朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -186ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



穴澤さんは、盲目のヴァイオリン・ヴィオラ奏者で作曲家。



「過去は変えられる、マイナスをプラスに」


これは、学校や企業等で講演されるときに、彼がよく使うタイトル。



話題の中心を「見えなくなってきて困ったことや視覚障害者の方々への接し方の説明」ではなく、

「その困った状況をどのようにプラスに変えていったか」という部分を、ある中学校の演奏会で話したことをきっかけとして、彼のところに講演会の依頼がたくさん舞い込んでくるようになりました。





9―10P

小さな成功者になら必ずなれるはずです。今、あなたがどんなにどん底にいたとしても。

人生は環境や能力だけでは決まらないということに気づいてほしいのです。



なんらかの強い劣等感をお持ちのあなたのために、

壁にぶち当たり落ち込んでいるあなたのために

叶えたい夢はあるけどあきらめかけているあなたのために

なんのやる気も出ないとお嘆きのあなたのために

そして、私と同じ、すべての凡人以下の人のために




この本を読んで、凡人とそうでない人と違いのひとつに、ものごとの「継続」と実績の「積み重ね」ではないかとはたと気づきました。



「最悪の状況、最悪の人生を抜け出すための」、マイナスをプラスに変えるための方法をわかりやすくていねいにお裾分けしてくれています。





 <目次>

プロローグ ウサギにもカメにもなれない「弱者」が人生を変えるには?


第1章 不利な条件でも勝てるアイデアの使い方―固定観念はこうして捨てよう(「どう感じるか」で世の中の見え方は変わる、「満たされていない」からすべては始まる ほか)


第2章 この人生からこの発想が生まれた(不利な人生が勇気をくれた、コンプレックスや困難が自分を強くしてくれた ほか)


第3章 アイデアが導く、抜け道を突き進む方法―独自路線はこうしてつくる(ゴールは一つじゃない。だから比べなくていい、「能力がない、自分はダメだ」と思うのは、一つの枠組みでしかない。枠組みは、自分で自由に変えられる ほか)


第4章 逃げ道は塞いでおこう―継続力の磨き方(人はサボりたい欲求を持つ生き物。だから逃げ道は塞ぐ必要がある、仕事道具はアイデンティティ。アイデンティティは肌身離さず持っておこう ほか)


エピローグ 過去は変えられる。あなたにもできる



◎ヴァイオリン・ヴィオラ奏者、作曲家、講演家。千葉県出身。筑波大学附属盲学校高等部本科音楽科、同専攻科音楽科を卒業。


年間150本以上のライヴ演奏のほか、スタジオレコーディングや講演活動を行なっている。受賞多数。全日本演奏家協会準会員。


『見えなくなったら、希望が見えた―盲目の音楽家が教える!「逆転」のための授業28』が初の著書となる。






☆見えなくなったら、希望が見えた 盲目の音楽家が教える!「逆転」のための授業28 穴澤雄介 KADOKAWA (2014/06)☆










健康になるための情報を手に入れたら、ぼくは人に伝えたくなるのです。



これが本当なのかどうか、正しいのかどうかは、実体験してみないとわからないものだとは思います。



しかし、病気に悩んでいる人にとって、少しでもなにか役立つ内容があればと思って取り上げてみたい。



ゆっくりと走る「スローランニング」がカラダにとってもいい!




「スローランニング」とは、おしゃべりをしながら走ることができるようなスピードで、ランニングすることです。




例えば、頭痛に効いたり、ストレスに強くなったり睡眠障害を治すにもよい。



特に、朝にランニングをすること!朝ランがネガティブな気持ちを吹き飛ばす。



そのわけは、性ホルモンの分泌にあるという!


3P「性ホルモンは、自分自身で健康を維持するための最高の相棒であることがわかってきたのです。


これからランニングをはじめたい人、はじめたけど挫折しそうな人、もう一度スタートしたい人が、新しい医学知識を知りながら、健康な生涯ランナーになるのが本書の目的です。」



17P「性ホルモンがバランスよく分泌されると、いろんな病気が治ります。


私の専門の分野だけでなく、スローランニングは頭痛にも肥満にも、気持ちが落ち込んだときにも効果があります。

骨盤底筋を意識して走れば、骨盤の中の血行がよくなり、さらに性ホルモンの分泌が安定します。


私はたくさんの患者さんに、性ホルモンが分泌されるような運動をすすめています。」



 <目次>


はじめに

第1章 基本編 ドクター奥井がすすめるホルモンランニングとはなにか?

第2章 基本編 ホルモンランニングドクター奥井の8つのアイデア

第3章 症状別 頭痛に効く!スローランニングのすすめ

第4章 症状別 心臓病のあとでも体に優しい初級トレラン

第5章 症状別 睡眠障害・ストレスに朝ランのすすめ

第6章 症状別 更年期にスポーツを!トライアスロンをやってみよう

特別編 スローランニングでマラソン大会に出てみよう


◎よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長・医療法人ウローギネ・ネット理事長。


1965年愛知県生まれ。東京大学医学部大学院博士課程修了。医学博士。ハーバード大学臨床医師留学を経て手術技術を身につける。帝京大学非常勤講師、獨協大学越谷病院非常勤講師を歴任。女性泌尿器科(女性骨盤再建外科)の国内の第一人者の外科医のひとりで、手術件数は世界トップクラス。また、多くのマラソン大会、トレラン大会、オーシャンスイム大会、トライアスロン大会で、ドクターとして完走している。



「悲劇なんかじゃない これがわたしの人生」という帯に見惚れます。


この小説は「曽根崎心中」を知っていたほうがラストを理解しやすい!


350P

「観る?何をだ」


「『異聞・曽根崎心中』を、です」加賀は答えた。


「すべての答えは、あの芝居の中にあるように思うのです」



「加賀恭一郎」が登場するシリーズは、ぼくは初めて。


彼は、警察に入るまえに中学校で二年間だけ教師をしていたという変り種。


そして、全日本の学生チャンピオンになったぐらい剣道の腕前がすごく強い!


この加賀警部補は、人間味に溢れていて、先輩、後輩など誰からも慕われる人物。


例えば、嵐の中でも前に突き進んでいける強い心棒を持っている人。



この物語は、2重3重のひねりが加えられていたミステリー


一進一退を繰り返しながら展開される捜査と少しずつ明らかになっていく真相にとても惹き込まれました。


宮城、滋賀、東京など別々の場所で、時系列的にもバラバラで関係ないような事件がどんどん繋がっていくのは素敵です。


また、捜査によって浮かび上がる読者の思いをするりと裏切りながら、さらに謎が深まると思わせつつも、伏線を回収していく展開がまさに見事というしかない。


東野圭吾さんの作品に嵌っていくのがよくわかります(^^)v




1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞。1999年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞を受賞。


他の著書に『宿命』『白夜行』『時生』『手紙』『流星の絆』『プラチナデータ』『白銀ジャック』『真夏の方程式』『マスカレード・ホテル』『夢幻花』など多数。


加賀恭一郎が登場する作品に、『卒業』『眠りの森』『どちらかが彼女を殺した』『悪意』『私が彼を殺した』『嘘をもうひとつだけ』『赤い指』『新参者』『麒麟の翼』がある。




148-149P


それからしばらく船は真っ直ぐに進んだ。川から眺める景色は、松宮にとって新鮮なものだった。万世橋の駅舎跡には明治を感じさせる雰囲気があった。そして聖橋を越えた先からは緑溢れる渓谷が続き、周囲の高層ビルがなければ、ここが東京であることを忘れそうだった。


「東京をこんなふうに眺めたのは初めてだ。」


「一方向から見ているだけでは、本質はわからないっていうことだ。人にしても土地にしても」


加賀の言葉に、たしかに、と松宮は頷いた。








12P

「前にもいったことがあると思うけど、ホテルを訪れる人々は仮面を被っている。お客様という仮面をね。それを剥がそうとしてはいけない」


ちょっと考えただけでは、簡単にわからないミステリー。

途中で休止を入れたくないくらい、一気に最後まで読みたくなります。


なかなか面白い本だという基準のひとつに、「次を知りたくてワクワクしながら作品の中に惹きこまれる」というのも入れておきたい。


198P

ホテルにはいろいろな人間がやってくる。尚美は改めて思った。彼等は皆、仮面を被っている。だからホテルマンは、決してその仮面を外そうとしてはならない―。


ホテルには、仮面をかぶった人が実際にもたくさんやってくるのか?とホテルマンに訊きたくなります。


殺人捜査に当たる若手刑事“新田浩介”と女性フロントクラーク“山岸尚美”の二人が出会う前の物語だったからこそ、

ぼくは「マスカレード・ホテル⇒マスカレード・イブ」ではなく、「マスカレード・イブ⇒マスカレード・ホテル」という風にして、あえて読みたいな!


この本を読んだら、ぜひとも次に「マスカレード・ホテル」を読みたくなり、それにも増して、東野圭吾さんの本をもっと読みたくなりますね。



 <目次>

それぞれの仮面 62

ルーキー登場 63122

仮面と覆面 123184

マスカレード・イブ 185331



1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞と第6回本格ミステリ大賞を受賞




322P

「一度、顔を見ておきたかったな。その聡明な女性フロントクラークとやらの」


「美人ですよ。いつか会えるといいですね」


新田は口元を曲げ、遠くに目を向けた。東京の空が赤く染まり始めていた。事件が解決したばかりだというのに、何かが始まる前触れのような気がした。




この「N」って、具体的に誰のことを指しているのですか?



245P

「何かしてほしいことはないかと訊かれ、事件の真相を知りたい、と言いそうになってしまったけれど、やめた。

代わりに、何かおいしいものを作ってほしいと頼んだ。わたしにではない。

わたしの人生に愛をくれた人たち―Nのために。」


テレビドラマでの展開を知る前に、本を読めたことはラッキー。


見るまえに、全体を見渡せる心構えができるから。


見ながら、小説をを反芻することができるから。


見たあとに、登場人物にぼくの思いを巡らせることができるから。



この小説は、湊かなえさんらしい!



告白口調で話が進んでいきます。



それらの言葉が五感に直接訴えてくるから、ぼくの頭の中で色彩をつけながら情景を想像してみることができます。



まるでそこで登場人物といっしょに話を聞いているかのように。



湊さんの小説は、展開が速くて面白い。



頭をしっかり働かせていないと、置いて行かれますよ。



終いには、物語のつながりがわからなくなりますよね。



 <目次>

第1章

第2章

第3章

第4章

第5章



1973年広島県生まれ。武庫川女子大学卒。2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し、翌08年受賞作を第一章とした連作長編『告白』を刊行。09年、同作で第6回本屋大賞を受賞。ほかの著書に「少女」など




49P

自分が守ってあげたことを、相手は知らない。知らせたいと思わない。

なのに、残された時間がわずかと知ると、欲が出てしまう。

あれからもう、十年も経つというのに。

あの事件に関わった人たちが、誰のために、何をやったのか。どうしてそんなことができたのか。

真実をすべて知りたい。そして、知らせたい。






【怪談】とは、



不思議な話。あやしい話。特に、化け物、幽霊などの話―国語大辞典(小学館)


化け物・幽霊などの出てくる気味の悪い話。真相がさだかでなく、納得のいかない出来事。―大辞泉(小学館)


化け物や幽霊などに関する恐ろしい不思議な話。―大辞林(三省堂)


怖さや怪しさを感じさせる物語の総称。日本古来のものを限定して呼ぶ場合もある。―ウィキペディア


258P

「子供のころから、しばしば『死』を強く意識してきた。」

彼女の文章を読んできて感じてきた疑問が、こう理解すると丹田から納得することができます。


260P

「そこ(死)には常に、身悶えするような悲しみと虚しさがあった。気も狂わんばかりの深い喪失感。絶望。しかしそれもまた、いつか必ず、優しいぬくもりを帯びたものに変わっていった。そうさせてくれるのは、他ならぬ死者たちなのだ、ということをそのつど思い知らされた。」

「死」の近いところに彼女は常に身を置いていて、日頃からずっと考えていたんだなと思います。


261P

「本書には七つの短編を収録した。その中のいくつかに、私自身が、あるいは私の周辺の人間が、実際に体験したささやかなエピソードが織りこまれている。といっても、別にそれは、身の毛もよだつ恐怖体験、というわけではない。日常生活において、ふと感じた何か、異形のものの気配、といったことにすぎない。」


小池真理子さんは、文章表現が鋭い。

主人公などを使ってうまく説明している。

用例や言葉の意味をよく知っている。


例えば、「座敷」


読んでいると、その場所に行ってしまいます。

情景を目に浮かぶような、実際に目の前で見ているようで、その座敷にいるような感覚になります。


じつは怪奇な話というより幻想的なのかな。

「全身の産毛が、ぞわり、と立ち上がるような感覚を覚える」ように、背中が静かにぞっとしました。


「幸福の家」もよかったな。結論がびっくりして面白い!


暑い時期に読むべきなのかな!と一瞬思ったのだけれども、物凄くおどろおどろしい話ではないから、夏にこだわることはないと思います。


生者と死者の境界を淡くゆるやかに描いた幻想怪奇小説集。



 <目次>


岬へ 36

座敷 3770

幸福の家 71109

同居人 111147

カーディガン 149186

ぬばたまの 187221

還る 222-258

あとがきにかえて 259-261



1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、1996年『恋』で第114回直木賞、1998年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞、2012年『無花果の森』で第62回文化庁芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、2013年『沈黙のひと』で第47回吉川英治文学賞を受賞



56P 座敷


「真由美ったら」と私はできるだけ優しく、しかし、冗談めかして言った。「こういう旧い大きな家で、雨の夕暮れどきに、その手の話をするのは悪すぎない?私、怪談に弱いのよ。でもって、今夜、私はこのお屋敷に泊まるわけだ。勘弁してよ。冗談きついよ」






6P

「九十人の子供が住んでいる家がある。

『あしたの家』―天城市立三日月小学校から程近い場所に存在する児童養護施設だ。

様々な事情で親と一緒に住めない子供たちが、一つ屋根の下に暮らしている。……」




大人になってくると、例えば、世の中には日陰と日向の部分―陰と陽の場所があることがだんだんとわかってきます。



日の当たるところは、なにかと気がつきやすいもの。華やか、煌びやかなところがあるから。




しかしながら、日の当たらないところは……。

兎角、目を背けがちになるもの。




でも、分かっていたほうがいい。



どうして?と聞かれると、答えるのは簡単じゃないけれども。



経験していないから心から理解することはできないにしても、彼らの気持ちを少しでも知っていたほうがよいと思うのです。



気づかせてくれた、有川 浩さん。


この本を書いてくれてありがとう!




今まで読ませていただいた著書の趣きとは違う感想を抱きつつ、有川さんの懐の深さと温かさを感じています。





 <目次>


1 明日の子供たち

  八年前のこと。(カナ)


2 迷い道の季節

  九年前のこと。(杏里)


3 昨日を悔やむ

  十年前のこと。(猪俣)


4 帰れる場所

  去年のこと。(久志)


5 明日の大人たち




◎1972年高知県生まれ。2004年「塩の街」で第10回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。ほかの著書に「図書館戦争」シリーズ、「旅猫リポート」など


映像化された作品も多く、幅広い世代から支持を集めている。また俳優の阿部丈二と演劇ユニット“スカイロケット”を結成し、演劇の世界へも挑戦の幅を広げている





72P

「かわいそうな子供に優しくしたいって自己満足にわたしたちが付き合わなきゃいけないの!?わたしたちはここで普通に暮らしているだけなのに!わたしたちにとって、施設がどういう場所かもしらないくせに!」




104P

施設は家庭ではない。職員は家族ではない。猪俣は新人に繰り返しそう言った。

私たちは子供たちの育ちを支えるプロでなくてはならない。

その割り切った物言いは、ともすれば理想に燃えている新人の反感を買った。





402P

私は「かわいそうに」と言われることが一番嫌いです。私はかわいそうじゃありません。私は施設に入って初めて幸せになれました。施設にいても楽しく暮らせるし、施設にいるから分かることもあるんです。確かにいろいろと不便なこともあるけど、それは集団生活だからしかたないんです。そういうことを世間の人に知ってほしいです。











『ただ聞くこと。それが相手の心を開く鍵なのです』




阿川佐和子さんが、僕のそばにいてやさしく語りかけてくれるような錯覚を覚え、この本の中に引きずりこまれました。



「相手の言葉を受信する力(受信力)」-『叱られる力 聞く力2 阿川佐和子 文藝春秋 (2014/06)』も読みましたが、ぼくはこの本の方が好きです。



彼女の話術に引き込まれて、ついついしゃべりすぎる人がいることにはけっこううなづけます。



例えば、対談前にあがってしまったことや夜に眠れなくなったことなどのエピソードに笑ったり同情したりしてとても面白くて時間を忘れてのめりこんでしまいます。



テレビから見えている彼女の雰囲気とほぼ同じようなイメージで、明るくて活発な性格だと思います。しかしながら、人知らず悩んだり落ち込んだりするところには、とても人間味があります。



彼女は、初めから「聞く力」が身についていたわけではないのです。

いろいろな方との対談を通じて場数を踏んできて会得してきた技術なのです。



そのときそのときに、悩みよく考えてそれを乗り越えて成長してきた成果だとわかりました。




「質問は事前に1つは考えておく。」


「相手の話をちゃんと聞いたうえ、それを踏まえて相手に質問する。」


「適度な相槌が活発な会話を発展させる道具となる。」


など、活用ができる、役に立つ会話のヒケツがたくさん得ることができます。





 <目次>

まえがき

第1章 聞き上手とは

第2章 聞く醍醐味

第3章 話しやすい聞き方

あとがきにかえて




1953年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。檀ふみとの共著「ああ言えばこう食う」で講談社エッセイ賞、「ウメ子」で坪田譲治文学賞、「婚約のあとで」で島清恋愛文学賞受賞





「相手の発言にきちんと誠意を示すことができているか。誠意がしっかりり相手に伝われば、その一言がなんであろうとも、どんな言葉を使おうと、あまり関係ないのかもしれないと、最近、思えるようになりました。」









池井戸さんには、例えば、うるうるとココロが感動したり、気持ちを奮い立たせられたり、勇気をもらったりすることができる言葉がたくさんあります。





池井戸さんものを読んでいると、次の展開を知りたくて、途中で読むのがやめられなくなります。




今回もそうだった!





それぞれの登場人物の顔の表情を思い浮かべながら、人物の相関図を確認しながら、休憩する時間がもったいないくらいぶっ通しで一気に最後までに読んでしまいました。





1、2作目の俺たちバブル、花のバブル、3作目のロスジェネと同様に、それ以上に、楽しく面白い展開が隠されています。







これが、著者さんの醍醐味なのかなと思う。



著者が自分に代わって、自分が言いたいことを語らせられること、そして、自分がしたいことを主人公にさせられること!




ドラマ“半沢直樹”の続編を早く見たいと思っているのは僕だけじゃないはず!




この半沢直樹シリーズで、これでもかこれでもかと押さえつけられたのち、一発逆転劇を想像しながら気持ちをスカッとしたい!




半沢が倍返しを積み重ねたのち、彼が銀行のトップの頭取になる日をぼくは夢見てます。




この本の面白かった余韻と読み終わった脱力感に浸っています。





 <目次>

序章 ラストチャンス

第1章 霞が関の刺客

第2章 女帝の流儀

第3章 金融庁の嫌われ者

第4章 策士たちの誤算

第5章 検査部と不可解な融資

第6章 隠蔽ゲーム

第7章 信用の砦



1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。2010年「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞、11年「下町ロケット」で直木賞を受賞。ほかの著書に「ロスジェネの逆襲」など



12P

内藤は、普段は仮面の下に隠している本性を覗かせた。

「頭取は、この難局を君に託された。諸々の事情はあるが、それをいったらキリがない。肝心なことはただひとつ。ここを確実に乗り切れるのは半沢、君しかいないということだ。」




300P

「銀行に於いて、情報の優劣が物事の勝敗を決する場面は少なくない。」





303P

半沢は、静かに怒りを噛みしめた。

「たとえ相手が政治家だろうと、関係ない。この際、きっちり片を付けてやる。―やられたら、倍返しだ」



読んで元気になる女性たちの生き方。


江戸後期から平成までの三十五人の女性の生き方を知りました。





例えば、日本人初のオリンピックメダリストの人見絹江さん、坂本龍馬の妻の楢崎お龍さん、大奥最後の主の皇女和宮さん、詩人の与謝野晶子さん、漫画サザエさん作者の長谷川町子さんなどは聞いたことがあります。

そのほかにも、よく知らないが各時代を作ってきた女性がたくさんおられるんです。





3P「この本では35人の女性たちを紹介する。彼女たちの人生を通してみると、美人が幸福になるとは限らないことがわかる。令嬢育ちが幸せな生涯を、まっとうするわけでもない。人がうらやむ条件は、必ずしも幸せには直結しないのだ。」







「自分で本気で人生転換を試みれば、人生だって変えられるのだ」


『こもりのおばちゃま』と呼ばれた映画評論家の小森和子さんの言葉です。


彼女が言われたからこそ、この言葉の意味を納得することができますね。







308P「人は誰も人との関わりの中で、苦しんだり喜んだりしながら生きていく。だからこそ彼女たちのように、大勢の人のために尽くした道は、おそらくは、もっとも生きがいのある生涯といえるだろう。」





ぼくは、時代を彩り、力強く生きた「女のいきざま」をここで見ました。







 <目次>


はじめに-美人は得か-

第1章 チャレンジした女たち

第2章 愛に生きた女たち

第3章 運命を受け入れた女たち

第4章 家族を支えた女たち

第5章 人のために生きた女たち

第6章 日本ゆかりの女たち

むすびに-十年寝太郎のすすめ-

主な参考資料



☆昭和29年生まれ、静岡県出身。東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社入社。7年間の在米生活やライターなどを経て、平成15年『桑港にて』で歴史文学賞、平成21年『群青日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞を受賞。歴史小説、エッセイなど著書多数