション・スコアのパワーはすごい。
時折、too muchな感じすら覚えますが、正に「男気」溢れる硬派なスコアです。
10分にも及ぶエンディングで聴かれる壮大なスコアも素晴らしい。
サントラは、米IntredaからCDが発売されました。
現在は廃盤と思われ、ダウンロード版も出ていませんが、
ゴールドスミスっぽいアクションスコア(笑)がお好きな方には特にオススメです。
 

 

 

 

 


 

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