朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -176ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




アドバイスをほしいとき。悩んでいるとき。もやもやしているとき……等々。



三浦朱門さんの本は、ときどき読みたくなります。




人生の先輩の言葉の意味は重いな。




答えやヒントがあるから有難いのです。





 <目次>

はじめに 日本人は世間の中で生きている

第一章 日本人としての自覚は偶然生まれた?

第二章 アメリカの世間は本当に狭かった

第三章 世間と社会はこんなに違う

第四章 日本の会社の中には世間がある

第五章 日本の世間は東アジアでは異色だ

第六章 日本の世間の文化的実力は高かった

第七章 実力主義の時代にも根強い世間力

第八章 世間の風は冷たいか

第九章 「世間の常識」は非合理?

第十章 世間は致命的な弱さを併せ持つ

第十一章明治維新とともに社会意識が広がった

第十二章世間は日本を支える稀有な人間関係




◎1926年東京生まれ。東京大学文学部言語学科卒。作家。日本文藝家協会監事、中部大学理事。「箱庭」で新潮文学賞、「武蔵野インディアン」で芸術選奨文部大臣賞受賞






10P

人間の集まりを示す言葉の中には、西欧の近代社会が規定した、現実の事物から導き出した具象的に説明できる理論を根拠にした「社会」なるものと、日本の「世間」のような、人が生活してゆくうえで自然発生的に生まれた対人関係を意識することの二種類があるように思えます。私はこの問題について考えたいと思います。






128P

ヨーロッパ以外の土地で、日本だけが近代化に成功した理由をあげるとすれば、日本の庶民の識字率が高かったこと、そして文字を通して西欧を学び、近代化を実現しえたのも条件の一つ、と私は考えています。(中略)

つまり、日本では文字や言葉においても、エリートの教養や文章語が世間の言葉や文化に圧倒された、というより、世間の教養が近代化を可能にする豊かさを持っていたと言えるのです。日本の世間の文化的実力の高さは評価されてしかるべき、と思います。





253P

私がこの本で書いてきたことは、ひと言でいえば、「日本、そして日本人とは?」ということなのかもしれません。つまり、日本人は世間を通じて一体となっているのです。



「姫川玲子」や「歌舞伎町」シリーズの作風とは、また違った誉田哲也さんの別の一面を垣間見ることができて幸せです




ブラックからパロディまでバラエティに富んでいる短編集。




誉田さんの幅広い知識や懐の深さを感じますね。




 <目次>

帰省 54

贖罪の地 5582

天使のレシート 83118

あなたの本 119159

見守ることしかできなくて 161188

最後の街 189218

交番勤務の宇宙人 219252





◎1969年東京生まれ。「アクセス」でホラーサスペンス大賞特別賞受賞。著書に「ストロベリーナイト」「武士道シックスティーン」など。





24P

「ねえ、だったら愛ってなんなの」

今度はタバコを吸ったときみたいに、細く長く、息を吐き出す。吐き終わるまで、私はその魚肉ソーセージみたいな唇を睨みつけていた

「…愛ってのはね、相手のためを思って、とことん行動する覚悟のことだよ。自分の身可愛さにする芝居とは、わけが違うの」

何それ。全然分かんない。





ラジオ体操は、究極の運動だ!



日本人ならば、この音楽を聞くと条件反射で動けるほど、ほとんどの人が知っている運動ってすごいです。



 


ラジオ体操を継続することでひどい肩こりがなくなりました。



ラジオ体操は健康増進のために考えられたものなのです。



何となくやっていた動きもしっかりやることによって、脂肪燃焼、肩こり・腰痛の予防改善など沢山の効果があります。




 


テレビのラジオ体操では、体操の順番を変えたり、説明を丁寧にしながら試行錯誤して番組を作っているのがよくわかります。



また、曜日によって同じ内容を繰り返さずに、視聴者に飽きがこないような工夫も見られます。




 


この本でラジオ体操の第一の正しい動きがわかりますよ。


文章と写真だけで十分に理解できます。


DVDもついています。




 


正しく真面目に体操すると、けっこう息が上がりますよ。



自己流でただ漫然と体を動かしているだけじゃなく、体の部位や筋肉を意識して動かすともっと運動効果が違いますね。






 <目次>

はじめに 


第1章 大人のラジオ体操とは―なぜ今「ラジオ体操」なのか(ラジオ体操は計算し尽くされた“究極の運動”だった!、大人の女性にこそ、オススメしたい理由とは? ほか)


第2章 大人のラジオ体操をマスターしよう(ラジオ体操第一の流れを確認しよう、大人のラジオ体操Q&A ほか)


第3章 スポーツ医学から見るラジオ体操の効果(ラジオ体操だけで、全身の筋肉をまんべんなく動かせる、カロリー消費量が高く、コンディショニングにも最適 ほか)


第4章 ラジオ体操にプラスして行いたいバレエ&ヨガのミニレッスン(毎日のラジオ体操にバレエやヨガを加えて美ボディ効果UP!、バレエ・ミニレッスン ほか)


おわりに



8P

「ラジオ体操は計算し尽くされた究極の運動だった」


1 3分十数秒という短時間で全身運動ができること

2 有酸素運動と無酸素運動が同時にできること

3 時間当たりのカロリー消費量が多いこと

4 運動の基本的な動きがすべて組み込まれていること

5 すべての動きが、ケガをしない安全な動きで作られていること

6 性別・年齢を問わず、幅広く実施可能であること





 

 

10P

「大人の女性にこそ、おススメしたい理由とは?」


健康面として、大きく肩甲骨や体幹を動かす運動により肩こり・腰痛が改善します。そして心地よいリズム体操を行うことでセロトニンの分泌が促されることが期待できますので、眠りの質が上がり、同時に目覚めがよくなり、精神面でもイライラしなくなる、という効果があります。

また有酸素運動を行うことで代謝がよくなり脂肪が燃えるほか、美脚・小尻になる、二の腕が引き締まる、バストアップする、姿勢がよくなるなどたくさんの効果が期待できます。





 


57P

ラジオ体操の効果をきちんとあげるためにすべきこと


1 体のどの部分を使っているのかを意識しながら行うこと

2 できるだけ継続して行うこと




「あらゆる良書を読むことは、過去の最良の人物たちと会話することだ―ルネ・デカルト」


219P「本が役に立つかどうかは、本の内容よりも、それを読む人間の能力に左右されるのです。」



悩んでいる人におすすめの108冊の中には、ぼくが以前に読んだ本がいくつもあります。




「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学を現役合格した話―坪田信貴(KADOKAWA)」


「博士の愛した数式―小川洋子(新潮社)」


「キッパリ!たった5分で自分を変える方法―上大岡トメ(幻冬舎)」


「2022-これから10年、活躍できる人の条件―神田昌典(PHP研究所)」


「私がくまモンの上司です。ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神―蒲島郁夫(祥伝社)」


「断る力―勝間和代(文春新書)」等々……。



これらの本の中に、自分が望む直接的な答えが、ピッタリ!ズバリ!そのトオリ!書かれていないかもしれない。



けれども、藁をも掴むような悩みを抱いている人には、参考かヒントになるものです。



本を読んでいるときにふとひらめいたり、読んだあとにぴかっと光って答えがつながったりするものだから。




本は、人がどんなことに悩み、どんな風に対処してきたかの記録。仕事、人生、人間関係、恋愛、その他の数々の悩みとその対処法が本には書いてあります。




7P「本書との出逢いをきっかけに、あなたのとって生涯の師や友となるような本と出逢い、本好きや書店好きがひとりでも増えれば、筆者として、それに勝る喜びはありません。」




 <目次>


あなたの悩みは何ですか?


自分がイヤになるとき


自分に自信がないとき


自分だけが報われないと思うとき


苦手意識を持ってしまうとき


劣等感にさいなまれるとき


人から好かれたいと思ったとき


どうしても納得できないとき


落ち込んでどうにもならないとき


仕事に行き詰まったとき


どうしたらいいのかわからないとき ほか


おわりに





◎作家。コピーライター。


大阪大学人間科学部卒業後、大手広告代理店を経て独立。


「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の第一人者として知られている。


2012年『本屋さんで本当にあった心温まる物語』(あさ出版)を上梓。


同時期に「日本全国モテる書店化プロジェクト」を立ち上げ、書店の可能性を探るワークショップを各地で開催した。


現在でも、書店がより魅力的になっていく方法をメディアや講演を通じて発信し続けている。





 

生きていると心がざわめくことや、落ち着かないときってありますよね。

 


 

 

 

 

こころを安らげたい。

 

 

 

何かにすがりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時の心境や立場によって、響く箇所が違います。

 

 

 

人生の途中で悩んだり疲れたりしたときなど、この本を読めば解決できそうなヒントが得られると思いますよ。

 

 

 

 

 

 <目次>

 

はじめに

 

第1章 悩みや不安を遠ざける心の習慣(過去を断ち切り、「今」を生ききる、将来への不安や心配事は、放っておけばいい ほか)

 

第2章 心のやすらぎに出合う毎日の習慣(早起きがいい一日をつくる、朝の時間をていねいに過ごす ほか)

 

第3章 おおらかな心をつくるヒント(怒りを抑えるには「考えない」、スケジュールにこだわりすぎない ほか)

 

第4章 人付き合いが楽になる禅の知恵(「いい人」を演じるのをやめる、出会った縁に感謝する ほか)

 

第5章 疲れた心が軽くなる禅的生活(不要な持ち物を手放して心を軽やかに、大切にしたい「喜捨の心」 ほか)

 

おわりに

 


 


 

◎1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。著書に「怒らない禅の作法」「心配事の9割は起こらない」な

 

 

 

 

 

 

 

 

82P

「身なりが変わると、心も変わる」

心を整えたいと思ったら、まず「形」を整えてみる。

服装が乱れると、生活全体が乱れることになります。気持ちを引き締めるために、普段から清潔感のある装いを心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

116P

「私たち人間は、常に悩みを抱えて生きています。

人はなぜ悩むのか―その大きな原因の一つは、他人と自分とを比較することにあります。」

 

 

 

 

 

 

 

120P

「あるがままを受け入れる」

どうにもならないことにとらわれず、今の自分ができることに心を向ける。自分の力が及ばないことについては、受け入れるしかありません。今ある状況に抗うのではなく、その流れに身を任せて進んでいけばいいのです。

 

 

 

 

 

 

182P

「心が疲れたら、自然の中に身を置く」

時には情報を遮断し、何も考えない時間をもつ。

自然の中に身を置き、頭に浮かぶさまざまな考え方を手放す時間をもちましょう。忙しく働き続ける心にも、休息が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

188P

「手を合わせることで自分を見つめ直す」

手を合わせることは、自分と相手の心を一つに合わせること。

手を合わせる時間とは、ご先祖に感謝し、自分自身を見つめる時間です。「毎朝手を合わせる」という美しい習慣を取り戻しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




恐怖は人を骨抜きにし、人はその恐怖心によって拘束されます。




じわじわと追い詰めるような物語はどれも不気味です。




人間社会のなかに抑圧状態が出現して、いろいろなタイプの奴隷を描いています。




怖さで背筋がゾッとするような、リアリティあふれる作品集です。



 <目次>

25

2746

神様男 4768

REAL 6989

ただセックスがしたいだけ 91112

告白 113133

山羊の目は空を青く映すか 135155




◎1951年金沢市生まれ。「柔らかな頰」で直木賞、「女神記」で紫式部文学賞、「ナニカアル」で島清恋愛文学賞、読売文学賞を受賞。







アンブラッセ―フランス語で「抱擁する」という意味。



不思議な話のオムニバス。




独特の世界観がなんとも言えない。



 <目次>

家族の風景 36

めぐりあいて 3766

第三の道 6796

文学散歩人 97126

ローマへ行こう 127156

くちなしの夢 157174

鈍色の記憶 175204

夢は噓つき 205227

赤い月の夜に 229251

夢売り 253281




◎1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。03年紫綬褒章受章






38-39P


―私の部屋―


意識をはっきりとさせてくれた。快さはまだうっすらと体の芯に残っている。しかし、これは心の喜び、断じて肉体の喜びではない。肉体の喜びなんて、けがらわしい。ひたひたと押し寄せてくるような魂の充実感……。


―でも、百パーセントの満足じゃないわ―


言ってみれば、満月ではない。朧月夜の心地よさ。けっして凡庸ではない。魂の深い部分の静かな快哉……。言葉では表せない。ただ、


―相沢さんだったわ―





原田さんの本を読んだ人には、意味を分かっていただけるものだろう。



当たり前の生活のなかで、大切な人を想いだしながら穏やかな気持ちになれるって幸せなことだって。



ぼくはとくに「無用の人」がよかったな。


この父は、けっして「無能の人」ではないよ。



西洋人に日本の美の真理を教えるための美学書であり哲学書、岡倉天心「茶の本」の文庫本。



これをただ繰り返し繰り返し読んでいる父の後ろ姿に、ぼくはただ共感していました。



「おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。」



そのとおり!




 <目次>

最後の伝言 37

月夜のアボカド 3970

無用の人 7194

緑陰のマナ 95124

波打ち際のふたり 125153

皿の上の孤独 155184




◎1962年、東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。


伊藤忠商事、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務後、02年にフリーのキュレーターとして独立。


03年にカルチャーライターとして執筆活動を開始し、05年に『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を受賞





66-67P

たった四年間の結婚生活だったけれど、あの四年間のために、彼も、私も、この人生を授かったような気がするの。


長い長い話を聞くうちに、いつしか涙が止まらなくなってしまった私の肩を抱き寄せて、エスターが言った。


ねえ、マナミ。人生って、悪いもんじゃないわよ。

神様は、ちゃんと、ひとりにひとりずつ、幸福を割り当ててくださっている。


誰かにとっては、それはお金かもしれない。別の誰かにとっては、仕事で成功することかもしれない。


でもね、いちばんの幸福は、家族でも、友だちでも、自分が好きな人と一緒に過ごす、ってことじゃないかしら。


大好きな人と、食卓で向かい合って、おいしい食事をともにする。

笑ってしまうほど、単純で、かけがえのない、ささやかなこと。それこそが、ほんとうは、何にも勝る幸福なんだって思わない?



香山リカさんは、ゆるく生きる術を知っておられる方です。



彼女から「あんまりがんばりずぎなくてもいいんだよ」と言われているように感じています。



気忙しい人とは違った別の視点で世の中を見てもいいんじゃないかな。



精神科医として、一人の人間として、冷静にかつ客観的にこの世の中を見ておられますよね。





ある意味、悟りの境地におられる香山さんとゆるく軽くおしゃべりすると楽しいなと思いますよ。





 <目次>

はじめに 揺れ動く「50代のホンネ」

1章 50代の幸福観―幸せはそばにある

2章 老後の準備はほどほどに―終活について考えれば考えるほど、「なるようにしかならない」

3章 死について思う―死に方でその人の人生が評価されるわけじゃない

4章 お金とつかず離れずで生きていく―お金との適切な距離

5章 人間関係の心地よい距離―家族・友人・パートナーとの距離

6章 毎日を上機嫌に―日々を楽しく!生きてる「今」が楽しくなければ…





28―29P

「本当に必要な学び」


私は、「人生の“ひきだし”を増やすこと」だと思います。

その「学び」は何歳からだって可能です。増やした“ひきだし”から固有名詞や人の名前がポロポロとこぼれ落ちても、全然かまいません。また入れ直せばよいのです。


映画、音楽、絵画、スポーツ、読書、俳句に衛芸などなど。

何歳になっても、新しく出会ったすべてが、私たちが人生という長い航海を続ける時の“命のひきだし”となって、それを支えてくれることでしょう。


「もう遅い」「忘れるいっぽう」なんて嘆きやグチは置き去りにして、新たな「学び」の旅に出かけましょう。


 



学びは、何歳になってからでも遅くない!と僕も強くそう思いますよ。





 



 





 



タイトルのネーミングが素晴らしい!



スタバでなぜグランデなのか?



目を引くし好奇心がくすぐられるし、手に取って内容を見たくたくなります。




「取引コスト」と「差別化」




わたしたちの身の回りの疑問に対して消費者の視点と、また企業の視点で答えてくれる経済書。



分析結果を著書がわかりやすく説明してくれています。



商品の値段は、取引コスト(モノの輸送費等)や企業の販売戦略などによって決まるという論理が勉強になりました。





 <目次>

第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?―裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする


第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?―規模の経済性が家電製品の価格を下げる


第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?―企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする


第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?―携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する


第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?―取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす


第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?―ときには、追加コストが価格を決める


第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?―所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である


第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?―安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる


最終章 身近な話題のケース・スタディ―付加価値に分解して考える




◎1963年三重県生まれ。名古屋市立大学大学院経済学研究科満期退学。経済学者(エコノミスト)。著書に「金融工学の悪魔」「ニュースと円相場から学ぶ使える経済学入門」など。




184P


したがって、モノやサービスや人や情報について、探す、知らせる、分ける、結びつける、運ぶなどをおこなうことで、何らかの取引コストを節約するような仕事が、じつは大きな価値を持っています。これらの仕事は、特別な技能がなくてもできますが、ただ、つぎのような能力(資質)が求められます。


自分に何ができるか(できないか)をきちんと自覚していて、自分にできることを確実に行うことができる(一定以上の責任感がある)


相手がどういったことを望んでいそうか想像できる(いろいろな状況を想定できる)


論理的に、あるいは熱意・誠意をもって、説明する能力が一定程度ある



自分がミスをすることを前提に、重要な点は他人に確認を依頼することをいとわない