菅野貴夫の野球電鉄 -25ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。

お久しぶりです、どこ野鉄夫です。




舞台と年末年始でしばらく空きましたが、その間にたっぷり英気を養いましたので、張り切ってやっていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。



まずは年始一発目に届いた、ワッティさんからのこちら。

これは……

車両は一瞬で分かるけど(京王8000系・高尾山バージョン特別ラッピング車)、その他の要素が何も……一発目から険しいな!



我々はともに明大OBなので、まず明大前駅から見てみるのは自然な流れ。

ウム、ちょうど同じ車両が停まっている。


しかし、やはり駅の決め手となる情報は皆無。



ここで当てずっぽうに答えることはできない性分なので、何か他の要素はないか絞り出していきます。

まず、線路をホームが挟む形なので、島式ホーム1面だけの駅ではない。

2面2線の対向式ホームか、2面4線の駅構造もあり得る。


そしておそらく、地下駅ではなさそう。



京王電鉄の駅は全部で69駅。(たぶん)



その中から、まずは井の頭線は除外(車両も線路幅も違うため)、

地下駅(新宿・初台・幡ヶ谷・国領・布田・調布・京王八王子)も除外、

島式ホーム1面のみの駅(上北沢・八幡山・橋本・高尾・高尾山口)も除外。仙川駅も特殊なので除外。この程度は調べなくても分かる部分。



…それでも40駅以上あるな…



意を決して捜索を開始。


まずは新宿側から、笹塚駅。

ちょっと、線路と線路の間が広いかな……?



千歳烏山駅。

線路の間に、コンクリート構造物がある。この駅ではなさそうだ…。


ここで気づいたのが、黄色い点字ブロックからホーム先端までの構造。

この駅は、滑り止めのゴムがびっしり。



問題写真を拡大↓

点字ブロックは見えないけど、間に別のコンクリートの部分がありそう。


↑の2駅でいえば、笹塚駅に近い構造か?



とりあえず、今のところ決め手はこれだけ。

(枕木に書いてある文字は、万が一ストリートビューで見つけられたら儲けもの程度の要素)



ホームの点字ブロックと滑り止め付きコンクリートの間に、別の部分がある駅を探し出す。



新年早々なんてチンケな決め手だ!



とにかく捜索を進めていくと、さらに不都合な現実が。


分倍河原駅。

なんだよ!ホームの途中で構造が変わっちゃうなんて聞いてないぞ!!



さすがに全部の駅の上下ホームをストリートビューでチクチク行ったり来たりする気力はなく(ストリートビューが無い駅も多い)、とにかくザックリと捜索しながら無実そうな駅をひとつひとつ消してゆきます。



そして最後に残った怪しい駅。

滑り止め部分と点字ブロックの間がタイル状のコンクリートになっていたのはこの駅のみ。



問題写真↓

他の駅は、ここの部分がことごとくアスファルトでした。(舗装については多少わかるようになってきた透水性夫)



ただ京王稲田堤駅にはストリートビューがなく、枕木の文字は見つけられず。

そして気がかりなのがホームがカーブしている事。

問題写真では、カーブの様子までは分からない。



また分倍河原のように、場所によって構造が変わるところを全部追い切れてはいない。タイル状の駅のなかで見過ごしていることも十分考えられる。



うーむ、新年一発目で外すのは嫌だな……




よし!



答え合わせの前に、別の写真をやろう!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


おなじみ中山さんから昨年末に届いた2枚、まずはこちら。

都市部のような、線路の先が開けているから郊外のような。


とにかく私鉄っぽい。


見える要素としては、

・線路が分岐している=2面4線(あるいは3線)の駅構造

・ホームドアがある

・線路がカーブしている



ここで方程式。

中山さん+私鉄=まずは東急。

(東急はホームドアの設置率も高い)


東横線、田園都市線、目黒線、大井町線の2面4線カーブ駅を郊外から捜索していって、、、



では元の写真↓


探し出した写真↓

完璧。


東急・旗の台駅の大井町線ホーム、確保!


そんなに郊外じゃなかったのは意外だったけど、当たってりゃ何でもいいや!よーし!



…待てよ、この駅は以前に池上線ホームの写真をもらってさんざん苦労した駅だったな……


やはり今年も油断ならない相手のようだ!



さあもう1枚。

出た、殺風景。


こんなに空が広がっているのに。



最初、ゆりかもめみたいな新交通システムかな?と錯覚しました。ああいう路線は灰色イメージが強いので。



しかし写真をよーく見ると。

このラインの入ってる所、ホームドアかな?


という事は、この手前側にも線路があるという事か。またずいぶんと殺風景な構造の中を…


先ほどの拡大写真で、向こう側にもホームらしき屋根があることを認識。



高架駅で、複数のホームがあり、ホームドアがあって、景色が開けている場所…



まず思いついたのは東急田園都市線(&大井町線)の二子玉川駅。並走する大通りからホームが見えたような…。



マップで接近。

違ったか!



(早くも打ち止め)



改めて、ホームドアをジッと眺めます。

このデザイン、山手線とか京浜東北線ぽいかな…

色は、山手線のグリーンかな…

京浜東北線もほぼ同じデザインなので、とりあえず山手線or京浜東北線と仮定しよう。


両線が並走する区間で、高架駅で、上空が開けた駅…ビルだらけの都心部を走っているのにそんな場所あったっけ?



ハッとひとつの駅が浮かび、いや違うかもと不安も残る中、祈りを込めてストリートビュー。



では元の写真↓


探し出した写真↓

JR上野駅、確保!


(問題写真はおそらく左下の歩道橋から撮ったものと思われる)


それにしても、なかなかの夜景です。これが本来の景色でしょう。


駅の規模が大きいぶんだけ、そして低い位置から撮ったので、向こう側のビルが入らなかったんですね。

あの場所をよくこんな殺風景に撮れたな!!!


殺風景部門グランプリにノミネート決定だ!





さあ続きまして、原田さんからの1枚。

この黄色い電車はJR西日本ですね。


国鉄型の113系・115系車両で、一部の界隈では末期色(まっきいろ)と呼ばれています。

国鉄の古い車両であることと、色をもじった名前ですね。


さて、この車両が運用されているのは、山陽本線の岡山エリアと(広島を飛ばして)山口エリア。


広島も数年前までは古い車両の天国で「國鉄廣島」などと揶揄されていましたが、2015年から新しい227系電車が広島エリアにだけ投入され国鉄型を一掃しました。

もう全然違いますね。

周りの地域の方々は「なぜ広島だけ…」と思っているんでしょうかね。普通の人は車両なんか興味ないのかな?でも新しいほうが良いでしょう?

一つだけ言えるのは国鉄型をありがたがるのは鉄オタだけという事実。


ま、とにかく広島以外のエリアを捜索します。



改めて写真を確認。

車両以外の特徴は、柱が青いことか。

そしてホームで撮影しているという事は、この駅で下車したか、あるいは乗り継ぎの駅である可能性が高い。

階段が下へ向かっているのも大事な要素。



当該エリアの拠点駅をつぶさに捜索。

西から辿ると、下関・新山口・岩国・(広島エリア飛ばして)三原・糸崎・福山…といった面々か。

一度も乗ったことはないけど、鎮痛な鉄道オタクは小学生の時に東海道・山陽本線の駅なんて全部覚えていたので、何となく主要駅は分かります。


ここまでの区間で、柱の青かった駅はただひとつ。


では元の写真↓


見つけ出した写真↓

問題写真のちょい左ですね、青い柱はもちろん上にあるミラー、柱にある機器、そしてホームの斜線も一致。


JR山陽本線・三原駅、着実に確保!



〜原田さんからのお返事〜

お見事です。返信頂いてからどこにヒントあるんだろ…ってしばらく悩みました。

この時は広島〜呉〜三原〜尾道〜岡山と移動していた乗り換えで、ほんの数分で撮った写真でしたので、自分でもあまり記憶ない駅でして、余計に驚いてます。



ホッホッホッ。こういうご感想を頂けるからまた頑張れます。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


さあ最初の写真に戻りましょう。

さすがに決め手がなさすぎるし、リアルで見に行くか…?とも考えました。



しかしリアルで見に行くのは最後の手段。

新年一発目で簡単に必殺技を出したくないという意地があるので、何とか決め手となる要素を探します。


結局辿り着くのはここ。

枕木の表記。


PIVC2K590

R=4000 L(判読不能)↑


推理できそうなのは太字にした部分のみ。


どこかから2km590m地点であることと、

カーブ半径が4000mであること。



カーブ!

京王稲田堤駅はカーブしていたぞ!



「京王稲田堤駅 カーブ 半径」や「半径4000m カーブ」検索も、目ぼしい結果はなく。



ジリジリしながら、検索の途中で出てきた京王相模原線Wikipediaを今になって眺めていたら。

とある部分を見て「……ンンー????」と思いました。さてどこでしょう。




ここです↓


そしてこれ↓

この2K590Mは、起点の調布駅からの距離ではないか?



・駅ホームの構造

・枕木に書かれた2K590の数字

・路線の起点・調布駅からの距離が2.5km

よし、状況証拠が揃った。



「京王稲田堤駅」送信。


若干ひるんだ発言をしているのは、前回西鉄の薬院駅にて、答えられぬまま敗北した経験があるからです。京王でそれをやるわけにはいかないので。


とにかく京王稲田堤駅、正解!!!



ああ合ってて良かった〜!


車両は別としても、この画角だけで駅を特定できたのは今年の自信になります。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



久しぶりでかなり気合いと鉄分多めになってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。



今年も皆様からの写真に全力で取り組んでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。




ではまた!




遅れ馳せながら、明けましておめでとうございます。



皆様の2022年が、素敵な年になりますように。


(数年ぶりに行った長野・善光寺にて)



さて大晦日まで舞台がありバタバタしておったので、こんな時期になりましたが公演(明後日の方向『赤目』)について振り返っていきたいと思います。



まず何より、公演にご来場くださったお客様、配信でご視聴くださったお客様、本当にありがとうございました。

楽しんで頂けていたら、また少しでも特別な感覚を味わって頂けていたら幸いです。


(舞台写真は全て、保坂萌さん撮影)



「明後日の方向」は、5年前まで時間堂で一緒にやっていた演出家・黒澤世莉氏が新しく立ち上げた集まり(注:劇団ではない)で、このような理念を掲げています。

(公演特設ホームページより)


当日パンフレットのごあいさつ↓


さらにもう一つ大事なこととして「演出家が上で俳優が下というような関係性ではなく、スタッフも含めてフラットな関係性のなかでお互いを尊重し、意見を交わしあい、演劇作品づくりをやっていく」そんな環境をつくることも目指しています。



僕はこの理念を「素敵だな」「大変そう」「面白そう」といった感覚で、現実的にどうするかは置いといて賛同し参加させていただきました。




さて、実際にやってみて、、、



オンライン稽古で関係性はそれなりに深まっていたとは言え、集まってから2週間という時間内で慣らし運転からシーン作りまで一気に進め、さらに劇場入りしてから本番の動線や居場所を改めて確認し、音楽隊のお2人が加わったシーンを稽古し、さらに演出も変化していったり……


極め付けは斎藤憐さんの戯曲『赤目』。

上演時間2時間45分の三幕物。

読解・解釈だけで何時間話しても尽きないような怪物戯曲。現代にも通ずる(むしろ今だからこそ炙り出されることも多い)骨太な骨格。

さらに劇中劇(紙芝居・漫画)のシーンでは多くの百姓たちが出てくるので、全員が役を兼務しながら紙芝居の動きや振り付け徹底的に叩き込んで……2週間の稽古期間でこれやります?正気です?


(もちろんコロナ禍における感染対策は徹底的に。自分史上初、顔合わせから解散まで一滴たりとも共演者と酒を酌み交わすことがなく)


…正直に言って通常の公演より大変だった気が。





そんな中でも、目指す方向での収穫は多くあったと思います。


まず、俳優陣(スタッフさんも含め)みんなの意見をみんなで聞いて話して、作品づくりに大いに生かせたこと。

東京以外の地域の俳優さんたちと一緒にできたこと。

子育て中の俳優さんやスタッフさんも、スケジュールをやりくりしながら(大変だったと思います)一緒にできたこと。

(個人的には今回の座組の中に若い人がたくさん居たこともすごく嬉しかった)



もちろん課題・要望なども「終わりの会」でたくさん上がりましたがここでは割愛します。



何より、そういう事をみんなで思い思いに話し合える場があること自体がとても大切なこと



明後日の方向は、良い方向へ進み始めたのではないかと思います。まだスタートしたばっかりだけど。




さて、このような壮大で大変な公演に挑んだ頼もしい共演者たちについて書いてみようと思います。(ネタバレあり)



まずは、たろちゃん(高田遼太郎さん)。

忍者でのキレのあるアクション、それと裏腹に2つの奥さん役ではたろちゃんの人柄から滲み出る可愛さがとても印象的でした。すごく真面目で優しい、物腰もやわらかな青年。今回の出演者で唯一安心できる存在(笑)

周りの人達があまりに自由奔放な削り合いをしている時の「ひどすぎる…」などとボソッと言うツッコミも冷静で最高でした。

普段は新潟で正社員として働いているため、対面稽古で集まってからも平日は新潟に戻ってお仕事をするという大変なスケジュール!すごいです。

もっと話したかったけど、新潟で再会できる日が来る気がするので、その時を楽しみにしています。




カミケン(上条拳斗さん)。

福岡から見参の若者。オンライン稽古から爽やかな笑顔が印象的でしたが、対面稽古が進むうちにやんちゃな本性を露呈。特にりょんりょんとの絡みが舞台上でもオフでも絶妙で「この救いようのない絡みには絶対に入りたくない」と思っていました(笑)

お芝居に関してはもちろん真摯で遊び心もあって。僕のシーンにアドバイスをしてくれて早速取り入れたり、2人のシーンで距離感について提案したら、シーンごとグッと引き締まるような芝居を見せてくれたり。

九州で再会する機会があったら、カミケンに妙なイジリをされないように九州の怖い先輩演劇人を連れて行こうと思います。




蔭山ひさ枝さん。

静岡からの参戦。「人宿町やどりぎ座」という劇場の支配人をされています。

初めて会ったのはもう10年前、時間堂のツアー公演で、ひさえさんが当時運営していた劇場「アトリエみるめ」で公演をやらせてもらった時ですね。

その時に「現地の俳優たちが読む短編リーディング」に出て頂いたんですが、声も姿も弾むような可愛さを持っている人だなと思いました。

今回さらに思ったのは、身体の使い方がすごく上手いというか、魅力的な人だなと。人形劇の人形役は本当に見事で、赤目(ウサギ)役もひさえさんの牙城を崩せる者は誰も居りませんでした。

あと忍者の師匠もかわいくて好き。というか今回一番多くの役を演じたはずです。すごい。

そうそう、今回重要な小道具となった新聞紙であらゆる小道具をつくり出す天才職人でもありました。ナイフとか農具とか、何も見ずにどうやってそんなに精巧に作れるの?と驚きばかり。

スーパーひさえさんです。

今度は静岡で、やどりぎ座で何か一緒にやりたいな。




のむらくん(野村亮太さん)。

お芝居を見たことはあったけど、ちゃんと話すのは初めてでした。

対面稽古が始まった当初から、共演者への絡み方が常軌を逸しているというか、僕には絶対発想も実行もできないような事ばかりやっていて「なんなんだこの人は!?」と思いました。

しかし芝居についてはすごくしっかりした考えを持っていて、深くうなづいたりハッと思わされる事も多く。

あと悪ふざけをやめて普通にやると普通にすげー良い芝居をする(笑)

面白い人だ。

千秋楽後に年齢を聞いたら、思っていたより随分若くてそれもまた驚き。

現代劇でガッツリ絡んでみたい。

野村君の家に集まってみんなでゲームをする会も楽しみです。




たく(國松卓さん)。

時間堂の劇団員として一緒だったけど、期間も短く一緒に舞台に立ったことはほぼなくて、改めての初共演みたいな感じでした。

卓は、愛嬌があるんですよね。稽古初期、最初のシーンで既に汗だくになりながらりょんりょんに抱きついていったシーンは良い思い出です。

あとは紙芝居のシーンで子供たちが全然話を聞いてくれなくて泣いたり(笑)

そんな彼も本番では、物語を牽引する重要な役(紙芝居の吉やん)を立派に務め上げたと思います。特に三幕で三郎への思いを話しながら、自らの不甲斐なさを吐露するシーンでは、見ているこちらも胸がグッと締め付けられる思いでした。

時間堂の最終公演「ローザ」ではダブルキャストで同じ役をやったり、今回の「赤目」台本では【吉やんと松造は同一俳優が演じる】と指定があったものをそれぞれに分けて演じたり、卓とはそういう縁が深いようです。




りょんりょん(渡邉りょうさん)。

時間堂「テヘランでロリータを読む」以来およそ9年ぶりの共演。その間に彼は数多くの大きな舞台で活躍されていたので、久々の共演が楽しみでした。今回もさすがの経験値と説得力で、オンラインでも稽古場でも頼もしくみんなを引っ張ってくれて。

舞台上での居方がスマートで格好良い。

ただ昔と変わらないところもあって、稽古場での悪ふざけや、カミケンやももちゃんとの絶望的なやりとりが最高でした。

(りょんりょんの信直が愛嬌ありまくりだったので、信直への復讐を誓った松造を演じる僕としては「あれは別の人だ」と密かに言い聞かせていました)

またガッツリ絡む役で共演したいものです。




ももちゃん(百花亜希さん)。

時間堂やqui-co.(キコ)などで、何度も共演させてもらっていました。

可憐だけどパワフルで、何しろすごく華があります。しかし普段はドがつくほどにストイックで。本当に素敵な俳優さん。

今回は2幕でパートナー(ジジイと子供ですが)として一緒にやる事ができて、とても楽しかったです。

何というか、話し合ったりしなくても信頼して委ねられる相手。とは言えウカウカしてるとももちゃんのパワーに呑み込まれてしまうので、油断は決してならない怪物でもあり。刺激的でした。

一方で稽古場や楽屋での、ももちゃんワールド全開のトーク(独り言のダダ漏れ)には完全に呑み込まれ敗北。

そうそう鍋料理を食べさせるシーンの稽古で、僕が適当に新聞紙を丸めて作った鍋ではひどくマズそうに仕方なく食べていた平太(ももちゃん)が、ひさえさんに作ってもらった鍋を出したら驚くほど美味しそうに食べてくれました。なんと現金もとい素直な子や。

またぜひ共演したいですし、その時は僕もさらにパワーアップしていたいと思います。



最後に直江(直江里美さん)。

時間堂時代、さまざまな経験を共にしてきた仲間。

今回は子育てをしながらの参加で、しかも主役の三郎役。本当によくやったと思います。成長というより、覚悟とか気概を感じました。すごい。

(偉そうな先輩口調になってしまうのは直江さんが進んで後輩枠に収まろうとするからなので悪しからず)

卑屈もここまで来ると唯一無二の面白キャラになることを証明し続ける直江さん、今回参加が決まった当初は「私なんか百姓役を2つ3つやる程度の出番だと思っていた」そうです。何を言ってるんだ。

カーテンコールで1人最後に残る(主役ですから)ことが耐えられないなどと言い出し、全員の驚愕を一身に集めていました。まったくもう!そのメンタル逆にすごいわ!

戯言はさておき、

三郎に負けないくらい、もがきながら苦しみながら、彼女はこの役に立ち向かっていったのだと思います。その姿こそが今回の「赤目」の三郎です。

劇中最後のセリフを三郎の背中越しに聞いたとき、僕は心の底から奮い立ちました。




そして演出助手ののゆ(植田望裕さん)。

稽古場から本番まであらゆるサポートをしてくれただけでなく、稽古を見て毎回いろんな意見を言ってくれました。

良いところも気になった事も真っ直ぐ伝えてくれるし、仕事もテキパキとやってくれるのに「頑張ってる姿なんか絶対に見せねえぜ」とでも言いそうな、ツンデレとはまた少し違うけど本当に素敵なキャラ。ありがとう!



今回はオンライン限定(と言いながらゲネプロ後にも大変ありがたい感想・提案を言ってくれた)演出助手ヒザイミズキさん。盟友。本当に頼りになる人。

また一緒にやれる時はお互い一層歳やそれぞれの経験を重ねていると思うので、楽しみです。僕へのダメ出しがあまりにマシンガン過ぎて倒れそうなのですが、それを言ったらまた十倍くらいになりそうなので黙ります。



制作として、稽古が始まるずっと前から支えてくれた加藤仲葉さん、

ご自身の公演もあり多忙な中、制作のみならず稽古場でも貴重な意見をたくさん言ってくれたきよちゃん(谷川清夏さん)、

俳優としても制作としても、やっぱり絶大な安心感をもたらしてくれる中谷弥生さん、

頼もしい制作チームの皆様、ありがとうございました!


また、多忙なスケジュールの中でこの作品(集まり)のために力を出してくれたスタッフの皆様も、ありがとうございました!





さて黒澤世莉さんとはもう長い付き合いなのですが、考えている事とか行動力とか、いつもすごいなと思っています。僕には思いつきもしないし、できないことばかり。

一方で「やってみてから考えよう」みたいな大胆な身軽さもあって。

だからこそいつも、僕のような形にはまりがちな人間にとっては価値観が大きく揺さぶられて、大変だけど楽しいのです。



今回はとても個性的なメンバーが集まって、みんなが思い思いに話すことにもたくさん刺激を受けたり「ちゃんと考えを持っていて、それを話せて凄いなあ」と思うことしきりだったのですが、それには世莉さんがつくり出す現場の雰囲気というものも大きかったんだなと思います。

本当に良い現場の雰囲気のなかで、演劇(作品づくり)ができたなと。感謝。



今後の明後日の方向の活動がどうなっていくのか。どうぞ楽しみにしていて頂けたらと思います。

明後日の方向note




大変長くまとまりもない文章になってしまいましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。



さて2022年。

僕個人としては、今年決まっている舞台は今のところ一本のみ(6月下旬)。


他にもいくつか新しい仕事が始まる予定なので、戸惑うことも多いはずですが真摯に楽しく向き合っていきたいと思っております。



今年もどうぞよろしくお願いします。




(…これでやっと鉄道の写真に向き合える…)


こんにちは。



年の瀬になり、急に寒くなってきましたね。

ワタクシの年末出演舞台『赤目』の稽古も、いよいよ全員集合しての集中稽古期間となってきました。


オンラインでしか会ったことのなかった方々や、長い知り合いだけど会うの3年ぶり、みたいな方々との嬉しい再会もそこそこに怒涛の勢いでシーンづくりをしております。



お芝居の部分はもちろん、「紙芝居」「人形劇」「漫画」のシーンをどうやって俳優たちで表現するのか。

皆でアイデアを出しあったり、台本に指定がなくても率先して登場してみたり、人間じゃないものも表現しようとトライしたり、みんなの積極果敢な姿勢と試行錯誤がたいへん楽しい現場です。




年末もしお時間ありましたら、ぜひ観にいらして下さいませ。配信(当日より2週間視聴可能)もありますので。





さて、そんな訳で頭も身体も99%が演劇仕様となりつつありますが、ここはひとつ年内最後の「どこ鉄」に気合いを入れていきましょう。





まずはおなじみ加瀬さん。

最近、夜シリーズにハマっているようです。



早くこのブーム去ってもらいたいな!





さて、京成電鉄。




これは線路の幅やホームの様子から一発で分かる。



柵の向こうを見ると高架駅のよう。何となく、新しめの構造(最近改装された?)かな。

向こうにはタワマンが一棟だけ建っている。


ホームと線路の関係から、島式ホームか?(ホームを挟む右側の線路が見えないだけ?)




配線略図大先生にて京成電鉄の島式ホームを捜索開始。



まずは都心部から新三河島・町屋・千住大橋……と島式ホーム駅の捜索を始めたものの、見つからず。




同じく都心部から出ている京成押上線も捜索。




高架・島式ホームなど条件がいちばん揃った押上線の八広駅(前にも送ってきた駅)はどうだ?

ホームのカーブ、柵の形状が違った。


向こうはタワマンどころか川だし!




千葉県に入ると地平区間ばかりになるので一旦捜索打ち切り。




うーむ、雰囲気的にはやはり都心部っぽいんだけどな…やはり夜だから見落とした場所もあったのか……?





何日か放置して再び写真をジットリ眺めていた時、ふと頭をよぎった残像↓

(愛読しているChakuwiki・京成高砂駅の噂)




先ほどの配線略図で確認↓

あれだ。



京成高砂駅は隣の青砥駅と並んで、京成本線・押上線・成田スカイアクセス線がX字状に接続する超重要駅なのですが、ご覧のとおり車庫が隣接している関係で配線が複雑になっており高架化できないのが悩みの種となっています。



そんな駅のなかでローカル路線の金町線(4両編成・たった3駅)だけは別扱いなので、シレッと高架化されたんですね。




さすがに最初からは気づけなかった…!




では元の写真↓


見つけ出した写真↓

目論見ピタリ、夜でも昼でも問答無用。



京成高砂駅・金町線ホーム、確保。



これで加瀬さんの犯行現場は52か所目になりました。

(まだ手元に未解決4枚あり)






よし次!



ワッティさんからの2枚、まずこちら。

………





どこだよ。






高架線と、よく見るとてっぺんに十字架がついた建物。

左下にはギリギリセブンイレブンらしき看板が見切れている。

それなりの都市部(住宅地)かな…





とにかく、ただの横向きの景色。

全く見つけられる気がしない!どこから始めたものか。




まずは直球「教会」検索で似たような建物を探そうとし(到底無理。断念)。




次なる手は、何となく私鉄の高架(と架線柱)っぽい気がするという事で、東急東横線など身近な路線沿線でGoogleマップに「教会」入力して捜索し(途方もなさすぎ。失敗)。




さらにキリスト教系の学校を調べてやろうと思い立ち、


カテゴリ分かれすぎ。無理。




うーむ。

かと言ってセブンイレブンから捜索するなど、愚の骨頂だもんな……




救いを求める目で写真を拡大し眺めていた時。

この架線柱の形……




新幹線じゃないか?




(イメージに近い素晴らしい画像↓)


ほら!なんか似てるでしょ?




よし、新幹線の沿線で、そこそこの都市部で、、線路のすぐそばに教会(とセブンイレブン)がある場所を、、、全国のどこかから、、、、、!!!




まずは東海道新幹線の都内高架区間。

しかし都内では横須賀線(湘南新宿ライン)が並走しているため、問題写真のような画は見つからず。



東海道新幹線は1964年開通で高架も古い感じの区間が多いからな、もっと新しい新幹線か?




その後は東北新幹線、北陸新幹線などでテキトーに都市を見繕って捜索するも、

効率もへったくれもなく。




全く見つかる気がしない!




そもそも新幹線は都市部と都市部を狙って結んでいるものだし、そのなかでどこかの街の、あんな何気ない街角にある教会あるいはキリスト教系学校を探し出す……





一旦完全捜索中断





そうこうしている期間に届いたもう1枚。

いかん、写真がどんどん溜まってしまう……!

山と崖。複数の線路で構内は広く、奥にはトンネル。




熱海かな?



東海道本線・熱海駅、一発確保。




ふーっ、こちらは何とか!

子供の頃によく行っていたので、うっすら土地鑑が残っていてよかった!




ところが答え合わせのやり取りをしている時に、驚愕の発覚。

キャー!!




答えが!!!!




福岡の薬院?……これは西鉄だってことか???




すぐさま福岡へ飛び、それらしい場所を確認。

ここかー!!




正直、あのまま捜索を再開したとしても絶対に見つからなかった!



だって新幹線を探していたんだもの!



しかも教会か学校だと思っていたあの建物は、ホテルのチャペルだったし!←これは絶望的な想定外!!!




というわけで西日本鉄道・薬院駅付近の道、

敗北




クーッ!悔しい結果です!





ひとつ勿体なかった事があるとするなら、無理ゲーだと思った時点でもう少し広い画角をもらおうとすれば良かったか……!




今後はジャンジャンお願いするぞ!








それでも次へ行くぞ!

こちらもおなじみ日下さんからの2枚。


ほほう、貨物ヤード。



近景と遠景、2枚もありがとうございます!




日下さんの写真は、北関東か千葉あたりが最近多いので、そのあたりから捜索を開始。




まずは貨物を扱っている駅を検索


これ以上なく実直なページ。





数駅捜索、断念。





やはり稽古モードになっているので(あと虫歯が痛かった)、いつものような根気が出ない。





他の方法はないか……




写真を拡大。

駅の外に、なんとも味のあるフォント。

…コマチ?




何のお店だろう。

「コマチ 看板」で検索しても目ぼしい結果は出ず。




「コ」の上、まだ文字がありそうだけど、何て書いてあるんだ…?



「コ」のフォントをじーっと分析し、上に隠れている文字も同じ「コ」だろうと推測して検索。

これで駄目だったら「ロ」にするまでよ!


出たっ!!!



ココマチ……場所は矢板(やいた)か!!!





では元の写真(拡大)↓


矢板駅前の風景↓

ウム。



東北本線・矢板駅、独特のフォントをもとに確保!



ココマチには地元のお店だけでなく、地元活性化のための色々な施設がぎゅっと集まっている場所のようです。



こういうその土地ならではの施設から当てるのは、楽しいです。皆さんも、ですよね。







さて今回ラストはムーチョ先輩からの1枚。

雪。



まずは車両の特定から。



東北地方の奥羽本線で走っている701系かな?と思ったので念のため検索。




しかし。

奥羽本線の701系は、運転席横の帯がピンク一色。



問題写真はこのとおり。

そこで線路の向こう側を拡大すると、ある文字が目に飛び込んできます。

秋。




=秋田新幹線。




すなわち田沢湖線。




検索。

よしこっちだ。


路線によって微妙に色が違うんだな、この細かい違いは知らなかった!




先ほどの公式について簡単に説明すると、

秋田新幹線は東京〜盛岡まで東北新幹線の線路を走り、盛岡から先で在来線に入るわけですが(ここから在来線の特急扱い)、その路線名が田沢湖線というのです。




さあ、伝わっているか分からない空気をビンビンに感じますが先に進みましょう!





田沢湖線内で「秋」の文字が信号機にあるという事は、秋田新幹線が停車する駅だろう。




秋田新幹線の田沢湖線内での途中停車駅を検索。

この4駅。

さすが著名な場所ばかり。





これらの駅をマップで捜索→すぐ特定、そこから決定的な画像を見つけるのに苦労したものの。





では元の写真↓


なんとか探し出した写真↓

比較画像としてはちょっと分かりづらいかも知れませんが、左側の茂みが一致。



というわけで田沢湖線(秋田新幹線)・角館駅、確保!





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



今回は以上です。




えー、

今年も一年、一年と言わずとも少しでも「どこ鉄」をお読みくださった方々、そして写真をお送りくださった皆様、本当にありがとうございました。




現時点で残念ながら十数枚の写真が未解決のまま越年しそうですが、、どうか気長にお待ちくださいませ。





ではまた来年!

こちらの方もよろしければ。30日(木)18:00の公演がオススメです!



こんにちは。


もう12月も半ばとなって参りましたが、改めて年末に出演する舞台のご案内をさせて頂きます。



時間堂で長年ともに作品をつくりあげてきた黒澤世莉氏が新しく立ち上げた団体「明後日の方向」。



子育てや仕事など、それぞれの事情で通常の演劇の稽古(1か月以上の拘束・本番直前は集中稽古)に参加するのが難しいひと、東京だけでなく全国各地で活動している演劇人の皆さまたち、色んな人々と一緒に演劇をやっていくことはできないかと立ち上げた団体のようです。


必ずしも「公演」をゴールにするわけではない、「持続可能な演劇との関わり方」を模索していくサークルのようなものだと世莉さんは言っております(ここまで、僕の解釈も入っております)。



そんな中で今回は立ち上げ一発目ということで「…やっぱりせっかくだから本番はやりたいよね!やっちゃおう」という勢いで、やります。やっちゃいます。



時間堂にも関わりのあった懐かしいメンバー、福岡・新潟・静岡から見参する頼もしいメンバーの皆様と、ああだこうだ言いながら共につくり上げる作品です。




年末の忙しい時期かと思いますが、よろしければぜひ。


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明後日の方向 行き先を探すための公演

『赤目』


作=斎藤憐
演出=黒澤世莉


20211229日(水)~1231日(金)
 花まる学習会王子小劇場

https://www.en-geki.com/



漫画『赤目』とその作者である白土三平をモデルに、激動の昭和30年代と江戸時代の農民一揆が交錯する物語。もがきながら「本当のこと」を求めて闘う者たちのラストシーンとは。
黒澤世莉と全国から集まった俳優・スタッフの手で、斎藤憐の幻の初期戯曲を半世紀を経てよみがえる!


【キャスト】
蔭山ひさ枝(from 静岡)
上条拳斗(from 福岡)
菅野貴夫
國松卓
高田遼太郎(from 新潟)
直江里美
野村亮太
百花亜希
渡邊りょう


【スタッフ】

作=斎藤憐

演出=黒澤世莉

ムーブメント=小林真梨恵

演出助手=ヒザイミズキ・植田望裕

舞台監督=大石晟雄

照明=小林愛子・松本永

音楽=後藤浩明

舞台美術=袴田長武

衣裳=及川千春

宣伝美術=デザイン太陽と雲

WEB制作=ブラン・ニュー・トーン

   (小林タクシー・阿波屋鮎美)

制作=加藤仲葉、中谷弥生、谷川清夏、松本一歩

協力=有限会社而立書房、アトリエクロイハコ、waqu:iraz、劇団晴天、Fantasista?ish.eimatsumoto Co.Ltd.、劇団渡辺、舞衆一ノ太刀、有限会社エンパシィ、ままごと、平泳ぎ本店

企画制作・主催=合同会社Level19

文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業


【会場】
花まる学習会王子小劇場

(JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」下車徒歩5)


【公演スケジュール】

=オンライン配信公演


29() 18:00

30() 13:00★   18:00

31() 13:00


※上演時間は、休憩込みで2時間45分を予定しています。(多少変動の可能性あり)


【料金】

一般 (前売・当日)3500

23歳以下(前売・当日)1000


オンライン配信チケット

(2週間アーカイブ視聴可能)

一般 1900

23歳以下 1000


【ご予約】

劇場観劇チケット

https://ticket.corich.jp/apply/115017/


配信チケット

https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/543



公演特設ホームページ(黒澤世莉氏からの言葉や、「明後日の方向」の活動記録などもご覧いただけます)

https://asattenohoukou.com/akame/?fbclid=IwAR1bxb379zfisdA8ots9rfW-_3YYsDApp-ubj-FmaXTvuOGc_BeOfR7Wtss



年末のご予定に加えて頂けたら、幸いでございます!

こんにちは。




のっけから個人的な話ですが、虫歯になりました。

オンライン稽古でも判るほどパンパンに左頬が膨れあがっており、喋るとフゴフゴします。「こぶとりじいさん」の昔話を何十年ぶりに思い出しました。

などと、のんきな事を言ってる場合じゃないんですがね……(現在薬で炎症を抑えていて、数日後に2本抜歯予定。状態は深刻)


皆様もどうかお気をつけくださいませ。僕のように手遅れにならないように……!!





さあ痛みを忘れるためにも集中してやっていきましょう。





まずは先日の映画祭でお会いした女優さん・さとうかよこさん(田中聡監督「そして たるんだ腹」ご出演)からの1枚。懇親会でお隣になり、どこ鉄の話をしたところ勢いよく出題してくださいました。

東北。




一瞬でわかるのはそれだけ。(車両がJRの東北地区で使用されているE721系のため)



両側に線路がある島式ホームのようだけど、右側は電車で視界が遮られ、左側の様子も夜なのでよく分からない…




普段ひとりでやっている時は100%の確信が持てるまでじっくり調べますが、なにしろ懇親会の最中なので(せっかく人と会って話せる貴重な時間)限界時間は10分〜15分と定め、



東北・島式ホーム・若干カーブしているという要素から東北本線の塩釜駅と答え、

不正解。




うーむ残念!

(その後も会話の間に東北本線・仙山などをチョコチョコと捜索しましたが、全く確信を持てる成果は上がらず)




これは時間がかかりそうな問題だと頭を抱えながらビールを飲んでいたところ、もう1枚の写真を頂きました。こっちは必ず…!!

おっ、すごい所にヒントが書いてある!




仙石線の単線区間で、すれ違いのできる(線路が二股に分かれている)駅をただちに捜索開始。



久しぶりの略図大先生ご登場。



線路がY字状に分岐する駅は2つだけだな……(そこまで表現してくれる大先生に改めて感謝)


↓↓↓

仙石線・高城町駅、何とかその場で確保。




ふぅーギリギリ面目を保った!




初めての方に「なんだ、言うほどのこともないのね」と思われてしまったら廃業するしかないですからね!

(これは僕の被害妄想であって、さとうさんはそんな事を言う方ではありません。楽しんでくださっておりました)





さて、帰宅してから改めてこちらの写真に向き合います。絶対に解いてやるんだからな……!

ホームの乗車位置案内は「4両・6両」、

背後には山というか森というか、広がっている。



仙台近郊だと、もっと長い8両編成とかがラッシュ時には走っているんじゃないか?もう少しローカル地区の路線じゃないかな…などと疑念が湧きますが。




まずは初心に帰ってE721系の運用範囲をしっかり確認。



フム、東北本線・常磐線(東北地区)、仙山線と磐越西線。


しかしひとくちに東北本線と言っても長いぞ…
Wikipediaには書かれてないけど、東北本線の乗車経験から新白河(福島県)〜一ノ関(岩手県)までの区間と推定。



さらに写真左側を拡大。

幅の広い架線柱ビームが見えるってことは、左側には線路が複数ありそう。


ホームに立っている駅名標が、JR東日本の標準的なものとは少し違うデザインな気がする↓



路線によっては独自のデザインを使っている場合があるので、ここもそういう路線か?


(例↓)


とはいえ東北地区でそのような路線があるかは知らないので、とにかく、


・島式ホームの両側に線路があって

・少なくとも片側は複数の線路があって

・ホームが若干右カーブしている



E721系の運用区間内で、以上のような駅を探すという地味な手法しかない。



またホームの先に、

青い看板で「制限 35」の標識を確認。

おそらく駅を出発する時の制限速度。



頭の中に描いた図↓

訳がわかりませんね。この段階での自信の程度をそのまま示しています。




さあ捜索開始。




まずは常磐線の東北地区から。捜索すべき距離が短い路線から探すのは定石。

違うかな……違う、かな……。




なにしろ問題写真が夜なので判別が困難、確固たる決め手なし。




続いて磐越西線・仙山線も無事終了、というか決め手なし。

本当に、あんな夜の写真を確信できる時は来るのか……?




そしてやはり、長大な東北本線と向き合わねばならない時が来たか…。





南端(と推定した)新白河から捜索開始。



徐々に北上して…。

おっ!制限35キロの青標識!




これは脈が出てきた気がするぞ!


えーと、この駅はどこだ?
思い出せん!でもここではなかった、というか確信が持てなかった駅。


とにかく手当たり次第に線路が複数あってホームがカーブした駅を見続けています。引き続き当たっているのか間違っているのか確信も持ちきれぬまま、とにかく可能性を信じて北上を続けます。



そして仙台を過ぎたところで。

懇親会の席で答えた塩釜駅の次の駅を見て、目が点に。




松島……!!!




何故あの時に……何故ここまで気が!!!!



マップで接近。
ああ……カーブああ!!!!



駅の画像へ。

ああ駅名標デザイン、、、もう観光地!!!!




では元の写真↓


やっと辿り着いた写真↓

JR東北本線・松島駅、痛恨の確保!!!!





最初に間違えた塩釜駅・次の写真で当てた高城町駅・そして松島駅の位置関係をご覧ください↓

クーッ!!!



またやってしまった愚かな捜索!!!




自分で自分に「言うほどの事もないな!」と言ってやりたいです。




同時に誰かに「全然よく分かんないけどまあこれからも頑張って…」と言われたい気持ちでいっぱいです!お願いします!






さあ次だ次!

神出鬼没のなかがわ かぐみさんからの2枚。

やや錆びた線路と、山の上に構造物。


こちらは素朴なトンネル。



同一場所なのかは分かりませんが、1枚目の線路が山に向かっているので、2枚目はあそこのトンネルだろうと推定。



まずは1枚目の構造物。

右側はカーブする道路橋だとして、、左側は何だ?



……スキーのジャンプ台???




あんな急角度で落ちていく構造物はジャンプ台か水力発電所しか思いつかなかったので、とりあえず検索。(昔、白馬のジャンプ台に上ってあまりの急角度に怯えた経験も繋がっています)


しかし該当する箇所は見つからず。



ジャンプ台はだいたい山の中腹に設置されていますからね、問題写真のように背後が開けているような場所はなく、まして道路がジャンプ台の後ろに直結するような構造があるわけないと捜索序盤から痛感。



こんどは右側の橋に注目してみよう。



あれはループ橋なのではないか?



高度を稼ぐためにぐるっと回る橋のことです。

レインボーブリッジが有名ですが、日本ではどちらかといえば山間部に多いはず。




検索。

全国いろんな所にあるんだな…。



そのなかで真っ先に思いついたのが、島根県にある「おろちループ橋」。

すぐ近くを観光ローカル線の木次線(きすきせん)が走っています。



行ってみよう!

橋と線路がうまく入りそうな場所を探したものの、問題写真のような地点は見つからず。



山の中すぎたか……。




問題写真だと、線路の両側に建物や敷地が広がっていて、何となく観光地のような匂いがする。

そしてこの線路、廃線ではなさそうだけど、どうも普通のローカル線とも違いそうな…




ともかく、さらに構造物を凝視します。

……あっ!これは吊り橋の橋脚だ!!




なんで気づかなかったんだろう!誰だジャンプ台とか言い出したのは!




「ループ橋 吊り橋」の検索を開始。

しかしなお絞り切れない。


というかループ橋ではなく、単純に高速道路にある大きな吊り橋じゃないか?と思い直し、明石・鳴門の海峡にかかる橋を見ていた時に、ようやく降りてきました。




わかった。関門海峡だ。




すかさず現地へ。

カーブする線路、高速道路とパーキングエリア、その先に橋!



では元の写真↓


探し当てた写真↓

門司港レトロ観光列車・ノーフォーク広場駅、確保!!



門司港レトロ観光列車とは、九州の鉄道における起点・門司港駅から延びていた貨物線の廃線を、観光用に仕立て直した列車のことです。


こんな感じで、歴史ある港町をのんびり走っているんですね。


以前、劇団の全国ツアー道中に門司港駅周辺を歩いたり(劇団員に頼み込んで寄ってもらった)、また関門橋を車で渡った時の記憶がどうにか蘇ってきたのが勝因でした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回は以上です。



おかげさまで20枚にせまる写真が届いておりますが(しかも簡単なやつが皆無)……なにぶん虫歯の痛みが日常の意識を半分近く持っていってしまうので、(というかセリフ覚えも早くしなきゃです)、、どうか気長にお待ちくださいませ。




ではまた!